[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/15(14:18)]
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300. 「からだを揺さぶる英語入門」買った方いらっしゃいますか?
お名前: ブラン http://www.geocities.co.jp/Bookend/2371
投稿日: 2003/2/27(06:39)
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先日書店で,『声に出して読みたい日本語』の著者・斉藤孝氏による新著『からだを揺さぶる英語入門』が並んでいました。
「声に出して読みたい英語」とでもいうべき,シェイクスピア,ブレイク,マザーグースなどの名文が収められています。半信半疑で買ってみたのですが,CDのナレーション(フランク・オコナー)が非常にいいです。聞いているだけでも,体がむずむずしてきます。
本書では暗誦の重要性などが説かれていますが,それは一切無視しています。ただ暗誦でも音読でもなく,私は「名文の朗誦」にひかれて買ってみました。
シャドウイングとは違うかもしれませんが,名文朗誦も何らかのプラスになるのではないかと思います。
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お名前: sumisumi http://bookshelf.hacca.jp/
投稿日: 2003/2/27(07:52)
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ブランさん、こんにちは、sumisumiです。
そういうのがあるのですね。
素敵ですね...色々と有名なところだけ、入っているのでしょうか。
大学時代にフランス語の先生がおっしゃったことには、
フランスでは低学年の子に名詩を暗誦させるのだそうです。
意味がわかるかどうかは重要ではなく、
自国語の音韻、リズムの美しさを幼いころからしみこませることが目的とか...
それにならって、というわけでもないのですが、
「声に出して読みたい日本語」を子供に聞かせようと思って
購入したら、なつかしいものばかりで、子供にはさらりと流されてしまいましたが、
両親に大受けで、両親と私と3人で、それこそ、声に出して読んで
喜んでいました(^^;)忘れかけていたけれど、子供のころにはよく
耳にしていたセリフが満載で、楽しかったです...ああいう節回しも本当に
聴くことも話すことも減ってしまいましたね。
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お名前: ブラン http://www.geocities.co.jp/Bookend/2371
投稿日: 2003/3/3(15:54)
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sumisumiさん,
〉大学時代にフランス語の先生がおっしゃったことには、
〉フランスでは低学年の子に名詩を暗誦させるのだそうです。
〉意味がわかるかどうかは重要ではなく、
〉自国語の音韻、リズムの美しさを幼いころからしみこませることが目的とか...
かつて東大仏文科教授で,ラシーヌの翻訳で知られる渡辺守章先生(今は放送大学の副学長だったかな?)は,大学1年生の最初のフランス語の授業で,いきなり詩の暗誦からはじめたそうです。
昔のドイツ語やフランス語の授業では,いきなり文法に入らずに,こうして声に出して美しい詩を朗誦して,リズムを体得させる先生もいらっしゃったようです。今はなかなかできないことなのでしょうが…。
でもフランス語の詩がそらで言えたら,魅力的ですね。
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お名前: SSS 古川昭夫 http://www.seg.co.jp/sss/
投稿日: 2003/3/3(21:31)
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〉かつて東大仏文科教授で,ラシーヌの翻訳で知られる渡辺守章先生
フランス語の授業を大学1年のとき、
直接習った記憶がありますが、
うーん。初心者向きでなかったですね。
それ以上の記憶がないですが。
>いきなり詩の暗誦からはじめたそうです。
ということは無かったです。
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お名前: ブラン http://www.geocities.co.jp/Bookend/2371
投稿日: 2003/3/4(18:13)
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〉>いきなり詩の暗誦からはじめたそうです。
〉ということは無かったです。
それはそれは,失礼しました<(_ _)>。何かの語学体験談に書いてあったので記憶していたのですが…。
しかし東大で渡辺先生からフランス語を習われたとは…。恐れ入りました。
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304. Re: 「からだを揺さぶる英語入門」買った方いらっしゃいますか?
お名前: windy
投稿日: 2003/3/3(13:46)
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ブランさんの書き込みを拝見して、週末に早速購入しました。(^^) 情報ありがとうございました。
音読の効用について書かれたものや、文学作品から抜粋したものの朗読CDが付いているものなど、最近はたくさんの書籍がありますが、この本には英語を話すときには演劇のときのような体のモードでないと、というようなお話しや「繰り返すことで、それが技になる」(だったかな、今出先なので単語がはっきりしなくてスミマセン)というようなタドキスト的にくらくらしてしまうこと(笑)が書かれていたりで、メソッドのほうもなかなか参考になりました。
#私はアマチュアですが管楽器演奏家(http://q-sax.net/)なので、話す(=演奏する)ときにはそのための体の準備が必要だということと、繰り返しの結果が技になるというのは心底実感しているもので…。
朗読は比較的ゆっくり目で、区切りごとにリピートのためのポーズが入っているので、シャドゥイングとは少し異なりますが口に出して復唱というのはやりやすいかと。確かに「口に出すと気持ちが良くなるような」名文が選ばれているように思います。英文テキストのみが巻末にまとめられていて、その部分が小冊子として取り外しできるようになっているのも便利です。本編のほうではカタカナのふりがながあるのはアレかもなのですが、根本的には英語学習の本ではないので、まぁそういう方法も仕方ないかなと。リエゾンや韻を踏んでいる部分等には記号が書かれているのはいいですね。
欲を言うと、区切りごとのポーズがないタイプの朗読もあるとうれしかったんですが。(^^;
シャドゥイング前のDaily Exercise的にこれを使うのも「英語モードに体を切り替えるために」いいかなー、なんて思っているところです。
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308. Re: 「からだを揺さぶる英語入門」買った方いらっしゃいますか?
お名前: ブラン http://www.geocities.co.jp/Bookend/2371
投稿日: 2003/3/4(19:04)
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windyさん,はじめまして。ブランです。
〉音読の効用について書かれたものや、文学作品から抜粋したものの朗読CDが付いているものなど、最近はたくさんの書籍がありますが、この本には英語を話すときには演劇のときのような体のモードでないと、というようなお話しや「繰り返すことで、それが技になる」(だったかな、今出先なので単語がはっきりしなくてスミマセン)というようなタドキスト的にくらくらしてしまうこと(笑)が書かれていたりで、メソッドのほうもなかなか参考になりました。
かねてから音読の効用は言われていましたが,どうも音読・暗誦が「苦行」になってしまって続かないという問題がありました。その点かなり研究・工夫されているな,と思います。
〉#私はアマチュアですが管楽器演奏家(http://q-sax.net/)なので、話す(=演奏する)ときにはそのための体の準備が必要だということと、繰り返しの結果が技になるというのは心底実感しているもので…。
「只管朗読」論を唱えている國弘正雄さんの本の中で,バイオリンの諏訪内晶子さんのエピソードが出てくるんですね。それを踏まえて國弘氏は,バイオリンを身につける過程と,英語を身につける過程は一緒だ。だから身体に覚えさせる只管朗読が必要だと。確かにそうだとは思い教材を買って実践したのですが,苦痛になってしまい続きませんでした^_^;。
今回の本は,声に出すのが「気持ちよくなる」文章を集めているという点で,いいですね。
ただ私は「暗誦」は意識していません。ただ名文を声に出すのが気持ちいいからやっているというだけで,それで身体に英語をなじませようという「打算的な」意識は捨てています。ここは酒井先生の「快楽原則」に従って,ただ気持ちよく声に出していきたいと思っています。