Re: 「シャドウイングの快感」について

[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/15(22:23)]

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329. Re: 「シャドウイングの快感」について

お名前: 職人
投稿日: 2003/3/14(19:06)

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バナナさんへ

今回の投稿でバナナさんが「シャドウィングの快感」はと聞かれた理由が分りました。
”快感”って言われてもなぁと、この言葉を使われた意図、背景が非常に気になっていました。

私は、リスニング、シャドウィングってとっても大切な事だと思っています。
一言で表現するならば、リズムを吸収会得する機会だと思うからです。

発音の話は難しくて自分もここで明確な己の考えを書き記すことは出来ませんが、ないがしろにしてはいけないと思っています。
なぜなら、伝わらないから、伝わりにくいからです。
でも、それよりも何よりも、発するリズムが悪いとより伝わりません。

自分の経験をチラッとお話すると。
見た目は完璧日本人だけどアメリカ人の上司との会話では、日本語の合間に簡単な英単語を英語で発音されると、
そこだけキュルッと早送りになったみたいに前後の音が分断され、聞き取れないことがあります。
カタカナ発音してもらえればすぐ分るような言葉なのに、非常に戸惑う瞬間です。

また、日本人がある一部の言葉だけをカタカナ英単語を用いて外国人に話していても伝わらないことも目撃、経験しています。
これは相手には英語に聞こえてないのが原因だと思われます。
セクレタリー、サプライヤー、プロシージャー等が私のカタカナ英語失敗例です。(長めのものをご紹介しました。)

通っていた英語学校でも、受持たれた全ての先生から、英語のリズムで発言することをそれはそれはしつこく指導されました。
また、お世話になっているメソッドからも言語の違いについて興味深い話を聞いています。

で、自分自身の発音はさて置き、なるたけ英語のリズムっぽい発声を心掛けると、相手の反応が良くなります。
シャドウィング自身よりこれが私の一番の快感かもしれない・・・。
そんなこんなの知識と体験から、強弱をつけることやリズムのある発声がとても大事なんだなぁと思い至った訳です。
そのためにはシャドウィングってとっても有効だと思うのです。

でもね、歌でシャドウィングって言うのは、入口として私は余りお勧めとは思わないです。
なぜならば、音程やメロディーにかなり引っ張られてしまうのではないかと思うのです。
曲調がゆっくり目のものや伴奏が静かなもの、一つの単語が一つの音に入っているようなものであれば良いのだけれど、
そうじゃないとちょっと乱暴になっちゃうのじゃないかなって思ったのです。
その単語やフレーズが持っている自然なリズムを知ったあと、歌に入った方がいいのではないかなと思ったのでした。
なので、早口言葉や詩、音遊びみたいなものがお勧めかな、な〜んて思っています。

そして、バナナさんのおっしゃる多読継続エンジンとシャドウィング継続エンジンの話はとても興味深いポイントだと思います。
自分はなんの抵抗もなくスルルルルンとシャドウィングに入れてしまったのですが、面白味やメリットを感じなければ続かないですもんね。
これはしばらくの間考えてみます。
あずきさん、ぷぷさんも書かれていますが、リスニングをいっぱいして真似してみたいって言う機が熟すのを待つのが良いのではと私も思います。


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[♪] 330. Re: 「シャドウイングの快感」について

お名前: SSS 酒井邦秀
投稿日: 2003/3/16(00:32)

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みなさん、こんばんは!

歌、とーってもいいと思います。
とくに音の質感というか、肌触り、舌触り?を
じっくり磨くのにいいと思います。

ただ歌はゆっくりなので、会話のなめらかさや
抑揚にはシャドーイングかな?

ところで、きょうの相談会で、職人さんとトオルさんの
シャドーイングがとてもよくて、ぼくはうれしかった!
二人のシャドーイングは、聞いているだけで話を楽しめそうでした。
お二人には次はもっと速い素材をなめらかに、リズムよく
シャドーイングしましょうといいました。
一つ一つの音は、もう英語の部類にはいっていると思うので。

あ、わかりにくいですよね、この言い方。
つまり、お二人のシャドーイングを聞いたら、
だれも日本語を発しているとは思わないだろうと思うのです。

英語を話しているつもりが全然英語と認識されない事って
よくあって、ちょっと傷つきますからね。

でもお二人の音はまちがいなく英語の音と認識されるところまで
行っていた、ということです。

ただしまだ「日本語なまり」は強いです。でも母語のなまりを
残してどんどん立派な英語を話している人はたくさんいるので、
(最近よくニュースに登場する各国の国連代表はみんなそう)
それ以上英語に近づくかどうかは、お二人の「主義次第」でしょう。
イギリス人やアメリカ人のまねはできればしたくないということなら、
一つ一つの音を磨くのはもうやめにして、抑揚やリズム、なめらかさを
中心にシャドーイングしていくといいと思います。

では、報告まで・・・


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