[掲示板: 〈過去ログ〉英語で趣味を楽しむ -- 最新メッセージID: 1605 // 時刻: 2025/1/12(18:31)]
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: 杏樹
投稿日: 2007/1/1(23:24)
------------------------------
柊さん、あけましておめでとうございます。今年も世界史クラブをよろしくお願いします。
〉 杏樹さんへ。
〉 「王女リーズ」でエリザベス一世にはまり、英語の歴史書を読もうと思ったのが英語の勉強の動機の重要な一つなので、同じ著者の「薫風のフィレンツェ」も興味はあったのですが、最近読むのが面倒でパスする本が多いので、読んでないです。
「王女リーズ」ですか。別人のような名前…。
〉 しかし、絵心がないのを自認(というかむしろ自負?)しているのですが、ある日ぼけっと見ていたTV番組でレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の修復画像を見て(CGを駆使したもので、実際に修復したものではなかったのですが)、この人はすごいと衝撃を感じたので、レオナルド・ダ・ヴィンチやメディチ家、それに何とはなしにイタリアやスペインの言葉の響きには惹かれるものがあります。
〉 三雲岳斗の「レオナルド・ダ・ヴィンチの事件簿」という感じのシリーズにもはまっていますし。しかし今のところ、当時の知識人であれば誰でも良かったのかなという感じがいまいち、柳広司の衝撃に及びませんが。
〉 それから、篠田真由美の本でイタリアを舞台にしていたり、イタリア美術が出てくるものが多いので、そっちからも興味があります。
〉 ただ、今のところとっかかりがないので、これについてという何かを見つけたら、そのあとはまっしぐらかなと。
私もイタリアにはそれほど興味がなくて、ほとんど本も読んでません。ルネサンス周辺で細切れ知識がチラチラありますが、それはほとんどテレビで見たものです。「世界ふしぎ発見」とか「世界遺産」とか、あと特番でいろいろ。「最後の晩餐」修復関係の番組も見た覚えがあります。
最近は「ダ・ヴィンチ・コード」便乗番組がいくつかありました。そういった番組を見てるうちにバラバラに覚えた事柄がだんだんつながっていって…という感じです。
〉 マリア・テレジアには結構興味があります。マリー・アントワネットの伝記を読んでいたら、マリア・テレジア10歳の肖像画というのが載っていて、今まで見た肖像画の中で一番の美人だし、ものすごく賢そうだと思いました。もっとも、即位後は普通のおばさんで、あまり威厳もなく、こんな感じで大国を統治していたというのは、なかなかすごい人だと思いますが。
12〜13歳のではありませんか。利発そうな美少女ですね。昨年「マリア・テレジアとハプスブルク展」という展覧会があって、おもしろかったです。しかしその美少女が35歳になるとすっかり「おばさん」なのには驚きましたが、35歳の肖像と60歳の肖像があまり変わってないというのが不思議。
貫禄があって肝っ玉母さんみたいです。
若くして父親が死に、プロイセンから横槍を入れられながらもハプスブルク家を継承し、戦争を戦い抜き、子どもをたくさん産んで育てて…すごい人です。しかも夫は初恋の憧れの人で、結婚前のラブラブの手紙まで展示してありました。
〉 それに、ハプスブルク家のように沢山の王家と婚姻関係にあり、何ヵ国も支配して、なおかつかなり長い間途絶えずに続いた家というのも、珍しいと思って、歴史好きとしてはやはり、どこかで行き当たる家なのだろうなと思います。
〉 実際、スペインのイサベル一世の子どもの代で二重に婚姻関係を結んでいるので、そのあとのスペインには絶対に関係してきますし。
ハプスブルクは思い切りややこしいです。系図を見るとこんがらがって何がどうつながっているのやら。婚姻関係で、うまい具合に相手国の跡継ぎがいなくなってハプスブルク家の末裔が即位して…という偶然が重なって、ヨーロッパのあちこちに領地が出来て。スペインの王位もそれで獲得しましたし。
ジャンルでレベル縦断と言えば、私の中国語はそれに近いかもしれません。中国語は児童書がどれもこれも読めなくて、なんであんなに読みにくいのかと思いました。それで子ども向けの歴史・古典の本を読んでみたらこれがおもしろい。しかも中国には子ども向けの歴史・古典の本がたくさんある!ということで、児童書はあきらめて子ども向けの歴史の本で多読を続けました。
〉 ー道楽を嘗めていますね。道楽というのは道を楽しむと書くのです。世の中には道は渋い顔をしていないと歩けないと思っている愚か者が多いが、それは大いなる間違いです
〉 道を楽しんで歩くことができない無能な者が云い訳がましくそう云うことを云うのだと、無能探偵は明朗快活に云った。
いいですね。「道楽」。ホント、渋い顔をして歩かないといけないと思ってる人がどれだけ多いか…。
Hooray,世界史クラブ!
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: 柊
投稿日: 2007/1/2(23:25)
------------------------------
杏樹さん、あけましておめでとうございます。柊です。
〉柊さん、あけましておめでとうございます。今年も世界史クラブをよろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いします。特に、ぼろぼろとこぼれる初歩的なミス。
〉〉 杏樹さんへ。
〉〉 「王女リーズ」でエリザベス一世にはまり、英語の歴史書を読もうと思ったのが英語の勉強の動機の重要な一つなので、同じ著者の「薫風のフィレンツェ」も興味はあったのですが、最近読むのが面倒でパスする本が多いので、読んでないです。
〉「王女リーズ」ですか。別人のような名前…。
お話の中身も、別人のよーです。かいつまむと、美女な姉にいじめられ、自信を持てずにいたリーズが、護衛官のセシルに励まされ、というような感じでしょうか。つまり、生涯の恋人があのウィリアム・セシルだったという。
ただ、この方の場合、エリザベス一世という女王がいた、という以外の部分は史実ではないので、世界史のテストでこれ書いたらバッテン付けられますよと、あとがきで書いているので、まあいいかなと。
〉〉 しかし、絵心がないのを自認(というかむしろ自負?)しているのですが、ある日ぼけっと見ていたTV番組でレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の修復画像を見て(CGを駆使したもので、実際に修復したものではなかったのですが)、この人はすごいと衝撃を感じたので、レオナルド・ダ・ヴィンチやメディチ家、それに何とはなしにイタリアやスペインの言葉の響きには惹かれるものがあります。
〉私もイタリアにはそれほど興味がなくて、ほとんど本も読んでません。ルネサンス周辺で細切れ知識がチラチラありますが、それはほとんどテレビで見たものです。「世界ふしぎ発見」とか「世界遺産」とか、あと特番でいろいろ。「最後の晩餐」修復関係の番組も見た覚えがあります。
〉最近は「ダ・ヴィンチ・コード」便乗番組がいくつかありました。そういった番組を見てるうちにバラバラに覚えた事柄がだんだんつながっていって…という感じです。
トリノの聖骸布についての番組をやっているのは、ちらっと見ました。あまり感じが良くなかったので、さっさと局を替えましたが、結構、流行りらしくて多いですね。
そういえば、「ダ・ヴィンチ・コード」が何かも知らないんですね。まあ、いっかと思って放っておいてますが。
〉〉 マリア・テレジアには結構興味があります。マリー・アントワネットの伝記を読んでいたら、マリア・テレジア10歳の肖像画というのが載っていて、今まで見た肖像画の中で一番の美人だし、ものすごく賢そうだと思いました。もっとも、即位後は普通のおばさんで、あまり威厳もなく、こんな感じで大国を統治していたというのは、なかなかすごい人だと思いますが。
〉12〜13歳のではありませんか。利発そうな美少女ですね。昨年「マリア・テレジアとハプスブルク展」という展覧会があって、おもしろかったです。しかしその美少女が35歳になるとすっかり「おばさん」なのには驚きましたが、35歳の肖像と60歳の肖像があまり変わってないというのが不思議。
〉貫禄があって肝っ玉母さんみたいです。
〉若くして父親が死に、プロイセンから横槍を入れられながらもハプスブルク家を継承し、戦争を戦い抜き、子どもをたくさん産んで育てて…すごい人です。しかも夫は初恋の憧れの人で、結婚前のラブラブの手紙まで展示してありました。
う、新年初ぼろです。今年もお見捨てなく〜。
戴冠後の絵は見ましたが、35と60が同じに見えるって、確かにすごいですね。しかもあの時代、ハプスブルク家の相続人に生まれながら、恋愛結婚したというのもすごい。
〉〉 それに、ハプスブルク家のように沢山の王家と婚姻関係にあり、何ヵ国も支配して、なおかつかなり長い間途絶えずに続いた家というのも、珍しいと思って、歴史好きとしてはやはり、どこかで行き当たる家なのだろうなと思います。
〉〉 実際、スペインのイサベル一世の子どもの代で二重に婚姻関係を結んでいるので、そのあとのスペインには絶対に関係してきますし。
〉ハプスブルクは思い切りややこしいです。系図を見るとこんがらがって何がどうつながっているのやら。婚姻関係で、うまい具合に相手国の跡継ぎがいなくなってハプスブルク家の末裔が即位して…という偶然が重なって、ヨーロッパのあちこちに領地が出来て。スペインの王位もそれで獲得しましたし。
戦争は他の家に任せて、ハプスブルク家は結婚せよとかなんとか、そういうやつですね。末裔も含めてしまうと、もう、たどりようがなさそうな気がします。ハプスブルクを名乗っているところだけ追いかけようかと思ったり。ただ、系図がはっきり残っているのってやっぱり王家とかなので、遺伝病ではやたらによく出てきますね。
「仮面の男」の王太后の名前がアンヌ・ドートッリシュで、最近覚えたのが「ドートリッシュ」はフランス語でオーストリア人という意味というので、この頃オーストリア人ということは、ハプスブルクかなあとか、きりがなさそうですね。
〉ジャンルでレベル縦断と言えば、私の中国語はそれに近いかもしれません。中国語は児童書がどれもこれも読めなくて、なんであんなに読みにくいのかと思いました。それで子ども向けの歴史・古典の本を読んでみたらこれがおもしろい。しかも中国には子ども向けの歴史・古典の本がたくさんある!ということで、児童書はあきらめて子ども向けの歴史の本で多読を続けました。
興味があると、いくらでも読めますよね。
〉〉 ー道楽を嘗めていますね。道楽というのは道を楽しむと書くのです。世の中には道は渋い顔をしていないと歩けないと思っている愚か者が多いが、それは大いなる間違いです
〉〉 道を楽しんで歩くことができない無能な者が云い訳がましくそう云うことを云うのだと、無能探偵は明朗快活に云った。
〉いいですね。「道楽」。ホント、渋い顔をして歩かないといけないと思ってる人がどれだけ多いか…。
無能探偵が云ったというところがいいですよね。榎木津は別に、探偵として無能かと言うとそうでもないですけど。
それにこの本、日本の仏教と儒教の歴史についての話が謎に絡んでくる上、林羅山がどうしたこうしたとか、世界史ではなく日本史ですが、非常に楽しい本です。林羅山の名前も知りませんでしたが、書庫が丸ごと焼けたショックで死んでしまったというのは、親近感があります。
あ、パピイさん、もし見てたら、流してくださいね。
〉Hooray,世界史クラブ!
Hooray,世界史クラブ!
正月になり、A happy new yearの最初のAの謎がやっと解けました。これは、多読的文法の楽しみでしょうね。
しかし、メリー・クリスマスとセットで言われることが多いし、正月にあまり深い意味がなさそうですね、あちらは。あちらがどちらか、これから探究に行ってきます。
------------------------------
柊さん、こんにちは。
雑談してるといつまでもレスをつけたくなります。
〉 こちらこそ、よろしくお願いします。特に、ぼろぼろとこぼれる初歩的なミス。
実は私もそんなに細かいことまで知ってるわけじゃないんです。書く時に調べた、ということが多いです。たくさんのことを知ってるというより、調べ方とか本の探し方とかを知ってる、といったほうがいいかもしれません。歴史学科にいた名残は、「裏を取る」態度が身に染み付いたことでしょうか。…なんて偉そうにいいますが、テキトーに書いて間違ってた、と言うこともありますので…。
〉〉「王女リーズ」ですか。別人のような名前…。
〉 お話の中身も、別人のよーです。かいつまむと、美女な姉にいじめられ、自信を持てずにいたリーズが、護衛官のセシルに励まされ、というような感じでしょうか。つまり、生涯の恋人があのウィリアム・セシルだったという。
〉 ただ、この方の場合、エリザベス一世という女王がいた、という以外の部分は史実ではないので、世界史のテストでこれ書いたらバッテン付けられますよと、あとがきで書いているので、まあいいかなと。
そういうフィクション、ありますね。あとがきに書いてあるだけ親切かも…。
〉 トリノの聖骸布についての番組をやっているのは、ちらっと見ました。あまり感じが良くなかったので、さっさと局を替えましたが、結構、流行りらしくて多いですね。
トリノの聖骸布は前に布の鑑定で12世紀ごろのものだと判定されたから明らかに「ニセモノ」なんですが、それを覆す説を唱えているのが面白かったです。しかもご丁寧にどうやって身体のあとがついたか検証までして。なんとでも言えるもんだなーと感心しました。
〉 そういえば、「ダ・ヴィンチ・コード」が何かも知らないんですね。まあ、いっかと思って放っておいてますが。
ま、ほっておいてもいいんですが…。
これはダン・ブラウンの書いたサスペンス小説です。ヨーロッパに伝わっているキリスト教に関するトンデモ話やいろいろな伝説をつなぎ合わせてスリリングな物語を作ってあるものです。ダ・ヴィンチの絵がそのキーワードになるんです。
ハラハラドキドキの連続で読み出したら止められないスピード感がありますからヒットしたんでしょう。いずれ原書で読んでみたいと思ってましたが、職場で日本語訳が回ってて、みんな読んだからどう?と置いて行かれたので誘惑に負けて読みました。そうしたらわざわざ原書で味わうほどのこともなかったからまあいいか、と思いました。
〉〉12〜13歳のではありませんか。利発そうな美少女ですね。昨年「マリア・テレジアとハプスブルク展」という展覧会があって、おもしろかったです。しかしその美少女が35歳になるとすっかり「おばさん」なのには驚きましたが、35歳の肖像と60歳の肖像があまり変わってないというのが不思議。
〉〉貫禄があって肝っ玉母さんみたいです。
〉〉若くして父親が死に、プロイセンから横槍を入れられながらもハプスブルク家を継承し、戦争を戦い抜き、子どもをたくさん産んで育てて…すごい人です。しかも夫は初恋の憧れの人で、結婚前のラブラブの手紙まで展示してありました。
〉 う、新年初ぼろです。今年もお見捨てなく〜。
〉 戴冠後の絵は見ましたが、35と60が同じに見えるって、確かにすごいですね。しかもあの時代、ハプスブルク家の相続人に生まれながら、恋愛結婚したというのもすごい。
私は展覧会で見たばかりなので覚えてたんで…。
〉 戦争は他の家に任せて、ハプスブルク家は結婚せよとかなんとか、そういうやつですね。末裔も含めてしまうと、もう、たどりようがなさそうな気がします。ハプスブルクを名乗っているところだけ追いかけようかと思ったり。ただ、系図がはっきり残っているのってやっぱり王家とかなので、遺伝病ではやたらによく出てきますね。
〉 「仮面の男」の王太后の名前がアンヌ・ドートッリシュで、最近覚えたのが「ドートリッシュ」はフランス語でオーストリア人という意味というので、この頃オーストリア人ということは、ハプスブルクかなあとか、きりがなさそうですね。
アンヌ・ドートリッシュはスペイン・ハプスブルク家です。さっき系図を見たらフェリペ2世の孫でした。「ド・オートリッシュ」が縮まって「ドートリッシュ」になります。「ド」は英語のofに当たり、「アンヌ・ドートリッシュ」は「オーストリアのアンヌ」という意味になります。
実はマリー・アントワネットのフルネームの最後にも「オートリッシュ」がついています。
〉 正月になり、A happy new yearの最初のAの謎がやっと解けました。これは、多読的文法の楽しみでしょうね。
〉 しかし、メリー・クリスマスとセットで言われることが多いし、正月にあまり深い意味がなさそうですね、あちらは。あちらがどちらか、これから探究に行ってきます。
Aの謎なんて考えたことがありませんでした。
文法を全く気にしないので、時々は気にしたほうがいいかと思うぐらいです。
欧米ではクリスマスは「顕現日」つまりキリスト誕生の12月25日から12日目の1月6日まで続きます。この日は「三王礼拝」が行われた日とされています。聖書には三人の博士が星に導かれてキリストを探しあてたと書かれていますが、ヨーロッパの伝説ではどこかで「三人の王」が礼拝をしに来た、にすり替わってしまったらしいです。三人の王がキリストを見出したので「顕現日」らしいです。
それではHooray 世界史クラブ!