[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/12/26(13:58)]
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お名前: 芝沖
投稿日: 2003/1/25(11:50)
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酒井先生、そして皆様、ご無沙汰しております。以前こちらでいろいろアドヴァイスや励ましを頂きました芝沖です。しばらくこちらの掲示板を伺う機会がなかったのですが、ようやくゆとりが出来ましたので、その後のことを報告させて頂きます。
「無謀(?)」と云われた「ナルニア国シリーズ」全巻読破(但し辞書使用)の後、再び多読の教えに還って辞書を封印。その後はDahlの作品とOxford、Cambridge等のGRを交互に読み続けました。特にDahlはお気に入りで主だった作品は一通り読み、Boy、BFG、そして「手強い」と云う印象のあったGoing Soloも、特に苦もなくスラスラと読めたので、「これは相当実力がついたんじゃないんだろうか!?」なんて過剰な自信すら抱きました。これがちょうど12月の半ば頃、多読を初めて3ヶ月半位だったでしょうか。
ところがまさにその時期、その自信を粉々にうち砕く様な出来事が起こりまして、「ひょっとして今までやってきたことはまるで無意味だったのでは?」と云う疑念が生じたのです。急速に「やる気」が減退し、つまりこれが「最大の危機」だったわけですが(笑)、辛うじて中断するに至らなかったのは、生来の活字中毒的気質のおかげでした。
とは云えそれ以来、本の選び方・読み方が変わりました。今までは「つまらなかったら止める」原則があるとは云え、基本的に「お勉強」意識があったので、多少つまらなくても話の筋が追えている限り最期まで読み進めたのですが、以降は純粋に楽しめるもののみを手にするようになりました。またGRも、かってはあれほどハマっていたのに、最近ではどれも何となく「食い足りない」様な気がし始めたので、思い切って止めました。一方で、昔買っていたものの、途中で挫折・放置していたオーウェルのAnimal Farmやシドニィ・シェルダンのMorning, Noon & Nightは結構面白く読めたので、その後、シェルダンのMaster of the Game、The Naked Faceを続けて購読。また読む速度を計るのも止めましたが、シェルダンの作品はどれも読み始めは1日(通勤時間+昼休み+仕事帰りの喫茶店=計2時間位)30ページ位で、その後40、50ページ・・・と増えていき、最後は1日100ページほどになります。
ただ、シェルダンの作品も、読んでる途中はぐいぐい引っ張られるのですが、読み終わった後には余り残るものがない(?)様な気がし始めたので、昨日The Naked Faceを読み終えた後、今度はマイケル・クライトンのTIMELINEを購入。これはまだ10ページ位しか読んでいないので読み続けられるかどうかは不明ですが、クライトンは、以前翻訳でジュラシック・パークを読んで以来のファンなので、もしこれが楽しめたら「本物」かなって思ってます。
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芝沖さん、はじめまして。ポロンと申します。
危機を乗り越えられたご様子、よかったですね!
どんな学習法にせよ、「疑念」が最大の敵ではないかと思います。
〉とは云えそれ以来、本の選び方・読み方が変わりました。今までは「つまらなかったら止める」原則があるとは云え、基本的に「お勉強」意識があったので、多少つまらなくても話の筋が追えている限り最期まで読み進めたのですが、以降は純粋に楽しめるもののみを手にするようになりました。またGRも、かってはあれほどハマっていたのに、最近ではどれも何となく「食い足りない」様な気がし始めたので、思い切って止めました。
GRは、「読まないともったいない」意識もあって、おもしろくなくても読んでしまう、
というのはありますね。(^^;
「食い足りない」と感じていらっしゃること自体、着々と力をつけていらっしゃる
証拠ですよね。
一方で、昔買っていたものの、途中で挫折・放置していたオーウェルのAnimal Farmやシドニィ・シェルダンのMorning, Noon & Nightは結構面白く読めたので、その後、シェルダンのMaster of the Game、The Naked Faceを続けて購読。また読む速度を計るのも止めましたが、シェルダンの作品はどれも読み始めは1日(通勤時間+昼休み+仕事帰りの喫茶店=計2時間位)30ページ位で、その後40、50ページ・・・と増えていき、最後は1日100ページほどになります。
〉ただ、シェルダンの作品も、読んでる途中はぐいぐい引っ張られるのですが、読み終わった後には余り残るものがない(?)様な気がし始めたので、昨日The Naked Faceを読み終えた後、今度はマイケル・クライトンのTIMELINEを購入。これはまだ10ページ位しか読んでいないので読み続けられるかどうかは不明ですが、クライトンは、以前翻訳でジュラシック・パークを読んで以来のファンなので、もしこれが楽しめたら「本物」かなって思ってます。
詳しい経過報告、とても参考になります。
もうすっかりペーバーバック・リーダーとして一人立ちなさっているご様子。
シェルダンから次なるステップへと進まれているのですね。
芝沖さんの勢いにはかないませんが、私も少しずつステップを踏みならしながら
PBが読めるようになりたいです。
マイケル・クライトンの感想、また教えてください!
楽しい読書を!!
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お名前: SSS 酒井邦秀
投稿日: 2003/1/26(00:54)
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芝沖さん、ひさしぶりです!
大物PBばかり読んでいくとはまた豪快な!!
〉ところがまさにその時期、その自信を粉々にうち砕く様な出来事が起こりまして、「ひょっとして今までやってきたことはまるで無意味だったのでは?」と云う疑念が生じたのです。急速に「やる気」が減退し、つまりこれが「最大の危機」だったわけですが(笑)、辛うじて中断するに至らなかったのは、生来の活字中毒的気質のおかげでした。
〉とは云えそれ以来、本の選び方・読み方が変わりました。以降は純粋に楽しめるもののみを手にするようになりました。
その「最大の危機」がなんだったのか?
そして抜け出られたのはどうしてなのか?
ぜひ聞きたいですねえ。ぜひ!
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ポロンさん、始めまして!レスありがとうございました。
>どんな学習法にせよ、「疑念」が最大の敵ではないかと思います。
本当にそうですね!芝沖も今まで何度も「疑念」→「諦念」→「挫折」のフルコースを繰り返してきました(特に英語で・・・(笑))。「あの頃、もう少し粘っていれば、今頃はもっと違った人生を歩んでいたかも・・・」なんて思うこともしばしばですが、今さら過去を振り返ってもしょうがない(笑)!?
>マイケル・クライトンの感想、また教えてください!
やっぱり芝沖はまだまだ「本物」にはほど遠いらしく、70ページ迄来ましたが「解らない単語」を「飛ばしまくり」です(笑)。辛うじて筋がつながっているだけ・・・(悲)。ただ、確か以前翻訳でジュラシックパークなどを読んだときも最初はやたら小難しい言葉が並んでたけど、真ん中位から俄然面白くなった記憶があるので、もうちょっと頑張ってみようかと思ってます。
酒井先生、
〉芝沖さん、ひさしぶりです!
覚えていて下さったんですね!感激です。
〉その「最大の危機」がなんだったのか?
いえ、本当に出来事そのものは大したことなくて申し訳ないのです(笑)が、要は「たまたま手に取った英字新聞が殆ど読めなかった」と、つまりそれだけのことなんです(笑)。ただその頃は「自分は英語が読めるようになった!」と云う思いこみで一杯だったのでショックでした。で、「これじゃあ多読を始める前と変わらないじゃないか」→「この3ヶ月余りはまるで無意味だったんじゃないか」→「じゃ、これ以上続けてもしょうがないか」と云う、芝沖お得意のネガティブ三段論法(?)で、急速にやる気が失せたという訳です。
今、冷静に考えてみれば、普段「妖精」だの「魔法」だの、或いは「絞殺」だの「刺殺」だの、と云った言葉(つまりファンタジーやミステリー系)にしか馴染んでいなかったのに、いきなり「政治」「経済」用語満載の新聞を読んでも解らないのは当然なのですが、その頃はそこまで考えが及びませんでした(笑)。
〉そして抜け出られたのはどうしてなのか?
〉ぜひ聞きたいですねえ。ぜひ!
いえ、これも「抜け出られた」などと云う褒められたものではなくて、単に「通過」しただけなんです(笑)。ただ、もし酒井先生の提唱される学習法が、何か特定のテキストなりテープなりの教材を使用するものであったとしたら、間違いなく脱落していたと思いますが(笑)。
つまり芝沖は活字中毒でありまして、多読を始める以前から通勤鞄の中には文庫、新書や単行本が絶えず2〜3冊入っていないと落ち着かなかったのです。で、多読を初めてからは、それらを全てGRや子供向けPBに置き換えていたのですが、「例の件」以来、再び日本語の本を詰め込みました。ただ、1冊だけ黄ばんだAnimal Farmだけは(薄かったこともあり)入れておいたのです。結果としてこれが、芝沖を多読につなぎ止めてくれました。
昔、読みたくて買ったけど挫折したAnimal Farm。本棚から取り出して開いてみると、なんか読めそうだったので取り敢えず鞄に入れて、その後読んでみたら・・・面白かった!これが読めなかったら(或いはつまんなかったら)、やっぱり止めてたかもしれませんね(笑)。
という訳で、余り参考にはならない事例かも知れませんが、取り敢えずご報告まで。