[掲示板: 〈過去ログ〉過去ログ2(英語教育についての論争) -- 最新メッセージID: 983 // 時刻: 2024/12/25(16:00)]
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お名前: T.K
投稿日: 2002/7/7(15:18)
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はじめまして。「お気楽ペーパーバックの楽しみ」から来たT.Kと申します。
私も伝統的な日本の学校英語を経て駿台予備校で伊藤、奥井先生に教わった
ものです。あの頃の英語教育は大人向けの評論、エッセイや小説からわざわざ難解な
部分を抜き出しそれを解読してみせることで「どんな文章でも辞書を引きさえ
すれば読める」ことを目指したんでしょうね。
実際に「聞いたり話したり書いたり読んだり」という英語力ではなく教養としてネイテイブ向けの難文も「正確に読みほぐしていける」という力を目指したのでしょう。
それは当時の多くの大学教授たちが旧制高校的読書に対するノスタルジアがあって
やたら難しい入試問題を出したせいかもしれません。
後年社会に出てそんな暗号解読英語では速読もできないしそもそもコミュニケーションのためにははなはだ害毒を及ぼすと気づきました。
本来英文を読むためには語順通りに意味を取っていけばいいはずです。それを
日本語の構造に乗せるためにあっちを動かしこっちをひっくり返しとなるのは
語学の習得の観点からは「わざわざ英語を読めなくしている」のです。
簡単な単文から入り徐々にレベルあげ次第に複雑な文章を語順通りに読める
ようになるのが語学教育としてあるべき道筋と思います。
易しいペーパーバックから多読を始め、戻り読みせず、辞書引かず、速読する。
その結果論文、文学、新聞を日本語を読むスピードに近く読めるようになりました。
同時にリスニング力も格段につきました。なぜならこの英文理解の仕方は
リスニングと同じように語順通りに意味を取っていくからです。
倒置、強調、比較の特殊な形などを一度は通っておくのもいいですが
こんなことばかりやる予備校の英語はやはり異常でしょう。
(当時は気づかなかった)
特殊の前に一般の英文を沢山読ませる方が日本人の英語力にとって遥かに有益でしょう。
お気楽内の投稿のページ1997年11月に私のペーパーバック読書法および日本の英語教育の問題点について投稿しています。よろしければご覧ください。
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お名前: 浜谷 http://www1.odn.ne.jp/~cet09590/
投稿日: 2002/6/28(22:16)
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〉後年社会に出てそんな暗号解読英語では速読もできないしそもそもコミュニケーションのためにははなはだ害毒を及ぼすと気づきました。
〉本来英文を読むためには語順通りに意味を取っていけばいいはずです。それを
〉日本語の構造に乗せるためにあっちを動かしこっちをひっくり返しとなるのは
〉語学の習得の観点からは「わざわざ英語を読めなくしている」のです。
〉簡単な単文から入り徐々にレベルあげ次第に複雑な文章を語順通りに読める
〉ようになるのが語学教育としてあるべき道筋と思います。
〉易しいペーパーバックから多読を始め、戻り読みせず、辞書引かず、速読する。
SSS式の着眼点と同じだと思います。
〉倒置、強調、比較の特殊な形などを一度は通っておくのもいいですが
〉こんなことばかりやる予備校の英語はやはり異常でしょう。
〉(当時は気づかなかった)
〉特殊の前に一般の英文を沢山読ませる方が日本人の英語力にとって遥かに有益でしょう。
全くその通りだと思います。
〉お気楽内の投稿のページ1997年11月に私のペーパーバック読書法および日本の英語教育の問題点について投稿しています。よろしければご覧ください。
〉http://www2m.biglobe.ne.jp/~okiraku-/hmpage70-13.htm
読んでみました。素晴らしい記事だと思います。 今SSS式でやっておられる方も是非一読されればいいと思います。 「お気楽ペーパーバック」というサイトの中の1投稿記事ですが、ペーパーバック多読による英語学習法のエッセンスが詰っていると思いました。
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お名前: 浜谷 http://www1.odn.ne.jp/~cet09590/
投稿日: 2002/7/6(23:58)
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〉〉本来英文を読むためには語順通りに意味を取っていけばいいはずです。それを
〉〉日本語の構造に乗せるためにあっちを動かしこっちをひっくり返しとなるのは
〉〉語学の習得の観点からは「わざわざ英語を読めなくしている」のです。
〉〉簡単な単文から入り徐々にレベルあげ次第に複雑な文章を語順通りに読める
〉〉ようになるのが語学教育としてあるべき道筋と思います。
〉〉易しいペーパーバックから多読を始め、戻り読みせず、辞書引かず、速読する。
〉SSS式の着眼点と同じだと思います。
SSS式学習会のみなさんのご感想をお聞きしたいと思います。 因みに私は同じく多読中心の学習(3年間)でガイド試験に合格しました。SSS式は優秀な英語学習法だと思っています。学校英語、受験英語で毒された人が通るべき必須の学習法だと信じています。
〉〉倒置、強調、比較の特殊な形などを一度は通っておくのもいいですが
〉〉こんなことばかりやる予備校の英語はやはり異常でしょう。
〉〉(当時は気づかなかった)
〉〉特殊の前に一般の英文を沢山読ませる方が日本人の英語力にとって遥かに有益でしょう。
〉全くその通りだと思います。
SSS式学習法の真髄だと思われます。 この投稿がなされてからかなりの日数が経っていますが、SSS式学習法の関係者の方からのコメントがないのを寂しく思っています。
〉〉お気楽内の投稿のページ1997年11月に私のペーパーバック読書法および日本の英語教育の問題点について投稿しています。よろしければご覧ください。
〉〉http://www2m.biglobe.ne.jp/~okiraku-/hmpage70-13.htm
〉読んでみました。素晴らしい記事だと思います。 今SSS式でやっておられる方も是非一読されればいいと思います。 「お気楽ペーパーバック」というサイトの中の1投稿記事ですが、ペーパーバック多読による英語学習法のエッセンスが詰っていると思いました。
SSS式学習会の方、このサイトの読後観を是非お聞かせ頂きたいと存じます。SSS式学習法の更なる発展を切に願っています。
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お名前: SSS英語学習法研究会 古川昭夫 http://seg.co.jp/sss/
投稿日: 2002/7/7(15:32)
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<URL:http://www2m.biglobe.ne.jp/~okiraku-/hmpage70-13.htm>
よまさせていだきました。
基本的に同じ考えだと思います。
1 今の英語教育では、英語利用者・学習者の声が全く
反映されていません。
私は、「日本英語学習者協会」のようなものを
作って、「英語教師」に対して提言する必要があるのでは
ないかと思っています。
2 文法知識を一度習う必要性は否定しませんが、
初期にやる必要性は全くありません。
実際、私達の中学1年生で、帰国子女でも
両親がバイリンガルでも何でもない生徒で、
全く文法を習わずに普通にペーパーバックを
読めるようになった生徒がいます。
文法は、PBが読めるようになってから
やるので十分だと思います。
3 語彙の暗記は結局無駄だと思います。
しょっちゅうみない単語はすぐ忘れてしまいますから。
語彙力増強は 暗記より 多読以外にないでしょう。
4 循環器学会の話、面白かったです。
5 奥井さんの授業、私も受けたことがあり、当時は
面白いと思っていたのですが、しかし、今考えてみれば、
あれは英語の授業ではなかったですね。
文学至上主義が今でもはびこっているのは残念です。
6 漱石の「現代読書法」の話、初めて知りました。
「わかりやすい普通の文章」をたくさん読み
自分でもかけるようになってから
「特殊な文章」を読むのが正常な姿でしょう。
私の周りの数学研究者や医者もだいたいみんな同じ考えです。
「構文解析しないと、こんな難句がよめないでしょ」
というのは英語の教師だけです。
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お名前: SSS英語学習法研究会 河手真理子
投稿日: 2002/7/7(17:19)
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T.Kさん、こんにちは。
SSS学習法研究会の河手真理子です。
わたしは麻酔科の医師です。
循環器学会の話は状況が目に見えるようです。
国際学会の討論は、日本人の医師のだれもが、学生時代あんなに勉強したのに「どうして使えないんだ」と
悲しくなる場所ですよね。
わたしは発表はもっぱらポスターに逃げています。
「お気楽ペーパーバックの楽しみ」のT.Kさんの話楽しく読ませていただきました。
わたしもまったくT.Kさんとおなじ経過でペーパーバックをよめるところまできました。
40才もすぎるころに、たくさん読めば使えるようになるとようやくわかったのでは、無駄が多すぎます。
なんとか日本の英語教育に変化をおこせないかと思い、こういう活動に加わっています。
SSS 代表の酒井邦秀は英語の教師ですが、英語教育界では異端児扱いです。
そして、酒井邦秀を応援しているSSSのメンバーは英語教師ではありません。
学校英語では社会で役に立たないとみな身をもって経験した者ばかりです。
多読は必要と言う英語教師の方はいらっしゃいますが、学校英語全体としてみると未だ精読至上主義と言ってもよいでしょう。
当然、この学習法は英語の先生方からは非難の対象になることが多く、議論にならないような投稿が多く
寄せられていたので、最近は内容をチェックしていませんでした。
それで、こんなに良い意見をいただいていたのに読むのが遅くなっていました。
外部の方からこういう同じような経験やご意見をいただくと励まされます。
ありがとうございました。