[掲示板: 〈過去ログ〉SSS雑談の掲示板 -- 最新メッセージID: 3556 // 時刻: 2024/12/25(15:38)]
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お名前: 柊
投稿日: 2013/7/23(16:06)
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みなさま、こんにちは、柊です。
今朝新聞を読んでいたら、投稿欄に、国語の先生がとても丁寧に教えてくれたという思い出話が載っていました。35年ほど前のことみたいです。それ自体はいいのですが、その先生が「日本語は先進国の言葉の中で一番難しいこと」を教えてくれたというのです。だとしたら、日本人はもっと外国語が得意になっても良さそうなものですが。
私自身、今までにも迷信は色々聞いたことがあって、「18時という言い方は軍隊のもので日本特有だ」(正解は、少なくとも、フランス語とスペイン語では子どものマンガにも使う)などがありました。今回もそういったものかなと思ったのですが、気になったので皆さんの意見を聞かせてください。
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お名前: ミッシェル
投稿日: 2013/7/23(23:24)
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柊さん、こんばんは。ミッシェルです。喰いつきます!
絶対に、日本語は、超難しい言語のひとつだと思います。(1番かはわからない。全部を知らないので)
たとえば、よく言われることですが、「私」を表す単語が多い。
英語ならI、ドイツ語ならIch、フランス語ならje、ですが、日本語だと…。
・わたし(私)
・わたくし(私)
・僕
・自分
・俺
・我
・あたし
・うち など…
これに類することが、各種の単語であります。
漢字・カタカナ・ひらがなと3種のアルファベット(?)があるのも珍しいし。
韓国は漢字をほぼ放棄しましたよね。
中国語の漢字は10年くらい前?に簡体になりましたし。
日本語だけが難しい言語文化をまだ保持していて、その代わりに繊細なニュアンスを維持しているのだと思います(えーっと、若い方がどうかはわかりませんが…)
日本人は意識していないけれど、実は発音もかなり多種の変化をしているようです(「ん」とか「む」とか)。
ましてや助詞、て、に、を、は、が、なんて言ってると、ドイツ語の活用に文句言っていられない!
ましてやましてや、敬語のバリエーションなんて、なんなんだこれは〜!ですよね。
〉だとしたら、日本人はもっと外国語が得意になっても良さそうなものですが。
言語も携帯と同様に、ガラパゴス進化を遂げたので、あまりにルールが違いすぎて外国語に溶け込みにくいのだと思います。
ちなみにミッシェルは、ドイツ語って、日本語にとても近いと思うのですが、あまり共感していただける方に出会いません(笑)。
英語の習得は国際的に重要なのかもしれませんが、ミッシェルは、日本語をもっと大事にすべきだし、自慢すべき文化だと思っています。
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"ミッシェル"さんは[url:kb:3485]で書きました:
〉柊さん、こんばんは。ミッシェルです。喰いつきます!
ミッシェルさん、こんにちは。がんがん食いついてください(?)
〉絶対に、日本語は、超難しい言語のひとつだと思います。(1番かはわからない。全部を知らないので)
〉たとえば、よく言われることですが、「私」を表す単語が多い。
〉英語ならI、ドイツ語ならIch、フランス語ならje、ですが、日本語だと…。
〉・わたし(私)
〉・わたくし(私)
〉・僕
〉・自分
〉・俺
〉・我
〉・あたし
〉・うち など…
私も気がつくと、私とか俺とか、気分によって使い分けていますね。私の父なんかは、私かわしの二択という、結構変な使い分けですが。
〉これに類することが、各種の単語であります。
君とかあなたとかですね。
〉漢字・カタカナ・ひらがなと3種のアルファベット(?)があるのも珍しいし。
カタカナとひらがなは表音文字だから、アルファベットに近くて、漢字は表意文字だから、何に近いんだろう?
〉韓国は漢字をほぼ放棄しましたよね。
そうみたいですね。私のような韓国語学習者にとっては辛いです。
〉中国語の漢字は10年くらい前?に簡体になりましたし。
香港と台湾は繁体のままですね。北海道は高速のトイレによく、簡体字と繁体字が並んで、トイレの使い方が書いてあります。旅行者が多いからですね。
〉日本語だけが難しい言語文化をまだ保持していて、その代わりに繊細なニュアンスを維持しているのだと思います(えーっと、若い方がどうかはわかりませんが…)
若い方の方は、また別の感じに難しいみたいですよ。
〉日本人は意識していないけれど、実は発音もかなり多種の変化をしているようです(「ん」とか「む」とか)。
〉ましてや助詞、て、に、を、は、が、なんて言ってると、ドイツ語の活用に文句言っていられない!
〉ましてやましてや、敬語のバリエーションなんて、なんなんだこれは〜!ですよね。
韓国語が母語で日本語が堪能な方(歌手のRyuさんとか)の敬語は、日本人もビックリですよね。と言うことは、韓国の敬語がすごいんだろうか?
〉〉だとしたら、日本人はもっと外国語が得意になっても良さそうなものですが。
〉言語も携帯と同様に、ガラパゴス進化を遂げたので、あまりにルールが違いすぎて外国語に溶け込みにくいのだと思います。
なるほど。
〉ちなみにミッシェルは、ドイツ語って、日本語にとても近いと思うのですが、あまり共感していただける方に出会いません(笑)。
うーん、ドイツ語講座を半年見ただけですが、ちょっとどこが近いのかわからないです。発音と文字の関係はわかりやすかったというぐらいしか、覚えていないからですかね。
〉英語の習得は国際的に重要なのかもしれませんが、ミッシェルは、日本語をもっと大事にすべきだし、自慢すべき文化だと思っています。
私の母は小学校の先生でしたが、日本語以上に英語が上手くなるわけがないんだから、まずは日本語だとよく言っていました。私も、日本語のレベルの高い人は、英語の上達も早いと思っています。この掲示板でも、文章力が高い人がすごく多いですし。
最近の、英語がとにかくできなければというのは、どうかなと思うことが多いです(ため息)。英語も大事かもしれないけど、日本語ができてないのに、と思ったり。
ご意見、ありがとうございました。
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お名前: 杏樹
投稿日: 2013/7/23(23:41)
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柊さん、こんにちは。
〉今朝新聞を読んでいたら、投稿欄に、国語の先生がとても丁寧に教えてくれたという思い出話が載っていました。35年ほど前のことみたいです。それ自体はいいのですが、その先生が「日本語は先進国の言葉の中で一番難しいこと」を教えてくれたというのです。だとしたら、日本人はもっと外国語が得意になっても良さそうなものですが。
「先進国の言葉」というあたり、偏見を感じます。35年前なら仕方がないかもしれませんが。
そもそもそのころ「先進国」といえばほとんどが欧米。インド・ヨーロッパ語の国ばかり。日本語だけが特別に難しいと感じるのも無理もないかもしれません。
言葉の難易度は相対的なものです。欧米の言葉のように近い言葉同士なら覚えやすく、遠い言葉ほど覚えにくいです。日本人は韓国語を勉強すると、語順がほとんど同じなので「やさしい」と感じるようです。でもヨーロッパ人にとっては日本語も韓国語も難しさは変わらないんじゃないかと思います。
とりあえず世界で一番難しい言葉はコーカサス3国の言葉です。グルジア語、アルメニア語、アゼルバイジャン語です。
難しすぎて、子どもが言葉を話し始めるのが他の国よりより遅い、とも言われているそうです。そこまでいくと本当かどうかわかりませんが、これもまた「迷信」というかむしろ「俗信」みたいなものかも。
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"杏樹"さんは[url:kb:3486]で書きました:
〉柊さん、こんにちは。
杏樹さん、こんにちは
〉〉今朝新聞を読んでいたら、投稿欄に、国語の先生がとても丁寧に教えてくれたという思い出話が載っていました。35年ほど前のことみたいです。それ自体はいいのですが、その先生が「日本語は先進国の言葉の中で一番難しいこと」を教えてくれたというのです。だとしたら、日本人はもっと外国語が得意になっても良さそうなものですが。
〉「先進国の言葉」というあたり、偏見を感じます。35年前なら仕方がないかもしれませんが。
〉そもそもそのころ「先進国」といえばほとんどが欧米。インド・ヨーロッパ語の国ばかり。日本語だけが特別に難しいと感じるのも無理もないかもしれません。
私も「先進国の言葉」には引っかかりました。
〉言葉の難易度は相対的なものです。欧米の言葉のように近い言葉同士なら覚えやすく、遠い言葉ほど覚えにくいです。日本人は韓国語を勉強すると、語順がほとんど同じなので「やさしい」と感じるようです。でもヨーロッパ人にとっては日本語も韓国語も難しさは変わらないんじゃないかと思います。
そもそも、日本も韓国も変わらないのかもしれないですね。スペイン語とポルトガル語なら、自分の方を勝手にしゃべっていてもそれなりに通じるとか、ルーマニア語を話すと「イタリアのどこから来たの?」とイタリア人に聞かれるとかは、読んだことがあります。
〉とりあえず世界で一番難しい言葉はコーカサス3国の言葉です。グルジア語、アルメニア語、アゼルバイジャン語です。
〉難しすぎて、子どもが言葉を話し始めるのが他の国よりより遅い、とも言われているそうです。そこまでいくと本当かどうかわかりませんが、これもまた「迷信」というかむしろ「俗信」みたいなものかも。
迷信かもしれませんけど、そういう話が生まれるだけですごいですね。
ご意見、ありがとうございました。
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お名前: faure1845
投稿日: 2013/7/26(11:02)
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おはようございます。
英語からもっとも離れている部類の言語だということを聞いたことはあるのですが、これは俗説なのでしょうか。
それから、110カ国くらいで英語が当たり前に話されているが、英語話者は全言語の中ではナンバーワンでない。しかし、日本語を当たり前に話す(公用語レベルで)国はないでしょう。でも、話者は1億2千万人以上いますよね。
英語だって、そんなに桁違いに多いわけではないという統計を見たことがあるのです。
だから、学んでいる人が少ないのと、それと、何語系に属するのかその時点ではありますが、分からないと最近山川の用語集で見かけたのですが(ほかの専門書は乱読していないので、用語集の情報しか持ち合わせていません)。
そういう事情が色眼鏡をかけていた可能性もあったかもしれませんよね。
英語などの公用語にされている国がものすごく多いが話者が世界一でないような言語に比べ、日本語は国際語でないが話者は多い。だから、つい日本語は難しいと外国人が口々に言うのをそうかと思ってしまったり、高名な学者が断定したら、そうだと思ってしまいそうになります。ついつい。
しかし、日本語を学習するために作られた書籍や日本語を学ぶための機関などは十分なのだろうかと考えたら、うーんと思う時もある。
漢字は特に難しいですよね。それから、国語国字問題という論争もあった。
常用漢字もちょこちょこ変わる。
殆どの常用漢字は義務教育で習う関係上、漢字が読めない・書けない識字出来る人も多いと思います。僕も自信ありませんし。
いずれにせよ、難しい部類に入りそうな気はします。
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お名前: 杏樹
投稿日: 2013/7/27(00:17)
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faure1845さん、こんにちは。
柊さんを差し置いてレスしちゃいます。
〉英語からもっとも離れている部類の言語だということを聞いたことはあるのですが、これは俗説なのでしょうか。
「もっとも」かどうかはともかく、かなり遠い言葉ではありますね。
〉それから、110カ国くらいで英語が当たり前に話されているが、英語話者は全言語の中ではナンバーワンでない。しかし、日本語を当たり前に話す(公用語レベルで)国はないでしょう。でも、話者は1億2千万人以上いますよね。
〉英語だって、そんなに桁違いに多いわけではないという統計を見たことがあるのです。
1億2千万人も話者がいるのはかなりの大言語です。ただ、日本国以外で通じる場所がほとんどないだけで。
〉だから、学んでいる人が少ないのと、それと、何語系に属するのかその時点ではありますが、分からないと最近山川の用語集で見かけたのですが(ほかの専門書は乱読していないので、用語集の情報しか持ち合わせていません)。
日本語は同語族と認められる言葉がほかにありません。世界でも孤立した言語です。日本語の起源も諸説ありますが、比較対象になる言葉がないので検証が難しいのです。
韓国語は語順がほとんど同じなので、英語の勉強に疲れた人から見ると「こんなに近い!」と驚いて同系統の言葉だと思い込む人もいますが、語順が近いだけでは同系統とはいえません。重要なのは対応する語彙があるかどうかです。日本語と韓国語には対応する語彙がほとんど見られないそうです。似た言葉だと思ったら、漢語由来だったり。
〉そういう事情が色眼鏡をかけていた可能性もあったかもしれませんよね。
そうですね。
〉英語などの公用語にされている国がものすごく多いが話者が世界一でないような言語に比べ、日本語は国際語でないが話者は多い。だから、つい日本語は難しいと外国人が口々に言うのをそうかと思ってしまったり、高名な学者が断定したら、そうだと思ってしまいそうになります。ついつい。
英語は母語話者よりも、母語でない人が多少なりとも話せる確率が高い言葉です。言葉が全く通じない国の人同士の共通語として機能するので便利に使われいている、というだけの話です。
そして英語が国際語になったのは「やさしいから」「学びやすいから」ではなくて、アメリカが強いからです。英語が国際語になる以前はフランス語が国際語として機能していました。
〉しかし、日本語を学習するために作られた書籍や日本語を学ぶための機関などは十分なのだろうかと考えたら、うーんと思う時もある。
〉漢字は特に難しいですよね。それから、国語国字問題という論争もあった。
〉常用漢字もちょこちょこ変わる。
〉殆どの常用漢字は義務教育で習う関係上、漢字が読めない・書けない識字出来る人も多いと思います。僕も自信ありませんし。
非漢字圏に人にとっては漢字は難しいでしょうね。でも日本語はひらがな・カタカナがあるので、それがわかればある程度何とかなります。中国語は漢字しかないので、漢字がわからないとどうしようもありません。
〉いずれにせよ、難しい部類に入りそうな気はします。
英語圏やヨーロッパ語圏の人から見れば、だと思います。
バスク語とかハンガリー語なども難しいと言われます。どちらもヨーロッパにあって、ヨーロッパ語ではない言葉です。ヨーロッパ人が勉強するには難しい、ということがあると思います。
ただ、バスク語はわかりませんが、ハンガリー語は日本人から見るとやさしい、簡単だと思う部分と、「やっぱり難しい」と思う部分が混在していると思います。
「やさしい」と思う部分は助詞が言葉の後ろにつくところで、日本語の「〜を」「〜に」「〜へ」「〜から」「〜まで」といった言葉に対応する言葉があるからです。これはヨーロッパ人にはわかりにくい部分だと思いますが、日本人には理解しやすいです。また、発音では短母音と長母音の区別があります。「あ」と「あー」、「い」と「いー」という区別があるんですが、これは日本人には練習しなくても楽勝で発音できます。でもヨーロッパ語にはこういった長母音はないので、難しいと思います。
言葉の難しさは相対的なものだということです。
長々とすみません。こういう話題になるとつい語ってしまいますので…。
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"杏樹"さんは[url:kb:3488]で書きました:
〉faure1845さん、こんにちは。
〉柊さんを差し置いてレスしちゃいます。
faure1845さん、杏樹さん、まとめてすみませんがこんにちは。
〉〉英語からもっとも離れている部類の言語だということを聞いたことはあるのですが、これは俗説なのでしょうか。
〉「もっとも」かどうかはともかく、かなり遠い言葉ではありますね。
〉〉それから、110カ国くらいで英語が当たり前に話されているが、英語話者は全言語の中ではナンバーワンでない。しかし、日本語を当たり前に話す(公用語レベルで)国はないでしょう。でも、話者は1億2千万人以上いますよね。
〉〉英語だって、そんなに桁違いに多いわけではないという統計を見たことがあるのです。
〉1億2千万人も話者がいるのはかなりの大言語です。ただ、日本国以外で通じる場所がほとんどないだけで。
〉〉だから、学んでいる人が少ないのと、それと、何語系に属するのかその時点ではありますが、分からないと最近山川の用語集で見かけたのですが(ほかの専門書は乱読していないので、用語集の情報しか持ち合わせていません)。
〉日本語は同語族と認められる言葉がほかにありません。世界でも孤立した言語です。日本語の起源も諸説ありますが、比較対象になる言葉がないので検証が難しいのです。
〉韓国語は語順がほとんど同じなので、英語の勉強に疲れた人から見ると「こんなに近い!」と驚いて同系統の言葉だと思い込む人もいますが、語順が近いだけでは同系統とはいえません。重要なのは対応する語彙があるかどうかです。日本語と韓国語には対応する語彙がほとんど見られないそうです。似た言葉だと思ったら、漢語由来だったり。
私の妹の高校の先生は、日本語に一番近いのは琉球語で、次が韓国語だと言っていたそうです。ただ、琉球語はなかなか言語として独立して認められませんよね。日本語の方言扱いで。ヨーロッパには方言程度でも独立した言語扱いされているものが多いと思います。
〉〉そういう事情が色眼鏡をかけていた可能性もあったかもしれませんよね。
〉そうですね。
そうですね。
〉〉英語などの公用語にされている国がものすごく多いが話者が世界一でないような言語に比べ、日本語は国際語でないが話者は多い。だから、つい日本語は難しいと外国人が口々に言うのをそうかと思ってしまったり、高名な学者が断定したら、そうだと思ってしまいそうになります。ついつい。
〉英語は母語話者よりも、母語でない人が多少なりとも話せる確率が高い言葉です。言葉が全く通じない国の人同士の共通語として機能するので便利に使われいている、というだけの話です。
〉そして英語が国際語になったのは「やさしいから」「学びやすいから」ではなくて、アメリカが強いからです。英語が国際語になる以前はフランス語が国際語として機能していました。
おおー、私の大好きな16世紀始めの世界ではまだラテン語でしたね。18世紀ぐらいになるとフランス語ですね。未来はスペイン語だという噂が、少し前に流れていました。
〉〉しかし、日本語を学習するために作られた書籍や日本語を学ぶための機関などは十分なのだろうかと考えたら、うーんと思う時もある。
フランスは、フランス語の地位の下落にとても敏感で、学習用の教材に力を入れ直したり、各国に教育機関を作ったりしていますね。日本語は、聞いたことがないですね。
〉〉漢字は特に難しいですよね。それから、国語国字問題という論争もあった。
〉〉常用漢字もちょこちょこ変わる。
京極夏彦だとか、江戸川乱歩だとか読むと、確かに違うなあと思います。小学生の時、クラスの漢字博士が糸偏に糸という漢字があると言って、先生にないと言われていましたが、糸の古い書き方だと漢和辞典に載っていました。青椒肉絲とかは今も使いますが。
〉〉殆どの常用漢字は義務教育で習う関係上、漢字が読めない・書けない識字出来る人も多いと思います。僕も自信ありませんし。
〉非漢字圏に人にとっては漢字は難しいでしょうね。でも日本語はひらがな・カタカナがあるので、それがわかればある程度何とかなります。中国語は漢字しかないので、漢字がわからないとどうしようもありません。
英語圏やフランス語圏のamazonで日本のマンガを買っていると、「これでカタカナひらがながわかる!」という本が沢山お薦めされるので、困っている日本語学習者が結構いるんでしょうね。それにマンガから日本語に興味を持つ人も沢山いるんだろうな。
〉〉いずれにせよ、難しい部類に入りそうな気はします。
「部類」かなとは思ったんですが、「一番」と言いきっていいのかなというところに引っかかってしまったんです。
〉英語圏やヨーロッパ語圏の人から見れば、だと思います。
〉バスク語とかハンガリー語なども難しいと言われます。どちらもヨーロッパにあって、ヨーロッパ語ではない言葉です。ヨーロッパ人が勉強するには難しい、ということがあると思います。
〉ただ、バスク語はわかりませんが、ハンガリー語は日本人から見るとやさしい、簡単だと思う部分と、「やっぱり難しい」と思う部分が混在していると思います。
〉「やさしい」と思う部分は助詞が言葉の後ろにつくところで、日本語の「〜を」「〜に」「〜へ」「〜から」「〜まで」といった言葉に対応する言葉があるからです。これはヨーロッパ人にはわかりにくい部分だと思いますが、日本人には理解しやすいです。また、発音では短母音と長母音の区別があります。「あ」と「あー」、「い」と「いー」という区別があるんですが、これは日本人には練習しなくても楽勝で発音できます。でもヨーロッパ語にはこういった長母音はないので、難しいと思います。
そういう話を聞くと、ついハンガリー語の入門書に手を出しそうになります。ニューエクスプレスとベルリッツのお得意様です、私。
〉言葉の難しさは相対的なものだということです。
やっぱり、そこに落ち着くのかなあと思うのですが、なぜ一番と言いきれるんだろうというところに、引っかかってしまったんですよね(くどい)。
〉長々とすみません。こういう話題になるとつい語ってしまいますので…。
いえ、長くやっていただいた方が、参考になるので聞いてみました。お二方とも、ありがとうございました。
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お名前: 柊
投稿日: 2013/7/28(19:06)
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"faure1845"さんは[url:kb:3487]で書きました:
〉おはようございます。
faure1845さん、こんにちは。
〉英語からもっとも離れている部類の言語だということを聞いたことはあるのですが、これは俗説なのでしょうか。
〉それから、110カ国くらいで英語が当たり前に話されているが、英語話者は全言語の中ではナンバーワンでない。しかし、日本語を当たり前に話す(公用語レベルで)国はないでしょう。でも、話者は1億2千万人以上いますよね。
占領の関係で、朝鮮半島や台湾の年のいった人には日本語のできる人が結構いるみたいですが、公用語はないですね。
〉英語だって、そんなに桁違いに多いわけではないという統計を見たことがあるのです。
それは見たことがあります。意外に少なくて、ビックリしました。
〉だから、学んでいる人が少ないのと、それと、何語系に属するのかその時点ではありますが、分からないと最近山川の用語集で見かけたのですが(ほかの専門書は乱読していないので、用語集の情報しか持ち合わせていません)。
言語学をやっている黒田龍之助氏も、何語系かまだわからないと書いていました。ウルドゥー語に似ているという説もあるようですが、ウルドゥー語をやった多言語マニアの人は、あんまり似ている気がしないと書いていましたね。ウルドゥー語自体、それ以外の話題で聞いたことがなかったですが、インドの方の言葉らしいです。
〉そういう事情が色眼鏡をかけていた可能性もあったかもしれませんよね。
結局、色眼鏡の話ということなんでしょうかね。
〉英語などの公用語にされている国がものすごく多いが話者が世界一でないような言語に比べ、日本語は国際語でないが話者は多い。だから、つい日本語は難しいと外国人が口々に言うのをそうかと思ってしまったり、高名な学者が断定したら、そうだと思ってしまいそうになります。ついつい。
〉しかし、日本語を学習するために作られた書籍や日本語を学ぶための機関などは十分なのだろうかと考えたら、うーんと思う時もある。
〉漢字は特に難しいですよね。それから、国語国字問題という論争もあった。
〉常用漢字もちょこちょこ変わる。
〉殆どの常用漢字は義務教育で習う関係上、漢字が読めない・書けない識字出来る人も多いと思います。僕も自信ありませんし。
〉いずれにせよ、難しい部類に入りそうな気はします。
そうですね。ご意見ありがとうございました。下に先にレスしたので、部分レスになってしまってすみません。
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柊さん、こんにちは。
〉言語学をやっている黒田龍之助氏も、何語系かまだわからないと書いていました。ウルドゥー語に似ているという説もあるようですが、ウルドゥー語をやった多言語マニアの人は、あんまり似ている気がしないと書いていましたね。ウルドゥー語自体、それ以外の話題で聞いたことがなかったですが、インドの方の言葉らしいです。
ウルドゥー語はパキスタンで使われている言葉で、インド・ヨーロッパ語のインド・イラン語派インド語群になります。
黒田龍之介氏は「はじめての言語学」(講談社現代新書)で、日本語の起源はわからないと書いています。わかる可能性はかなり低そうです。さらに、親戚の言葉は「ほとんどない」とも書いています。
沖縄語を独立した言語と見れば、日本語と同系統の言葉が一つある、ということになります。日本語の方言とみなすと同系統の言葉は今のところ見つかっていない、ということになります。
ただ、沖縄の人が標準語を話す時、「外国語」として勉強するわけではないと思います。沖縄語と日本語が別言語だとするのは無理があるんじゃないかと思います。ウチナーグチは通じませんけど、東北弁も何を言っているのかよくわかりません。