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お名前: 杏樹
投稿日: 2006/9/4(01:31)
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Tallinnさん、こんにちは。
もしTallinnさんが本気で例に挙げた本を読みたいと思うなら、答えはすでに「初めまして」の広場に書いてあります。
Tallinnさんは「ゴール」としての目標本を挙げています。しかしSSS多読では途中で本を読んでいく経過も楽しもう、という方法です。時間がないといいますが、多読をしている人皆が時間に余裕があるわけではありません。私の場合は主に通勤電車と昼休みが読書タイムです。
なぜゴールまでのスケジュールが明示してもらえないかと言うと、英語の「勉強」をする目標は一人ひとり違うからです。そして出発点も皆違います。英語能力もバラバラな人たちがそれぞれバラバラな目標に向かって、自分の好きな本、楽しい本を読んでいったら「自分比」で読めるようになったので「読めるようになった」と言っているのです。
それでは数値化できないので無責任だと思われるかもしれませんが、むしろ自分が実感を持って「これだけ英語が読めるようになった」と思っているんですから、満足感を得た人が多いのは確かです。
しかし山田先生の話を引用するのは少々ズレているような気がします。「一人の作家について語るには」とうことでしたら、英文学者に任せましょう。作家を語るためではなく、自分が本を楽しむために多読するんですから。少なくともTallinnさんは仕事の必要にせまられているのではなく趣味で英語の本を読みたいんですよね。
それから、他の人の補足になりますが、「本を読む」ことについて日本語に置き換えてみてください。日本に生まれた日本人でも、日本語の本はどんな本も読める、と言うことはないはずです。国語能力も人によって差があります。好きな本も、興味も、知識も人によって違います。私は理数系が苦手なので、ブルーバックスなどはさっぱりわかりません。英語でも同じです。自分が知識のない分野、日本語でも興味が持てない本は、英語でも読めないんです。ですから一律に「これだけの量を読めばこれだけの本が読める」とはいえないんです。そのほうが「これだけの勉強をすればこれだけの本が読める」と保証するより現実に即していると思いますが。
私は多読をするなら、絵本をたくさん読むのはネイティブの語感を身につけるのに効果的だと思っています。しかしTallinnさんは繰り返し時間がないといっています。
ですからTallinnさんにとって「すらすら」「快適」に読める本、楽しく読める本を読むことをお勧めしたんですが、それでも「効果の検証」がないと始められないのでしょうか。
もしTallinnさんが書評システムに上がっている本の中で読んだものがあって、すらすらと楽しく読めるものがあれば、「これぐらいのレベルでこいうジャンルの本のお勧めを教えてください」と言えば、お勧め本を教えてくれる人は現れると思います。そうしたら「どういう本を読めばいいか」という具体的なアドバイスが得られると思います。その際、ここには英語が苦手な英語難民が多かったり、絵本や児童書にハマってその魅力を伝えたいとか、絵本を読むのが大切だとか思うため、やさしめの本を勧める可能性がありますので、ご自分の英語歴や目的などを書き加えておくと良いでしょう。
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お名前: Tallinn
投稿日: 2006/9/7(06:55)
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おはようございます。
〉もしTallinnさんが本気で例に挙げた本を読みたいと思うなら、答えはすでに「初めまして」の広場に書いてあります。
ええ、読書量のところでも書きましたが、貴殿の回答は承知してます。SSSをやられた方でもそう思うのだから、直接目的の本にいった方がいいのでしょう。
〉Tallinnさんは「ゴール」としての目標本を挙げています。しかしSSS多読では途中で本を読んでいく経過も楽しもう、という方法です。時間がないといいますが、多読をしている人皆が時間に余裕があるわけではありません。私の場合は主に通勤電車と昼休みが読書タイムです。
それも承知しています。私はさらに制約があるというだけです。
〉それでは数値化できないので無責任だと思われるかもしれませんが、むしろ自分が実感を持って「これだけ英語が読めるようになった」と思っているんですから、満足感を得た人が多いのは確かです。
これはなかなか埋まらない溝だと思います。下記参照願います。
〉しかし山田先生の話を引用するのは少々ズレているような気がします。「一人の作家について語るには」とうことでしたら、英文学者に任せましょう。作家を語るためではなく、自分が本を楽しむために多読するんですから。少なくともTallinnさんは仕事の必要にせまられているのではなく趣味で英語の本を読みたいんですよね。
いえ、仕事が優先です。必要性はいつでもあります。それを使う機会が来るか来ないかの違いだけです。前にも書きましたが、読書や英語を趣味にする気はありません(もちろん仕事としても)。
山田先生の話は少し説明がいるでしょうね。先生は大学の英語の教員が実はさして英語の力がないことを知っており、その人たちがあれやこれやと人に原書を推薦するが、本人はさして読んでないじゃないか、という意味なんです。むしろ皆さんと同じく、どんどん読めという考えなのです。だからここで引用するにふさわしいと思って出しました。まあ、この先生の右に出るほど読んだ先生がいるだろうかというような人です。
〉それから、他の人の補足になりますが、「本を読む」ことについて日本語に置き換えてみてください。日本に生まれた日本人でも、日本語の本はどんな本も読める、と言うことはないはずです。国語能力も人によって差があります。
〉私は多読をするなら、絵本をたくさん読むのはネイティブの語感を身につけるのに効果的だと思っています。しかしTallinnさんは繰り返し時間がないといっています。
〉ですからTallinnさんにとって「すらすら」「快適」に読める本、楽しく読める本を読むことをお勧めしたんですが、それでも「効果の検証」がないと始められないのでしょうか。
ほかのレスにも書きましたが、個人の差はあるとはいっても、おそらく10万語多読で何でも読めるようになるとはほかの皆さんも思わないのではないでしょうか。私は100万か110万かという精度を要求しているわけではありません。200万なのか500万なのか。ある程度の指標は出るでしょうということなのです。ただ、500万以上となると現時点ではそんなに多くの会員はいらっしゃらないのではないかとは思います。100万の人が100万達成を語れないと私は思います。200万の人が100万語を語ることはできると思いますが。
推定ですが、皆さんのスタート時点のグレードとその後読んだ量、そして現時点でのグレードを使えば多少参考になるデータはできるような気がします。あとはそういう仕組みをSSSで持つ気があるかどうかではないでしょうか?
〉もしTallinnさんが書評システムに上がっている本の中で読んだものがあって、すらすらと楽しく読めるものがあれば、「これぐらいのレベルでこいうジャンルの本のお勧めを教えてください」と言えば、お勧め本を教えてくれる人は現れると思います。
それの逆をやりたいわけです。私のような外からくる人間の中にはそういうニーズが結構あると思います。
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Tallinnさん、こんばんは。
〉〉しかし山田先生の話を引用するのは少々ズレているような気がします。「一人の作家について語るには」とうことでしたら、英文学者に任せましょう。作家を語るためではなく、自分が本を楽しむために多読するんですから。少なくともTallinnさんは仕事の必要にせまられているのではなく趣味で英語の本を読みたいんですよね。
〉いえ、仕事が優先です。必要性はいつでもあります。それを使う機会が来るか来ないかの違いだけです。前にも書きましたが、読書や英語を趣味にする気はありません(もちろん仕事としても)。
趣味ではなく、今現在仕事で必要なわけではなく、いつか仕事で必要になるときのために、ですか?
では一体何のために目標の本を読みたいのでしょうか。仕事に必要な英語を身につけるのならそのための勉強法があるはずですが。みんなが熱心にレスをつけているのは、Tallinnさんが目標本を挙げてそれを読みたいといっているからです。TOEICの点数のためとか言うならあまり反応してもらえなかったでしょう。
〉山田先生の話は少し説明がいるでしょうね。先生は大学の英語の教員が実はさして英語の力がないことを知っており、その人たちがあれやこれやと人に原書を推薦するが、本人はさして読んでないじゃないか、という意味なんです。むしろ皆さんと同じく、どんどん読めという考えなのです。だからここで引用するにふさわしいと思って出しました。まあ、この先生の右に出るほど読んだ先生がいるだろうかというような人です。
だったらそれはやはり英語の先生に対して言うことですね。
SSSが他の多読法と一番違うのは、多読三原則です。英語の先生が読みなさいと勧める本は、英語が仕事ではない、普通の人には難しすぎるんです。各人が自分のレベルで辞書を引かないで楽しんで読める本を読む、というのが今までの勉強法になかったことです。山田先生と同じように読むのではなく、自分が快適に読める方法で読むんです。
もちろん、最初はどうやって本を選べばいいか、どういう経過を辿ればいいかわからないでしょう。でもそれは自分で探りながら進んでいくのです。自分が面白いと思う本は自分にしかわかりません。それを探しながら読むんです。そのために書評や多読ブックガイドなど、レベル別にたくさんの本を紹介しているのです。
〉推定ですが、皆さんのスタート時点のグレードとその後読んだ量、そして現時点でのグレードを使えば多少参考になるデータはできるような気がします。あとはそういう仕組みをSSSで持つ気があるかどうかではないでしょうか?
私が下で提案しているデータ収集方法に開始時のレベルを加えれば近いものにはなるかもしれませんが…。
他の人も言っているように、たとえレベル0の絵本でもそこには勉強だけではわからない、ネイティブが使う英語の感覚がいっぱい詰まっています。ですからどれだけ英語が出来る人にもまずレベル0、特に絵本を読むことが勧められています。英語を一生懸命勉強してきたからこそ絵本の表現に驚いて絵本にハマってしまう人もいます。そういう人がレベル0の本から始めた場合と、本当にレベル0しかわからなくてそこから読み始めた人と表面上は区別がつきません。
書評本についているレベルはあくまでも自分が読みやすい本を探すための目安なんです。多読をしている人をグレード別に並べるのは難しいです。テストやグレードがないからこそ英語難民でも続けられる、というのが多読の特徴でもあるのです。
〉〉もしTallinnさんが書評システムに上がっている本の中で読んだものがあって、すらすらと楽しく読めるものがあれば、「これぐらいのレベルでこいうジャンルの本のお勧めを教えてください」と言えば、お勧め本を教えてくれる人は現れると思います。
〉それの逆をやりたいわけです。私のような外からくる人間の中にはそういうニーズが結構あると思います。
やはりこればかりは多読を実際にしてみないとわからないことですね。
最初は何らかの目標を持って多読を始めたとしても、いろいろ面白い本に出会って、目標にたどり着くだけではなくその過程自体が楽しめる方法だということがわかってきます。
多読を始める前は誰でも「外の人」です。半信半疑で始めたという人も、だまされたと思って試しに始めた、と言う人もいます。
実際に読んでみないとわからないことがいろいろありますので、読まない人に納得できるようにお伝えするのは難しいです。
それで、のんたさんの「HOME」体験のような例はどう思われますか。もしそういう体験が自分には必要がないと思われるのでしたら、これ以上お答えできることはありません。あとはご自分で「とにかく読む」か「やっぱりやめる」か、お決めになってください。