[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/18(12:19)]
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
931. シャドウイングの疑問:高速カタカナ変換を超えられるか?
お名前: ちんげん斎@
投稿日: 2003/12/15(18:21)
------------------------------
ちんげん斎です。
最近思っているシャドウイングについての疑問をEVENTの広場にながながと(ホンとに長々と)書いてしまいました。
実際にシャドウイングをやってる方のご意見を伺えるとうれしいです。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=2915]
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
933. Re: シャドウイングの疑問:高速カタカナ変換を超えられるか?
お名前: marigold http://www.marigoldgarden.net/
投稿日: 2003/12/17(01:44)
------------------------------
"ちんげん斎@"さんは[url:kb:931]で書きました:
〉ちんげん斎です。
〉最近思っているシャドウイングについての疑問をEVENTの広場にながながと(ホンとに長々と)書いてしまいました。
〉実際にシャドウイングをやってる方のご意見を伺えるとうれしいです。
〉[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=2915]
ちんげん斎さん、こんばんは。
「Event」掲示板の投稿を読みました。
この板とあっちのどちらにレスをつけたらいいか迷いましたが、とりあえずここにしておきますが。
私もシャドーイング始めましたがどうしてもカタカナ発音です。
それで「高速カタカナ変換」についてあれこれ考えたのですが…。
英語を聞いて、その情報処理をするときの脳内の仕組みは下記のような感じだと思います。私の場合ですが。
(1)英文を聞く
(2)脳内データベースを検索する
(3)今までに蓄積した英文データの中から、類似した英文を取り出す
(4)意味を取る…上記(3)で取り出した英文が紐状になっている。それをズルズルと引っ張ると先端に日本語訳がひっついている。
(5)わかった(つもりになる)
データベースに英文がある程度蓄積されているので、リスニングしたときに英文の意味が取れます。
しかし、そのデータベースの英文はカタカナ発音で登録されている、それで、アウトプットするときにインプットデータそのままカタカナ発音になるのかもしれないです。
シャドーイング時に高速でカタカナ変換しているのではなくて、もともと上記(3)(4)の段階ですでにカタカナの英文ではないかと。
こうなる原因は、リーディングの方を、発音習得やリスニングよりも先にやってしまったからだと思います。
英語の本を多読するとき、頭の中でカタカナ発音で読んでしまい、そのカタカナ発音の英文を脳内データベースに登録し続けていたみたいです。
本当にカタカナ発音癖のすすぎ洗いはどうしたらいいんでしょうね?
データ書き換えだけで解決したらいいんですが、脳内ハードディスクごと交換しないとカタカナ発音は治らないかもしれないです。
ちんげん斎さんの「楷書・行書・草書」説おもしろいです。
で、いっそ英語以外の全然やったことのない外国語でシャドーイングしてみるというのはどうかと思いました。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: ちんげん斎@
投稿日: 2003/12/17(14:16)
------------------------------
marigoldさん、こんにちは
〉英語を聞いて、その情報処理をするときの脳内の仕組みは下記のような感じだと思います。私の場合ですが。
〉(1)英文を聞く
〉(2)脳内データベースを検索する
〉(3)今までに蓄積した英文データの中から、類似した英文を取り出す
〉(4)意味を取る…上記(3)で取り出した英文が紐状になっている。それをズルズルと引っ張ると先端に日本語訳がひっついている。
〉(5)わかった(つもりになる)
わたしの場合、(1)→(2)の段階でカタカナ英語に毒されています。
(1)英文を聴く
(2)「○☆▼¨」と聞こえる
(3)頭の中のカタカナ英語データベースの中から「○☆▼¨」の音に相当するものを検索する
(4)どうも「プレイ」のようだ
(5)状況からすると「play」のほうだ。
(6)意味をとる
ってことを物凄く高速でやってるようです。
海外出張に行ったりすると、この「○☆▼¨」→「play」の変換を沢山行うので、数日たつとスムーズに聞けるようになります。
でも「○☆▼¨」の音自体は自分では再現できないので、時間がたつと音自体を忘れていき、変換の精度が落ちる。
文脈が無いと、検索しても「play」か「pray」なのか確定できず処理が遅れる。意味がわからない→次の音の検索ができない
そんな感じです。
最近は、例えば「グレーデッド・リーダー」と書くと気持ち悪いので
データベースは、全くカタカナだけではなくて、
カタカナと英語の混じりでできているみたいです。
でも、rやlの入る単語でえーっとどっちだったっけと思うことが多いので、やはり完全に英語のまま覚えているようではありません。
〉データベースに英文がある程度蓄積されているので、リスニングしたときに英文の意味が取れます。
〉しかし、そのデータベースの英文はカタカナ発音で登録されている、それで、アウトプットするときにインプットデータそのままカタカナ発音になるのかもしれないです。
〉シャドーイング時に高速でカタカナ変換しているのではなくて、もともと上記(3)(4)の段階ですでにカタカナの英文ではないかと。
英文の単位で覚えているフレーズは、そんな感じですね。
〉こうなる原因は、リーディングの方を、発音習得やリスニングよりも先にやってしまったからだと思います。
〉英語の本を多読するとき、頭の中でカタカナ発音で読んでしまい、そのカタカナ発音の英文を脳内データベースに登録し続けていたみたいです。
〉本当にカタカナ発音癖のすすぎ洗いはどうしたらいいんでしょうね?
〉データ書き換えだけで解決したらいいんですが、脳内ハードディスクごと交換しないとカタカナ発音は治らないかもしれないです。
〉ちんげん斎さんの「楷書・行書・草書」説おもしろいです。
〉で、いっそ英語以外の全然やったことのない外国語でシャドーイングしてみるというのはどうかと思いました。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: sumisumi http://bookshelf.hacca.jp/
投稿日: 2003/12/17(16:03)
------------------------------
ちんげん斎さん、marigoldさん、こんにちは!
データベース面白いですね。
私の場合、学校で習った単語はつづり&カタカナ&もどき英語
仕事で憶えた単語は主に綴りのみ(おい)
歌から憶えた物が音で登録されていたようです。
私のデータベースは多分基本が英語のつづりです。
で、最近はそれに音が徐々にくっついてきて、
基本のつづりを読む、じゃなく、音だけで出てくるものも
すこしずつ形作られている感じです。
で、シャドーイングで言い方がわかると、そのつづりを見ると
英語の音がくっつきます。でも、カタカナ付きの単語はやはり
カタカナのくせが出やすいかも知れないですね…
音だけ覚えていた英語に(主に歌)多読でいきなり意味が
のったときの感動が忘れられないです。
ただの音かと思っていたら、
(で、意味はアメリカか歌詞カードあたりに置いてある。)
ちゃんと意味があったんだぁって。(?)
〉〉ちんげん斎さんの「楷書・行書・草書」説おもしろいです。
〉〉で、いっそ英語以外の全然やったことのない外国語でシャドーイングしてみるというのはどうかと思いました。
たしか、はまこさんが全く知らない外国語のほうが真っ白になれると
言っていらっしゃいましたね。
確かに、私も日本語では英語と同じシャドーイング状態には出来ないんです。
ついて喋っても、それはかなり自分の言葉になってしまう気がします。
ではでは、お邪魔しました(^^)
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: marigold http://www.marigoldgarden.net/
投稿日: 2003/12/20(11:05)
------------------------------
sumisumiさんこんにちは。
〉私の場合、学校で習った単語はつづり&カタカナ&もどき英語
〉仕事で憶えた単語は主に綴りのみ(おい)
〉歌から憶えた物が音で登録されていたようです。
〉私のデータベースは多分基本が英語のつづりです。
〉で、最近はそれに音が徐々にくっついてきて、
〉基本のつづりを読む、じゃなく、音だけで出てくるものも
〉すこしずつ形作られている感じです。
〉で、シャドーイングで言い方がわかると、そのつづりを見ると
〉英語の音がくっつきます。でも、カタカナ付きの単語はやはり
〉カタカナのくせが出やすいかも知れないですね…
〉音だけ覚えていた英語に(主に歌)多読でいきなり意味が
〉のったときの感動が忘れられないです。
〉ただの音かと思っていたら、
〉(で、意味はアメリカか歌詞カードあたりに置いてある。)
〉ちゃんと意味があったんだぁって。(?)
「セサミストリート」や歌詞カードなしの英語の歌で「なに? 今の単語?」
と気になったものをあとで調べたら、すごく簡単な中学で習うような単語だった
ことがよくありました。
そういうときは実はすごく重要なポイントをつかんでいたんじゃないかと思います。
やりすごしていましたがもっとつきつめておけばよかったです。
〉たしか、はまこさんが全く知らない外国語のほうが真っ白になれると
〉言っていらっしゃいましたね。
〉確かに、私も日本語では英語と同じシャドーイング状態には出来ないんです。
〉ついて喋っても、それはかなり自分の言葉になってしまう気がします。
そうなんですね。学習はじめに音声面からはいっていたらよかったかなーと思います。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: ちんげん斎@
投稿日: 2003/12/18(10:04)
------------------------------
追加です。
〉本当にカタカナ発音癖のすすぎ洗いはどうしたらいいんでしょうね?
〉データ書き換えだけで解決したらいいんですが、脳内ハードディスクごと交換しないとカタカナ発音は治らないかもしれないです。
結局一語一語データベースを書き換えていくしかないのかな。
昔に覚えてそのままになっている単語ほど汚染がひどいような気がします。
いま、turtleを含んだ文で書き換え中です。なかなかまねできない。
pl、とかpr とかについては、まとめて書き換えに成功したようですから、
英語の音の仕組みをきっちり理解することで、ある程度は効率的に書き換えが進むと思います。
今では、フランクもちゃんとfrankと聞こえます。
でも、発音する際には気をつけてないとまだまだ元に戻ってしまうことが多いです。(しゃべってるときは、内容考えるだけで精一杯だから発音のことまで気にしてられない)
〉ちんげん斎さんの「楷書・行書・草書」説おもしろいです。
〉で、いっそ英語以外の全然やったことのない外国語でシャドーイングしてみるというのはどうかと思いました。
英語より音の範囲の広い外国語でやってみますか。(←そんな時間もやる気も無いくせに)
Webのどこかで、どっかの国の人は母国語の音の範囲が広いので外国語の習得がすごく上手だとか読んだ覚えがあります。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: marigold http://www.marigoldgarden.net/
投稿日: 2003/12/20(11:19)
------------------------------
ちんげん斎さんへ
「脳内データベース談」を投稿したときに
こんなん書いて変な人と思われないやろか、とチョット不安でしたが
意外とレスがいっぱいついてほっとしました。
考えるきっかけを作ってくださってありがとうございます。
〉英語より音の範囲の広い外国語でやってみますか。(←そんな時間もやる気も無いくせに)
ここを読んで中国語の朗読CD買いました。
ためしにこれでシャドーイングしてみます。たのしみです。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
943. Re: やるならロシア語、もしくはイギリス英語かな
お名前: ちんげん斎@
投稿日: 2003/12/22(21:44)
------------------------------
marigoldさんへ
〉ここを読んで中国語の朗読CD買いました。
〉ためしにこれでシャドーイングしてみます。たのしみです。
真っ白でスタートするシャドウイングは興味大です。
パスバンドという考え方があって、日本語と英語では使われる周波数が違うってあれです。下のURLで中ほどより下に赤い線のグラフ「パラメータ1 パスバンド」ってのがありますので見てみてください。
[url:http://www.tomatisjp.com/know.htm]
これでみると
日本語 :100〜1500Hz
アメリカ英語:750〜3000Hz
イギリス英語:2000〜12000Hz
ドイツ語 :100〜3000Hz
ロシア語 :100〜8000Hz
ということですから、
アメリカ英語は日本語よりずっと高い周波数まで使っているのが一目瞭然です。
この高い音は、日本語の音に無い耳障りな子音の高音に関係してると予想できます。母国語の範囲以外は聴覚は馴染まないということですから、この1500Hz以上が言語として処理できるようになると英語の聞き取りが楽になるという考えがあります。(マジックリスニングという教材が、まさにこれに着目したものですよね、あと知らんかったけどトマティスメソッドってのがもともとこのパスバンドに着目した手法ですね)
逆に英語の音の高周波数部分をカットしてしまうとカタカナ英語っぽくなるんだとか。
わたしは、どうもイギリス英語がよく聞き取れないんですが、このパスバンド見るとイギリス英語でシャドウイングするのは有効かもしれない。(でもイギリス英語のほうが子音がきついとか豊富とかあるんでしょうか? 確かに低音でうごっとうなるrの音はないみたいですが)
シャドウイング素材として各国語を考えると、ドイツ語をやると日本語とアメリカ英語の範囲がカバーできる。とかロシア語は上のほうはイギリス英語に及ばないものの、かなりの範囲の周波数の音がカバーできることが想像できます。(そういえば、多読、多聴の達人sakigoroさんも、仕事でロシア語をお使いだそうですね。)
中国語も、息の音(子音ですかね)が日本語より多いってことらしいですから英語の聞き取りに有効かも。
でも、すべてがパスバンドで説明できる訳ではないですからね。(だってアメリカ人がイギリス英語が聞き取れないって聞いたこと無いですし。)
まあ、こういう考え方もあるんだってことで。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
946. Re: やるならロシア語、もしくはイギリス英語かな
お名前: sakigoro
投稿日: 2003/12/22(23:55)
------------------------------
ちんげん斎さん、marigoldさん、杏樹さん、sumisumiさん、こんばんは! sakigoroであります。
最近、シャドーイングはさぼりぎみで、ここのスレは読んでなかったのですが、「ロシア語」がタイトルにあるのが目に留まり読んでみたら、びくーり。
私のことがちょっとのってる。
ちんげん斎さん、私のことかいかぶりすぎですよ。
入門者の広場でも、ちんげん斎さんのレスを読んで、なんといったらよいものかしばらく悩んでいましたが、酒井先生が適切なレスをつけてくれてほっとしました。
私信モードはここまでにして、とっても興味深いスレですね。
杏樹さんの「脳内カタカナ変換」という言葉には、何度もうなずいてしまいました。
ロシア語の周波数についてはわかりませんが、ロシア語は英語以上に子音優勢言語なんですよ。
例えば、ロシア語のあいさつを英語アルファベット表記すると、
ZDRAVSTBUITE
なんと、12音中、子音が8音という具合。
英語では子音が三つ連続するぐらいですが、4音、5音が連続で子音ということもめずらしくありません。
ところがところが、アクセントの位置さえ間違えなければ、かなりのカタカナ発音でも、ほとんど通じてしまうのがロシア語。
英語はそんなわけにはいかない。
ロシア語がちんげん斎さんの目的にかなうような気はしません。
私は、英語のカタカナ発音には、子音の後によけいな母音をつけてしまうということ以外に、母音をきちんと正しく発音していない、聞き取れていないというのも
かなり重大な要素としてあると思います。
例えば、日本人がFAXを、カタカナ式に発音すると深刻な誤解をまねきかねない。 Please fax me if you have a question. なんて、ちょっと怖い。
私は多聴を続けてきて、最近の悩みは、どうしても
英語を聞いて理解にいたるまでに距離があるような気がすることです。
つまり、
英語を聞く→高速で脳内カタカナ変換→英語の文章になる→理解
というプロセスになることが多いような気がする。
ストレートに、英語の音→理解
ということを目指しているのですが、なかなかうまくいかず、のたうちまわっています。 英語の文章にするプロセスは減っているのだけど、英語の音を自分流のカタカナ英語に置き換えているのは、間違いなくあると思います。
4年くらい多聴をやってきて、このストレートな理解にいく部分は、
少しずつは増えてはいるのですが、遅々とした歩みです。
脳内カタカナ変換のすすぎ落としを有効にできる方法はないものか悩んでしまいます。
だって、Robertみたいなポピュラーな名前でも、いきなり耳にすると、きちんとわからないことがあるのだもの。 ただ、ああ、人の名前だなとしかわからず、落ち着かない。
それが、脳内検索して、まさにカタカナで「ロバート」となると、気持ち的にわかったような気がして落ち着くという具合です。
英語に触れたばかりの、頭がまだ真っ白なときに、正しい発音で聞き、音にするということをやりたかった。
大学で学んだロシア語の授業は、訳読・文法といった、まさに中学・高校でやった英語の授業内容と変わらないのだけど、
発音だけはけっこうやかましかったし、教わった先生は、どれも正確な音で
ロシア語を話せる人しかいなかった。
このロシア語と英語の授業の違いは大きいですよ。
学校出たてで、まだロシア語をうまく喋れないときでも、相手の話すことは音としては聞き取れていたもの。
まぁ、こんなことをいっても繰言ですけどね。
ぼやくのをやめて、シャドーイングをもっとやることにします。
草書の英語のシャドーイングをやった方が、悩みの解決には有効のような気はするのだけど、どうも慣れ親しんでいるニュース英語の方にいってしまうsakigoroでした。
まぁ、ぼちぼちやっていきます。
ではでは。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
950. Re: やるならロシア語、もしくはイギリス英語かな
お名前: ちんげん斎
投稿日: 2003/12/24(01:37)
------------------------------
sakigoroさん
> 最近、シャドーイングはさぼりぎみで、ここのスレは読んでなかったのですが、「ロシア語」がタイトルにあるのが目に留まり読んでみたら、びくーり。
私のことがちょっとのってる。
うひょー、あこがれのsakigoroさんからresもらっちゃいました。
sakigoroさんには、もうストーカーのように勝手にあこがれてるんで、このresは印刷して額に入れて飾っておこうかと。
〉ロシア語の周波数についてはわかりませんが、ロシア語は英語以上に子音優勢言語なんですよ。
高い周波数ってのは多分子音だと思うので、この辺り予想どおりです。
〉ところがところが、アクセントの位置さえ間違えなければ、かなりのカタカナ発音でも、ほとんど通じてしまうのがロシア語。
〉英語はそんなわけにはいかない。
〉ロシア語がちんげん斎さんの目的にかなうような気はしません。
もともとはmarigoldさんのアイデアで、英語ではカタカナで覚えている単語の影響が大きいから、全然知らないカタカナの影響のない言葉でシャドウイングしてカタカナに変換せずに聞くことに慣れたら、英語を聞くときもカタカナに影響されないんじゃないだろうかという仮説だったと思います。
その上に、私の方でどうせやるなら色々な音の含まれている言語の方がよろしかろうと挙げたのがロシア語であります。
ですから、カタカナ発音でも通じるかどうかというのは、この目的には問題にならないと思います。
また、カタカナロシア語は、もともとカタカナ英語ほど酷くないかもしれない。
大阪で酒井先生がお話した内容に、カタカナ英語には新カタカナ英語と旧カタカナ語があり、旧カタカナが音を模しているのに対して、新カタカナは英語の音から外れ居ると。
例)
lemonade:新=レモネード、旧=ラムネ
america:新=アメリカ、旧=メリケン
おそらくロシア語のカタカナ発音というのは旧カタカナに相当するのではないでしょうか?多分英語でも旧カタカナだと相手に通じる分には問題ない場合が多いのでは無いでしょうか。通じないのは新カタカナだと思います。あ、例えば多くの人が失敗したコーヒーも新カタカナの臭いがしますね。
ネイティブスピーカー相手に話すということなら、カタカナ発音(もしくは日本語訛)でもほとんどの場合通じると思います。我々だって外国人が多少なまっててもなんとか聞き取れるでしょう。わたしも相当にカタカナ発音ですが、それはそれで通じていますから。でも新カタカナはダメですよ。あれは英語に似てすらいないですから。
〉私は、英語のカタカナ発音には、子音の後によけいな母音をつけてしまうということ以外に、母音をきちんと正しく発音していない、聞き取れていないというのも
〉かなり重大な要素としてあると思います。
確かに私の脳内データベースにはfarmとfirmの音は、両方とも「f-ア-m」と登録されており音では区別できません。これも確かに問題でしょうね。
〉私は多聴を続けてきて、最近の悩みは、どうしても
〉英語を聞いて理解にいたるまでに距離があるような気がすることです。
〉つまり、
〉英語を聞く→高速で脳内カタカナ変換→英語の文章になる→理解
〉というプロセスになることが多いような気がする。
わたしのレベルでもすらこれは感じます。
多分時間にすれば、1秒もあるいは0.1秒もないかもしれませんが、会話の中ではこのロスは結構痛いです。文脈があればまだ短時間で処理できますが、文脈が無くて単語だけで話をしていると収束しなくて会話が途切れます。
先の母音の話もこの原因なのでしょう。きっと(ようわからんけど)
〉ストレートに、英語の音→理解
〉ということを目指しているのですが、なかなかうまくいかず、のたうちまわっています。 英語の文章にするプロセスは減っているのだけど、英語の音を自分流のカタカナ英語に置き換えているのは、間違いなくあると思います。
〉4年くらい多聴をやってきて、このストレートな理解にいく部分は、
〉少しずつは増えてはいるのですが、遅々とした歩みです。
〉脳内カタカナ変換のすすぎ落としを有効にできる方法はないものか悩んでしまいます。
ないですかね。まったく。
〉だって、Robertみたいなポピュラーな名前でも、いきなり耳にすると、きちんとわからないことがあるのだもの。 ただ、ああ、人の名前だなとしかわからず、落ち着かない。
〉それが、脳内検索して、まさにカタカナで「ロバート」となると、気持ち的にわかったような気がして落ち着くという具合です。
Adrian(新カタカナ表記では、エイドリアンですね)も自己紹介されて一回ではとても聞き取れませんでした。日本語でエイドリアンと思っていると聞き取れない音です。
〉英語に触れたばかりの、頭がまだ真っ白なときに、正しい発音で聞き、音にするということをやりたかった。
〉大学で学んだロシア語の授業は、訳読・文法といった、まさに中学・高校でやった英語の授業内容と変わらないのだけど、
〉発音だけはけっこうやかましかったし、教わった先生は、どれも正確な音で
〉ロシア語を話せる人しかいなかった。
〉このロシア語と英語の授業の違いは大きいですよ。
〉学校出たてで、まだロシア語をうまく喋れないときでも、相手の話すことは音としては聞き取れていたもの。
うらやましい限りです。ノンネイティブ向けに非常に喋るのですら聞き取れるのに何年も何年もかかってしまいました。
〉草書の英語のシャドーイングをやった方が、悩みの解決には有効のような気はするのだけど、どうも慣れ親しんでいるニュース英語の方にいってしまうsakigoroでした。
いいと思うでしょ。草書シャドウイング
でも欠点はですね。沢山はシャドウイングできないんですよ。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
947. Re: やるならロシア語、もしくはイギリス英語かな
お名前: 杏樹
投稿日: 2003/12/23(00:47)
------------------------------
ちんげん斎@さんこんにちは。
〉パスバンドという考え方があって、日本語と英語では使われる周波数が違うってあれです。下のURLで中ほどより下に赤い線のグラフ「パラメータ1 パスバンド」ってのがありますので見てみてください。
〉[url:http://www.tomatisjp.com/know.htm]
〉これでみると
〉日本語 :100〜1500Hz
〉アメリカ英語:750〜3000Hz
〉イギリス英語:2000〜12000Hz
〉ドイツ語 :100〜3000Hz
〉ロシア語 :100〜8000Hz
日本語が狭いというのは聞いたことがあります。実際そうでしょうね。
私はイギリス英語のほうが端正で聞き取りやすいような気がするんですが…そんなに違っていて難しいとは。
アメリカ英語のほうが言葉と言葉がつながって音が落ちる率が高いように思うんです。イギリス英語のほうが落ち方が少なくて聞き取りやすい気がします。周波数よりも、音そのものが落ちてしまうとお手上げです。
〉中国語も、息の音(子音ですかね)が日本語より多いってことらしいですから英語の聞き取りに有効かも。
中国語は役に立たないと思います。中国語は「漏れなく母音がついてくる」言葉です。漢字一つに一音節、子音+母音。子音を単独で発音することが多い英語には適応しないでしょう。広東語では語尾に子音がくっつくことがあるようですが。でも一つの漢字が一音節で、単語の中に強弱がありませんから、英語のように強弱アクセントがあって弱い母音や子音が落ちるような言葉とはかなり違うと思います。
早口の中国語は「高速カタカナ変換」みたいに、ものすごい勢いで子音と母音を完全に発音するのですごい迫力です。おまけに二重母音、三重母音があって、それも高速処理します。
ロシア語は語の中に子音のみの音が多いということなので、役に立つのかと思ったら…子音優勢なのにカタカナで通じるなんて不思議です。
英語はやはり強弱アクセントと落ちる音に鍵があるような気がします。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: ちんげん斎
投稿日: 2003/12/24(01:51)
------------------------------
杏樹さん
〉日本語が狭いというのは聞いたことがあります。実際そうでしょうね。
〉私はイギリス英語のほうが端正で聞き取りやすいような気がするんですが…そんなに違っていて難しいとは。
〉アメリカ英語のほうが言葉と言葉がつながって音が落ちる率が高いように思うんです。イギリス英語のほうが落ち方が少なくて聞き取りやすい気がします。周波数よりも、音そのものが落ちてしまうとお手上げです。
まあ慣れもあるんでしょうね。
私は中国人(香港)の喋る英語とアメリカ英語には触れていますが
イギリス英語には、ほとんど触れたことがありません。
上流階級の人々が話すアメリカ英語はホントにキレイだなと感じます。
ブッシュの演説は、意味は分からなくても音は拾えますが、
ブレアの演説は、とてもついていけません。
パスバンドで説明すると私の怠慢が正当化できますけど、多分それだけでは無いと思います。(根拠はなし、そう思うだけ)
〉〉中国語も、息の音(子音ですかね)が日本語より多いってことらしいですから英語の聞き取りに有効かも。
〉中国語は役に立たないと思います。中国語は「漏れなく母音がついてくる」言葉です。漢字一つに一音節、子音+母音。子音を単独で発音することが多い英語には適応しないでしょう。広東語では語尾に子音がくっつくことがあるようですが。でも一つの漢字が一音節で、単語の中に強弱がありませんから、英語のように強弱アクセントがあって弱い母音や子音が落ちるような言葉とはかなり違うと思います。
〉早口の中国語は「高速カタカナ変換」みたいに、ものすごい勢いで子音と母音を完全に発音するのですごい迫力です。おまけに二重母音、三重母音があって、それも高速処理します。
うーん、そうですか。
そうであれば、カナかな変換できない言語で耳を鍛える目的には向いてないようですね。
その割には、中国の人が英語を学ぶと日本人のようなボイン地獄には陥ってないように思いますが、なんででしょうね。
〉ロシア語は語の中に子音のみの音が多いということなので、役に立つのかと思ったら…子音優勢なのにカタカナで通じるなんて不思議です。
そんだけ、ネイティブの対応力は広いのでしょう。
モントリオールで聞いたコンサートの司会者は、最初英語に聞こえないくらいキツいフランスなまりでしたが、会場のネイティブスピーカー達は難なく彼のトークを聴き取っていたようでした。わしは聞き取れなかった。
〉英語はやはり強弱アクセントと落ちる音に鍵があるような気がします。
ならば、やはり音の落ちまくっているのを対象にした草書シャドウイングの重要性が上がってくるような気がしませんか。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: 杏樹
投稿日: 2003/12/25(00:45)
------------------------------
ちんげん斎さん、こんにちは。
〉うーん、そうですか。
〉そうであれば、カナかな変換できない言語で耳を鍛える目的には向いてないようですね。
〉その割には、中国の人が英語を学ぶと日本人のようなボイン地獄には陥ってないように思いますが、なんででしょうね。
多分カタカナがないからでは?
それに中国語はきちんとローマ字表記法が決まっていますが、中国人自身は漢字を使うので英文字にはなじみがありません。自分流の英文字の読み方というのも身についてないから、英語を見るとどう発音するか、聞いて覚えなくてはならないからではないでしょうか?
〉〉ロシア語は語の中に子音のみの音が多いということなので、役に立つのかと思ったら…子音優勢なのにカタカナで通じるなんて不思議です。
〉そんだけ、ネイティブの対応力は広いのでしょう。
〉モントリオールで聞いたコンサートの司会者は、最初英語に聞こえないくらいキツいフランスなまりでしたが、会場のネイティブスピーカー達は難なく彼のトークを聴き取っていたようでした。わしは聞き取れなかった。
でもカタカナなまりの英語はわかってもらえない。…よっぽどひどいんですね、カタカナ英語。
〉〉英語はやはり強弱アクセントと落ちる音に鍵があるような気がします。
〉ならば、やはり音の落ちまくっているのを対象にした草書シャドウイングの重要性が上がってくるような気がしませんか。
します、します。「草書シャドウイング」は名言です。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
958. Re: ユオ アーラ ダー セテーシタ オメン エンデ ワラーダ
お名前: ちんげん斎
投稿日: 2003/12/26(02:20)
------------------------------
杏樹さん、ども
〉でもカタカナなまりの英語はわかってもらえない。…よっぽどひどいんですね、カタカナ英語。
よほどひどいのでしょう。
あれは、音を写し取ろうという努力がみられません。
タイトルは、小泉セツさん(ラフカディオ・ハーンの妻ですな)が夫との意志疎通を図るために作った単語帳からの引用から拝借しました。
こういうのならきっと通じるのでしょうね。
オリジナルは、[url:http://www.geocities.co.jp/MusicHall/4090/setsu_koizumi.htm]
から引っ張ってきました。
小泉八雲よほどセツさんが大事だったと見えて、そうとうゆっくり喋ってますね。
あとジョン万次郎の単語帳が有名ですが、これも旧カタカナに似たものです。
検索しましたが良い例が見つかりません。
「掘った芋いじるな」もジョン万次郎の単語帳がオリジナルらしいですけど、
わたしが昔テレビで見たのでは、「ァーブ=薬草」とありました。どこぞの英語研究家が「ハーブ」と訳するより、よほど元の音に近いですよね。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: 杏樹
投稿日: 2003/12/17(23:58)
------------------------------
ちんげん斎@さん、こんにちは。
イベントの広場にレスをしようと思ったのですが、他の人の意見も聞いてみたいのでここにぶらさがります。
楷書・行書・草書の例えはおもしろいですね。
それにしてもカタカナ英語がこんなに根強いものだとは。
結局音を聞いても、知っている言葉だと、音そのものではなく脳内で勝手にカタカナ変換してしまうのですね。
ではそのカタカナ英語は一体どこから来たんでしょう?
中学・高校の英語の本にはカタカナは載ってないはずですよね。
もしや先生がカタカナ発音だから…?
また、日本人は「新カタカナ表記」に知らないうちに犯されている?
先生がカタカナ発音だったら日本の英語教育の未来は明るくないような気がします。でも多分そう言う場合が多いんでしょうねえ。私は高校に入った時、英語の先生の発音がいいのにビックリした覚えがあります。なんかすごーく英語らしかったんです。ということは、中学の先生は良くなかったのでしょう。
でもこれから発音のいい教師を育てるのはかなりかなり難しいでしょう。しかし本人の発音はもひとつでも、理屈をもう少々教えてもいいのではないかと思います。理屈というか、英語の音の特徴をきちんと教えるべきではないかと。
例えば…
まず日本語は音を表すのにかな表記を使いますので、「か」「さ」「た」などの音を「ひとつ」と考えてしまいます。しかし実はこれらの音は「子音+母音」の二つの要素から出来ています。子音と母音は独立して存在します。特に英語は子音のみの音がとても多いので、まず子音のみを発音することを覚える必要があります。そして母音なしで子音同士でひっつくこともあります。
酒井先生のシャドウイング指導では、子音が続くところでも高速で母音を伴って発音してしまうことがよくあるそうです。まず「子音のみ」の音を聞き分けるよう心がけ、子音のみを発音することを練習する必要がありそうです。
また、アクセントも要注意です。
日本語は上下イントネーションで成り立っている言葉です。強弱の差はあまりありません。しかし英語は強弱アクセントの強い言葉です。それを日本人は強・弱ではなく上下イントネーションの差で済ませてしまうことがあります。上下ではなく強弱をはっきりつける必要があります。
シャドウイング指導で「強く聞こえた音をまず拾う」というアドバイスがありましたが、それはこの強弱アクセントの「強」をつかむことです。そして英語は弱アクセント部分では母音もよく落ちますが、子音も落ちます。カタカナ英語では、この落ちている部分を脳内変換で拾ってしまって発音してしまうのです。ですから弱いところは無視して強いところばかり拾ってシャドウイングする、というのは有効だと思います。
「シャドウイングの前にヒアリング」って意外に落とし穴があるんですね。特にこの「脳内カタカナ変換」に犯されていると。
しかし上記の発音の特徴を心に留めて、初めての言葉に触れる気持ちで音を聞きながら本を読んだら「この言葉はこう発音するのか」ということがわかってくるのではないかと思ったのです。特に私はシャドウイングに気を取られるより、本を見ながら音を聞いた方が、細かい音を拾うことが出来ますから。
実際の発音はカタカナと全く違っていた!というショックがあると、かえって本物の発音を覚える原動力になるのではないかと思うのですが。
「虚心に聞く」って難しいですか?
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: marigold http://www.marigoldgarden.net/
投稿日: 2003/12/20(11:13)
------------------------------
杏樹さんへ
中学教科書にカタカナはふっていませんでしたが、
教科書ガイドや参考書にはカタカナで読みがふっていました。
それを頼りに読んでいました。
それがどれほど有害なのかその頃は全然わかっていませんでした。
ドイツ語をやるときに三修社の「ドイツ語の最初歩」という本を使いましたが、
それも最初の方はカタカナで読み方が書かれていました。
カタカナが無いと不安でしたし、CDでネイティブの発音を聞いても
カタカナと違うととまどい、結局カタカナ読みのほうに従っていました。
杏樹さんのように、カタカナ部分は塗りつぶすくらいじゃないといけなかったんです。
中学生のときにNHKラジオの基礎英語をときどき聞いていましたが、
ネイティブスピーカーの発音で、girlは「ぐーろー」というふうに聞こえました。
でも「がーる」の方が正しいんだと思ってそっちで発音していました。
もっと自分の耳の方を信頼するべきだったのだと今になって思うところです。
浮き輪につかまるような感じでカタカナに頼っていました。
「カタカナ英語撲滅運動」これは本当に日本中でこういうキャンペーンしないといけないんじゃないかと思います。
私はカタカナの有害さというのに今になってやっと気が付きました。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
941. Re: カタカナ英語撲滅(香港人から見たカタカナ英語)
お名前: ちんげん斎
投稿日: 2003/12/22(00:29)
------------------------------
杏樹さん、marigoldさん、こんばんわ
〉中学教科書にカタカナはふっていませんでしたが、
〉教科書ガイドや参考書にはカタカナで読みがふっていました。
〉それを頼りに読んでいました。
〉それがどれほど有害なのかその頃は全然わかっていませんでした。
まったく上に同じ。(T_T)
生まれて初めて使った辞書には、がしがしにカタカナでフリガナが振ってました。
初心者にやさしいカタカナふりがなつきって誇らしげに。
〉中学生のときにNHKラジオの基礎英語をときどき聞いていましたが、
〉ネイティブスピーカーの発音で、girlは「ぐーろー」というふうに聞こえました。
〉でも「がーる」の方が正しいんだと思ってそっちで発音していました。
わたしは、Billが「べおー」って聞こえてました。
その時は聞こえたまま反復してましたが、すぐに「ビル」に戻ってました。
Bobと云う香港在住の中国人(何故か彼らは英語名を持ってる)は、
アジア地域の責任者でありましたが、新たに日本を担当することになり張り切って日本語を覚え始めました。
日本に着たときには、街中のカタカナに興味しんしん。
Bob「タ、ク、シ・・・タクシー? What's that meaning ?」
先輩「てぁくすぃー!」
Bob「Oh! Taxi!、タクシー が taxi!ぶっはっはっはっは(腹をかかえて笑う)」
中国人から見てもカタカナ英語は相当におかしいらしいです。
この調子でかたっぱしからカタカナ英語を読んで、喜んでたらしい。
いつも同行している先輩がまいってました。
なんかくやしいエピソードです。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: 杏樹
投稿日: 2003/12/22(01:46)
------------------------------
marigoldさん、ちんげん斎さん
〉中学教科書にカタカナはふっていませんでしたが、
〉教科書ガイドや参考書にはカタカナで読みがふっていました。
〉それを頼りに読んでいました。
〉それがどれほど有害なのかその頃は全然わかっていませんでした。
うーん、それはヤバかったですね。
やはりカタカナで覚えた方が手っ取り早いので、参考書の類は試験などの対策が効率よくできるようになっているのかもしれません。
ちんげん斎さんの「カタカナつき辞書」もヤバイ一品ですね。
〉ドイツ語をやるときに三修社の「ドイツ語の最初歩」という本を使いましたが、
〉それも最初の方はカタカナで読み方が書かれていました。
〉カタカナが無いと不安でしたし、CDでネイティブの発音を聞いても
〉カタカナと違うととまどい、結局カタカナ読みのほうに従っていました。
〉杏樹さんのように、カタカナ部分は塗りつぶすくらいじゃないといけなかったんです。
それも困ったものですね。でもドイツ語はカタカナでも通じる率が高い方ですから、英語ほど被害は少ないと思います。
ただ、聞いたことのない音を聞くと、なかなか聞き取ったり発音したりするのは難しいですので、「カタカナがないと不安」という気持ちはわかります。どうしても自分の知っている音に当てはめないと学習が進まないんですね。やっぱり語学は、特に最初は音がないとなかなか勉強できないと思います。
私はそう思っていますので、テープもCDもない「ウイグル語四週間」は進められずに悔しい思いをしています。
〉中学生のときにNHKラジオの基礎英語をときどき聞いていましたが、
〉ネイティブスピーカーの発音で、girlは「ぐーろー」というふうに聞こえました。
〉でも「がーる」の方が正しいんだと思ってそっちで発音していました。
脳内カタカナ変換の威力はすごいですね。
でもそこで「カタカナ英語は本物の発音とは違う」という情報があれば、「ぐーろー」が本当の発音だと気がついたかもしれません。実際に聞き取ったり発音したりするのは難しいにしても、「がーる」じゃないんだ、ということが頭の片隅に残れば、カタカナ英語脱却の第一歩になるのではないでしょうか。
〉もっと自分の耳の方を信頼するべきだったのだと今になって思うところです。
〉浮き輪につかまるような感じでカタカナに頼っていました。
〉「カタカナ英語撲滅運動」これは本当に日本中でこういうキャンペーンしないといけないんじゃないかと思います。
〉私はカタカナの有害さというのに今になってやっと気が付きました。
英語は本当はカタカナでは表記できないんですよね。今の学校英語ではネイティブの発音をしっかり聞くのも、先生が発音指導をするのも難しいですので、せめて「カタカナ英語では本当は通じないんだぞ」って言ってほしいですね。
そういえば、前に新聞で読んだんですが、レストランで外国人が「ビール!ビール!」と叫ぶので、ウエイターがビールを持っていったところその外国人は違うという身振りをして必死で「ビール!」と繰り返し、ウエイターも「ジスイズビール」と言ってチンプンカンプンの応対をしていたそうです。実はその外国人は「Bill」すなわち「勘定」と言っていたということです。
もとレスにつながっているイベントの広場で、香菜さんも中国人にカタカナ英語では通じないことを書いてくださってますが、香港人の大笑いもすごいですね。
ちなみに香港はイギリス領だったので全員英語名があります。香港スターもみんなファーストネームは英語。でも現地では広東語の漢字表記です。
だもんで、この夏公開された中国映画「HERO−英雄−」では大陸と香港のスターが共演しているので名前がごちゃごちゃ。
マギー・チャン(香港)
チャン・ツーイー(大陸)
で、どっちも「チャン」の方が姓。
中国語圏では
張漫玉
章子怡
と書かれています。
脱線してしまってすみません。
------------------------------
杏樹さん
〉ちんげん斎さんの「カタカナつき辞書」もヤバイ一品ですね。
もう英語苦手人間へ一直線のヤバさですよね。
〉英語は本当はカタカナでは表記できないんですよね。今の学校英語ではネイティブの発音をしっかり聞くのも、先生が発音指導をするのも難しいですので、せめて「カタカナ英語では本当は通じないんだぞ」って言ってほしいですね。
もう、ほんとにそう思います。
〉そういえば、前に新聞で読んだんですが、レストランで外国人が「ビール!ビール!」と叫ぶので、ウエイターがビールを持っていったところその外国人は違うという身振りをして必死で「ビール!」と繰り返し、ウエイターも「ジスイズビール」と言ってチンプンカンプンの応対をしていたそうです。実はその外国人は「Bill」すなわち「勘定」と言っていたということです。
英語が苦手だった自慢の広場も、大部分がカタカナ英語が通じなかったってお話ですよね。
〉もとレスにつながっているイベントの広場で、香菜さんも中国人にカタカナ英語では通じないことを書いてくださってますが、香港人の大笑いもすごいですね。
あー、やっぱり違うんだって実感しますね。
〉ちなみに香港はイギリス領だったので全員英語名があります。香港スターもみんなファーストネームは英語。でも現地では広東語の漢字表記です。
〉だもんで、この夏公開された中国映画「HERO−英雄−」では大陸と香港のスターが共演しているので名前がごちゃごちゃ。
〉マギー・チャン(香港)
〉チャン・ツーイー(大陸)
〉で、どっちも「チャン」の方が姓。
〉中国語圏では
〉張漫玉
〉章子怡
〉と書かれています。
えーと、香港のキース・チャンってのに聞いたんですが、あの英語名は自分で勝手につけるらしいです。キースは自分で辞書から選んだそうです。欧米とのビジネス用途だけで使っていて、オリジナルの中国名と音も綴りも全然関係ないんだとか。(キースは初めウィリアムと名乗っていたけど、良くないから変えたとかいってました。名刺見ると中国語表記は陳子年になってます。←読めないよ)
パスポートにもその英語名を明記できるんだそうで、かなりフレキシブルに使えるようですね。
〉脱線してしまってすみません。
もっと脱線話ですが、わたしも英語名を使うことにしたんですよ。向こうの人間とやりとりするときには、わたしはこの10月から「Todd」(カタカナで言うとトッドね)になりました。会社の名刺の裏にも刷っちゃったもんね。英語話せない癖にToddです。ぶははははは。