[掲示板: 〈過去ログ〉Visitor(訪問者)の掲示板 -- 最新メッセージID: 592 // 時刻: 2024/12/26(03:02)]
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お名前: 涼音
投稿日: 2006/9/3(21:29)
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Tallinnさん、こんばんわ。
涼音といいうます。多読歴3年半600万語、多聴暦4年こちらの数字はわかりませんが多分多読の語数よりは多いはずです。
すっかり掲示板からは遠ざかっおりましたが、少しだけおつきあい頂けますか。
Tallinnさんのおっしゃる事、とてもわかるのです。
結局のところ、多読が良いというのはいいのだが、それがどれだけ良いのか、はっきり示せということでしょう。(違っていましたら、ご免なさい。後は読み飛ばしてください。)それが良いとはっきり理解させてもらえれば、私もやるぞ、と。
申し訳ないのですが、多分、その答、酒井先生も含め誰も持っていないのだと思います。
やってきたひと、推進してきたひとは、感覚的に、それが良いと思っている筈です。(というか、そうでなきゃ続けてないですよね。)でも、理科系的にそれを証明する何かは残念ながらないというのが実情だと思います。
この、証明する何かがない、というのは、私の見る限り、英語なんとか法、すべてそうです。いろいろと薦めて自分のところの教材買わせようとかいろんなものあります。が、これら、すべてについて、これがきくんだと証明したものには一切わたしは会ったことがありません。
これ、私自身、理科系の人間ですのでくやしくて、何か、治験的手法なりなんなりで、これはきく、これはきかないと証明してみたいと思ったこともあります。が、これ、少し考えるとわかるのですが、殆ど不可能に近いほど難しいのです。
一つ前のメッセージで、私自身がどう変わったかというレポートを書いています。もしよろしければ読んで下さい。勿論、これは単なる一サンプルにすぎません。だから、本当のところどうなのかなんて、なにも言えません。
効率的に英語力を手に入れたいと、実のところ、みんな思っている筈です。でも、どれが一番効率的かって、ちゃんと実測したひと、多分いないと思うんです。
P.S.一億語めざしましょうという話なら、乗りますよ。一緒にやってみましょう。
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お名前: 間者猫 http://www.k2.dion.ne.jp/~spycat
投稿日: 2006/9/4(00:21)
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Tallinnさんへの回答にはなってないのであしからず。
答えは私は多読やってみて”National Geographic”が楽に読めるようになったよ。
続ければ何語かは良く分からんがいずれ読めるようになるよ。
前掲の文書が楽に読みたいのであれば多読始めてみたら?
という意味合いだったので、それをバッサリ雑音なんでねえ。
****+ 以下、涼音さんへの返信です *****
涼音さん、こんばんは。
”社会科学は科学たりえるか”どうかという深い命題について
思い起こさせていただきありがとうございます。
私も理系なので、何語読めば分かるようになるかという数学的論理思考に陥りやすく、
また統計的に標本数が少ないなどと言われればどうしようもないわけですが。
これをやろうと思えば、2つの集団に、片方に多読のみ、片方は従来学習のみを行い、同じテストによって有意差があるかどうか見なければならないし、
標本抽出時に同じぐらいの学力(文化背景)の人がいるので、難しいでしょうねえ。
実はこの論理思考には、自然科学の論理をそのまま社会科学へ応用できるという仮説を前提にしていると思います。
しかし果たしてその仮説は合っているのでしょうか?
その問いにはマックスウェーバーが
社会科学と社会政策にかかわる認識の「客観性」(岩波文庫)
でちゃんと答えてくれていて、
ある文化背景を持った社会から類推される社会法則を理念型として提示し、
その理念を社会が支持するかどうかで決まる、ということを言っています。
ただしこの論文は難解なので、私の理解不足があるかもしれませんので、
是非ご一読下さい。
これを多読学習法という理念型におきかえますと、
多読という学習法が有効かどうかは、
この学習法を元に実践した私および他の実践者が支持し、大勢になるかどうかにかかってくるわけです。
こうなってくると多読学習法を支持する人間が増えなければ有効たりえないわけですから、時間のかかる話ですねえ(笑)。
まあマルクスもイギリスの資本主義社会を分析し、
ブルジョアジーがプロレタリアートから搾取すればするほど、
プロレタリアートの絶対数が増え、理論的にはブルジョアジーが消滅し、
いずれ共産社会になるといったわけですから。
(実際にはマルクスは階級闘争に全て集約してしまい、
官僚制の問題を考察しなかったので失敗しましたが)
多読学習法もいずれ語学学習法の王道になるだろうと思うし、
楽しく長く続けられる学習法が最終的には残っていくと思います。
ここまで書いて多読学習法というのは、これまで一部の特権階級層に秘匿されて来た英語学習法を木っ端みじんに打ち砕く革命的手法なのかもしれませんね(笑)。
これはいずれ分かることです。では。
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お名前: yamasina
投稿日: 2006/9/4(19:01)
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涼音さん、間者猫さんこんにちは。
300万語間近でPBもぼちぼち手を出しておりますyamasinaです。
涼音さん>申し訳ないのですが、多分、その答、酒井先生も含め誰も持っていないのだと思います。
やってきたひと、推進してきたひとは、感覚的に、それが良いと思っている筈です。(というか、そうでなきゃ続けてないですよね。)でも、理科系的にそれを証明する何かは残念ながらないというのが実情だと思います。
>この、証明する何かがない、というのは、私の見る限り、英語なんとか法、すべてそうです。いろいろと薦めて自分のところの教材買わせようとかいろんなものあります。が、これら、すべてについて、これがきくんだと証明したものには一切わたしは会ったことがありません。
間者猫さん>これをやろうと思えば、2つの集団に、片方に多読のみ、片方は従来学習のみを行い、同じテストによって有意差があるかどうか見なければならないし、
>標本抽出時に同じぐらいの学力(文化背景)の人がいるので、難しいでしょうねえ。
> 実はこの論理思考には、自然科学の論理をそのまま社会科学へ応用できるという仮説を前提にしていると思います。
学習法は、「xxやったら、1級合格した!」みたいな体験ベースですよね。xxと1級の因果関係がそれこそ科学的には証明できないのでそうなっているのだと思います。
証明は出来なくても、百万語多読もそういう実績の積み重ねで十分な説得力を生むはずです。
だから、それほど厳密でなくても、単純にたくさん読んでる人に効果測定してほしいなーという身勝手な願いを持っています。
例えば、読みのレベルを縦軸、横軸多読量のグラフを描いたとしたら、最初は勢いよく、その後だんだんフラット近づいていくでしょう。ひとによっては紆余曲折するでしょうが、最後はフラットに近づいていくのは間違いありません。
さてこのとき、読みレベルが期待値を超えていればいいんですけど、果たして超えるんでしょうか?
このサイトでは、「このまま行けば行ける」という確信を持っている人が大勢いるようですが、私はそこまで確信できていません。
そんな中、暇藏さんの「「日本語で分かる程度」に理解できる」という発言は私としては注目でした。最近1000万語リーダーの方々の報告も増えてきましたが、そこまで言い切っておられる報告はありません。
そんなわけで、トップリーダーの人たちがどれくらい読めているか?が気になるのでした。ごめんなさい。
ではでは
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お名前: 間者猫 http://www.k2.dion.ne.jp/~spycat
投稿日: 2006/9/11(22:19)
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"yamasina"さんは[url:kb:423]で書きました:
〉涼音さん、間者猫さんこんにちは。
〉300万語間近でPBもぼちぼち手を出しておりますyamasinaです。
yamasinaさん、はじめまして。
〉学習法は、「xxやったら、1級合格した!」みたいな体験ベースですよね。xxと1級の因果関係がそれこそ科学的には証明できないのでそうなっているのだと思います。
〉証明は出来なくても、百万語多読もそういう実績の積み重ねで十分な説得力を生むはずです。
まあ疫学調査を参考にしたまでで、
これも多読の成果に応用できるかどうか分かりません。
〉だから、それほど厳密でなくても、単純にたくさん読んでる人に効果測定してほしいなーという身勝手な願いを持っています。
〉例えば、読みのレベルを縦軸、横軸多読量のグラフを描いたとしたら、最初は勢いよく、その後だんだんフラット近づいていくでしょう。ひとによっては紆余曲折するでしょうが、最後はフラットに近づいていくのは間違いありません。
私の読書記録で良ければ参考にしてください。
http://www.k2.dion.ne.jp/~spycat/1000/contents.html
に載せています。
〉さてこのとき、読みレベルが期待値を超えていればいいんですけど、果たして超えるんでしょうか?
期待値というのが良く分かりません。教えていただければ幸いです。
100万語読めばレベルが1つ上がるというのを私、支持しとります。
レベル8ー9ぐらいになってくると、読みやすさは変わらないけれども、
鮮明度が上がってくるような感じです。
(でも最近はレベル3からいきなりPB読めたりしますし、
PBで使われている表現はレベル3ぐらいとあまり変わらないと思います。
語彙の問題や1文の長さの問題はありますが)
〉このサイトでは、「このまま行けば行ける」という確信を持っている人が大勢いるようですが、私はそこまで確信できていません。
〉そんな中、暇藏さんの「「日本語で分かる程度」に理解できる」という発言は私としては注目でした。最近1000万語リーダーの方々の報告も増えてきましたが、そこまで言い切っておられる報告はありません。
一応、私見ですが、
邦訳で出版されている小説と原著を比べた場合、
原著の方が読みやすいと思います。
特に古典(ヘミングウェイの”老人と海”やサマーセット・モームの”雨”)は
英語の方が読みやすかったです。
私は、日本語と英語で同じ作品を読んでも、
なにか違うような気がします。何故かは分かりませんが。
〉そんなわけで、トップリーダーの人たちがどれくらい読めているか?が気になるのでした。ごめんなさい。
〉ではでは
あまり参考にならないかもしれませんが、
あくまで、私見ですので。
では。
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レスありがとうございます。
期待値は、一言で言うと「飛ばさずに読めるようになる」です。
せっかくレスいただいたのですが、じっくり話を聞かせて
いただきたいので勝手ながら河岸を変えさせていただこうと思います。
近々(来月くらい?)、300万語報告しますので、そのとき
100万語超掲示板でこの続きを思い出してお相手いただけると嬉しく
思います。
すみません。ではでは
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お名前: Tallinn
投稿日: 2006/9/7(23:20)
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こんばんわ。
報告読ませていただきました。判断が難しいなと感じてます。ほかの人のも見たりしたんですが、やっぱりどう判断していいやらという気がします。もともと点数の高い人とは分離しなければいけないのではないかという気もしますし。
私の点数の変化に似てます。というか、こういう点数変化をしている純粋日本人学習者多いです。Rが350点からあがってませんよね。おそらく新聞やネットで情報を取るのは今ひとつではありませんか?多少は理解できるが、心底わかったと思えることがあまりないんじゃありませんか?
私は今回Rだけで55点あがりましたが、かなり感じが違ってます。まあ、ここは確実に超えられると先輩には言われてましたが。
ミグさんからはどういう勉強をしてきたかと訊かれてますが、おそらく皆さんには何の意味も持たないような気がします。新書も入れると20冊近い参考書をやりました(今は奥から探さないと出てこないので列挙はちょっと大変)。伊藤和夫、西きょうじ、薬袋善郎、遠山顕などなど。それを300時間ほどかけて片付けてきたことになります。TOEIC対策本はゼロです。会話はやってませんが、NHKラジオは聴いてます。その時間も含んでいますが、CNNの視聴は入れてません。理解はかなり厳しいので。私の語数が2、30万というのはこの参考書群の全英文量の概算です。
〉申し訳ないのですが、多分、その答、酒井先生も含め誰も持っていな
いのだと思います。
〉やってきたひと、推進してきたひとは、感覚的に、それが良いと思っ
ている筈です。(というか、そうでなきゃ続けてないですよね。)でも、
理科系的にそれを証明する何かは残念ながらないというのが実情だと思
います。
そのようですね。で、その答えを出してみようという考えもないようです。これだけの人が参加しているし、語数までとっているのだからそれを活用しないのは勿体ないと私などは思うわけです。というか、それぐらいはしているんだろうと思ってました(ただいま進行中?)。数学者まで参画しているんですから。
〉これ、私自身、理科系の人間ですのでくやしくて、何か、治験的手法
なりなんなりで、これはきく、これはきかないと証明してみたいと思っ
たこともあります。が、これ、少し考えるとわかるのですが、殆ど不可
能に近いほど難しいのです。
私はそうは思いません。目標設定がないからそうなっているだけだと思います。杏樹さんも試みているように、数的相関を取り始めたら何か言えるのではないかと思います。100万という数字が出てるんですから。
〉P.S.一億語めざしましょうという話なら、乗りますよ。一緒にやって
みましょう。
ありがとうございます。
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お名前: ミグ
投稿日: 2006/9/8(01:19)
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〉ミグさんからはどういう勉強をしてきたかと訊かれてますが、おそらく皆さんには何の意味も持たないような気がします。新書も入れると20冊近い参考書をやりました(今は奥から探さないと出てこないので列挙はちょっと大変)。伊藤和夫、西きょうじ、薬袋善郎、遠山顕などなど。それを300時間ほどかけて片付けてきたことになります。
こんばんは、Tallinnさん。やっぱりミグの予想通りでした!!
「あなたも英語をマスターできる」(ISBN 479528847X)のP193に「英語学習五つの公理」というのが載っています。
公理1 大きな声で英語を読んだり話したりして、自分の発音に自信を持つこと
。
公理2 語彙や文法の知識をふやすだけでなく、英語そのものを経験すること。
公理3 英語を使う時には、自分の持っている言語や、世界についての知識を動
員し、大胆に推論すること。
公理4 広く世界の出来事に関心を持ち、常識を養うこと。
公理5 物事について深く考え、自分の主張を明確にすること。
言い方は違いますが、これらの公理をSSSは体現しているとミグは思います!
構文分析や単語暗記は試験対策としては否定しませんが、決して語学学習の本質
ではないのです。
SSSは、いわゆるYL0の絵本(ORTやLLLなど)から始めて、子供が英語を修得す
るのを疑似体験するような方法なので、構文分析などは行いません。専門書など
必要な場合は母国語(日本語)でも、構文分析をすることはあるとは思いますが…
あと、語数の件ですが1000万語だろうが、3000万語だろうが大差ないと
思います!語学の天才シュリーマンは、小説を音読・暗唱したそうですが、一体
何万語なんでしょう?小説を仮に10万語とすると、10回で100万語、1日1
回1年で3000万語を超えます!!
TOEICの事はよくわかりませんが、語学は使わなければ、マスターできない事を
シュリーマンは証明しています。シュリーマンは天才ですが、無能なミグにも英
語マスターへの道を切り開いてくれたのが、SSSです。まだ、先は長いですが
、ミグ楽しんでます♪
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おはようございます。
まあ、半分はそういっていいでしょう。でも、半分は違います。表面でだけ捉えてますよ。何が違うか?それは先輩のノウハウなのでここでは私はいえません。
でも、私は言われたとおり、1年で壁を確実に越えました。その次の学習については別のところで例文も加えてあげています。
涼音さんの例からすると500万ほどやっても私の段階には来れなかったことになります(基準をずらしても300万ぐらいですか)。私が読むとして杏樹さんの見積もりで年200万語になると思います。2年以上かけて来れないところに確実に1年未満で私は来たことになります。ただ、リスニングが違いますけどね。これは私も仕方ないです。特別なことはあまりやってないし、試験の仕方が変わったのを知ったのがリスニングだったので(練習なしで臨んで面くらった)、誤差程度しか上がっていません。むしろ下がらなかっただけで上出来かなというところです。