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お名前: パピイ
投稿日: 2008/5/7(21:31)
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杏樹さん、こんにちは。
〉〉みなさま、こんにちは。パピイです。
〉〉前回報告から3ケ月も過ぎましたね。(理由は後述)
〉〉その報告と読んだ本の紹介をさせていただきます。
〉あまり次々と報告があると読むのが大変なので(紹介された本と投稿と両方)、たまにはペースダウンするぐらいのほうがいいです。
私は、他の人の報告とか、ブログなどでの紹介は、テキストデータにして保存しておいて、
興味を惹いた本などがあった時は、検索をかけてチェックしています。
ロマンス関係の情報は、ネット上で探すとキリがないですからね。
〉〉■ 本の紹介 (読んだ順に紹介しています)
〉〉◇ Ravished / Amanda Quick 語数:100,000 ISBN:0553293168
〉これは私が最初に読んだAmanda Quickだったせいか、私には新鮮で面白く思いました。ミステリー仕立てでヒロインが危ない目にあったり謎解きがあったりして、どんどん読む進むことが出来ましたから。ただ、Amanda Quickは「どれも同じ」と言われていますので、何冊か読んで新鮮味がなくなると「特に…」になるのかもしれません。それでいえば「I Thee Wed」のほうが内容に説得力があったかなと思います。
これが4冊目で、ひさしぶりのQuickでした。みなさん『Amanda Quickは「どれも同じ」』と言われていますけど、
私はあまりそう感じません。ただAARの人気投票で、Quick作品はこの作品だけでしたので、どうして?と感じました。
「I Thee Wed」のタイトルは、初めて聞きました。Amazon.comで調べてみると、customer reviewsは、この本より
多いのですね。
〉〉◇ By Arrangement / Madeline Hunter 語数:108,000 ISBN:0553582224
〉〉今まで私が紹介した中世を舞台にしたロマンスは、Garwoodの作品ばかりでしたが、この作品は、イングランドと
〉〉フランスを舞台にしています。そのため両国のダークな歴史的関係にともなう、政治や陰謀が背景を彩っています。
〉うう、ダークな歴史関係…そういう時代のお話が読めるなんて、なんてステキなんでしょう。
世界史好きには、たまらない魅力ですね。
〉〉18歳で王の庇護のもと、恋人が結婚前には救いに来てくれるとかたくなに信じている世間知らずのヒロインが、
〉〉物語の中で精神的に成長していくところもよかったですよ。
〉こういうの、いいですねえ。
ロマンス本のどこに面白さを感じるかは、人それぞれでしょうが、主人公の成長物語は、やはり楽しめます。
〉〉◇ As You Desire / Connie Brockway 語数:85,742 ISBN:0440221994
〉〉1890年エジプト、そこは地図にも載らないThe High Desertと呼ばれる砂漠。一目を避けて行動するには好都合の
〉〉ところで、深夜奴隷商のキャンプには、ブラックマーケットの商品や、それを取り引きするアラブ人やコプト人が集まって
〉〉います。(注釈:イスラム教徒はアラブ人、キリスト教徒(コプト教会)はコプト人で、“エジプト人”という呼称は不適切な
〉〉表現とされているそうです) 今夜は、若いブロンドの英国人女性が奴隷として取引されています。
〉たぶん「エジプト」という名前の国が長らく存在していなかったので「エジプト人」というのはヨーロッパ人から見たイメージ的な存在なんでしょう。北アフリカ地域はローマ人に支配され、アラブ人に支配され、混血も進んで古代エジプト王国時代の「エジプト人」はほとんどいなくなってますから。「コプト人」というのはキリスト教の宗派の一つ、コプト教徒になったエジプト人を指しますので、これまた人種や民族と直接関係のない分類です。
『「エジプト」という名前の国が長らく存在していなかった』からとの説明、納得できますね。
コプト人との表現に、なにこれ?となりましたが、またひとつ知識が増えました。
〉〉その上、恋のライバル登場と、遺跡をめぐる陰謀(?)で物語は大きく盛り上がります。紹介文から想像されるように
〉〉ふたりは知り合いで、いろいろあってふたりが結ばれるところはかなり熱いです(笑)
〉「遺跡をめぐる陰謀」…これまた刺激的なお言葉。設定も最初はちょっと驚きますし、本当にロマンス本って多彩ですね。
ほんとうに、多彩ですね。
〉〉◇ By Possession / Madeline Hunter 語数:103,000 ISBN:0553582216
〉〉1324年、Addisは、巫女から昼間に呼び出され驚きます。いつもは夜ですが、彼女の父親の馬を世話する彼が、
〉〉人目を避けて彼女と一緒にいることが知れたら、命はないかも知れません。彼女と一緒にいると、人間的に扱われる
〉〉温かみが思い出され、恐怖を押さえて森の外れに出かけます。彼女は一頭の馬を連れていました。
〉〉前の紹介本より少し前のエドワード2世治世のイングランドを舞台にしています。歴史的背景をうまく
〉〉物語に取り入れているようです。(読後に、ネットで調べてわかりました。まあ、知らなくても楽しめる
〉〉ということですね)
〉発行はアメリカですか?だったら予備知識をそんなに期待していないのかもしれません。
ええ、米国の出版です。予備知識を要求するような作品では、売れないでしょからね。
〉〉さて、身分違いの壁をどう乗り越えていくのかが、この作品の大事なポイントになりますが、
〉〉最初は権力でなんとかしようとしていたヒーローですが、恋のライバル登場で、二人が結ばれるまでは
〉〉ドキドキハラハラします。そして結ばれたからといって安心できず、とても切ない物語が展開します。
〉中世イギリスを舞台にこういうお話が読めるっていいなー。私はいつ読めるのかなー。
今まで、中世と言えばスコットランドを舞台にした作品ばかり読んでしましたが、イギリスを舞台にした作品も
楽しめることがわかりよかったです。
〉〉◇ Passion / Lisa Valdez 語数:99,906 ISBN:0425203972
〉〉1824年7月12日、Lucida Margarita Hawkmoreは、親友のAbigailに興奮しながら手紙を書きます。
〉〉そこには彼女が身ごもったこと、父親は夫のGeorgeではなく、最近雇った若い庭師であることを。さらに、自分のことを
〉〉非難しないで欲しい、今は新しい愛人Fentworth卿にぞっこんなのだからと。Hawkmore家には嫡男を生んで
〉〉あげたているから、夫はこの子は自分の子として育ててくれることを認めさせたのよ。このことは夫とあなた、二人だけが
〉〉知っている秘密なの。最後に、この手紙は読んだら焼き捨ててね。
〉〉読み終わりましたが、どう感想を書いてよいのやら(笑)
〉〉まず、エピローグはユーモアも感じさせてくれて読後感は爽快です。
〉〉それというのも、後半ヒーローが真の愛に気付きながらも弟のために自分を犠牲にしようとし、またヒロインも・・・
〉〉と切ないロマンスが展開し、最後にハッピーエンドを迎えるからです。
〉これまた複雑な背景がからむお話のようですね。年代を超えてどんな風につながっているのか、という設定には興味を惹かれます。
少し誤解を与えたようですね。複雑な背景が絡むというほどでもありません。
プロローグは、第二章の紹介で書いたようにつながっているだけです。
〉〉一方、200頁過ぎ(約3分の2)までは、数頁ごとに官能小説のような激しい描写が続きます。その過程で二人の愛が
〉〉高まって行きますので、無駄にエロチックな描写が続くのではないのですが・・・ それに伴い、知っていることが
〉〉自慢できないような語彙がたくさん身につきます(笑) 名詞の“come”など、他では見たこともありませんからね。
〉うーむ。語彙については、ロマンス本を読んでたら日常会話に役に立ちそうにない言葉を覚えるのは確かです。しかし「官能」方面に特化されるとなると…。
読みたいジャンルの本を読むには、そのジャンルの専門用語の語彙は必要ですけどね〜(笑)
〉〉◇ A Well Pleasured Lady / Christina Dodd 語数:85,067 ISBN:0380790890
〉〉(34 customer reviews)
〉〉1793年スコットランド、Sebastian Durant、Viscount Whitfieldを迎えるための料理の準備は順調に進んでいた。
〉1793年という年号で思い浮かんだのは「フランスだったら革命が起こってる時期だなー」
〉…と、思ったら、物語にちゃんと影響が及んでいるんですね。
さすが、杏樹さんらしい感想ですね。
〉〉読み終わりましたが、いまいち物足りません。
〉〉というのは、設定はとてもよく、脇役たちの個性もいろいろで、とてもよかったのですが、肝心のロマンスが・・・??
〉面白い感想ですね。ロマンス本なのにロマンスよりもそれ以外の部分がいいなんて。
これもロマンス本をたくさん読んできたからこその感想でしょうね。
初期にこれを読んでいたら、こんな感想は持たなかったことでしょう。
〉〉◇ Slightly Scandalous / Mary Balogh 語数:112,000 ISBN:0440241111
〉〉今まで読んできたMary Baloghの作品は、しっとり系でしたが、紹介文からもわかるように、二人の出会いは
〉〉かなりユーモラスです。気が強いヒロインだからこそなのかもしれませんが、とても楽しめました。
〉性格的には『A Summer to Remember』で登場したときとコロっと変わっているわけではりませんが、「こういう人だったのか」と納得できる人物多ということがわかっておもしろかったです。
それがスピンオフを読む楽しみのひとつですよね。
〉〉あまり書くとネタばれになりますが、JoshuaとFreyiaがたどる運命は、「A Summer to Remember」の
〉〉KitとLaurenの関係が思い出されて、物語に深みを与えているように感じました。
〉重なるところがありますね。それにヒロインのほうが意固地。
そうこのヒロインの方が、意固地ですね。それが、いっそう物語を面白くしていますね。
〉〉■最後に
〉〉前回の報告で、「酒井先生のブログで、「読み疲れ」というのがありましたが、ふとそうかなと感じることが
〉〉あります。そこで、これからやさしい児童書を間に入れて読書を進めて行こうと思いました。」
〉〉と書きました。そのためなのか、他にやりたいことが一杯あるためか、実際少し読書ペースが落ちています。
〉これだけ読んでいれば、少々ペースが落ちても気にするほどのことはないと思います。やさしい本を混ぜながら自分にとっていいペースで読んでいってください。
ええ、マイペースで行こうと思います。
〉ところで、かなり多彩な内容の本を読んでらっしゃいますが、これだけ読むと難易度はあまり問題にならないでしょうか?私はまだ数えるほどしか読んでいないので、「おすすめでおもしろそうだから」だけでは不安なところがあります。
難易度ってあまり考えたことはありませんが、Julia Quinn、Amanda Quick、Lisa Kleypasの作品は、
やさしい方と感じています。それ以外は、紹介文の長さで判断してください(笑)。紹介が長い方が、
設定や登場人物の関係がわかりにくいです。作者もそのつもりで書いていることでしょうしね。
以前にも書きましたが、紹介文は自分のため書いているところが多分にあります。
ただ紹介したところまで理解すると、あとはするする行けるものもあります。
あとは、どこまで読みたいかってことになります。あらすじがわかればいい、主人公に感情移入したい、
行間まで読みとりたいなどですね。私の場合、これだけ読んでいるのにって思うことがたびたびあります(苦笑)
〉〉そこで、やさしい本を読もうと、A to Z Misteriesを読み始め、GRの再読を始めました。
〉〉ついでに、「ロマンスPB読書に疲れたあなたに」と題した投稿ネタを書き始めました(笑)
〉〉もちろんA to Z Misteriesの紹介ではありません。
〉〉ロマンス読者なら楽しめるだろうと思われるPBよりやさしい本を、紹介しようというものです。
〉〉少しまとまりましたら、投稿しますね。
〉うわー。これはまたおもしろそうなネタですね。楽しみにしています。
楽しみにしていてくださいね。
〉〉では、ロマンスファンのみなさん、Happy Reading!
〉ロマンスファン休眠状態ですが、パピイさんもHappy Reading!
杏樹さんも、Happy Reading!
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お名前: 杏樹
投稿日: 2008/5/7(23:44)
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パピイさん、こんにちは。
〉これが4冊目で、ひさしぶりのQuickでした。みなさん『Amanda Quickは「どれも同じ」』と言われていますけど、
〉私はあまりそう感じません。ただAARの人気投票で、Quick作品はこの作品だけでしたので、どうして?と感じました。
〉「I Thee Wed」のタイトルは、初めて聞きました。Amazon.comで調べてみると、customer reviewsは、この本より
〉多いのですね。
「I Thee Wed」はtsumugiさんが2006年12月2日の投稿で紹介してくれた本です。Amanda Quickは初心者向きらしいと思ってこのころのロマンス本関連の投稿を参考に何冊かまとめ買いしたのです。そういえば書評を上げようと思いながら上げてなかったことを思い出しました。
「どれも同じ」というのは、どれも犯罪などの事件が起きて、ヒロインとヒーローが成り行きで表向きだけ婚約したことにして、二人で協力して犯人探しや謎解きをする…という設定になってるのが「同じ」と感じるのです。
ついでに、akoさんのお返事の中でWaterlooのことを書いてましたが、イギリスが舞台で英語の本ですから「ウォータールー」でいいんです。
ロンドンにはWaterloo Bridgeという橋があります。ロンドンですから当然「ウォータールー橋」です。
雑談ですが、Waterloo Bridgeといえば、こういうタイトルの古いモノクロの悲恋映画があります。ヒロインはビビアン・リー。第一次大戦でロンドンが爆撃を受け、その中を逃げ惑う人々の中、バレリーナと軍人がウォータールー橋のたもとで出会うのです。一瞬で恋に落ちる二人ですが、軍人は戦場へ行くことになり、二人は離れ離れに…。
この映画は日本では「哀愁」というタイトルで公開されました。ヒットした名画なので、最近は500円DVDでも出てるはずです。第二次大戦後、日本でこのお話を戦時中の東京に置き換えて、数寄屋橋のたもとで出会った男女が恋に落ち、戦争で離れ離れになるメロドラマが作られました。菊田一夫が脚本を書いた「君の名は」です。
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杏樹さん、こんばんは。
〉「I Thee Wed」はtsumugiさんが2006年12月2日の投稿で紹介してくれた本です。Amanda Quickは初心者向きらしいと思ってこのころのロマンス本関連の投稿を参考に何冊かまとめ買いしたのです。そういえば書評を上げようと思いながら上げてなかったことを思い出しました。
ほう、tsumugiさんの紹介だったのですか。
〉「どれも同じ」というのは、どれも犯罪などの事件が起きて、ヒロインとヒーローが成り行きで表向きだけ婚約したことにして、二人で協力して犯人探しや謎解きをする…という設定になってるのが「同じ」と感じるのです。
そのような設定は、他の作品でも多々ありますので、わたしはAmanda Quickの作品が「どれも同じ」とはあまり感じていないのです。
〉ついでに、akoさんのお返事の中でWaterlooのことを書いてましたが、イギリスが舞台で英語の本ですから「ウォータールー」でいいんです。
〉ロンドンにはWaterloo Bridgeという橋があります。ロンドンですから当然「ウォータールー橋」です。
〉雑談ですが、Waterloo Bridgeといえば、こういうタイトルの古いモノクロの悲恋映画があります。ヒロインはビビアン・リー。第一次大戦でロンドンが爆撃を受け、その中を逃げ惑う人々の中、バレリーナと軍人がウォータールー橋のたもとで出会うのです。一瞬で恋に落ちる二人ですが、軍人は戦場へ行くことになり、二人は離れ離れに…。
〉この映画は日本では「哀愁」というタイトルで公開されました。ヒットした名画なので、最近は500円DVDでも出てるはずです。第二次大戦後、日本でこのお話を戦時中の東京に置き換えて、数寄屋橋のたもとで出会った男女が恋に落ち、戦争で離れ離れになるメロドラマが作られました。菊田一夫が脚本を書いた「君の名は」です。
「哀愁」、「君の名は」それぞれ知識として知ってはいましたが、そんな関係だったのですね。
書店で売っている500円DVDは、気になっており、実際いくつか買ったことがあります。
「ロマンスPB読書に疲れたあなたに」の中でも取り上げようと考えていました。
では。