[掲示板: 〈過去ログ〉Visitor(訪問者)の掲示板 -- 最新メッセージID: 592 // 時刻: 2024/12/25(15:40)]
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お名前: pandada45
投稿日: 2006/10/29(23:07)
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初めまして。
pandada45 と申します。
SSS掲示板へようこそ。
"玉"さんは[url:kb:515]で書きました:
〉多読ってやっぱり、かなりお金が必要なんでしょうか?
ペーパーバックのような本が読めるようになるにはどのくらい
お金が必要なんですか?
私は掲示板の一利用者なので個人的なことしか言えませんが
参考になれば幸いです。
どんな勉強法でもお金はそれなりにかかります。でも、多読は比較的安価な方法
だと思いますし、さらにかかる金額を減らす方法もあります。
いろいろなケースがあるのでしょうが、参考として私の場合を紹介します。
お勧めというわけではありませんが。
私の場合、ほとんどの本は購入です。
最初はSEG推奨セットで100万語近くまで読みました。
5セット合計で57000円くらいですね。
でもそのうち4セットはネットオークションで売ってたぶん1セットあたり6割くらい
のお金は返ってきました。
その後、200万語多読に大いに貢献したデルトラクエストシリーズ(児童書)は、
やはりネットオークションでセットで売りました。たぶん半分くらいは返ってきて
いるでしょう。
このあたりの本になると、知らない人がみたらペーパーバックと区別がつかない
でしょうからこのレベルを一応の到達点ってことにすれば、
もっと寄り道をしても10万円/年くらいではないでしょうか?
最近は児童書が多く、ペーパーバックも時々ですが、だいたい10万語/月で
一冊7万語/1000円平均としたら1500円/月位でしょうか?
やはり最初は購入していると費用が気になります。
そこで、 「ミグ」さんという方が「図書館・書店・新刊情報」の掲示板で、全国の
大学図書館でのGreadedReaders情報を掲載していただいています。
ですので、「図書館・書店・新刊情報」の掲示板を調べてみて、近所に利用できる
大学図書館あれば年間1000円位からで借りて読むことができます。
例えば「東海大学付属図書館」の地域に住んでいると、無料登録で館内利用、
登録料1000円で館外利用ができます。
また、ブッククラブという私立図書館のようなもの(?)もあります。
普通の図書館でも子供コーナーの英語コーナーに昔話の英語版なども
あります。
お住まいの県、地域が分かるともっとアドバイスも集まると思いますよ。
また、なにか聞きたいことがありましたら遠慮しないでお寄りくださいね。
きっと Happy Reading! ですよ。
ではまた。
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お名前: 玉
投稿日: 2006/10/30(22:33)
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丁寧にお答えいただきありがとうございます。多読についてはなにも知らなかったので「100万語多読入門」を買いました。多読をやってみようと思います。 度々質問になってしまうのですが、専門書なども読めるようになるのでしょうか?できればJ.S.Millの「On Liberty」などを読んでみたいのですが…
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なんちゃって偉そうな表題を付けましたが、On Liberty を通読したことはありません。あくまで推測として申し上げますが、なると思います。ただし、読む量として100万語はあくまで必要条件です。19世紀の学術書を読むための十分条件ではありません。でも離陸のための滑走朗にはなります。
On Liberty の原文は電子テキストとして無料公開されているので、どれほど難しい英文なのかは分かります。
http://www.bartleby.com/130/
この本は初版が出て数年後に Longman という会社から改訂版が出て、その後は、Mill のほかの著作と一緒にずっと Longman から出ていたようです。専属契約のような関係だったのかもしれません。Longman社語学書にも力を入れており、20世紀に入ってからは多読教材の草分けにもなりました。僕もLongmanの多読教材は何十冊か読みました。90年代になってから別の出版社に吸収されてしまいましたが、この会社から出ていた多読教材の一部は、今でも Penguin Readers というシリーズの中で出版されています。これから玉さんが手にする副読本の中にも、On Liberty と同じ出版社から出ていた本があるかもしれません。
簡単な英語の副読本や絵本を経て、子ども向けの長編や、20世紀の流行作家による一般読者向けの本を楽しく読めるようになったら、19世紀の学術書を読むための背景知識を得るための多読や、19世紀の英文に慣れる準備も必要になります。
背景知識には、Britannica などの百科事典が良いでしょう。専門知識が無い読者を想定して書いてありますから、子ども向けの長編を読める人なら理解できる記事が沢山あります。かつて J. S. Mill も Britannica に記事を書いていました。
19世紀の英文に慣れる準備としては、19世紀の児童文学から始めるのが良いでしょう。
当時は今ほど学問が細分化されていませんでした。ですから学術書でも教養のある一般人向けに書いてあります。大学で学ぶのは一部のエリートですが、英語の読書経験が豊富で、一般的な背景知識があれば読めるはずです。
それでは、野望に向けての一歩を踏み出しましょう。
Happy reading!
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お名前: pandada45
投稿日: 2006/11/1(19:59)
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pandada45 です。
玉さんへ、質問 どうぞどうぞ。
Ryotasan さん こんばんは。そしてありがとうございます。
"玉"さんは[url:kb:517]で書きました:
〉丁寧にお答えいただきありがとうございます。多読についてはなにも
知らなかったので「100万語多読入門」を買いました。多読をやってみ
ようと思います。 度々質問になってしまうのですが、専門書なども読め
るようになるのでしょうか?できればJ.S.Millの「On Liberty」などを読
んでみたいのですが…
J.S.Millの「On Liberty」は、私には専門外なので読めません、たぶん。(ハハハ)
って言うか、たぶん日本語でも読みません。
というわけで、Ryotasan さんの解説から判断してください。
でも、仕事の専門分野は読めるようになります。
http://europa.eu.int/eur-lex/pri/en/oj/dat/2003/l_037/l_03720030213en00190023.pdf
なんかですが。
多読のおかげでインターネットで英語の資料を調べる際の苦しさが減ってきていますね。
それでは多読楽しんでください。
Happy Reading