[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/12/28(11:20)]
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お名前: Yoshi
投稿日: 2003/1/19(13:54)
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junさん。 はじめましてYoshiと申します。
Timeと聞いて、出てきてしまいました。
僕は、だいぶむかしになりますが、学生時代 Timeを読むサークルに
入っておりました。それで参考になるかどうかわかりませんが、
書き込みさせていただきます。
〉 酒井先生の「百万語」の薦めにしたがって、「Time」を買ってきて、ちらちらと読んでいるのですが、ぴんと来ないというか、乗れないというか、英語を無理して読んでいるという感じで、GRを読んでいるときのような、ある時には英語を読んでいることを忘れて本自体を読んでいるという感じには全然なれません。
単刀直入にいって、Timeの英語は、難しいです。かなり気合をいれないと、
読めないと思います。Time誌自身が、自分たちの文章が最も格調高い(?)
なんて自慢するほどのものですから、相当なものです。
当時、アメリカ人に聞いてみたのですが、ネイティブもあまりTimeを読んでいる
ひとはそうおおくはないそうです。また読んでいる人でも最初から最後まで
全部読むなんて人はもっと少ないそうです。
語彙もさることながら、内容も高度ということでしょうか?
アメリカ人にだって、難しい読み物だそうです。
いわゆる知識人の読み物であって、一般大衆が読む雑誌ではないという事らしい...。
そういえば、日本人だって、政治経済なんかの専門誌や文芸春秋などの雑誌を
カバートゥーカバー読んでるなんて人少ないですよね。
〉 これは基本的に語彙の問題なんでしょうか? それが問題であることは事実と思いますが、どうもそれだけでなくて、かなり長い入り組んだセンテンスが多いので、それも読みにくい原因となっているようにも思います。これはジャーナリズムで使われる一般的な文体なのでしょうか?
語彙も゛タイムイングリッシュ゛とでもいうのでしょうか...!?
タイム独特の造語を作るケースがおおく見られ、読むのにけっこうてこずる
と思います。文体もさきほど申し上げましたが、タイム誌自身が他とは違うんだという...なんといううか自負みたいなものをもっていて、一般的なものとは、
少し異なるということが多々あるように思います。
〉 こういうのも慣れで、読み続けていくと、その内に気にならなくなってくるのでしょうか? 何かわたしが受験したころの入試の英語を思い出すようなくねくねした文章が多くて、つい因数分解(^^)したくなってしまいます。
ただTimeを読むということは、生きた英語を身に付けること及び国際情勢や最新
の情報を的確に把握することなどにおいて、最高の方法であることは、
まちがいないようです。多少がまんしながらでも読めるレベルであれば、
続けて読まれたらどうでしょうか。読みつづけていくと徐々に読めるように
なってくると思いますし、英語力は飛躍的に伸びると思います。
最初は、自分の専門分野に関係するところから読まれると比較的うまくいくと
思います。
また、最初はくれぐれもカバートゥカバー読もうとしないことをお勧めします。
でないと、長続きしません。
それと、英語受験勉強時代の文法は、Timeを読むにはかえって弊害になる
のではないかと思います。
ならった文法の例外みたいなものばかりですから....!!!
因数分解は、やめたほうが得策です。理由は多読の場合と同じです。
読んでいくうちわかるようになるとおもいます。
生の英語を生かじりする感覚がTimeには得策だと思います。
〉 それから、今 Hemingway "The Old Man and the Sea" を読んでいるのですが、この英語ってどの程度のレベルなのでしょうか? こっちの英語のほうが「Time」の英語よりよほどやさしく感じるのですが・・・。
すいません。ぼくはまだ老人と海は読んでいませんので、これについては
コメントできませんが、たぶんおっしゃるとおりだと思います。
古い経験ですが、参考になればと思い書き込みました。
えらそうなことを言っていたらすみません。
僕もまだまだTimeをまともに読めるレベルではありません。
ただ、今年、毎週購読を再開しようかなとは考えています。
ではでは、ご参考まで...
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Yoshiです。
すみません!!!これって横レスっていうやつかな!?
junさん、すみません!!
酒井先生ならびにSSS研究会の皆様申し訳ありません!!!
Timeと聞いて、ついつい出てきてしまいました。
おゆるしください....!!!(汗が出てきた!!!)
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お名前: jun http://members.jcom.home.ne.jp/j-miyaza/
投稿日: 2003/1/19(15:25)
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Yoshiさんご丁寧なお返事をいただき、どうもありがとうございます。
そうなんですね。考えてみれば小説は誰でもが読むものですが、論説とかは誰でもが読むというものではないですからね。
「Time」は日本でいえば、「世界」とか「論座」とか「考える人」なんかに相当するんでしょうか?
わたしの受験勉強時代に読まされたものって、ラムの「エリア随筆」とかそういうものが多かったような気がします。なんか英語ってそういうものだってイメージがあって、GRなどを読むと、こんな英語もありなんだってホッとします。
実は今度、多読に入る前にちょっと思うところがあって、Hume のエッセイを読んでいました。英語は古めかしいし、単語はわからないし(1ページ平均15〜20個くらいわからない単語がある(^^))、一つのセンテンスは長いし、それを受験勉強的に辞書を引き引き読んでいました。ちょっと「Time」を読んでいてそれを思い出しました。でも Hume の英語ってイギリスの散文の規範の一つであるなんていうひともいます。「Time」の英語も見る人が見れば素晴らしい英語ってことになるのでしょうか?
英語の世界もひろ〜いんだなということですね。
どうもありがとうございました。
jun
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お名前: SSS 酒井邦秀
投稿日: 2003/1/19(17:27)
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junさん、Yoshiさんこんばんは!
横レスというのが、まだよくわからないところがありますが、
ま、それはおいおいわかってくるとして・・・
TIME(雑誌の名前としては全部大文字ですね。もし英文の
中に入れるとすると斜字体にすることもありますが)は
むずかしいです。
むかーしのTIMEを読むと、これでもかっていうくらい
むずかしかった。ということはいまはだいぶ読みやすくなった
のですが、それでもむずかしい!
一つにはYoshさんが書いているように、書く人が凝った文章を
意識して書いている。つぎに、かならずお遊びがある。
TIMEの記事はタイトルがいちばんむずかしいですね。たいてい
語呂合わせ、だじゃれがからんでいる。それに対して副題は
ていねいに内容を要約しています。
第一段落はいちばんむずかしい。記者が最近でいう「つかみ」を
意識して、できるだけおもしろい書き出しを心がけるからだと
思います。お遊びも第一段落がいちばん多いかもしれない。
SSS式の読み方では第一段落を飛ばしてしまうことも
考えられます。
各段落はいわゆるパラグラフ・ライティングにのっとっていて、
見事なものです。各パラグラフの第一センテンスだけ読めば
記事の傾向はわかります。その傾向を読みとっておいてから
第二センテンス以降を読むと、わかりやすいかもしれません・・・
が、そうは問屋が卸さない。第一センテンスだけ読んで
意味がわかるには相当英語がわかるようになっていなければ
ならないので、にわとりと卵みたいなことになります。
最後のパラグラフはかならずなんらかの「落ち」があります。
これがなければいっぱしのライターとは言えないかのようです。
したがって、最後の段落も結構むずかしいですね。
なんだかだらだらと書いてしまった・・・
今回はTIMEやNewsweekの記事全体の特徴をお話ししたという
ことにして、これからは具体的に質問していただければ、
わかる限りお答えします。
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お名前: Yoshi
投稿日: 2003/1/19(22:33)
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酒井先生!!こんばんは!!
〉横レスというのが、まだよくわからないところがありますが、
〉ま、それはおいおいわかってくるとして・・・
TIMEと聞いて、即座に反応して書き込みをしてみたものの、
junさんの投稿をよく読んでみると、酒井先生の御著書を読んで..
と書いてあり、これってひょっとしたら酒井先生のご返答を求められて
いるのではないか? だとしたら僕はとんでもない横ヤリのレスを
書き込みしてしまったんじゃないかと...そう思いました。
いつもよくわからないこと書いてすいません.....!!(汗)
〉TIME(雑誌の名前としては全部大文字ですね。もし英文の
〉中に入れるとすると斜字体にすることもありますが)は
〉むずかしいです。
あっ! そうでした。ぜんぶ大文字にするんだった。
今思い出しました。
〉むかーしのTIMEを読むと、これでもかっていうくらい
〉むずかしかった。ということはいまはだいぶ読みやすくなった
〉のですが、それでもむずかしい!
むかーしのTIMEしか知らない僕ですが...今のTIMEは読みやすくなって
いるのですか。これはいい事を聞きました。
今年まだ先の予定ですが(秋頃)、TIMEをまた読み始めてみようかと
ひそかに思っていたので、僕にとっては朗報でした。
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お名前: SSS 酒井邦秀
投稿日: 2003/1/19(23:13)
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〉横ヤリのレス
なるほど!横やりのレスポンスで横レスですか・・・
レスとスレもよくわかってないので・・・
ありがとうございました!
〉むかーしのTIMEしか知らない僕ですが...今のTIMEは読みやすくなって
〉いるのですか。これはいい事を聞きました。
〉今年まだ先の予定ですが(秋頃)、TIMEをまた読み始めてみようかと
〉ひそかに思っていたので、僕にとっては朗報でした。
そうですね。むかしのTIMEはとにかく学術論文みたいに
むずかしい語がぽんぽん出てきた・・・
いまはただ凝ってるだけで、Newsweekとのちがいもほとんど
ないのではないだろうか?
ぼくはもう十分たくさん読んだ人には電子辞書を使いながら
どんどん読むように言っています。(たいてい試験を受けなきゃ
っていう期限のある人たちなので・・・)
だめだったらやめればいいんですから、ぜひ挑戦してみて
ください。
あ、U.S. News and World Report はTIMEやNewsweekより
やさしいですよ。日本の英字新聞<U.S. News and World
Report<Newsweek<TIME<New York Book Review<
Times Literary Supplementというところでしょうか?
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お名前: jun http://members.jcom.home.ne.jp/j-miyaza/
投稿日: 2003/1/19(23:25)
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Yoshiさん、酒井先生どうもありがとうございました。
実は、「TIME」を定期購読すると安いよ、という宣伝がきていてどうしようか迷っていることろなんです。駄目元で申し込んでみようかな、と思います。
それで辞書もひきながら読むのがいいかもしれないですね。
子供には電子辞書なんか使うな、普通の辞書を使えってさんざん言ってきたのですが、自分で使ってみたら便利ですね(^^)。ひく時間がとても短縮するようです。
ありがとうございました。
jun
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junさん! またまたこんばんはです。Yoshiです。
〉Yoshiさんご丁寧なお返事をいただき、どうもありがとうございます。
いえいえ、横レス(?)して申し訳なかったです。前にも書いておりますが
今年、またTIMEを読み始めようかなんて思っていたので、ついつい反応して
出てきてしまったのでした。
〉 そうなんですね。考えてみれば小説は誰でもが読むものですが、論説とかは誰でもが読むというものではないですからね。
〉 「Time」は日本でいえば、「世界」とか「論座」とか「考える人」なんかに相当するんでしょうか?
僕は、おっしゃるとおりだと考えています。
日本語でも難しいものを読んでるって感じでしょうか。
〉 わたしの受験勉強時代に読まされたものって、ラムの「エリア随筆」とかそういうものが多かったような気がします。なんか英語ってそういうものだってイメージがあって、GRなどを読むと、こんな英語もありなんだってホッとします。
これはほんとにそうですよね!!!
Common Lawという、イギリスの法の起源みたいな古めかしい原書を読まされた
経験がありますが、もう難しくてとてもついていけなかった。
それに比べると児童書はたいへん読みやすく、かつおもしろくて
いま、はまりにはまってます。
読みたい児童書がたくさん本棚に入っていて、どれから読もうか
といつも迷ってしまうんです。
〉 実は今度、多読に入る前にちょっと思うところがあって、Hume のエッセイを読んでいました。英語は古めかしいし、単語はわからないし(1ページ平均15〜20個くらいわからない単語がある(^^))、一つのセンテンスは長いし、それを受験勉強的に辞書を引き引き読んでいました。ちょっと「Time」を読んでいてそれを思い出しました。でも Hume の英語ってイギリスの散文の規範の一つであるなんていうひともいます。「Time」の英語も見る人が見れば素晴らしい英語ってことになるのでしょうか?
月並みですが、TIMEは、現代英語のお手本と言われています。
すばらしい英語であることは、まちがいないところだと思います。
〉 英語の世界もひろ〜いんだなということですね。
〉 どうもありがとうございました。
ひろくて、ふかーいです。
ではでは、こちらこそレスありがとうございました。