[掲示板: 〈過去ログ〉PBの掲示板(ネタバレ可) -- 最新メッセージID: 1182 // 時刻: 2024/12/26(16:27)]
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お名前: 久子
投稿日: 2006/10/7(12:49)
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ここの掲示板でよいかどうかわかりませんし
多読的に 用語集とか 用語解説は 邪道かな とも思いますが、
独特の用語を覚えるまで、冊数を重ねるのは 大変だと思います。
最近、ヒストリカル ロマンスに興味を持つ人が多いようなので
初心者向けに あまり他では見かけなさそうな用語をまとめて見ました。
注意!!
面倒なので、辞書で確認などしてません。
私がこれまで 本を読んで このように理解した という内容ですから
間違っている、少々ずれているかもしれませんので 悪しからず。 (~_~;)
この程度の、理解でも楽しめるという参考程度でお願いします。
気に入った作家が、19世紀初頭のイングランドを舞台に書く人が多いので
その他の時代のことは分かりません。
spinster
和製英語のオールドミスにあたりますが、「上流階級の適齢期を過ぎた未婚女性」を指します。
二十歳過ぎあたりからでしょうか?
17,8歳で社交界にデビュー(家柄、資産が釣り合った結婚相手を見つけるため)して、
20歳くらいまでに結婚が決まらないと、まあ 「行き遅れ」ってことになります。
あとは、田舎に住んでいるてロンドンに来る資金力もなく、近所に同程度の家が少ない、
独身男性が居ないなんてなると、こうなってしまいがち。
親から莫大な資産を受け継いだので、結婚しなくても生活していける女性は、変な男に
引っかかるくらいなら と独身を選ぶこともあり
(あくまで、ロマンス小説ではですよ。実際のところは知りません。)
で、ちょっとしたことで、spinster となってしまったヒロインが素敵な人に出会って
というのが定番の設定です。
chaperon
これ、もともとはフランス語なのか チャペロン ではなく シャペロン と発音するようです。
社交界に未婚の女性が出るときの付き添う既婚女性のこと。
普通は母親やしかるべき親族の女性が付き添います。行儀作法の監督や、悪い男に
引っかからないような監視役といったところでしょうか。
まあ、いきなり都会に出てきた17,8歳の女の子が一人で居るのは今でも危ないといえば、
危ないですけど... 男と二人で居るだけで ふしだらな女の子 の烙印を押されて
誰も相手にしてもらえなくなってしまうらしいので、お目付け役は必須ですね。
そうなってしまうと、相手の男が独身なら結婚すれば世間は黙りますが、既婚者だと
どうにもならないので、それこそ spinster になるしかないということに。
男の方も、札束が服着ていると思っているので 必死なので注意するには越したことが
ないでしょう。ロマンス小説では、変な男にどこかに連れ込まれそうになったときに
助けてもらったのが知り合うきっかけとか、二人で居るところを見つかって結婚する
ハメに という展開が結構あります。
Governess
良家の子女,主に女の子のための住み込み家庭教師のようなものです。
Companion
良家の女性相手の有給の話し相手。
本を朗読したり、ちょっとした頼まれごとをやったりします。
courtesan
有名人? としては 椿姫のビオレッタがこれだったはず。
頻繁には出てきませんが、適当な訳語がないように思います。
他に、whore,harlot も似た意味ですが、使い分けているようなので、
ニュアンスが異なるのでしょう。
大きな意味では、夜の女性ってことです。
ロマンスでは、たまに不幸な身の上からこうなってしまったヒロインが出てきます。
ビオレッタと違ってHappy end が救いですが、よくよく考えると この先 二人は
幸せに暮らせるのか、世間にやられてしまうのでは? と思うケースもあり
Mistress
男性からみた 愛人 のこと お手当てや待遇についてきちんと契約をするもののようです。
小さい家(といってもそれなりの)、その家を維持する為に必要なだけの使用人、
自由に使える専用の馬車、服にアクセサリーなどを男性側が用意します。男性の
経済力によって、内容は異なってくるのと思います。
どんな人がなるか っていうと 女優や歌手 Working Class (労働者階級ってのかな?)
または、没落した貴族や上流階級の人 のようです。
これに対して、Lover というのが 今ひとつ良く分かっていないです。19世紀イングランドの
上流社会では、女性が恋人の男性を指している というところまでかな。
例えば、公爵夫人が俳優とお付き合いしている場合、この俳優は公爵夫人のLover と呼ばれますが、
Mistress のように契約を結んでいるのかどうかまでは不明。
chaperon、Governess、Companion は、良家の女性が 生活に困って働かなければならないときに
それほど対面が崩れない範囲のお仕事です。
courtesan、Mistress というのは、対面はボロボロですが、上の3つの仕事は紹介状や推薦状が
ないとなれない(もちろん人柄、評判、教養がなけいとダメ)ため、天涯孤独で推薦状を書いて
くれるような人がいない、前の雇い主がイジワルで 紹介状なしで解雇 した なんてなってしまうと
あとは、maid になるか この手の職業になってしまいます。
valet
上流社会の男性の身の回りの世話をする男性のことらしい。
仕事内容
・服の着脱の手伝い
・ブーツの脱ぎはきの手伝い
・髭剃り、整髪
・風呂の準備
・その他、細々した主人の用事
いかに主人を流行にのったカッコの良い姿にするかが腕の見せ所のようです。
常に主人の身近にいるので何でも知っていて、友達ではないけれど 良く理解してくれる人、
信頼できる人 といったか描かれ方をしていことが多いです。
あんなにピッタリした服や,ブーツを身につけるの大変だなと思っていたのですが、
着付けの人がいるんですねー。
besot & smite
どちらも過去分詞が良く出てきます。
意味は似てていて、ちょっと古い言い方だと「くびったけ」、くだけた言い方だと
「メロメロ」 まあ、普通にいうと「夢中」とか「恋焦がれる」とかかな。
besotted
smitten
besotted は、自分がそうであるときに、自分のこととしてつかうけど、smitten を
自分を主語にして使ったのは 見た記憶がないです。単に物覚えが悪いからかもしれませんが....
beau
ヒストリカル特有かどうかは知りませんが、適当な日本語が見つからない言葉です。
もちろん辞書には載ってますから訳語もありますが、なんというか今ひとつしっくり来ません。
本から受ける印象では、ある女性が憎からず思っている男性のこと
今のところ良く知っている人またはお友達止まりなので、はっきり決めていないけれど
ゆくゆくは結婚してもいいなぁ って思っている感じ。
もう少し違った意味で使われている場合もありますが、私が読んだ本だとこの意味で
使われていることが多かったです。
類語辞典によると
boyfriend,sweetheart,lover,fiance,dandy,fop,suitor など並んでます。
suitor もヒストリカルには良く出てきます。うーん、でも使い分けているので
意味合いが少々異なると思います。どちらかというと男性の方がその女性のことを好きな
印象が強いです。
betroth
正式に婚約を発表することのようです。
19世紀イングランドの上流社会では、結婚は家と家の結びつき 双方の一族の繁栄を求めるものです。
愛だの恋だのとは無縁で通常はきちんと手順を踏んでとなります。
これを省いて、さっさと結婚するには Special License が必要。
Canterbury大司教による結婚特別許可証です。
家族の反対があると Special License を手に入れることも難しいです。そんな二人のためにも
方法はあります Scotland とイングランドの国境近くの Gretna Green まで行けば、
イングランドの法律に縛られること無く結婚できます。
駆け落ちの地ですね。比ゆ的に、駆け落ち の意味でも使われます。
ロマンス本では、普通にいくことは少ないので、Special License を手に入れる とか、
これから Gretna Green へ行く とかが頻繁にあります。 このあたり、翻訳本を読んでいない人は、
いったい何のことやら分かりにくいと思います。
Wall Flower
19世紀イングランドの上流階級では、女性は生活力のある夫を捕まえるのが至上命題です。
絶対的な条件は、悪い評判がないこと、そして結婚の条件として有利なのは、この3つらしい。
・とっても美人
・実家がとても資産家(でも、商売で稼いだ金だといまいち)
・由緒ある家柄
男性側も、自分に欠けているものを持っている女性を選らぶというのが基本。
基本的に優先されるのは 「お金」かな。
当然、壁の花 どれかが致命的に欠けていると 舞踏会でだれもダンスに誘わないので こうなります。
もっと あったと思うのですが.... 私的には、最近 普通の語彙に見えつつあるので (笑
大体このあたりを知っていると、読むのがぐっと楽になるかな? と思います。
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お名前: NEO http://book.geocities.yahoo.co.jp/gl/neoyuppy
投稿日: 2006/10/7(17:39)
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こんにちは!NEOです。
〉ここの掲示板でよいかどうかわかりませんし
〉多読的に 用語集とか 用語解説は 邪道かな とも思いますが、
〉独特の用語を覚えるまで、冊数を重ねるのは 大変だと思います。
やはり、独持の用語があるのですね。杏樹さんのヒストリカルロマンス・デビューを読み、ひそかに買い揃えた私です。
これから読もうかと思っていたところでした。
〉最近、ヒストリカル ロマンスに興味を持つ人が多いようなので
〉初心者向けに あまり他では見かけなさそうな用語をまとめて見ました。
ありがとうございます。難しいかな〜と尻込みしていましたが久子さんがまとめて下さって気持ちが楽になりました。
〉注意!!
〉面倒なので、辞書で確認などしてません。
〉私がこれまで 本を読んで このように理解した という内容ですから
〉間違っている、少々ずれているかもしれませんので 悪しからず。 (~_~;)
〉この程度の、理解でも楽しめるという参考程度でお願いします。
これだけの言葉を感じとっていらっしゃるってすごいです。
それだけ読んだと言う事ですよね。それを公表して下さって頭が下がる思いです。ここに書き出すのも大変な作業だし・・
ありがたく参考にさせて頂きます。
本当にありがとうございました。
Happy reading!
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NEOさん こんにちは
〉やはり、独持の用語があるのですね。杏樹さんのヒストリカルロマンス・デビューを読み、ひそかに買い揃えた私です。
〉これから読もうかと思っていたところでした。
密かに 揃える...なんとなく ロマンス というと 気恥ずかしさを感じてしまうのは
何故なんでしょうねぇ。オフ会では、好き とか 興味ある とおっしゃる方が
意外と多いのですが、掲示板では そんなに話題にでませんし。
デビューして、もしよかったら 感想を教えてくださると嬉しいです。
〉ありがとうございます。難しいかな〜と尻込みしていましたが久子さんがまとめて下さって気持ちが楽になりました。
英語はたいして難しくないのですが、滅多にお目にかかれない単語や
当時の社会常識を知らないと 読みにくいかな と思います。
逆に、翻訳ロマンスの大ファンの人なら すごく読みやすいでしょう。
〉それだけ読んだと言う事ですよね。それを公表して下さって頭が下がる思いです。ここに書き出すのも大変な作業だし・・
ボチボチ書き溜めたものを、まとめて書き込んだので
そんなに大変ではなかったです。初めて読む方の参考になると
いいな と思ってます。
ロマンスは 「大人な女性向けのファンタジー」なので、たっぷり その世界に
浸って楽しんでください。
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お名前: たまこ
投稿日: 2006/10/7(20:03)
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久子さん、はじめまして。たまこです。
ロマンス本に興味があり、久子さんやRaquelさんの書評をみてチェックはしていました。
私も杏樹さんの投稿を見て、よし読むぞと思い、ついにLady Sophia's Loverを読みました。
〉ここの掲示板でよいかどうかわかりませんし
〉多読的に 用語集とか 用語解説は 邪道かな とも思いますが、
〉独特の用語を覚えるまで、冊数を重ねるのは 大変だと思います。
とりあえずヒストリカルロマンスを1冊読んだのですが、英語的にそう難しくはなかったです。
しかし、生活様式や独特の用語があって、難しかった印象が残りました。
やっぱりヒストリカルロマンスを自由に読めるようになるには、冊数を重ねないといけない
のかなぁと考えていたところなので、久子さんの投稿はノドから手が出るほどうれしいです。
〉最近、ヒストリカル ロマンスに興味を持つ人が多いようなので
〉初心者向けに あまり他では見かけなさそうな用語をまとめて見ました。
現代物しか読んだ事がなかったので、どれも初めて見る単語です。
もしかしたらLady Sophia's Loverで出てきたのかもしれませんが、分からない語彙は
読み飛ばしたので、どの用語も今日初めて見ました。
すみません、ここからチョキチョキします。
〉もっと あったと思うのですが.... 私的には、最近 普通の語彙に見えつつあるので (笑
〉大体このあたりを知っていると、読むのがぐっと楽になるかな? と思います。
Lady Sophia's Loverを読んで、いろいろヒストリカルロマンスを読んでみたいと思いました。
次回は2冊目だし、久子さんの解説も聞いたので、もう少し楽に読めそうです。
ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
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たまこさん こんにちは
ヒストリカル ロマンス デビュー おめでとうございます。
〉とりあえずヒストリカルロマンスを1冊読んだのですが、英語的にそう難しくはなかったです。
〉しかし、生活様式や独特の用語があって、難しかった印象が残りました。
〉やっぱりヒストリカルロマンスを自由に読めるようになるには、冊数を重ねないといけない
〉のかなぁと考えていたところなので、久子さんの投稿はノドから手が出るほどうれしいです。
私も、最初の一冊は、よく分からないまま 読み進みました。
確か、Viscount who loved me だったと思います。(これ 007の映画のもじりですね)
用語集があったら 初めて読む人 や 興味があるけど 難しそう と二の足踏んで
いる人に 役に立つかな と思って まとめてみました。 1つずつ 不定期に書き溜た
ものなので、文体がいまいち 整ってませんが ご容赦を。
〉現代物しか読んだ事がなかったので、どれも初めて見る単語です。
〉もしかしたらLady Sophia's Loverで出てきたのかもしれませんが、分からない語彙は
〉読み飛ばしたので、どの用語も今日初めて見ました。
Lady Sophia's Lover ですと、Mistress,Lover くらいでしょうか?
あとは Raquel さんが揚げている Bow Street runner はよく出てきたと
思います。今回紹介した語彙は、あまり出てこなかったかも....
housekeeper として Sophia は Ross の実家にく場面があったと思います。
これは、家政婦 と訳されますが、市原悦子の演じるのとは全然違い その屋敷の
中で もっとも上位の女性の使用人で 女主人を補佐して その屋布全体の
切り盛りをする 仕事のようです。
〉Lady Sophia's Loverを読んで、いろいろヒストリカルロマンスを読んでみたいと思いました。
〉次回は2冊目だし、久子さんの解説も聞いたので、もう少し楽に読めそうです。
是非 楽しんでください。
お薦めは、 Lady Sophia's Lover の続編 Worth Any Price です。
〉これからもよろしくお願いします。
こちらこそ よろしくお願いしま〜す。
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お名前: Raquel
投稿日: 2006/10/7(23:11)
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久子さん、こんにちは。
すごい、すごい、えらいです!
初めてヒストリカルロマンスを読まれる方が疑問に思いそうなところを
たくさん解説されてて、とってもためになります。
私も思いたったことはあるんですが、挫折しました。
私が日頃何気なく使っている言葉も、付け加えさせてください〜。
以下順不同に、コメントも混ぜつつ。
Regency
リージェンシー。摂政期。
1810年頃〜20年ころ、ジョージ4世が摂政を務めた時代。
ヒストリカルで人気のある時代。
Prinny
ジョージ4世のこと。この時代の Prince of Wales といえばこの人のこと。
女性にだらしないとか、巨漢だったとか、よく登場します。
ton
これ、未だになんと訳していいか分からないんですが、「上流社会」のことかな?
なぜか "ton" と、必ず、斜体で書かれます。
season
社交シーズンのこと。
普段は地方の所領に住んでいる貴族たちが、社交を楽しむためにロンドンにやってきます。
イコール、結婚マーケットの時期だったりします。
Bow Street Runner
現在の警察の前身にあたるもの。
お金を受け取って個人的に人捜しをしたり、事件を捜査したりもします。
P.I(私立探偵)みたいなこともしてたってことかな?
特に、"Lady Sophia's Lover"と続編"Worth any Price"での重要語。
blue stocking
知的で学問を好む女性に貼られるレッテル。どちらかというと悪い意味で揶揄して使われる。
ちゃんとした語源があるんですが、フェミニズムに関係のある語だそうです。
spinster ヒロインには、blue stocking が多いです。
〉courtesan
〉有名人? としては 椿姫のビオレッタがこれだったはず。
〉頻繁には出てきませんが、適当な訳語がないように思います。
うーん、「高級娼婦」とか?
courtesan > mistress > whore, harlot
高級 → 普通 → 低級
とらえ方としては、こんな感じ(爆)?
〉Mistress
〉男性からみた 愛人 のこと お手当てや待遇についてきちんと契約をするもののようです。
〉小さい家(といってもそれなりの)、その家を維持する為に必要なだけの使用人、
〉自由に使える専用の馬車、服にアクセサリーなどを男性側が用意します。男性の
〉経済力によって、内容は異なってくるのと思います。
〉どんな人がなるか っていうと 女優や歌手 Working Class (労働者階級ってのかな?)
〉または、没落した貴族や上流階級の人 のようです。
有閑マダムや未亡人など、お金に困ってない女性もでしょうね。
Courtesanに比べると、日陰の女とか秘密の間柄という印象が強いです。
〉これに対して、Lover というのが 今ひとつ良く分かっていないです。19世紀イングランドの
〉上流社会では、女性が恋人の男性を指している というところまでかな。
〉例えば、公爵夫人が俳優とお付き合いしている場合、この俳優は公爵夫人のLover と呼ばれますが、
〉Mistress のように契約を結んでいるのかどうかまでは不明。
Lover については、あまり気にしたことがありませんでしたが、いわれてみればそうですね。
"Lady Sophia's Lover"も Lover だし。
あ、beau とは違い、肉体関係が含まれることが必須条件でしょう。
〉chaperon、Governess、Companion は、良家の女性が 生活に困って働かなければならないときに
〉それほど対面が崩れない範囲のお仕事です。
うーん、governess、companion は職業だけど、chaperon はお仕事ではないかな。
大概は親戚の未亡人とかで、社交界に顔の利く女性に頼みます。
Almack など人気の舞踏会の招待状を手に入れられるかは、chaperon の腕にかかってきたりします。
あの男性はギャンブル狂だとか、酒飲みだとかいう悪い噂を知っていたり、
男性の懐具合に詳しかったりも、よいchaperonの条件です(笑)
貴族の間では、お金のやりとりをするのは下品なことと考えられているので、
お礼のしるしとして宝石をあげたりすることはあると思いますが、現金を渡すことはないかな。
〉suitor もヒストリカルには良く出てきます。うーん、でも使い分けているので
〉意味合いが少々異なると思います。どちらかというと男性の方がその女性のことを好きな
〉印象が強いです。
私の印象では、求婚者あるいは、結婚を目的に求愛活動する男性といったところ。
関連語
court、courtship
これも日本語で適当な訳語が思いつかないんですが。。。
「結婚の意思があって(←これ重要)」、女性に求愛活動すること。
女性のお宅を訪問して、他のsuitor と混じって、厳しいシャペロンの監視の下で
お茶したり、馬車で散歩したりとか。
花は別として、現代男性のように、物(服とか宝石とか)を贈ることはありません。
そんなことしていい相手は、妻か mistress だけなので、侮辱されたと怒られます。
guardian
親を亡くした子ども(成年前の男性・女性も)の法的責任者。
たいがい、遺言で任命され、財産の管理をしたりします。
guardian に面倒をみられる相手は、ward と呼びます。
guardian と ward のロマンスも定番。
rake、 rogue、 scoundrel
これ、辞書で引いても似たような訳語が出てくると思うんですが、
簡単に言えば、ワルな男、Bad boy です。
rake < rogue < scoundrel の順に悪いのかな?
rake といえば、女癖の悪い男といった印象で、ヒーローに多いんです(笑)
ruin
これも日本語にするのが難しいんですが、「傷ものにされた」というニュアンスの言葉。
例えば、男性と二人きりで話しているとか、一晩に同じ男性と3回以上ダンスしたとか、
それだけで、"ruin"されてしまう(評判が悪くなる)かと思えば、
そのものずばりの行為(キス含む)のことも指しています。
お嫁に行けなくなっちゃった、って感じかな?
gentleman がこのような状態に陥ったときは、結婚を申し込むのが常識。
金持ちの heiress を捕まえるために、わざとこんな状態をセッティングする
悪い男もいます。
その言葉の性質上、受身形でみることが多いですが、まれに例外も。
例: Now that I've ruined you, you must marry me.
学生時代には、「遺跡」と覚えていたこの単語、意外な形での再会でした(笑)
reputation
強いて日本語にしたら、「評判」?
この時代の女性にとっては、とっても大事なもの。
reputation が ruin されてしまうと、お嫁にも行けないし、
まともな職にも就けません。
その他、この時代は特に身分社会なので、敬称に伴う呼び方
(lord, sir, Mr., lady)など、私もまだ解説できる域に達してないのですが、
この辺は読んでいくうちに分かってくると思います。
貴族の継承権は長子にしかないので、次男坊以降はどんなに家柄が良くても
みんな Mr. です。
(heir のいない親戚が爵位を残してくれたりすることもありますが)
腐っても貴族、貧乏でぶっさいくでも伯爵と結婚した女性は、
ハンサムな金持ちであっても、ただのMr. と結婚した女性を見下していたりします。
Duke > Marquis > Earl > Viscount > Baron
爵位の高い順です。これだけは頭に入れておくと、読みやすいと思います。
訳語は、今でもごっちゃになる私です(爆)
ここに挙げたのは、特に読み始めの頃分からなかった単語や、社会の仕組みです。
たくさん読むうちにだんだん分かってくると思いますが、最初の1冊を読む方は、
これだけ知っていると読むのが楽かもしれません。
中世やアメリカ西部ものは、また全然語彙が違いますので、機会とご要望があれば
解説したいと思います。
ではみなさま、ロマンスで楽しい読書を♪
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お名前: まりあ@SSS http://www.buhimaman.jp/
投稿日: 2006/10/8(03:25)
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久子さん、Raquelさん、今晩は。 まりあ@SSSです。 久子さん、小辞典ありがとうございます。 素晴らしい第1歩に拍手〜 Raquelさんの追加にも感謝! こうやってみんなで持ち寄ると素晴らしい手引き書に成長 しそうな予感にわくわく。 これってヒストリカルやロマンス小説を読む人だけでなく もっと大勢に役立つと思いますよ。 〉Regency 〉リージェンシー。摂政期。 〉1810年頃〜20年ころ、ジョージ4世が摂政を務めた時代。 〉ヒストリカルで人気のある時代。 Hannah Swensen Mysteryの主人公Hannaの母親が、Regency 時代の本を読んだり、その時代の料理を作ったりするらしい クラブに入って、お上品に振る舞っていることは、毎巻 話題として出てきます。 〉ton 〉これ、未だになんと訳していいか分からないんですが、「上流社会」のことかな? 〉なぜか "ton" と、必ず、斜体で書かれます。 元がフランス語だから斜体なのだと思います。wikipediaの説明は The ton meant the upper levels of London society in the Regency period. Ton comes from the French word meaning tone, as used in the phrase bon ton - good manners and fashionable style. ↑ 1行目のton と bon ton は斜体です。 フォントの変え方知りませぬm(_._)m 〉blue stocking 〉知的で学問を好む女性に貼られるレッテル。どちらかというと悪い意味で揶揄して使われる。 〉ちゃんとした語源があるんですが、フェミニズムに関係のある語だそうです。 〉spinster ヒロインには、blue stocking が多いです。 日本でも平塚らいてうは青鞜派といわれましたね。 〉〉courtesan 〉〉有名人? としては 椿姫のビオレッタがこれだったはず。 〉〉頻繁には出てきませんが、適当な訳語がないように思います。 時代によって意味が変わって定義がしにくいようですね。 そもそもは、宮廷のパーティーにも出られる公認の愛人を 指したと思います。愛人はMistressですが、これは独身の 場合。ルイ王朝時代には、夫がいながら王の寵妃となった モンテスパン夫人やホンバドゥール夫人・デュ・バリー夫人 とかをcourtesanといいました。 ベル・エポック時代、ヨーロッパのすべての王のMistress、 最後のcourtesanといわれたのがベル・オテロ。彼女の名前は 超高級時計店ブシュロンの型番としても残り、マキシムでは 今もベル・オテロの名を冠したメニューを出しています。 その頃、椿姫のように1軒構え、社交界に出てお相手を捜す 娼婦のことも、気取ってcourtesanと呼んだりするようになった ようです。実在したのは歌姫メルバ。ピーチメルバにその名を 残しています。 ははは、ぶたさんイヤに詳しいと思ったでしょ? 最後は食い物に落ち着く話なのだ(笑) 現在では、モナコグランプリやカンヌ映画祭のパーティーに 現れる"プロ"の女性をcourtesanといっています。アメリカ人は あまり使わない言葉のように思いますが、いかがでしょう? かつて大統領第4夫人だったあの方とか○姉妹のことを、上品な 英ネイティブの方がcourtesanとけなしておられましたね。 〉うーん、「高級娼婦」とか? 娼婦というのは、本来的には娼館に暮らしているもので、 花魁なんかそうですね。太夫ともなれば相当な教養もあり、 お客は殿様だったりして、莫大なお金がかかりますが、 自分の家を構えないのでcourtesanの定義からはずれるでしょう。 〉courtesan > mistress > whore, harlot 〉 高級 → 普通 → 低級 whoreとなると売春婦のイメージですね。 〉その他、この時代は特に身分社会なので、敬称に伴う呼び方 〉(lord, sir, Mr., lady)など、私もまだ解説できる域に達してないのですが、 〉この辺は読んでいくうちに分かってくると思います。 LadyというのはLord夫人のこと、だからladies and gentlemen なのですね。Ladyの方が身分が高いからで、レディーファースト (これって和製英語じゃない?)なわけではない。boys and girls と男が先が普通。 タイトルがある人にはMrといわず、必ずタイトルで。 アメリカ人はDr.をタイトル扱いですから、学位を持っている人 には必ず手紙の宛名も呼びかけもDr.です。 マリコさんをMs. Kawate などとしない、必ずDr. Kawate ですよ。 〉Duke > Marquis > Earl > Viscount > Baron 〉爵位の高い順です。これだけは頭に入れておくと、読みやすいと思います。 〉訳語は、今でもごっちゃになる私です(爆) 公侯伯子男(こうこうはくしだん)と覚えさせられたものです。 公爵はきみこうしゃく、侯爵をそろそろこうしゃくと。 侯爵の侯は、候と違うんですがね←目を凝らして見てね 英国ではこの下に世襲の準男爵Baronetと一代限りのナイトKnight。 Knightの叙勲を受けるとSirをつけて呼ぶのは俗称。ベッカム様の 正式表記は David Robert Joseph Beckham OBE ざんす。 ではこの辺で。
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まりあさん こんばんは
〉 久子さん、小辞典ありがとうございます。
〉 素晴らしい第1歩に拍手〜
ありがとうございます。
内心ビクビクしながらの 書き込みでしたので みなさんの暖かい声が
とても嬉しいです。
〉 Raquelさんの追加にも感謝!
本当に 感謝です。足りないところをバッチり補完していただきました。 (^-^)
〉 これってヒストリカルやロマンス小説を読む人だけでなく
〉 もっと大勢に役立つと思いますよ。
そうだと 嬉しいです。
〉〉Regency
〉〉リージェンシー。摂政期。
〉〉1810年頃〜20年ころ、ジョージ4世が摂政を務めた時代。
〉〉ヒストリカルで人気のある時代。
〉 Hannah Swensen Mysteryの主人公Hannaの母親が、Regency
〉 時代の本を読んだり、その時代の料理を作ったりするらしい
〉 クラブに入って、お上品に振る舞っていることは、毎巻
〉 話題として出てきます。
そんなクラブがあるのですね。
お上品に振舞って 有閑マダム 気分を味わうのでしょうか?
〉〉〉courtesan
〉〉〉有名人? としては 椿姫のビオレッタがこれだったはず。
〉〉〉頻繁には出てきませんが、適当な訳語がないように思います。
〉 時代によって意味が変わって定義がしにくいようですね。
〉 そもそもは、宮廷のパーティーにも出られる公認の愛人を
〉 指したと思います。愛人はMistressですが、これは独身の
〉 場合。ルイ王朝時代には、夫がいながら王の寵妃となった
〉 モンテスパン夫人やホンバドゥール夫人・デュ・バリー夫人
〉 とかをcourtesanといいました。
〉 ベル・エポック時代、ヨーロッパのすべての王のMistress、
〉 最後のcourtesanといわれたのがベル・オテロ。彼女の名前は
〉 超高級時計店ブシュロンの型番としても残り、マキシムでは
〉 今もベル・オテロの名を冠したメニューを出しています。
〉 その頃、椿姫のように1軒構え、社交界に出てお相手を捜す
〉 娼婦のことも、気取ってcourtesanと呼んだりするようになった
〉 ようです。実在したのは歌姫メルバ。ピーチメルバにその名を
〉 残しています。
〉 ははは、ぶたさんイヤに詳しいと思ったでしょ?
〉 最後は食い物に落ち着く話なのだ(笑)
〉 現在では、モナコグランプリやカンヌ映画祭のパーティーに
〉 現れる"プロ"の女性をcourtesanといっています。アメリカ人は
〉 あまり使わない言葉のように思いますが、いかがでしょう?
〉 かつて大統領第4夫人だったあの方とか○姉妹のことを、上品な
〉 英ネイティブの方がcourtesanとけなしておられましたね。
〉〉うーん、「高級娼婦」とか?
〉 娼婦というのは、本来的には娼館に暮らしているもので、
〉 花魁なんかそうですね。太夫ともなれば相当な教養もあり、
〉 お客は殿様だったりして、莫大なお金がかかりますが、
〉 自分の家を構えないのでcourtesanの定義からはずれるでしょう。
〉〉courtesan > mistress > whore, harlot
〉〉 高級 → 普通 → 低級
〉 whoreとなると売春婦のイメージですね。
詳しい説明ありがとうございます。イメージが整理されました。
whore's son なんて罵るときに使っていたりしますが、日本語でも悪口で相手の
母親を貶める言い方をするので同じですね。
〉 LadyというのはLord夫人のこと、だからladies and gentlemen
〉 なのですね。Ladyの方が身分が高いからで、レディーファースト
〉 (これって和製英語じゃない?)なわけではない。boys and girls
〉 と男が先が普通。
そうですよね。
Lordというのを何処まで使うのかが、良く分かってませんが まあ読む上では
特に不便はないです。公爵の次男以下も Lordと呼ばれてます。
準男爵Baronetと一代限りのナイトKnight の夫人も Lady と呼ばれているよう
ですが、本人は Sir と呼ばれているました。(正式な場ではなく、仲間内の会話でです。)
また、普通に上流階級の女性を指すときは lady と書いているようでした。
〉 タイトルがある人にはMrといわず、必ずタイトルで。
〉 アメリカ人はDr.をタイトル扱いですから、学位を持っている人
〉 には必ず手紙の宛名も呼びかけもDr.です。
〉 マリコさんをMs. Kawate などとしない、必ずDr. Kawate ですよ。
そうなんですね。
アメリカの小説では Dr. ってのがよく出てくるわけだ。
〉〉Duke > Marquis > Earl > Viscount > Baron
〉〉爵位の高い順です。これだけは頭に入れておくと、読みやすいと思います。
〉〉訳語は、今でもごっちゃになる私です(爆)
〉 公侯伯子男(こうこうはくしだん)と覚えさせられたものです。
〉 公爵はきみこうしゃく、侯爵をそろそろこうしゃくと。
〉 侯爵の侯は、候と違うんですがね←目を凝らして見てね
まず使わないので 用が無い 言葉ではありますね。
和書では、明治から戦前の小説でもないと出てきませんし
〉 英国ではこの下に世襲の準男爵Baronetと一代限りのナイトKnight。
〉 Knightの叙勲を受けるとSirをつけて呼ぶのは俗称。ベッカム様の
〉 正式表記は David Robert Joseph Beckham OBE ざんす。
たくさんの解説ありがとうございます!
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Raquelさん こんにちは
〉すごい、すごい、えらいです!
〉初めてヒストリカルロマンスを読まれる方が疑問に思いそうなところを
〉たくさん解説されてて、とってもためになります。
〉私も思いたったことはあるんですが、挫折しました。
たぶん一気に書こうとすると、挫折したと思います。
一語ずつ 書き溜めたものを まとめたので そんなに大変ではなかったです。
完全を目指すのも ちょっと大変なので、思いついたものだけ 適宜 という
感じです。
〉私が日頃何気なく使っている言葉も、付け加えさせてください〜。
〉以下順不同に、コメントも混ぜつつ。
ありがとうございます。
後で読むと、あれも これも 入ってない〜 だったので Raquel さんの
追加情報嬉しいです。
ちょっと ちょきちょき
〉blue stocking
〉知的で学問を好む女性に貼られるレッテル。どちらかというと悪い意味で揶揄して使われる。
〉ちゃんとした語源があるんですが、フェミニズムに関係のある語だそうです。
〉spinster ヒロインには、blue stocking が多いです。
blue stocking なので、spinster になってしまうのでしょうねぇ。
女性の教育 の中身は、マナーと外国語 あとは 家政 くらいのようですから
お勉強が好きな女性は好まれなかったのでしょうか。
〉〉courtesan
〉〉有名人? としては 椿姫のビオレッタがこれだったはず。
〉〉頻繁には出てきませんが、適当な訳語がないように思います。
〉うーん、「高級娼婦」とか?
〉courtesan > mistress > whore, harlot
〉 高級 → 普通 → 低級
〉とらえ方としては、こんな感じ(爆)?
ランクとしては、そんな感じですね。
まりあさんが書いているように、【娼婦】というと【娼館】にいるイメージが
あったので、courtesan の訳語に娼婦が 入るのは違和感ありでした。
〉〉Mistress
〉有閑マダムや未亡人など、お金に困ってない女性もでしょうね。
〉Courtesanに比べると、日陰の女とか秘密の間柄という印象が強いです。
お金のある女性が相手だと、お手当てや家なんて 要らないかなと思います。
Courtesan と Mistress の契約を結ぶ という本もあったので、
契約関係にある公式の愛人 と 普通の(感情と欲望?での関係)愛人 両方を指すの
かもしれないです。
〉Lover については、あまり気にしたことがありませんでしたが、いわれてみればそうですね。
〉"Lady Sophia's Lover"も Lover だし。
〉あ、beau とは違い、肉体関係が含まれることが必須条件でしょう。
確かに、プラトニックな関係ではないですね。
〉rake、 rogue、 scoundrel
〉これ、辞書で引いても似たような訳語が出てくると思うんですが、
〉簡単に言えば、ワルな男、Bad boy です。
〉 rake < rogue < scoundrel の順に悪いのかな?
〉rake といえば、女癖の悪い男といった印象で、ヒーローに多いんです(笑)
放蕩者 って訳されてますが.... 死語ですよね。 (笑
少々 遊んで世慣れていないと 魅力的なヒーローにはなりにくいのかな?
Reformed rake is best for husband. だったかな?
真面目一本槍では、いつの時代でももてないのね と思いました。
〉ruin
〉学生時代には、「遺跡」と覚えていたこの単語、意外な形での再会でした(笑)
遺跡 という意味があるんですね。 知らなかった....
〉reputation
〉強いて日本語にしたら、「評判」?
〉この時代の女性にとっては、とっても大事なもの。
〉reputation が ruin されてしまうと、お嫁にも行けないし、
〉まともな職にも就けません。
大切なものなんですけど、気の強い blue stocking な spinster が、ヒーローに
My reputation isn't your concern!
なんて言ってたりしますね。 (笑
〉その他、この時代は特に身分社会なので、敬称に伴う呼び方
〉(lord, sir, Mr., lady)など、私もまだ解説できる域に達してないのですが、
〉この辺は読んでいくうちに分かってくると思います。
〉貴族の継承権は長子にしかないので、次男坊以降はどんなに家柄が良くても
〉みんな Mr. です。
〉(heir のいない親戚が爵位を残してくれたりすることもありますが)
〉腐っても貴族、貧乏でぶっさいくでも伯爵と結婚した女性は、
〉ハンサムな金持ちであっても、ただのMr. と結婚した女性を見下していたりします。
〉Duke > Marquis > Earl > Viscount > Baron
〉爵位の高い順です。これだけは頭に入れておくと、読みやすいと思います。
〉訳語は、今でもごっちゃになる私です(爆)
あと、英国以外だと Earl は Count になることを ちらっと覚えておくと
良いと思います。
それぞれの奥さんは
Duchess > Marchioness > Countess > Viscountess > Baroness
Will you be my Duchess ?
などと 求婚してたりしますね。
ふと思い出したのですが、最初のころ be with child と carry child の
意味が良くわからなくて 子供連れてないけど? と悩んでました。(笑
pregnant のことなんですよね。
〉中世やアメリカ西部ものは、また全然語彙が違いますので、機会とご要望があれば
〉解説したいと思います。
こちらは、まだまだ未開拓。語彙が身についていないので、読みにくいです。
是非是非 ご紹介をお願いします。
ロマンスで Happy Reading!
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お名前: 柊
投稿日: 2006/10/8(16:27)
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久子さん、皆さん、こんにちは、柊です。
杏樹さんのヒストリカル・ロマンスデビューを読んで、私も何冊か本を買い、今読んでいるところです。
以前からJean Plaidyを読んでいたのですが、この方がヒストリカル・ロマンスというジャンルを作ったという話も聞き、どこがロマンスなのか悩んでいます。Victoria Holt名義の本のことでしょうか。そちらは読んでいないのですが。
以前から久子さんにお礼が言いたかったのと(直接勧めていただいたわけじゃないですけどBridegerton読んでいるので)、見たことのある単語が多くて、この言葉私もちょっと言いたい、というので、出てきました。
〉17,8歳で社交界にデビュー(家柄、資産が釣り合った結婚相手を見つけるため)して、
〉20歳くらいまでに結婚が決まらないと、まあ 「行き遅れ」ってことになります。
何回目のシーズンと書いてあるだけで、登場人物の年齢が特定できるようなので、いくつでデビューするのかなとは思っていました。
〉Governess
〉良家の子女,主に女の子のための住み込み家庭教師のようなものです。
エリザベス一世は、governessのキャットがいるのに、他にケンブリッジから先生が教えに来ているのですよ。家庭教師というのは、勉強を見るわけではないのでしょうか?
というか、この時代(16世紀前半)にすでに大学(今の大学とは違ってくるにしても)もあれば、弁護士もいるというところに、度肝を抜かれましたが。lawyerと書いてあるだけでなく、翻訳された本でもきっちり「弁護士」と書いてあるので。
ケンブリッジもオックスフォードも、12,3世紀にできたと、広辞苑にはありました。
〉courtesan
〉有名人? としては 椿姫のビオレッタがこれだったはず。
〉頻繁には出てきませんが、適当な訳語がないように思います。
〉他に、whore,harlot も似た意味ですが、使い分けているようなので、
〉ニュアンスが異なるのでしょう。
エリザベス一世の母アン・ブーリンはgreat whore,French whore(フランスに長くいたので)などと呼ばれていました。もちろん、悪口というか、非難です。Longmanではwhoreの説明の中に使ってはいけない言葉と書いてあります。
母のお腹にいる段階ですでにエリザベス一世はlittle whoreとか呼ばれていました。性別もわからないはずだし、胎児なのになぜ?と思いますが、悪口、あるいは蔑称ということで、本来の意味と離れても使われるのでしょうか。性別は、神が認めない結婚なので、待ち望まれた男の子が生まれるはずがない、というのはあったかもしれませんが。
〉betroth
〉正式に婚約を発表することのようです。
〉19世紀イングランドの上流社会では、結婚は家と家の結びつき 双方の一族の繁栄を求めるものです。
〉愛だの恋だのとは無縁で通常はきちんと手順を踏んでとなります。
betrothalという形でよく出てきませんか? 16世紀のイングランドでは、(王族の場合しか知りませんが)結構簡単に破棄できるもの、のように見えます。政治状況が変わるたびに、ころころ人を変えてbetrothalが結ばれていました(ただ、ヘンリー八世なので、多分同時代の中でも特殊でしょうけど)。
〉Mistress
〉男性からみた 愛人 のこと お手当てや待遇についてきちんと契約をするもののようです。
〉小さい家(といってもそれなりの)、その家を維持する為に必要なだけの使用人、
〉自由に使える専用の馬車、服にアクセサリーなどを男性側が用意します。男性の
〉経済力によって、内容は異なってくるのと思います。
〉どんな人がなるか っていうと 女優や歌手 Working Class (労働者階級ってのかな?)
〉または、没落した貴族や上流階級の人 のようです。
フランスでは16世紀の私が読んでいる辺りではすでに、国王のMistressというのがいますね。これは、貴族がなっても良くて、あまり体面が悪くなさそうです。日本語の歴史の本では寵姫とか、公式寵姫とか訳されてますね。
アンリ(何世だろう?)に至っては、寵姫のディアヌ・ド・ポワティエを王妃扱いして、カトリーヌ・ド・メディシスは名のみの王妃といわれていました。
ルイ十五世の寵姫のデュ・バリー夫人などは、政治的な事柄にも結構口出ししていたようですね。
主に16世紀イングランドと、16,7世紀フランスの本を読んでいますが、政治体制が違う以外にも、宗教的なのか、価値観が違うのを痛感します。正式な結婚で生まれないと、王位継承権がないとか。しかも、正式かどうかは教会で認定する。
時代劇が大好きでよく見ていますが、水戸黄門でも大岡越前でも「御落胤」といって、領主の腹違いの弟とかが出てきます。母親が誰でも(もちろん、身分が高い方がいいけど)、父親がわかっていればオッケー、という日本とは、お家騒動の発展の仕方も違いますよね。
でも父親が誰かって、産んだ本人にしか本当はわからないんじゃあ、とも思いますが、これ以上続けると不穏なのでやめます。
そうそう、久子さんJean Plaidy読みませんか、と他に読んでいる人がいなさそうで寂しいので誘ってみました。
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お名前: 久子
投稿日: 2006/10/8(21:02)
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柊さん こんばんは
〉 久子さん、皆さん、こんにちは、柊です。
〉 杏樹さんのヒストリカル・ロマンスデビューを読んで、私も何冊か本を買い、今読んでいるところです。
〉 以前からJean Plaidyを読んでいたのですが、この方がヒストリカル・ロマンスというジャンルを作ったという話も聞き、どこがロマンスなのか悩んでいます。Victoria Holt名義の本のことでしょうか。そちらは読んでいないのですが。
ヒストリカル・ロマンスデビュー されたのですね!
一般的に、恋愛中心でハッピーエンドであれば ロマンス と分類されるようです。
Jean Plaidy も Victoria Holt も未読の作家なので よく分かりません。
〉 以前から久子さんにお礼が言いたかったのと(直接勧めていただいたわけじゃないですけどBridegerton読んでいるので)、見たことのある単語が多くて、この言葉私もちょっと言いたい、というので、出てきました。
Bridegerton 読まれているのですね。
私としては、2,3,4巻 が面白くて あとは まあ 並 でした。
8巻は、未読ですが 粗筋からすると 今ひとつかかな と思ってます。
〉〉Governess
〉〉良家の子女,主に女の子のための住み込み家庭教師のようなものです。
〉 エリザベス一世は、governessのキャットがいるのに、他にケンブリッジから先生が教えに来ているのですよ。家庭教師というのは、勉強を見るわけではないのでしょうか?
〉 というか、この時代(16世紀前半)にすでに大学(今の大学とは違ってくるにしても)もあれば、弁護士もいるというところに、度肝を抜かれましたが。lawyerと書いてあるだけでなく、翻訳された本でもきっちり「弁護士」と書いてあるので。
〉 ケンブリッジもオックスフォードも、12,3世紀にできたと、広辞苑にはありました。
一応は 未来の女王だから、帝王学 というか 国を治めるに必要な教育を受ける
必要があったからではないでしょうか? governess は、女性向けの教育
(マナー、外国語、家政、ダンスなど)を行うものです。governess の
教育だけでは 政治、経済など当時は男性向けの教育は身につかなかいと思います。
〉〉courtesan
〉〉有名人? としては 椿姫のビオレッタがこれだったはず。
〉〉頻繁には出てきませんが、適当な訳語がないように思います。
〉〉他に、whore,harlot も似た意味ですが、使い分けているようなので、
〉〉ニュアンスが異なるのでしょう。
〉 エリザベス一世の母アン・ブーリンはgreat whore,French whore(フランスに長くいたので)などと呼ばれていました。もちろん、悪口というか、非難です。Longmanではwhoreの説明の中に使ってはいけない言葉と書いてあります。
〉 母のお腹にいる段階ですでにエリザベス一世はlittle whoreとか呼ばれていました。性別もわからないはずだし、胎児なのになぜ?と思いますが、悪口、あるいは蔑称ということで、本来の意味と離れても使われるのでしょうか。性別は、神が認めない結婚なので、待ち望まれた男の子が生まれるはずがない、というのはあったかもしれませんが。
この場合、whoreは、売女 といった感じで使っているのでしょうか。
日本語でもこの手の言葉は、悪口以外では普通は使わないと思います。
〉〉betroth
〉〉正式に婚約を発表することのようです。
〉〉19世紀イングランドの上流社会では、結婚は家と家の結びつき 双方の一族の繁栄を求めるものです。
〉〉愛だの恋だのとは無縁で通常はきちんと手順を踏んでとなります。
〉 betrothalという形でよく出てきませんか? 16世紀のイングランドでは、(王族の場合しか知りませんが)結構簡単に破棄できるもの、のように見えます。政治状況が変わるたびに、ころころ人を変えてbetrothalが結ばれていました(ただ、ヘンリー八世なので、多分同時代の中でも特殊でしょうけど)。
19世紀の英国貴族のあいだでは、よほどのことがないと解消できないようです。
相手が不貞を働いた とか、経済状態が急に悪化した とか よんどころない事情が
ないと 解消できません。正当な理由無く 解消すると相手の女性が ruin された
ことになるので Duel にまで至ってしまうこともあります。
婚約者に嫌気が差した男性が、その女性を好きな男性に裏から手を回して
二人を駆け落ちさせて、まんまと 婚約解消にこぎつけた なんて話もあるくらい
です。
王族の場合は、また事情が異なるのかもしれないですね。
〉〉Mistress
〉 フランスでは16世紀の私が読んでいる辺りではすでに、国王のMistressというのがいますね。これは、貴族がなっても良くて、あまり体面が悪くなさそうです。日本語の歴史の本では寵姫とか、公式寵姫とか訳されてますね。
〉 アンリ(何世だろう?)に至っては、寵姫のディアヌ・ド・ポワティエを王妃扱いして、カトリーヌ・ド・メディシスは名のみの王妃といわれていました。
〉 ルイ十五世の寵姫のデュ・バリー夫人などは、政治的な事柄にも結構口出ししていたようですね。
だれの Mistress かということと Mistress の出自も重要な印象です。
国王や公爵くらいの身分の人だと、だれも正面切って 批判できないので
社交界でもある程度 認めるしかなかったのでしょう。
爵位なしの Mr や たいした力の無い人の Mistress では、ダメでしょうね。
〉 主に16世紀イングランドと、16,7世紀フランスの本を読んでいますが、政治体制が違う以外にも、宗教的なのか、価値観が違うのを痛感します。正式な結婚で生まれないと、王位継承権がないとか。しかも、正式かどうかは教会で認定する。
日本の婚姻 と キリスト教の Marrige では、意味するところが違うから
だと思います。キリスト教で妻が1人と明確に決まっている国と 妻という
規定が曖昧で人数に決まりが無い国との差なの かもしれないですね。
〉 時代劇が大好きでよく見ていますが、水戸黄門でも大岡越前でも「御落胤」といって、領主の腹違いの弟とかが出てきます。母親が誰でも(もちろん、身分が高い方がいいけど)、父親がわかっていればオッケー、という日本とは、お家騒動の発展の仕方も違いますよね。
〉 でも父親が誰かって、産んだ本人にしか本当はわからないんじゃあ、とも思いますが、これ以上続けると不穏なのでやめます。
産んだ本人でもわからない場合もあるのでなんとも....
まあ、いつの時代でも そういうことはあると思いますよ。
日本の場合、お殿様は側室が何人いてもOK だったので 側室の子も正式な子供だし
母親が使用人でも お殿様が認めれば ある程度 社会的に認知されますものね。
そもそも、下々の生まれの娘が あちこちに養女にいって 最終的にはそれなりの
身分で 側室に ってこともあるくらいなので 根本的に考え方が違うのでしょう。
〉 そうそう、久子さんJean Plaidy読みませんか、と他に読んでいる人がいなさそうで寂しいので誘ってみました。
未読本の山をどうにかしないと、新しい作家に手が出せません。 (笑
Jean Plaidy は、Amazon.com のレビューでも評判がいいようなので興味が
あります。難しそうなのと、内容が少々重そうな印象ですが、いかがですか?
ちなみに、学生時代 歴史を選択していない(私は理系の人)ので、歴史には
疎いほうです。
柊さん も Happy Reading!
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久子さん、こんばんは。
〉ヒストリカル・ロマンスデビュー されたのですね!
〉一般的に、恋愛中心でハッピーエンドであれば ロマンス と分類されるようです。
〉Jean Plaidy も Victoria Holt も未読の作家なので よく分かりません。
デビュー、したのでしょうか? ページ数は3桁まで来ましたが、まだ読み終わらず、今後の展開によっては投げるかも、という感じです。
Victoria Holt(翻訳あり)だとロマンスと聞きましたが、Plaidyに関しては、恋愛中心ではないと思います。後で詳しく書きますが、多分ハッピー・エンドでもない。
〉〉〉betroth
〉〉〉正式に婚約を発表することのようです。
〉〉〉19世紀イングランドの上流社会では、結婚は家と家の結びつき 双方の一族の繁栄を求めるものです。
〉〉〉愛だの恋だのとは無縁で通常はきちんと手順を踏んでとなります。
〉〉 betrothalという形でよく出てきませんか? 16世紀のイングランドでは、(王族の場合しか知りませんが)結構簡単に破棄できるもの、のように見えます。政治状況が変わるたびに、ころころ人を変えてbetrothalが結ばれていました(ただ、ヘンリー八世なので、多分同時代の中でも特殊でしょうけど)。
〉19世紀の英国貴族のあいだでは、よほどのことがないと解消できないようです。
〉相手が不貞を働いた とか、経済状態が急に悪化した とか よんどころない事情が
〉ないと 解消できません。正当な理由無く 解消すると相手の女性が ruin された
〉ことになるので Duel にまで至ってしまうこともあります。
イングランドがまだ大英帝国と呼ばれる繁栄期を迎えていなくて、スペインとフランスが大国で、どっちの機嫌をとるかをその時々で変えていた、という感じだと思います。なので、フランスがいいなと思ったらフランスの王族と、スペインがいいなと思ったらスペインの王族と婚約していた、というのが、メアリ一世が「行き遅れた」原因の一つ、だと思います。
〉婚約者に嫌気が差した男性が、その女性を好きな男性に裏から手を回して
〉二人を駆け落ちさせて、まんまと 婚約解消にこぎつけた なんて話もあるくらい
〉です。
〉王族の場合は、また事情が異なるのかもしれないですね。
そこまでしないと解消できないんですか。というか、そこまでやるんですか!
〉〉 そうそう、久子さんJean Plaidy読みませんか、と他に読んでいる人がいなさそうで寂しいので誘ってみました。
〉未読本の山をどうにかしないと、新しい作家に手が出せません。 (笑
〉Jean Plaidy は、Amazon.com のレビューでも評判がいいようなので興味が
〉あります。難しそうなのと、内容が少々重そうな印象ですが、いかがですか?
〉ちなみに、学生時代 歴史を選択していない(私は理系の人)ので、歴史には
〉疎いほうです。
全くわからない時代のは読んでいないので...。私の場合、わかる時代はかなりわかる(その時代についての日本語の本はほぼ全部制覇)し、わからない時代は、それがいつかもわかりません。
世界史クラブで人気のYou wouldn't want to beだとか、who was...?だとか、その辺りを1冊読めば、充分なものがほとんどじゃないかと思いますが、自分がそういう状態なので言い切れないです。
Royal road to Fotheringhayだけは歴史の本を読んでいても最初難しかったですが、Plaidyの他の本だと結構、どこのランキングで何週連続ランクインとか書いてあるので、英語圏ではこれぐらいは常識なのかもしれません。
作風ですが大分地味です。最初の1章からどうなるんだこれ的展開になる、とかはないです。波瀾万丈な人生の割に、語り口が淡々としていますし。
それと、最後はぬれぎぬで処刑されたような人でも、ここで終われば小説はハッピー・エンドというポイントが、人生のどこかにはあると思うんですが、そこを通り越して死ぬところまで書くので。
書くのでどうなのかという、読後感について、わかりやすく書こうと10分ぐらい頑張りましたが、言葉が思いつきませんでした。なんだかそういう、言葉にしにくい感じとしか言えません。
まだ片手ぐらいしか読んでいませんが、多分他の本もそうだと思います。
難しいかどうかですが、私の多読の中ではこの人の本が一番比率が多いので、これが標準仕様になってしまっているようです。なのでわかりにくいんですが、多分、ほとんどの登場人物は教養があって古くさい英語をしゃべっていると思います。たまに、youをyeと言う人もいますが。
こうして書いてみると、読みやすい小説の条件をことごとくはずしている気がします。どっちの意味でも18禁なシーンはないと思いますが。
今読んでいる本も1日3ページぐらいしか進まなくて、4ヵ月ぐらいあれば読み終わるだろうと思っていますが、それって愛読者じゃないかも。
〉柊さん も Happy Reading!
Jean Plaidyでもそうじゃなくても、Happy Reading!
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お名前: 杏樹
投稿日: 2006/10/8(23:42)
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柊さん、こんにちは。
〉 杏樹さんのヒストリカル・ロマンスデビューを読んで、私も何冊か本を買い、今読んでいるところです。
柊さんまでヒストリカル・ロマンスを読み始めたんですか。
〉〉Governess
〉〉良家の子女,主に女の子のための住み込み家庭教師のようなものです。
〉 エリザベス一世は、governessのキャットがいるのに、他にケンブリッジから先生が教えに来ているのですよ。家庭教師というのは、勉強を見るわけではないのでしょうか?
〉 というか、この時代(16世紀前半)にすでに大学(今の大学とは違ってくるにしても)もあれば、弁護士もいるというところに、度肝を抜かれましたが。lawyerと書いてあるだけでなく、翻訳された本でもきっちり「弁護士」と書いてあるので。
〉 ケンブリッジもオックスフォードも、12,3世紀にできたと、広辞苑にはありました。
ヨーロッパの有名な大学はたいてい中世にできています。オックスフォードなら「OFF2」に「Oxford」という本があって、中世の大学の様子も書いてあっておもしろいですよ。
〉〉betroth
〉〉正式に婚約を発表することのようです。
〉〉19世紀イングランドの上流社会では、結婚は家と家の結びつき 双方の一族の繁栄を求めるものです。
〉〉愛だの恋だのとは無縁で通常はきちんと手順を踏んでとなります。
〉 betrothalという形でよく出てきませんか? 16世紀のイングランドでは、(王族の場合しか知りませんが)結構簡単に破棄できるもの、のように見えます。政治状況が変わるたびに、ころころ人を変えてbetrothalが結ばれていました(ただ、ヘンリー八世なので、多分同時代の中でも特殊でしょうけど)。
ヘンリー8世ほど結婚相手をコロコロ変えた人はいませんから…。
〉 フランスでは16世紀の私が読んでいる辺りではすでに、国王のMistressというのがいますね。これは、貴族がなっても良くて、あまり体面が悪くなさそうです。日本語の歴史の本では寵姫とか、公式寵姫とか訳されてますね。
〉 アンリ(何世だろう?)に至っては、寵姫のディアヌ・ド・ポワティエを王妃扱いして、カトリーヌ・ド・メディシスは名のみの王妃といわれていました。
〉 ルイ十五世の寵姫のデュ・バリー夫人などは、政治的な事柄にも結構口出ししていたようですね。
フランス国王はマリー・アントワネットを王妃にしたルイ16世以外はみ〜んな愛人がいるのが当たり前で、イギリスとはかなり事情が違うと思います。ルイ14世も15世も愛人がたっくさんいて、その中で「公式寵姫」と認められる特別な人がいる、というふうに階級があって、まるで東洋のハレムか後宮のようです。
国王だけでなく、昔のフランス宮廷では、結婚している人が恋のアバンチュールを楽しむのは当たり前ですから。やっぱりフランス人は恋愛体質なんですよ。
さて、件の「アンリ」は2世です。20歳も年上の美女ディアーヌ・ド・ポワティエにベタぼれして、王妃には見向きもしませんでしたが、子どもだけはたくさんいました。長男で次の国王になったのがフランソワ2世です。柊さんならこの王様に心当たりはありませんか?メアリー・スチュアートの最初の夫です。フランソワ2世はアンリ2世が不慮の死を遂げて若くして王位についたものの、病弱のため早死に。それでメアリー・スチュアートは未亡人になってスコットランドに帰るのです。
〉 主に16世紀イングランドと、16,7世紀フランスの本を読んでいますが、政治体制が違う以外にも、宗教的なのか、価値観が違うのを痛感します。正式な結婚で生まれないと、王位継承権がないとか。しかも、正式かどうかは教会で認定する。
全然違いますね、イングランドとフランス。王位継承権の決め方も国によって、時代によっていろいろあるのでややこしいです。
それでは本題を離れて歴史の話ばかりになりましたが、このへんで…。
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杏樹さん、こんにちは。名前を呼ばれて、ちょっと、先生に当てられた生徒の気分でした。
〉〉 杏樹さんのヒストリカル・ロマンスデビューを読んで、私も何冊か本を買い、今読んでいるところです。
〉柊さんまでヒストリカル・ロマンスを読み始めたんですか。
触発された人は、結構多いと思います。
〉ヨーロッパの有名な大学はたいてい中世にできています。オックスフォードなら「OFF2」に「Oxford」という本があって、中世の大学の様子も書いてあっておもしろいですよ。
読んでみます。
〉〉〉betroth
〉〉〉正式に婚約を発表することのようです。
〉〉〉19世紀イングランドの上流社会では、結婚は家と家の結びつき 双方の一族の繁栄を求めるものです。
〉〉〉愛だの恋だのとは無縁で通常はきちんと手順を踏んでとなります。
〉〉 betrothalという形でよく出てきませんか? 16世紀のイングランドでは、(王族の場合しか知りませんが)結構簡単に破棄できるもの、のように見えます。政治状況が変わるたびに、ころころ人を変えてbetrothalが結ばれていました(ただ、ヘンリー八世なので、多分同時代の中でも特殊でしょうけど)。
〉ヘンリー8世ほど結婚相手をコロコロ変えた人はいませんから…。
いないですよね。娘の婚約相手もころころ変えていますけど。
〉〉 フランスでは16世紀の私が読んでいる辺りではすでに、国王のMistressというのがいますね。これは、貴族がなっても良くて、あまり体面が悪くなさそうです。日本語の歴史の本では寵姫とか、公式寵姫とか訳されてますね。
〉〉 アンリ(何世だろう?)に至っては、寵姫のディアヌ・ド・ポワティエを王妃扱いして、カトリーヌ・ド・メディシスは名のみの王妃といわれていました。
〉〉 ルイ十五世の寵姫のデュ・バリー夫人などは、政治的な事柄にも結構口出ししていたようですね。
〉フランス国王はマリー・アントワネットを王妃にしたルイ16世以外はみ〜んな愛人がいるのが当たり前で、イギリスとはかなり事情が違うと思います。ルイ14世も15世も愛人がたっくさんいて、その中で「公式寵姫」と認められる特別な人がいる、というふうに階級があって、まるで東洋のハレムか後宮のようです。
〉国王だけでなく、昔のフランス宮廷では、結婚している人が恋のアバンチュールを楽しむのは当たり前ですから。やっぱりフランス人は恋愛体質なんですよ。
〉さて、件の「アンリ」は2世です。20歳も年上の美女ディアーヌ・ド・ポワティエにベタぼれして、王妃には見向きもしませんでしたが、子どもだけはたくさんいました。長男で次の国王になったのがフランソワ2世です。柊さんならこの王様に心当たりはありませんか?メアリー・スチュアートの最初の夫です。フランソワ2世はアンリ2世が不慮の死を遂げて若くして王位についたものの、病弱のため早死に。それでメアリー・スチュアートは未亡人になってスコットランドに帰るのです。
はーい! わかりました。未読本の山の中に、その時の王妃のカトリーヌ・ド・メディシスの本(Jean Plaidy,Madame Serpent)もあります。次に読もうと思っているんですが、次っていつになるのか。
〉〉 主に16世紀イングランドと、16,7世紀フランスの本を読んでいますが、政治体制が違う以外にも、宗教的なのか、価値観が違うのを痛感します。正式な結婚で生まれないと、王位継承権がないとか。しかも、正式かどうかは教会で認定する。
〉全然違いますね、イングランドとフランス。王位継承権の決め方も国によって、時代によっていろいろあるのでややこしいです。
イングランドでも、遡っていくと、一番最初に玉璽を手に入れて「私が王様!」宣言をした人が勝ちらしいですね。フランスは、サリカ法でしたっけ。
この「私が王様」宣言がproclaimedなのかしら。と、多少用語を出してみましたが、ロマンスには関係ない上に、あやふやでした。
〉それでは本題を離れて歴史の話ばかりになりましたが、このへんで…。
私もさらに本題を離れてしまいました。失礼しました。
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お名前: Raquel
投稿日: 2006/10/9(08:50)
------------------------------
柊さん、はじめまして。
ほぼロマンス小説しか読まない Raquel です。
いつもご報告や書評、興味深く拝見しています。
ちょっと、ピンポイントですが。
"柊"さんは[url:kb:793]で書きました:
〉 以前からJean Plaidyを読んでいたのですが、この方がヒストリカル・ロマンスというジャンルを作ったという話も聞き、どこがロマンスなのか悩んでいます。Victoria Holt名義の本のことでしょうか。そちらは読んでいないのですが。
Victoria Holt は一般的に、ゴシック・ロマンスにカテゴライズされる作家さんです。
(「ジェーン・エア」とか「嵐が丘」とかの系譜)
他には、Mary Stewart (「この荒々しい魔術」)などがゴシック・ロマンス作家と呼ばれてます。
翻訳でも日本語でも読んだことがないので分かりませんが、彼女がヒストリカル・ロマンスの祖ということはないと思います。
故ダイアナ妃の義母(?)の母、バーバラ・カートランドあたりは、
かなり昔からヒストリカル・ロマンスを書いてましたし。。。
調べてみたんですが、誰が最初とは、分かりませんでした。
Jean Plaidy は、Historical Fiction にカテゴライズされてますね。
Holt 名義の方は、ロマンスらしいです。
これは私の推測ですが、ロマンス小説は絶対にハッピーエンドじゃないといけないので、
歴史上の実在人物を主人公にした物語でロマンス小説を仕立てるのは無理じゃないかなと思います。
夫が不倫したあげくに処刑されちゃったりしますしね。。。
部分的反応ですいません。
柊さんや杏樹さんのように、歴史に造詣の深い方がヒストリカル・ロマンスを読まれると
どのように感じられるのか、とっても興味があります。
Julia Quinn あたりは、背景だけがヒストリカル(Wallpaper Historical)な感じ
ですが、どうでしたか?
良かったら、またご報告してくださいね。
ではこれからも、ヒストリカルで楽しい読書を♪
------------------------------
Raquelさん、はじめまして、柊です。
〉柊さん、はじめまして。
〉ほぼロマンス小説しか読まない Raquel です。
〉いつもご報告や書評、興味深く拝見しています。
私もRaquelさんの書評を参考にさせていただいてます。
〉〉 以前からJean Plaidyを読んでいたのですが、この方がヒストリカル・ロマンスというジャンルを作ったという話も聞き、どこがロマンスなのか悩んでいます。Victoria Holt名義の本のことでしょうか。そちらは読んでいないのですが。
〉Victoria Holt は一般的に、ゴシック・ロマンスにカテゴライズされる作家さんです。
〉(「ジェーン・エア」とか「嵐が丘」とかの系譜)
〉他には、Mary Stewart (「この荒々しい魔術」)などがゴシック・ロマンス作家と呼ばれてます。
〉翻訳でも日本語でも読んだことがないので分かりませんが、彼女がヒストリカル・ロマンスの祖ということはないと思います。
〉故ダイアナ妃の義母(?)の母、バーバラ・カートランドあたりは、
〉かなり昔からヒストリカル・ロマンスを書いてましたし。。。
〉調べてみたんですが、誰が最初とは、分かりませんでした。
そうですか。私もどこで最初だと読んだのかを考えたんですが、ここだったと思ったところには書いていなくて、なので、多分、私の勘違いですね。
〉Jean Plaidy は、Historical Fiction にカテゴライズされてますね。
〉Holt 名義の方は、ロマンスらしいです。
〉これは私の推測ですが、ロマンス小説は絶対にハッピーエンドじゃないといけないので、
〉歴史上の実在人物を主人公にした物語でロマンス小説を仕立てるのは無理じゃないかなと思います。
〉夫が不倫したあげくに処刑されちゃったりしますしね。。。
そうですよね。人生の途中で終わらせてその後の歴史を無視するとか、そういう方に走らないと無理ですね。
〉柊さんや杏樹さんのように、歴史に造詣の深い方がヒストリカル・ロマンスを読まれると
〉どのように感じられるのか、とっても興味があります。
〉Julia Quinn あたりは、背景だけがヒストリカル(Wallpaper Historical)な感じ
〉ですが、どうでしたか?
〉良かったら、またご報告してくださいね。
造詣が深いかわかりませんが、読み終わったら、ちょっと感想を書きたいと思っています。途中で投げましたという報告になるかもしれませんけど、その時はその時で。
〉ではこれからも、ヒストリカルで楽しい読書を♪
はい。同じ人物についての本がそろいやすいので、いずれ大人読みというのもやってみたいです。
目標は高く、足は地面でHappy Reading!
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お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2006/10/8(17:51)
------------------------------
久子さん、ありがとー!
NEOさん、たまこさん、Raquelさん、まりあさん、柊さん、こんにちは!
〉ここの掲示板でよいかどうかわかりませんし
〉多読的に 用語集とか 用語解説は 邪道かな とも思いますが、
〉独特の用語を覚えるまで、冊数を重ねるのは 大変だと思います。
〉最近、ヒストリカル ロマンスに興味を持つ人が多いようなので
〉初心者向けに あまり他では見かけなさそうな用語をまとめて見ました。
これはすばらしいねー!
Rauqelさんやまりあさんの注もくわわって、
いまにも「ロマンス本ではじめる英語100万語!」がはじまりそうだ!!
〉注意!!
〉面倒なので、辞書で確認などしてません。
〉私がこれまで 本を読んで このように理解した という内容ですから
〉間違っている、少々ずれているかもしれませんので 悪しからず。 (~_~;)
〉この程度の、理解でも楽しめるという参考程度でお願いします。
それはよしとしましょう。ぼくの少ない知識からはロマンス本を
楽しめなくなるような間違いやずれは内容に思った。
いいじゃないですか、久子さんが楽しむ手助けになるリストなのだから。
〉気に入った作家が、19世紀初頭のイングランドを舞台に書く人が多いので
〉その他の時代のことは分かりません。
Raquelさんの
「中世やアメリカ西部ものは、また全然語彙が違いますので、
機会とご要望があれば解説したいと思います。」
に、大喜び! ぜひぜひ解説をお願いします。
〉もっと あったと思うのですが.... 私的には、最近 普通の語彙に見えつつあるので (笑
〉大体このあたりを知っていると、読むのがぐっと楽になるかな? と思います。
それはね、初心に戻って、ぜひぜひロマンス本初心者向けの
「基礎知識」解説をお願いします。
どちらも急ぎません。
ところで、まりあさん、ミステリの2冊目までのつなぎ(?)に
「ロマンス本」を出しませんか?
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お名前: まりあ@SSS http://www.buhimaman.jp/
投稿日: 2006/10/8(19:31)
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酒井@快読100万語!さん、こんにちは〜 まりあ@SSSです。
〉これはすばらしいねー!
〉Rauqelさんやまりあさんの注もくわわって、
〉いまにも「ロマンス本ではじめる英語100万語!」がはじまりそうだ!!
あははは、酒井先生、喜びすぎ!
ここから「はじめ」られる程、日本人の英語力
高くないでしょ!
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お名前: 久子
投稿日: 2006/10/8(21:12)
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酒井先生 こんばんは
〉これはすばらしいねー!
〉Rauqelさんやまりあさんの注もくわわって、
〉いまにも「ロマンス本ではじめる英語100万語!」がはじまりそうだ!!
ありがとうございます。
でも、「ロマンス本ではじめる英語100万語!」は気が早すぎますよ。
レベル4が楽々読めるくらいでないと、ロマンス系PBは 厳しいかと
おまけに、レベルの低い ロマンス系の本って少ないです。
〉それはよしとしましょう。ぼくの少ない知識からはロマンス本を
〉楽しめなくなるような間違いやずれは内容に思った。
〉いいじゃないですか、久子さんが楽しむ手助けになるリストなのだから。
それはそうですが、私の思い込みを鵜呑みにしてしまった人がいたら
申し訳ないなぁ と思います。詳しく知りたい、正しいことを知りたい人は
自分で調べてね というのが 注意書きの 趣旨です。
娯楽で読むには、この程度で十分だろうと 思ってます。
〉Raquelさんの
〉「中世やアメリカ西部ものは、また全然語彙が違いますので、
〉機会とご要望があれば解説したいと思います。」
〉に、大喜び! ぜひぜひ解説をお願いします。
私も期待してます♪
なれない時代のものは、読みにくいもののです。
〉それはね、初心に戻って、ぜひぜひロマンス本初心者向けの
〉「基礎知識」解説をお願いします。
でも、需要ってあるのでしょうか?
これは、後続の方に お任せしたほうがいいかも 既に 語彙の理解が偏っていて
危険です。
例)
upstairs
affair
intention
それぞれ
寝室
婚姻外の physical relationship
結婚の意志
って思ってました。 (爆
〉ところで、まりあさん、ミステリの2冊目までのつなぎ(?)に
〉「ロマンス本」を出しませんか?
またまた、先生 気持ちだけ 先に行ってしまって....
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お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2006/10/8(21:43)
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久子さん、Raquelさん、まりあさん、柊さん、たまこさん、こんばんは!
〉酒井先生 こんばんは
〉〉これはすばらしいねー!
〉〉Rauqelさんやまりあさんの注もくわわって、
〉〉いまにも「ロマンス本ではじめる英語100万語!」がはじまりそうだ!!
〉ありがとうございます。
〉でも、「ロマンス本ではじめる英語100万語!」は気が早すぎますよ。
〉レベル4が楽々読めるくらいでないと、ロマンス系PBは 厳しいかと
〉おまけに、レベルの低い ロマンス系の本って少ないです。
まちがいまちがい!
ロマンス本からははじめられないね。
でも、「ロマンス本で読む英語100万語!」という題で
1000万語分くらいあつめるのは簡単だよね?
〉でも、需要ってあるのでしょうか?
問題はそこですなあ・・・
でも、ぼくは知りたいよ!
〉これは、後続の方に お任せしたほうがいいかも 既に 語彙の理解が偏っていて
〉危険です。
〉例)
〉upstairs
〉affair
〉intention
〉それぞれ
〉寝室
〉婚姻外の physical relationship
〉結婚の意志
〉って思ってました。 (爆
これはまたほんとにロマンス本にかたよった解釈だ!
〉〉ところで、まりあさん、ミステリの2冊目までのつなぎ(?)に
〉〉「ロマンス本」を出しませんか?
〉またまた、先生 気持ちだけ 先に行ってしまって....
いや、いや、そうでもないんだよ、久子さん。
「ミステリで・・・」だって、そう言われてたけど、
何年越しでついに実現したのだし、
多読をうたった雑誌だってできたし、
児童英語の先生向けの本もいよいよ動き出したし、
第一、気持ちだけ先に行ってしまってというのなら、
多読自体が25年くらいは前から夢だけはあったのだからね。
うーん、「ロマンス本で読む英語100万語!」楽しみ!!
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酒井先生、こんにちは。
見てらっしゃるかな?
〉〉最近、ヒストリカル ロマンスに興味を持つ人が多いようなので
〉〉初心者向けに あまり他では見かけなさそうな用語をまとめて見ました。
〉これはすばらしいねー!
すばらしいですよねー!
〉Rauqelさんやまりあさんの注もくわわって、
〉いまにも「ロマンス本ではじめる英語100万語!」がはじまりそうだ!!
まりあさんもおっしゃってますが、ロマンス本「で」は、無理ですよ。
〉Raquelさんの
〉「中世やアメリカ西部ものは、また全然語彙が違いますので、
〉機会とご要望があれば解説したいと思います。」
〉に、大喜び! ぜひぜひ解説をお願いします。
アメリカ西部もの、最近1年以上ぶりに読んているところです。
地に足のついた素朴で働き者が主人公のストーリーなんか、
Little House シリーズファンに受けるんじゃないかなと思います。
イギリスの貴族が、いい結婚相手を見つけるために頑張る(だけの)話なんて
興味ないわーという方には、この辺がアピールするんじゃないかなと。
まだ10冊程度しか読んでないし、名作といわれるものはことごとく絶版だし、
どんな風にご紹介するか悩んでるところなんですが、
タドキスト大会までには形にするつもりです。
中世ものは、もっと読んでないので、お待ち下さいませー。
〉それはね、初心に戻って、ぜひぜひロマンス本初心者向けの
〉「基礎知識」解説をお願いします。
「基礎知識」って、どのくらい基礎知識ですか?
リージェンシーの頃、War といえば、対ナポレオン戦争で、
Peninsula といえばスペインのことで、Waterloo はワーテルローのことで
決して水洗トイレじゃない(笑。私が実際にした勘違いです)とか?
語彙に関しては、家具や服装から習慣に至るまで、現代物とは全然違うので、
どこまでカバーするか難しいです。
どうしたらいいでしょう?
では。
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お名前: 杏樹
投稿日: 2006/10/8(23:23)
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久子さん、こんにちは。
〉最近、ヒストリカル ロマンスに興味を持つ人が多いようなので
〉初心者向けに あまり他では見かけなさそうな用語をまとめて見ました。
まとめてくださってありがとうございます。
それにしても私の報告を読んでヒストリカル・ロマンスに興味を持ったという人が何人かいるので驚いてます。やっぱり興味のある人は意外と多いのかも…。ロマンス本紹介の本の実現も可能かもしれません。
〉気に入った作家が、19世紀初頭のイングランドを舞台に書く人が多いので
〉その他の時代のことは分かりません。
〉spinster
〉和製英語のオールドミスにあたりますが、「上流階級の適齢期を過ぎた未婚女性」を指します。
〉二十歳過ぎあたりからでしょうか?
〉で、ちょっとしたことで、spinster となってしまったヒロインが素敵な人に出会って
〉 というのが定番の設定です。
現代では二十歳過ぎくらいでは「オールドミス」とは言えませんから、時代物特有の言葉でしょうね。
〉Governess
〉良家の子女,主に女の子のための住み込み家庭教師のようなものです。
勉強よりも行儀見習いとか、マナーとかを教えるので「家庭教師」というとすこ〜し違うんですが、日本語にはないのでどうしようもないですね。
〉Companion
〉良家の女性相手の有給の話し相手。
〉本を朗読したり、ちょっとした頼まれごとをやったりします。
これは「How to Marry a Marquis」のエリザベスがそうでしょうか。何をしているのか最初よくわかりませんでした。
〉courtesan
〉有名人? としては 椿姫のビオレッタがこれだったはず。
〉頻繁には出てきませんが、適当な訳語がないように思います。
これも訳語のない言葉ですね。
某大統領第4夫人とか○姉妹までそう呼ばれるとは…。
某第4夫人はイスラム圏なので第4といっても正妻のはずですが…。まあ、年の差といい、そう見られても仕方がないかもしれませんが。
〉betroth
〉正式に婚約を発表することのようです。
〉19世紀イングランドの上流社会では、結婚は家と家の結びつき 双方の一族の繁栄を求めるものです。
〉愛だの恋だのとは無縁で通常はきちんと手順を踏んでとなります。
この言葉もヒストリカル・ロマンスを呼んでたらだんだんなじみになってきました。訳語とか、きちんとした意味を説明するのは難しいですが、だいたい「こういう時に出てくる言葉」というのがなんとなくわかってきた、という感じです。
〉Wall Flower
〉19世紀イングランドの上流階級では、女性は生活力のある夫を捕まえるのが至上命題です。
日本語でもずばり「壁の花」ですね。
Raquelさんと補足と合わせてヒストリカル・ロマンスを読むのが楽しくなる報告、ありがとうございました。
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お名前: まりあ@SSS http://www.buhimaman.jp/
投稿日: 2006/10/9(00:21)
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杏樹さん、今晩は。 まりあ@SSSです。
〉〉Governess
〉〉良家の子女,主に女の子のための住み込み家庭教師のようなものです。
〉勉強よりも行儀見習いとか、マナーとかを教えるので「家庭教師」というとすこ〜し違うんですが、日本語にはないのでどうしようもないですね。
当時はマナーやダンスが教育だったから、まあ「家庭教師」と
訳しても間違いとは言い切れないようにも思いますが、
現代とは指導内容は全然違いますね。
〉〉Companion
〉〉良家の女性相手の有給の話し相手。
〉〉本を朗読したり、ちょっとした頼まれごとをやったりします。
Blingというスーパースター(モデルはマ○○ヤ・キャリーと噂)
出世物語には、一緒にショッピングしたりする有給の「お友達」が
出てきます。ハリウッドセレブとかには珍しくないらしい。
〉〉courtesan
〉〉有名人? としては 椿姫のビオレッタがこれだったはず。
〉〉頻繁には出てきませんが、適当な訳語がないように思います。
〉これも訳語のない言葉ですね。
〉某大統領第4夫人とか○姉妹までそう呼ばれるとは…。
〉某第4夫人はイスラム圏なので第4といっても正妻のはずですが…。まあ、年の差といい、そう見られても仕方がないかもしれませんが。
第4夫人であったことを指していっているのではなく、その後
数回貴族と婚約した、とか称してヨーロッパ社交界を渡り歩いて
日本のテレビ界で食べている生活ぶりをいっていると思います。
女優とかモデル、銀座のバーのマダムとかは明確に職業ですが、
美貌と肉体を武器に、なんとなくマスコミやパーティーなんかに出て、
まあ裏では 貢いでくれる男がいて成り立っているんでしょ?と
思わせる人を、今のヨーロッパではcourtesanというようです。
まだアメリカの小説ではお目にかかったことがありません。
なんでこんな言葉の解説に一生懸命になっているのだ、ぢぶん..
行きがかり上、書いてしまったことが誤解されて、ニュアンスを
誤らせては申し訳ないので。
------------------------------
まりあさん、こんにちは。
〉〉〉Companion
〉〉〉良家の女性相手の有給の話し相手。
〉〉〉本を朗読したり、ちょっとした頼まれごとをやったりします。
〉 Blingというスーパースター(モデルはマ○○ヤ・キャリーと噂)
〉 出世物語には、一緒にショッピングしたりする有給の「お友達」が
〉 出てきます。ハリウッドセレブとかには珍しくないらしい。
現代にもあるんですね。有給の「お友達」とは、日本ではピンとこないものですね。
〉〉〉courtesan
〉〉〉有名人? としては 椿姫のビオレッタがこれだったはず。
〉〉〉頻繁には出てきませんが、適当な訳語がないように思います。
〉〉これも訳語のない言葉ですね。
〉〉某大統領第4夫人とか○姉妹までそう呼ばれるとは…。
〉〉某第4夫人はイスラム圏なので第4といっても正妻のはずですが…。まあ、年の差といい、そう見られても仕方がないかもしれませんが。
〉 第4夫人であったことを指していっているのではなく、その後
〉 数回貴族と婚約した、とか称してヨーロッパ社交界を渡り歩いて
〉 日本のテレビ界で食べている生活ぶりをいっていると思います。
〉 女優とかモデル、銀座のバーのマダムとかは明確に職業ですが、
〉 美貌と肉体を武器に、なんとなくマスコミやパーティーなんかに出て、
〉 まあ裏では 貢いでくれる男がいて成り立っているんでしょ?と
〉 思わせる人を、今のヨーロッパではcourtesanというようです。
〉 まだアメリカの小説ではお目にかかったことがありません。
あー、そうなんですか。
はっきりと「職業」というわけでもなく、誰からどんな援助を受けているのかあいまいな状態で社交界に出入りしてるとそう言われるとか?
時代によってニュアンスも変わっているのかもしれません。
〉 なんでこんな言葉の解説に一生懸命になっているのだ、ぢぶん..
〉 行きがかり上、書いてしまったことが誤解されて、ニュアンスを
〉 誤らせては申し訳ないので。
いえいえ、よく知らない世界のことですので。しかも日本語にない言葉ですから、なかなかわかりにくいんですよね。
それでは…。
------------------------------
杏樹さん こんにちは。
〉まとめてくださってありがとうございます。
〉それにしても私の報告を読んでヒストリカル・ロマンスに興味を持ったという人が何人かいるので驚いてます。やっぱり興味のある人は意外と多いのかも…。ロマンス本紹介の本の実現も可能かもしれません。
潜在的に読みたい方は多そうな感じがします。
オフ会で、お薦めを聞かれたり 実は好きなんです と Coming Out
される方もいらっしゃいます。
みなさん 掲示板に書き込むのは なんとなく気恥ずかしいのでしょうね。
最近、ヒストリカルの翻訳が盛んになってきたので 翻訳のファンの方も
多いそうです。
〉〉spinster
〉現代では二十歳過ぎくらいでは「オールドミス」とは言えませんから、時代物特有の言葉でしょうね。
現代物でも見かけたような気がします。 結構 あいまいですが。
適齢期過ぎの、結婚できない または 結婚する意志のない 女性をこう言ってました。
現代では、適齢期 というものが ない というか 曖昧 というか なので
いったい何歳以上 か難しいですねぇ。
〉〉Governess
〉〉良家の子女,主に女の子のための住み込み家庭教師のようなものです。
〉勉強よりも行儀見習いとか、マナーとかを教えるので「家庭教師」というとすこ〜し違うんですが、日本語にはないのでどうしようもないですね。
女性には学問は不要 という社会ですから、女の子の教養・マナーを教える人に
なりますよね。
女性が 学問をしていたり、学問のあるとことが知れると blue stocking と
揶揄されて 評判が悪くなってしまうようですし....
〉〉Companion
〉これは「How to Marry a Marquis」のエリザベスがそうでしょうか。何をしているのか最初よくわかりませんでした。
そうです。彼女のお仕事そのものです。
Paid Companion と書かれている本もあります。
〉〉courtesan
〉〉有名人? としては 椿姫のビオレッタがこれだったはず。
〉〉頻繁には出てきませんが、適当な訳語がないように思います。
〉これも訳語のない言葉ですね。
〉某大統領第4夫人とか○姉妹までそう呼ばれるとは…。
〉某第4夫人はイスラム圏なので第4といっても正妻のはずですが…。まあ、年の差といい、そう見られても仕方がないかもしれませんが。
まりあさんの解説を読むと、基本的な定義は
「法的な関係がない お金持ちの男性の援助を受けて 社交界に出入りしている女性」
というところでしょうか?
〉〉betroth
〉この言葉もヒストリカル・ロマンスを呼んでたらだんだんなじみになってきました。訳語とか、きちんとした意味を説明するのは難しいですが、だいたい「こういう時に出てくる言葉」というのがなんとなくわかってきた、という感じです。
そうですね。柊さんが書いているように betrothal もよく出てきます。
最初は、bachelor とこんがらかって ? になってました。
〉〉Wall Flower
〉〉19世紀イングランドの上流階級では、女性は生活力のある夫を捕まえるのが至上命題です。
〉日本語でもずばり「壁の花」ですね。
Wall Flower が主人公ってお話も 結構あります。
〉Raquelさんと補足と合わせてヒストリカル・ロマンスを読むのが楽しくなる報告、ありがとうございました。
Raquelさんの補足に感謝感謝です。
それでは、これからも ヒストリカル・ロマンス で Happy Reading!
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お名前: 由良 http://yura.oops.jp/
投稿日: 2006/10/9(21:06)
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わ,こんな書き込みがあるなんて!
ヒストリカルロマンス ファンの皆さんこんばんは。
私も多読を始めてからヒストリカル・ロマンスにはまった口です。
最初はさっぱりわからなかった用語も冊数を重ねると何となくわかってくるものですが,こんな風にまとめてあると助かりますね!
〉spinster
〉和製英語のオールドミスにあたりますが、「上流階級の適齢期を過ぎた未婚女性」を指します。
〉二十歳過ぎあたりからでしょうか?
なるほど。これよくわからなかったのです。
〉courtesan
〉有名人? としては 椿姫のビオレッタがこれだったはず。
〉頻繁には出てきませんが、適当な訳語がないように思います。
〉Mistress
〉男性からみた 愛人 のこと お手当てや待遇についてきちんと契約をするもののようです。
〉小さい家(といってもそれなりの)、その家を維持する為に必要なだけの使用人、
〉自由に使える専用の馬車、服にアクセサリーなどを男性側が用意します。男性の
〉経済力によって、内容は異なってくるのと思います。
この二つの違いもよくわからなかったんですよ。なるほど。なるほど。
ファンタジーが好きなので始めのうちはジュリー・ガーウッドなどの騎士物が好きだったのですが,最近はリージェンシーをよく読んでいます。言葉だけだとよくわからないので私が参考にしているのは絵本や漫画です。参考になるかどうかわかりませんが,歴史に詳しくない人でも画像があるとわかりやすいかなということで紹介します。
騎士物の参考書は,絵本ですがクリス・リデル「Castle Diary(中世の城日誌 少年トビアス、小姓になる)」。
海賊物なら「Pirate Diary(Pirate Diary 海賊日誌—少年ジェイク、帆船に乗る)」も面白いです。
リージェンシーの参考書は漫画の「エマ」を描いている森薫さんの「エマヴィクトリアンガイド」。これは,こちらに書かれている女性の職業は勿論服装とか爵位などの説明もたしか書いてあったはず。
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由良さん こんばんは
〉私も多読を始めてからヒストリカル・ロマンスにはまった口です。
〉最初はさっぱりわからなかった用語も冊数を重ねると何となくわかってくるものですが,こんな風にまとめてあると助かりますね!
読んでいるうちに、いろいろ分かってきますけど 最初の数冊は結構大変ですよね。
他の本と違って、GR や 児童書では 身につかない語彙が多いため 用語集が
あれば 便利かな と思ってました。
外国人が日本の歴史物を読むときに、行灯、提灯、脇差、丸髷、肌襦袢 なんて
出てきたら なんのことやら分からないのと同じかな と思います。
〉〉spinster
〉〉和製英語のオールドミスにあたりますが、「上流階級の適齢期を過ぎた未婚女性」を指します。
〉〉二十歳過ぎあたりからでしょうか?
〉なるほど。これよくわからなかったのです。
ロマンスでなくても、出てきますが頻度が少ないです。
例えば、ファンダジーで王様の妹が独身のままいたりすると
こうかかれてたりします。
〉〉courtesan
〉〉有名人? としては 椿姫のビオレッタがこれだったはず。
〉〉頻繁には出てきませんが、適当な訳語がないように思います。
〉〉Mistress
〉〉男性からみた 愛人 のこと お手当てや待遇についてきちんと契約をするもののようです。
〉〉小さい家(といってもそれなりの)、その家を維持する為に必要なだけの使用人、
〉〉自由に使える専用の馬車、服にアクセサリーなどを男性側が用意します。男性の
〉〉経済力によって、内容は異なってくるのと思います。
〉この二つの違いもよくわからなかったんですよ。なるほど。なるほど。
Raquelさん と まりあさんの補足で、このあたりは充実しました。
読む上で よく分からなくてもいいけれど、知っていたほうがより
楽しめますよね。
〉ファンタジーが好きなので始めのうちはジュリー・ガーウッドなどの騎士物が好きだったのですが,最近はリージェンシーをよく読んでいます。言葉だけだとよくわからないので私が参考にしているのは絵本や漫画です。参考になるかどうかわかりませんが,歴史に詳しくない人でも画像があるとわかりやすいかなということで紹介します。
絵の力は大きいですよね。
図書館で服飾歴の本を眺めたり、イメージ検索してみたりしてます。
〉騎士物の参考書は,絵本ですがクリス・リデル「Castle Diary(中世の城日誌 少年トビアス、小姓になる)」。
〉海賊物なら「Pirate Diary(Pirate Diary 海賊日誌—少年ジェイク、帆船に乗る)」も面白いです。
〉リージェンシーの参考書は漫画の「エマ」を描いている森薫さんの「エマヴィクトリアンガイド」。これは,こちらに書かれている女性の職業は勿論服装とか爵位などの説明もたしか書いてあったはず。
紹介ありがとうございます。
実は、エマは本編の方を読んでまして 細かい描写にうっとりしてます。
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お名前: 酒井@快読100万語!
投稿日: 2006/10/11(00:22)
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由良さん、ひさしぶり! うれしーぞー!!
酒井@快読100万語!です。
久子さん、こんばんは!
円さん、一週でいいから出てくれないかなあ・・・
〉わ,こんな書き込みがあるなんて!
〉ヒストリカルロマンス ファンの皆さんこんばんは。
〉私も多読を始めてからヒストリカル・ロマンスにはまった口です。
〉最初はさっぱりわからなかった用語も冊数を重ねると何となくわかってくるものですが,こんな風にまとめてあると助かりますね!
〉ファンタジーが好きなので始めのうちはジュリー・ガーウッドなどの騎士物が好きだったのですが,最近はリージェンシーをよく読んでいます。言葉だけだとよくわからないので私が参考にしているのは絵本や漫画です。参考になるかどうかわかりませんが,歴史に詳しくない人でも画像があるとわかりやすいかなということで紹介します。
〉騎士物の参考書は,絵本ですがクリス・リデル「Castle Diary(中世の城日誌 少年トビアス、小姓になる)」。
〉海賊物なら「Pirate Diary(Pirate Diary 海賊日誌—少年ジェイク、帆船に乗る)」も面白いです。
〉リージェンシーの参考書は漫画の「エマ」を描いている森薫さんの「エマヴィクトリアンガイド」。これは,こちらに書かれている女性の職業は勿論服装とか爵位などの説明もたしか書いてあったはず。
このあたりもとーっても重要な情報ですね!
多読の世界がいよいよ濃く、深く、味わいが出てくる!!
ロマンス本のみなさん、ありがとー!!!