[掲示板: 〈過去ログ〉英語で趣味を楽しむ -- 最新メッセージID: 1605 // 時刻: 2024/12/27(19:09)]
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お名前: ako
投稿日: 2005/4/25(01:46)
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世界史クラブからakoです。
4・23はサン・ジョルディの日でしたね。本を贈られた方もおられるでしょうか。
これはスペインのカタルーニャ地方の習慣です。
スペインの一地域で、どうして本を贈る事が習慣になったか。
その理由は、世界史クラブのコンセプト「多読で世界史」にびったりの話題なんです。
日本史では、スペインは実はふる〜〜〜〜いお馴染みさんです。
スペインの旧国名はカスティーリャといい、それがナマって日本語でカステラになりました。
3時のオヤツは○○堂〜〜〜 …え〜、世界史ですが…。
そのご縁は鎖国中の江戸時代以来です。
バレンタインデーが聖バレンタインの命日であると同様、
4月23日も、サン(聖)ジョルディの命日です。西暦303年にお亡くなりになりました。ジョン・ポール(ヨハネ・パウロ)2世様ともども合掌…。
クリスマスは誕生日を記念した日なのに、聖人は命日が記念日なんですね。いま気づいた…。
「聖だれだれ」というからには、キリスト教、その中でもカトリックのエライ人、ということになります。
「聖人」になれるかどうかは、バチカンのローマ法王庁が認定します。けっこう厳密です。
洋書の児童書には、ドラゴン退治がモチーフになっている物語がたくさんあるようですが、このサンジョルディ氏も、姫の救出とドラゴン退治の英雄が起源です。
いつのころからかカタルーニャの守護聖人になったとのことで、
カタルーニャでは、この日になると、男性が女性に赤いバラを贈る習慣があるそうですが(いいなぁ)、それは、サンジョルディがドラゴンと流血の戦いをした記念なのだそうです。
ここで児童書をたくさん読まれたSSSの皆さんに質問したいのですが、
英語の児童書では、ドラゴンって、悪役が多いですか?
中国では、龍・竜は神の使いですよね。
同じ生き物の扱いが、文化によって違うってのは、我が世界史クラブの多読重要テーマです。
児童書でどう扱われるかが、その言語文化で育つ人の価値観に大きく影響するからです。
さて、世界史クラブはここからが本番。
カタルーニャとは、スペインの地中海側にある地方名で、バルセロナがその中心地です。ガウディの建築で有名な都市といえば、すぐにおわかりと思います。
言語は、スペイン語とは少々違うカタルーニャ語です、
スペイン内の一地方となっていますが、フランス支配下だった時代もあります。
マルセイユやプロヴァンス等と一緒に、地中海岸エリアのほうが、文化として共通度が高いとされています。
それは裏を返せば、スペインだけでなくフランスも、北と南では相当ちがうってことを暗に意味します。
バルセロナの街には、スペイン語とカタルーニャ語が併記された看板があり、
カタルーニャは、スペインに征服されたという歴史的記憶があり、
今でも、「カスティーリャの連中は…」という人もいるそうです。
(バルセロナ人の知人がいる日本人友人からの伝聞)
どのくらい離れた言語かは聞かないとわからないですが、
英語、仏語学習者の方であれば、イギリスにおけるスコットランドやウェールズ、
フランスにおけるブルターニュやアルザスのような位置付け、という方が分かり易い人もいるかも。
日本における沖縄(琉球語)と言えるかもしれません。
さて本日の本題。バラを贈る習慣に、本を贈る習慣が加わった理由です。
カタルーニャは、スペインがフランコ政権の時期(第二次大戦をはさんだ30数年の長期政権)、えらい目にあいました。
カタルーニャ語禁止、スペイン語を強制され、たいへんな屈辱だったそうです。
日韓などでも類似の体験がありますが、植民地っていやですね。
この時に、使用禁止になった愛する母国語の本を秘密裏に贈りあったことが契機、と言えば、もう説明は不要と思います。
カタルーニャ愛国者にとって、フランコと戦う現実を、
サンジョルディがドラゴンと戦った故事になぞらえたのですね。
さてさて、当 世界史クラブもSSSの多読促進活動ですから、洋書の話でシメたいと思います。
カタルーニャと言えば、『カタロニア讃歌』。 (カタルーニャは、現地音基準)
作者はジョージ・オーウェル。 ご存知、『動物農場』『1984年』の英国人作家です。
管理社会と全体主義に対する鋭い批判精神とブラックユーモアで小説を書いた人ですが、(映画『未来世紀ブラジル』の世界は、まさにこれ!) 本人は、スペイン内戦に実際に参加した熱血正義感(とakoは思う!!そこがいいのだ!)
キャパの写真とピカソの絵(ゲルニカ)で知られ、ヘミングウェイにもつながるあのスペイン内戦です。
あぁ誰が為に鐘は鳴り、日はまた昇ってバンプローナの牛追い祭。こっちはヘミングウェイです。
オーウェルですが、実際の参戦体験が『動物農場』『1984年』につながったと思うと、醒めたブラック精神の根は、暑くて、熱い心なんだ〜、とまた暑苦しいことをakoが言う。
…いえ、多読です、多読。
多読意欲に結びついてこその投稿ですから!
こういう本が英語で読めたらサイコウ!
バレンタインデーが、チョコレート販売競争のようになってしまっている現状をみて、サンジョルディだって、「どうせ本を売りたいための商業主義だろう〜」なんて冷めた人もいるらしいですが、(日本では、それほど普及してないけど)
世界史クラブは一年中、自分のためのサンジョルディの日のようなモンです(笑)
(あぁ、視界に入る未読本のダンボールの存在が重い…)
新しいローマ法王も決まってめでたしめでたし。聖人さんたちもあの世でホッとしてるかな。
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408. Re: サン・ジョルディさんは、ドラゴンスレイヤーだったの!?
お名前: チクワ
投稿日: 2005/4/25(23:29)
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akoさん、こんばんは〜。チクワ@多読を通してdragonとdinosaur好きになりました♪です。
ねえねえ、多読的にすっごく不謹慎なことから言っていい?(許可を待たずに・・・)
〉4・23はサン・ジョルディの日でしたね。本を贈られた方もおられるでしょうか。
この、「贈られ」の「られ」って、「受身」?「尊敬」?
「受身」なら男のひとへの問いかけの文、「尊敬」なら女のひとへの問いかけですよね。
両方どちらにもとれるように書いて、両性どちらにも問いかけているのかな?
うーん、うまいなー。(チクワ@実は結構本能的に分析好き)
なんてことより・・・
なんでオンナにはバラなのよ!(akoさんの解説でわかるじゃん)
私はバラより本の方がほしい〜!と、サンジョルディが流行りはじめたころから
思っておりました・・・
〉ここで児童書をたくさん読まれたSSSの皆さんに質問したいのですが、
〉英語の児童書では、ドラゴンって、悪役が多いですか?
〉中国では、龍・竜は神の使いですよね。
〉同じ生き物の扱いが、文化によって違うってのは、我が世界史クラブの多読重要テーマです。
〉児童書でどう扱われるかが、その言語文化で育つ人の価値観に大きく影響するからです。
チクワはたくさんなんて読んでないのですが、本のストーリーに出てくるのは確かに
悪役として、が多いように思います。
ORTでもBiffはDragonのお話で眠れなくなっちゃうし・・・
でもね、でもね。
それでも、欧米人にとってDragonってあんまりワル者ではないかもって思うんです。
なぜなら〜。
この絵本を見てください!「The Dragons Are Singing Tonight」
全篇Dragonについての詩の絵本なんです!
子どもたちがDragonをペットにしたり、調子の悪いDragonの心配をしたり、
Dragonってホントはホントにいるんだよ、みたいな詩ばっかり。とっても楽しいです!
(あ〜ん池袋絵本の会で読みたい〜)、
ぎく。ばれたかな。
またまたチクワったら、自分が書籍登録したのをルンルン自慢して・・・
(コドモだね〜>自分)
〉カタルーニャ愛国者にとって、フランコと戦う現実を、
〉サンジョルディがドラゴンと戦った故事になぞらえたのですね。
おおお〜!ありがと!これはもうしっかり理解できたと思います!
本は、言語は、自分のアイデンティティだということですね〜。
〉さてさて、当 世界史クラブもSSSの多読促進活動ですから、洋書の話でシメたいと思います。
〉カタルーニャと言えば、『カタロニア讃歌』。 (カタルーニャは、現地音基準)
〉作者はジョージ・オーウェル。 ご存知、『動物農場』『1984年』の英国人作家です。
〉管理社会と全体主義に対する鋭い批判精神とブラックユーモアで小説を書いた人ですが、(映画『未来世紀ブラジル』の世界は、まさにこれ!) 本人は、スペイン内戦に実際に参加した熱血正義感(とakoは思う!!そこがいいのだ!)
〉キャパの写真とピカソの絵(ゲルニカ)で知られ、ヘミングウェイにもつながるあのスペイン内戦です。
〉あぁ誰が為に鐘は鳴り、日はまた昇ってバンプローナの牛追い祭。こっちはヘミングウェイです。
〉オーウェルですが、実際の参戦体験が『動物農場』『1984年』につながったと思うと、醒めたブラック精神の根は、暑くて、熱い心なんだ〜、とまた暑苦しいことをakoが言う。
〉…いえ、多読です、多読。
〉多読意欲に結びついてこその投稿ですから!
〉こういう本が英語で読めたらサイコウ!
そりゃー、akoさん、買っておくべきです。
akoさんに「呼びかける」本になりそうじゃないですか〜。
akoさんが「呼ばれたような気がして、読んでみたら読めた」ってきっと
こういう本ですよ〜。(もう、買った?)
〉世界史クラブは一年中、自分のためのサンジョルディの日のようなモンです(笑)
うまい〜!!!
〉 (あぁ、視界に入る未読本のダンボールの存在が重い…)
チクワの部屋も寝るところが狭まってきてます・・・立ったまま寝にゃならなくなるやも知れず。
わーい、面白かった〜!akoさんありがとー!!
(世界史に関して、チクワがこんな感想を述べるようになるとは・・・うっうっうっ(感涙))
Happy with World History!
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お名前: ako
投稿日: 2005/4/28(02:12)
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チクワくわこさん、こんばんは!!
〉ねえねえ、多読的にすっごく不謹慎なことから言っていい?(許可を待たずに・・・)
適度な不謹慎は心の健康にプラスですもの。前置きから先にご返答しましょう。
〉〉4・23はサン・ジョルディの日でしたね。本を贈られた方もおられるでしょうか。
〉この、「贈られ」の「られ」って、「受身」?「尊敬」?
〉「受身」なら男のひとへの問いかけの文、「尊敬」なら女のひとへの問いかけですよね。
まず自分で書いていた時は「尊敬語」のつもりで書いてました。
しかし、尊敬なら、「本をお贈りになられた方も」のほうが、誤解はないですね。
でもちょっとクドイ感じがしますね。
無理に敬語を書かず、「本を贈った人もいるのでしょうか」程度でよかったのかな。
「受身」だと、表現の選択肢は「本を贈られた方も」以外にはなさそう。
ということは、チクワさんが直感で感じた疑問は、至極正当なものですね。
〉両方どちらにもとれるように書いて、両性どちらにも問いかけているのかな?
〉うーん、うまいなー。(チクワ@実は結構本能的に分析好き)
「尊敬」しか考えてなかったんですのに…
んもう〜 チクワさんは親切だなぁ(ますます好きになっちゃう…)
〉なんてことより・・・
〉なんでオンナにはバラなのよ!(akoさんの解説でわかるじゃん)
それは極めてジェンダー論的テーマですな。興味深いご指摘です。(社会学大好き人間)
ちなみにあたしゃー、女性にバラを贈って喜ばれた事がありますが、自分が贈られたことはないざんす。
〉私はバラより本の方がほしい〜!と、サンジョルディが流行りはじめたころから
〉思っておりました・・・
おお、さすが本読みであられる。(「尊敬」の「られる」)←注釈不要だってば。
〉〉英語の児童書では、ドラゴンって、悪役が多いですか?
〉悪役として、が多いように思います。
〉ORTでもBiffはDragonのお話で眠れなくなっちゃうし・・・
〉でもね、でもね。
〉それでも、欧米人にとってDragonってあんまりワル者ではないかもって思うんです。
皆さんのご返答からみても、悪役ばかりではないようですね。
そうしますとね、次の関心の焦点は、
悪役になっている作品と、悪役になっていない作品とが、
どのくらいの比率で存在するか、あるいは欧米人に多く読まれているのは、
より、どちらのものが多いかという点ですかねえ。
〉この絵本を見てください!「The Dragons Are Singing Tonight」
〉全篇Dragonについての詩の絵本なんです!
〉子どもたちがDragonをペットにしたり、調子の悪いDragonの心配をしたり、
〉Dragonってホントはホントにいるんだよ、みたいな詩ばっかり。とっても楽しいです!
〉(あ〜ん池袋絵本の会で読みたい〜)、
わーん、チクワさんの読み聞かせを聞かせていただきたい〜〜
(歓迎:チクワ様一名様ご案内 by池袋絵本の会)
ナマで聞くと、ほんんとに声がね、残るから。あとあとまで音声でよみがえってくるから。
〉またまたチクワったら、自分が書籍登録したのをルンルン自慢して・・・
〉(コドモだね〜>自分)
まぁ〜、チクワさん、キュート! キューティチクワ。
そんな事言い出したら、akoなんて、池袋絵本の会での本の紹介は、
みなSSS書評のリンクにしてます。
SSS書評を、掲示板通りすがりの方にもご利用いただきたいから、というつもりでしたが、自分の書評自慢だと受け取られてしまうでしょうか。うむむ。
〉本は、言語は、自分のアイデンティティだということですね〜。
ほんとそうですねー
多読で英語と付き合うようになってから、ますますその感が強くなりました。
とにかく英語と日本語とでは、意味の境界線が違うところにある、…といいますか、うまく言えないんですが、
とにかく、昔思っていた「英語ができるようになる」てのは、こういうんじゃなかったです。
今は、「英語が、何か前とは違う感じで分かる気がする」という感じです。
〉〉カタルーニャと言えば、『カタロニア讃歌』。 (カタルーニャは、現地音基準)
〉〉作者はジョージ・オーウェル。 ご存知、『動物農場』『1984年』の英国人作家です。
〉〉こういう本が英語で読めたらサイコウ!
〉そりゃー、akoさん、買っておくべきです。
〉akoさんに「呼びかける」本になりそうじゃないですか〜。
〉akoさんが「呼ばれたような気がして、読んでみたら読めた」ってきっと
〉こういう本ですよ〜。(もう、買った?)
チクワさん!! いや、チクワ様!! チクワ殿!!
そーか! そういうことなんですね!!
えー、どういうことかと言いますと、
いや〜、そんなオーウェルなんて、自分が洋書で読もうなんて恐れ多いこと思ったことも無く、もちろん、買ってません。
そもそも、これが自分の多読意欲をあげる憧れのキリン本になる、なり得る、そうしてもいい、なんて、考えたこともありませんでした。
自分の多読の展望としてのキリン本っていうのは、皆さんが話題にするような児童書の本や、SSS推薦セットのGRのレベルの上のほうだとか、PBにしては比較的読みやすいよ〜と言われる作品等のことしかイメージしてませんでした。
たしかに、SSSを知る前、かなり過去に読めなくて挫折した洋書はいくつかあります。そういうのを読めるようになりたいと思っていたはずなんですが…
でも、SSSで出会った絵の多い本に夢中になっててすっかり忘れてました(爆)
そうか。あくまで自分が好きと思える世界を考えればいいってことなんですね。
皆さんの話題になるものを読めるようになるのがいいことなんだ、って思い込んでました。
ありがとうございました。投稿してよかったー。
こうやって、自分とは違う視点で発言して頂けて、自分に関して新発見ができ、
投稿冥利です!
〉〉 (あぁ、視界に入る未読本のダンボールの存在が重い…)
〉チクワの部屋も寝るところが狭まってきてます・・・立ったまま寝にゃならなくなるやも知れず。
驚異のタドキストライフ。未読本に囲まれて立ったまま読書、立ったまま寝て、立ったまま食事… 恍惚…(危)
〉わーい、面白かった〜!akoさんありがとー!!
〉(世界史に関して、チクワがこんな感想を述べるようになるとは・・・うっうっうっ(感涙))
「世界史」の部分を、「英語絵本」に書き換えると、それは私です。・・・うっうっ、共に感涙にむせびつつ明日の多読へと邁進してまいりましょう〜〜(夕日に向かって走れ〜 …違いますね、はい。)
〉Happy with World History!
いつもながらの楽しい(&有益な)ご返答、ありがとうございました!!
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お名前: チクワ
投稿日: 2005/5/5(23:19)
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チクワです。
akoさん、お返事ありがとうございました〜。
えー、最初に表題の件から〜。
〉〉またまたチクワったら、自分が書籍登録したのをルンルン自慢して・・・
〉〉(コドモだね〜>自分)
〉まぁ〜、チクワさん、キュート! キューティチクワ。
〉そんな事言い出したら、akoなんて、池袋絵本の会での本の紹介は、
〉みなSSS書評のリンクにしてます。
〉SSS書評を、掲示板通りすがりの方にもご利用いただきたいから、というつもりでしたが、自分の書評自慢だと受け取られてしまうでしょうか。うむむ。
ちゃいます〜。
書籍登録はリッパで尊い行いです〜。
〉SSS書評を、掲示板通りすがりの方にもご利用いただきたいから、というつもりでした
まったくおっしゃるとおりで、みなさんそうだと思います〜。私もですー。
しかしチクワは、登録ペースがあがらず、(怠け者で・・・)たまに登録すると、
掲示板で「見て見て〜。登録したの〜。」とアナウンスしているみたいで
そこがはずかしかったんですー。
〉が、自分の書評自慢だと受け取られてしまうでしょうか。うむむ。
まさかまさか〜。
私の場合、ほぼ登録直後に、掲示板に出てきて触れ回っているような気がしたんですー。
しかし考えてみれば「登録直後」であることなんて、これも言わなきゃわからないんだから
ドラゴンの本を登録したら、掲示板でドラゴンが話題になってたー、
おおラッキー、みんなに聞いてもらおー!とぐらいに
思っておけば良かったです〜。
akoさんに不要なご不安を感じさせてしまいました。ごめんなさい〜。
そしてみなさんにもそんなふうに思わせてしまったかもしれません。
重ねてごめんなさい〜。
もひとつ〜。
〉〉この、「贈られ」の「られ」って、「受身」?「尊敬」?
〉〉「受身」なら男のひとへの問いかけの文、「尊敬」なら女のひとへの問いかけですよね。
〉まず自分で書いていた時は「尊敬語」のつもりで書いてました。
〉しかし、尊敬なら、「本をお贈りになられた方も」のほうが、誤解はないですね。
〉でもちょっとクドイ感じがしますね。
〉無理に敬語を書かず、「本を贈った人もいるのでしょうか」程度でよかったのかな。
〉「受身」だと、表現の選択肢は「本を贈られた方も」以外にはなさそう。
〉ということは、チクワさんが直感で感じた疑問は、至極正当なものですね。
これ以上、「どうすべきだった」なんて、別にないですよー。元のままでちゃんとした言葉です〜。
どっちにも解釈できて面白いですねー、日本語って。っていうつもりだったんです〜。
しかも、昔の国語の授業内容を思い出して、ノスタルジーにひたったのです・・・
むかしからリクツっぽくて、揚げ足とり、って言われてました・・・
自分としてはたいていは「今のは、なんでだろうねー。おもしろいよねー。」って
相手にいってるんだって自己正当化してきたんです。
(おもしろい、はinterestingという気持ちで。)
直接の相手に言うからいけないのかなー、とも思うけど、これを他のひとにいうと「陰口」だし〜。
(だからそういうことを思いつかないのが一番なんだけど・・・)
いっしょに考えて、「あー面白いねー」って思ってもらえたんならいいかもしれませんが
ご不快にさせたかもしれません。ごめんなさいねー。
〉〉そりゃー、akoさん、買っておくべきです。
〉〉akoさんに「呼びかける」本になりそうじゃないですか〜。
〉〉akoさんが「呼ばれたような気がして、読んでみたら読めた」ってきっと
〉〉こういう本ですよ〜。(もう、買った?)
〉たしかに、SSSを知る前、かなり過去に読めなくて挫折した洋書はいくつかあります。そういうのを読めるようになりたいと思っていたはずなんですが…
〉でも、SSSで出会った絵の多い本に夢中になっててすっかり忘れてました(爆)
今夢中になれる本に、夢中になってるのも、最高のシアワセでしょー。
〉そうか。あくまで自分が好きと思える世界を考えればいいってことなんですね。
そうそう!そういう世界があるakoさんがうらやましー。
もういちどこの言葉をバージョンアップして贈ります。
〉〉Happy with World History in English!
------------------------------
チクワさんたら〜 あ、akoです。
〉〉SSS書評、
〉たまに登録すると、
〉掲示板で「見て見て〜。登録したの〜。」とアナウンスしているみたいで
〉そこがはずかしかったんですー。
やっぱりキューティチクワ。チクワさん、かわいい〜〜(好きになっちゃう…)
〉私の場合、ほぼ登録直後に、掲示板に出てきて触れ回っているような気がしたんですー。
もう、そのね、それ、「触れ回ってる」なんて言葉を使うところが、
チクワさん、キュート。そもそもチクワさんは日本語がいつもキュートです〜
akoは、永久チクワ投稿ファンですから〜
〉しかし考えてみれば「登録直後」であることなんて、これも言わなきゃわからないんだから
ほらねー、キュート、キュート。(^^)
「言わなきゃわからないんだから」なんて、もう〜〜(笑)
(ねーそう思わない? たださん)←絶対同意してくれそうなので急遽友情出演依頼。
〉ドラゴンの本を登録したら、掲示板でドラゴンが話題になってたー、
〉おおラッキー、みんなに聞いてもらおー!とぐらいに
〉思っておけば良かったです〜。
きゃ〜、もしかして、akoがたまたまドラゴンのことを投稿した時に、
チクワさんはチクワさんで、偶然、ドラゴン関係の書評を登録されたんですか?
しらなかった〜〜 なんという偶然!
〉akoさんに不要なご不安を感じさせてしまいました。ごめんなさい〜。
不要どころか、アタイの軽軽しい一言のせいだけど(チクワさんゴメン…)
キューティチクワのキューティ度が大幅アップ!!!
終わりよければすべてよし! …とは、有名英国人作家の言。
〉どっちにも解釈できて面白いですねー、日本語って。っていうつもりだったんです〜。
〉しかも、昔の国語の授業内容を思い出して、ノスタルジーにひたったのです・・・
わかるわかる。懐かしいよぉぅ〜 国語すきだったから。
akoが書いたご返答もね、自分で日本語表現の摸索をしただけ。
文字だけの掲示板というシステムでは、
どういう日本語表現を書くのが、もっとも誤解なく書けるのだろうか、という。
でも、どういう風に書いても、誤解して受け取られる可能性をゼロにできるとは思ってないんです。それは文字だけの宿命だと思います。
自分にできることは、最大多数の最大理解しかないです…。
〉むかしからリクツっぽくて、揚げ足とり、って言われてました・・・
あのね、チクワさんだから言うとね、
細部にこだわって、リクツ言ったり揚げ足とったりするのって、実はニンゲンにとっては、とってもとーーーーっても楽しいことだって、akoは思ってます。
SSSの英語学習と旧来の文法学習を比較して、英語学習を語る、という事情があるから、どうしても、「受身」とかいった文法用語表現を書く際には何かと気を使いながら書くことになっておられるのかな、と推測していますが…(違ってたりして)
ちなみにこの件は、別件でいつかお話を深めたいと思ってます。
〉(おもしろい、はinterestingという気持ちで。)
もちろん、interestingで了解しています。
なので、I'm interested in this kind of topic.
〉直接の相手に言うからいけないのかなー、とも思うけど、これを他のひとにいうと「陰口」だし〜。
〉(だからそういうことを思いつかないのが一番なんだけど・・・)
いえいえ、「受身」「尊敬」みたいな話題こそ、いえ、この際、敬語の中にある「尊敬語」「丁寧語」「謙譲語」の違いみたいな話であっても、akoみたいな人に直接言ってしまうのが一番安全、人畜無害。
だって、そーいう細部にこだわって緻密な話するの、akoには一種の娯楽だも〜〜ん(爆) いーじゃないですか、日本語の話なんだし。言ってしまってください、揚げ足とって下さい(揚げ足とられるのは鍛えられてますから(爆)
何より、「陰口」にしないためには、直接の相手に言うしかないと思います。
…それにね、Dear Chikuwa-san
そういうこだわりの分かる人が、多読してるってことがわかったほうが、
SSS掲示板をROMしている人にも、決してマイナスってことはないと思います。
今回は、SSS書評の話なので、ついでに言えば、
ROMだけでもSSSを楽しんでくださる方がたーくさんいらっしゃるかもしれない…って思うとワクワクしますよね〜
掲示板にも書評登録者にも登場しない、ほんとに書評サイトを利用するだけの方。
SSS側では、把握できない方々。
そういう方々がどれほどたくさんおられるか、というのが、SSSの認知度としてとっても重要ですよね。
もしかしたら、中には、掲示板を読むのが中心で、SSS書評は利用していない、というROM読者もおられるかもしれないですよね。掲示板の中でリンクされないと、SSS書評を見ないなぁ〜みたいな利用者の方がいるかもしれませんもの。
だからakoは、絵本の会での本の紹介リンクを、SSS書評にしようと思ったんです。
なのでね、Dear Chikuwa-san,
チクワさんも、チクワさんが書かれた書評・レビューの本を、どんどんリンクしてほし〜〜
〉いっしょに考えて、「あー面白いねー」って思ってもらえたんならいいかもしれませんが
〉ご不快にさせたかもしれません。ごめんなさいねー。
不快じゃなく、深い話だったのかもよ。
キューティチクワさんと一緒に考えて、あー、面白かった!!
もうほんとに次にナマチクワさんに会ったらakoはチクワさんをHUGしてしまう!!
〉そうそう!そういう世界があるakoさんがうらやましー。
チクワさん。チクワさんは、十〜〜〜〜〜〜〜分、
(繰り返しマーク※)チクワさんがakoに言ってくださった「そういう世界」をお持ちの方です。保証します。チクワさんの過去ログもたくさん読んでますから根拠もあります。自信あります。任せてください。ふっふっふ。こういうことは案外、他人の方がわかるモンなんです。思い切り断言します。チクワさんは、チクワさんが…(ここから上記の繰り返しマーク※へ戻る)
〉もういちどこの言葉をバージョンアップして贈ります。
〉〉〉Happy with World History in English!
ありがとーーぉぉ〜〜〜〜うございます〜〜〜〜〜ぅぅ(遠方におられるような気がしてるので、つい)
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お名前: 杏樹
投稿日: 2005/4/26(00:41)
------------------------------
akoさん、こんにちは。
チクワさんに先を越されてしまいました。さすがクロトカゲは油断なりません。
長いので、ところどころはしょりますね。
〉日本史では、スペインは実はふる〜〜〜〜いお馴染みさんです。
〉スペインの旧国名はカスティーリャといい、それがナマって日本語でカステラになりました。
〉3時のオヤツは○○堂〜〜〜 …え〜、世界史ですが…。
〉そのご縁は鎖国中の江戸時代以来です。
日本語からスペイン語に入った言葉、スペイン語から日本に入った言葉もたくさんありますねー。
〉バレンタインデーが聖バレンタインの命日であると同様、
〉4月23日も、サン(聖)ジョルディの命日です。西暦303年にお亡くなりになりました。ジョン・ポール(ヨハネ・パウロ)2世様ともども合掌…。
〉クリスマスは誕生日を記念した日なのに、聖人は命日が記念日なんですね。いま気づいた…。
そこまでは気がつきませんでした。
キリストは誕生日のほか、十字架にかかった日、復活した日(イースター)、復活した肉体のまま天に昇った日(ペンテコステ)、と一通り記念日があります。特イースターは復活ですから、むしろクリスマスより喜ばしい日として祝われます。クリスマスケーキやクリスマスツリーのイルミネーションやディスプレイだけ盛大に真似してイースターはほとんど知らない日本人。
〉洋書の児童書には、ドラゴン退治がモチーフになっている物語がたくさんあるようですが、このサンジョルディ氏も、姫の救出とドラゴン退治の英雄が起源です。
〉いつのころからかカタルーニャの守護聖人になったとのことで、
〉カタルーニャでは、この日になると、男性が女性に赤いバラを贈る習慣があるそうですが(いいなぁ)、それは、サンジョルディがドラゴンと流血の戦いをした記念なのだそうです。
へぇ〜、へぇ〜。
〉ここで児童書をたくさん読まれたSSSの皆さんに質問したいのですが、
〉英語の児童書では、ドラゴンって、悪役が多いですか?
〉中国では、龍・竜は神の使いですよね。
〉同じ生き物の扱いが、文化によって違うってのは、我が世界史クラブの多読重要テーマです。
〉児童書でどう扱われるかが、その言語文化で育つ人の価値観に大きく影響するからです。
あのー、私見ですが、「龍」と「Dragon」は別物だと思います。たまたま相互に訳されているだけで。
形も違います。
Dragonはどちらかといえば恐竜に近いです。直立歩行することがあり、しっぽがあって、翼があって空を飛ぶ。口から火を噴く。
Dragonは西洋では基本的に悪役、退治すべきものとされることが多いです。あと洞窟で黄金や宝物を守っています。龍を退治して黄金を手に入れるのがヨーロッパの英雄。大天使ミカエルや聖ゲオルギウス、そしてジークフリートなどDragon退治の英雄はいろいろいますが、サン・ジョルディまでそうとは知りませんでした。
龍はどちらかといえば蛇に手足をつけた細長い生き物。翼はありません。空は飛びます。というか、あまり地上を歩くことはありません。天界の生き物だからでしょう。つまりDragonは洞窟など地底にいることが多く、龍は天にいる…と結論付けていいものかどうか…。
さらに龍は吉祥の印の聖獣で、皇帝の象徴。龍が空を飛ぶと皇帝を祝福している証。皇帝の朝服には龍がついています。皇帝の顔のことを「龍顔」とも言います。
お祭りには龍踊りや龍船が登場します。おめでたいしるしだからです。
でもチクワさんの指摘のように、愛嬌のあるDragonもいますね。特に児童書、絵本の中に。でもこれは最近の現象ではないでしょうか?
〉さて、世界史クラブはここからが本番。
〉バルセロナの街には、スペイン語とカタルーニャ語が併記された看板があり、
〉カタルーニャは、スペインに征服されたという歴史的記憶があり、
〉今でも、「カスティーリャの連中は…」という人もいるそうです。
〉 (バルセロナ人の知人がいる日本人友人からの伝聞)
世界の3大テノールの一人、ホセ・カレーラスは国籍はスペイン人ですが、本来はカタルーニャ人です。確かに昔は言葉も風習も禁じられていました。今はカタルーニャ文化が認められるようになりましたが、だからこそカレーラスは自分のことを「スペイン人」といってもらってかまわない、しかしスペインがカタルーニャを弾圧するなら自分はスペイン人であることをやめて「カタルーニャ人」になる、と言ってました。
言葉の違いは私もわかりませんが、例えば画家の「ジョアン・ミロ」。スペイン語風に「ホアン・ミロ」と書かれることもありますが、カタルーニャ人なので、「ジョアン・ミロ」が正しいそうです。ということはホセ・カレーラスもジョゼ・カレーラスなのかもしれません。
また、スペインでは北と南では気候風土がかなり違うようです。
〉さて本日の本題。バラを贈る習慣に、本を贈る習慣が加わった理由です。
〉カタルーニャは、スペインがフランコ政権の時期(第二次大戦をはさんだ30数年の長期政権)、えらい目にあいました。
〉カタルーニャ語禁止、スペイン語を強制され、たいへんな屈辱だったそうです。
〉日韓などでも類似の体験がありますが、植民地っていやですね。
植民地とはまた違うでしょう。フランスのブルターニュ、イギリスのウェールズ、独立前のアイルランドなど、同じ国の中で異民族が同居している場合、少数民族が弾圧されることはよくあります。日本ならアイヌ民族に当たるのでは?アイヌ民族は日本人に同化することを強制され、言葉を奪われ、名前も日本風に改められ、独立した民族として存在を認められませんでした。
〉この時に、使用禁止になった愛する母国語の本を秘密裏に贈りあったことが契機、と言えば、もう説明は不要と思います。
〉カタルーニャ愛国者にとって、フランコと戦う現実を、
〉サンジョルディがドラゴンと戦った故事になぞらえたのですね。
つまりそれだけ「母語」を守ることが大切だったんですね。民族弾圧となると必ず言葉の問題が出てきますね。
〉さてさて、当 世界史クラブもSSSの多読促進活動ですから、洋書の話でシメたいと思います。
〉カタルーニャと言えば、『カタロニア讃歌』。 (カタルーニャは、現地音基準)
〉作者はジョージ・オーウェル。 ご存知、『動物農場』『1984年』の英国人作家です。
〉管理社会と全体主義に対する鋭い批判精神とブラックユーモアで小説を書いた人ですが、(映画『未来世紀ブラジル』の世界は、まさにこれ!) 本人は、スペイン内戦に実際に参加した熱血正義感(とakoは思う!!そこがいいのだ!)
〉キャパの写真とピカソの絵(ゲルニカ)で知られ、ヘミングウェイにもつながるあのスペイン内戦です。
オーウェルとスペインにつながりが…そんな熱血漢だったんですか。
でもそれを原書で読むとなるとかなり…いや、Tinyさんのように「たいてい読めます」と発言する日がいつかは…。
〉あぁ誰が為に鐘は鳴り、日はまた昇ってバンプローナの牛追い祭。こっちはヘミングウェイです。
〉オーウェルですが、実際の参戦体験が『動物農場』『1984年』につながったと思うと、醒めたブラック精神の根は、暑くて、熱い心なんだ〜、とまた暑苦しいことをakoが言う。
「暑苦しい」はやめて「熱血!」にしておきましょうよ〜。
光と影の国、スペインには熱血が似合う…。
熱血akoさんの投稿に一生懸命お返事してしまいました。
そういえば、私は聖人伝説をまとめた本があったら読みたいと思っていたのでした。実はパリのクリュニー博物館のミュージアムショップで絵本に近い装丁の聖人の本を購入してきたのですが、フランス語なのでまだ読めません。(「まだ」ということは、いつかは…と思ってるらしい?)
それでは〜。
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お名前: ako
投稿日: 2005/4/28(03:06)
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杏樹さん、こんにちは。
〉チクワさんに先を越されてしまいました。さすがクロトカゲは油断なりません。
あの反応の速さは、やはりアタマの回転の速さだと思います。
〉長いので、ところどころはしょりますね。
ご丁寧にありがとうございます。コメントをされない部分はどんどんはしょって下さっていいですよ〜。
〉キリストは誕生日のほか、十字架にかかった日、復活した日(イースター)、復活した肉体のまま天に昇った日(ペンテコステ)、と一通り記念日があります。特イースターは復活ですから、むしろクリスマスより喜ばしい日として祝われます。クリスマスケーキやクリスマスツリーのイルミネーションやディスプレイだけ盛大に真似してイースターはほとんど知らない日本人。
確かにイースターは、まだマイナーでしょうね。
ゆで卵をかくして遊ぶ、っていうのは、児童英語教室あたりでは英語遊びとしてやるようになってきたようですね。
でも、イースターバニーのうさぎさん型チョコレートを贈る人もいるってところまでは、知られてないかもね。
(というか、これ以上、西洋の祝祭習慣を日本でしなくてもいいような。どーもバレンタインデーといい、クリスマスといい、導入すると、商売になってしまうようなので)
〉〉サンジョルディ氏も、姫の救出とドラゴン退治の英雄が起源です。
〉へぇ〜、へぇ〜。
でしょでしょ(杏樹さんに「へぇ〜」と書いてもらえて相当嬉しい(笑)
〉〉英語の児童書では、ドラゴンって、悪役が多いですか?
〉〉中国では、龍・竜は神の使いですよね。
〉あのー、私見ですが、「龍」と「Dragon」は別物だと思います。
「中国では…」の一文を書いてみてよかった!
私見でいいんです。きっと杏樹さんが何か説明をくれると思ってたんです。
〉たまたま相互に訳されているだけで。
まさにこれこそ!
「単語の訳語一対一対応」という旧式英語学習の欠点を説明する好例が登場してくれました!
〉形も違います。
〉Dragonはどちらかといえば恐竜に近いです。直立歩行することがあり、しっぽがあって、翼があって空を飛ぶ。口から火を噴く。
〉Dragonは西洋では基本的に悪役、退治すべきものとされることが多いです。あと洞窟で黄金や宝物を守っています。龍を退治して黄金を手に入れるのがヨーロッパの英雄。
もう何もかも、ふむ、ふむです。
ゴジラがアメリカ映画になると、やたら爬虫類っぽくなったのを思い出してしまったけど(笑)。
〉大天使ミカエルや聖ゲオルギウス、そしてジークフリートなどDragon退治の英雄はいろいろいますが、サン・ジョルディまでそうとは知りませんでした。
さすが、杏樹さん! その3人を挙げられたのは大正解でしたよ。
これですがね、驚かないで聞いてね。
聖ゲオルギウスが、サンジョルディその人なんです!
聖=セント(英)、ザンクト(独)、サン(仏・西・伊など)、
ゲオルギウス(羅) → ジョージ(英) ゲオルグ(独) ジョルジュ(仏)
なので、どーもスペイン語に入って、ジョルジュがジョルディになったようなんです。
それと、詳細はわかりませんが、ゲオルギウスというのはケルト由来の神らしいんです。ケルトの神は、ずいぶんカトリックに取り込まれてますから。
しかし中国関係は教えてもらってほんとによかったです。
特に↓ここ!ここ!↓ こんなこと、akoには気がつきません!
〉龍はどちらかといえば蛇に手足をつけた細長い生き物。翼はありません。空は飛びます。というか、あまり地上を歩くことはありません。天界の生き物だからでしょう。つまりDragonは洞窟など地底にいることが多く、龍は天にいる…と結論付けていいものかどうか…。
なーる、なーる、です。
結論のほうは、専門的に関心のある人が調べればいいと思います。
いやぁ〜、とにかく納得。
これで、両者をヘタに比較する愚を犯さずにすみました。
すごいや、龍とドラゴンかぁ〜 杏樹さん、ありがとう!!
〉さらに龍は吉祥の印の聖獣で、皇帝の象徴。龍が空を飛ぶと皇帝を祝福している証。皇帝の朝服には龍がついています。皇帝の顔のことを「龍顔」とも言います。
〉お祭りには龍踊りや龍船が登場します。おめでたいしるしだからです。
うわー、横浜中華街の中国の旧正月の雰囲気って、そんな風かしら。
漠然としてますが、赤と金と龍というイメージがあります。
〉でもチクワさんの指摘のように、愛嬌のあるDragonもいますね。特に児童書、絵本の中に。でもこれは最近の現象ではないでしょうか?
それ、鋭いかも!
作品が、いつごろのものかも視野に入れると、文学部学生の研究テーマにできそうですね。多読してる大学生の皆さーん、誰かやりませんかぁ〜
〉〉さて、世界史クラブはここからが本番。
〉世界の3大テノールの一人、ホセ・カレーラスは国籍はスペイン人ですが、本来はカタルーニャ人です。
(@@)そーーーーうだったんですか!
〉確かに昔は言葉も風習も禁じられていました。今はカタルーニャ文化が認められるようになりましたが、だからこそカレーラスは自分のことを「スペイン人」といってもらってかまわない、しかしスペインがカタルーニャを弾圧するなら自分はスペイン人であることをやめて「カタルーニャ人」になる、と言ってました。
いや〜、すごい、まったく知らなかったです。
実に潔く、かつ誇り高い人物ですね。隷属した生よりも誇り高き死を、というのはまるで武士道精神のよう。
〉言葉の違いは私もわかりませんが、例えば画家の「ジョアン・ミロ」。スペイン語風に「ホアン・ミロ」と書かれることもありますが、カタルーニャ人なので、「ジョアン・ミロ」が正しいそうです。ということはホセ・カレーラスもジョゼ・カレーラスなのかもしれません。
〉また、スペインでは北と南では気候風土がかなり違うようです。
ミロもカタルーニャ人だったの〜〜〜!!
ひゃー、知らないことばかりです!!
「J」を「ハ行」でなく、「ジ」で発音するとなれば、確かにフランス語に近くなりますね。
〉〉日韓などでも類似の体験がありますが、植民地っていやですね。
〉植民地とはまた違うでしょう。フランスのブルターニュ、イギリスのウェールズ、独立前のアイルランドなど、同じ国の中で異民族が同居している場合、少数民族が弾圧されることはよくあります。日本ならアイヌ民族に当たるのでは?アイヌ民族は日本人に同化することを強制され、言葉を奪われ、名前も日本風に改められ、独立した民族として存在を認められませんでした。
そうですね。
「植民地」という言葉の厳密な定義をもとに話をするという見地からは、かなりアバウトに書いてます。
〉〉この時に、使用禁止になった愛する母国語の本を秘密裏に贈りあったことが契機、と言えば、もう説明は不要と思います。
〉つまりそれだけ「母語」を守ることが大切だったんですね。民族弾圧となると必ず言葉の問題が出てきますね。
チクワさんが書いている通り、言語はアイデンティティなんですね。
〉オーウェルとスペインにつながりが…そんな熱血漢だったんですか。
〉でもそれを原書で読むとなるとかなり…いや、Tinyさんのように「たいてい読めます」と発言する日がいつかは…。
キリン過ぎて意気消沈しないよう、上手に自分の憧れにしておこうと思います。
〉〉醒めたブラック精神の根は、暑くて、熱い心なんだ〜、とまた暑苦しいことをakoが言う。
〉「暑苦しい」はやめて「熱血!」にしておきましょうよ〜。
ご親切、ありがとうございます!
〉光と影の国、スペインには熱血が似合う…。
〉熱血akoさんの投稿に一生懸命お返事してしまいました。
あははは!! ますます、お礼に熱が入ります!!!
〉そういえば、私は聖人伝説をまとめた本があったら読みたいと思っていたのでした。実はパリのクリュニー博物館のミュージアムショップで絵本に近い装丁の聖人の本を購入してきたのですが、フランス語なのでまだ読めません。(「まだ」ということは、いつかは…と思ってるらしい?)
「まだ読めません」 前向きでいい言葉ですね。
では杏樹さん、たくさん新しいことを知りました。
ありがとうございました。
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419. Re: サン・ジョルディの正体→ええぇぇ〜〜〜っ!!
お名前: 杏樹
投稿日: 2005/4/29(01:15)
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akoさん、こんにちは。
〉確かにイースターは、まだマイナーでしょうね。
〉ゆで卵をかくして遊ぶ、っていうのは、児童英語教室あたりでは英語遊びとしてやるようになってきたようですね。
〉でも、イースターバニーのうさぎさん型チョコレートを贈る人もいるってところまでは、知られてないかもね。
〉(というか、これ以上、西洋の祝祭習慣を日本でしなくてもいいような。どーもバレンタインデーといい、クリスマスといい、導入すると、商売になってしまうようなので)
そもそも宗教行事のはずが宗教を抜きにして商売にしてるのがおかしいんで、キリストの復活がめでたいと思ってるわけでもないのにイースターを祝う必要はありません。
アメリカでは白人クリスチャン以外のマイノリティーが増えたため、「Mary Christmas」というあいさつの代わりに「Happy Holiday」という言葉が考え出されたそうです。宗教抜きで「クリスマス」で盛り上がってるのは日本人だけじゃないですか?日本のクリスマスは「主役のいない誕生日パーティー」をしてるようなものです。
〉〉〉サンジョルディ氏も、姫の救出とドラゴン退治の英雄が起源です。
〉〉へぇ〜、へぇ〜。
〉でしょでしょ(杏樹さんに「へぇ〜」と書いてもらえて相当嬉しい(笑)
いえいえ、akoさんはもっと「へぇ〜」な話題をお持ちだと思います。
〉〉〉英語の児童書では、ドラゴンって、悪役が多いですか?
〉〉〉中国では、龍・竜は神の使いですよね。
〉〉あのー、私見ですが、「龍」と「Dragon」は別物だと思います。
〉「中国では…」の一文を書いてみてよかった!
〉私見でいいんです。きっと杏樹さんが何か説明をくれると思ってたんです。
秋男さんみたいですね…「中国」と書くと私が出てくると思われてる…。
〉〉たまたま相互に訳されているだけで。
〉まさにこれこそ!
〉「単語の訳語一対一対応」という旧式英語学習の欠点を説明する好例が登場してくれました!
でしょー?
〉〉大天使ミカエルや聖ゲオルギウス、そしてジークフリートなどDragon退治の英雄はいろいろいますが、サン・ジョルディまでそうとは知りませんでした。
〉さすが、杏樹さん! その3人を挙げられたのは大正解でしたよ。
〉これですがね、驚かないで聞いてね。
〉聖ゲオルギウスが、サンジョルディその人なんです!
〉聖=セント(英)、ザンクト(独)、サン(仏・西・伊など)、
〉ゲオルギウス(羅) → ジョージ(英) ゲオルグ(独) ジョルジュ(仏)
〉なので、どーもスペイン語に入って、ジョルジュがジョルディになったようなんです。
〉それと、詳細はわかりませんが、ゲオルギウスというのはケルト由来の神らしいんです。ケルトの神は、ずいぶんカトリックに取り込まれてますから。
サン・ジョルディ=聖ゲオルギウス?!
気がつかなかった!!
といいますのは…
「ゲオルギウス」はスペイン語では「ホルヘ」なんです。
ラテン語→Georgius(ゲオルギウス)
英語→George(ジョージ)(ついでに、聖ジョージはイングランドの守護聖人)
フランス語→Ggeorge(ジョルジュ)
ドイツ語→Georg(ゲオルク)
スペイン語→Jorge(ホルヘ)
スペイン語だとJもGも「H」の音になりますから。
ああ、でもサン・ジョルディの日に本を贈るのはカタルーニャでしたね。カタルーニャだからJは「ジュ」でいいんですね。「ディ」のナゾは残りますが、カタルーニャ語ではそれでいいのかも…。
〉しかし中国関係は教えてもらってほんとによかったです。
〉特に↓ここ!ここ!↓ こんなこと、akoには気がつきません!
〉〉龍はどちらかといえば蛇に手足をつけた細長い生き物。翼はありません。空は飛びます。というか、あまり地上を歩くことはありません。天界の生き物だからでしょう。つまりDragonは洞窟など地底にいることが多く、龍は天にいる…と結論付けていいものかどうか…。
〉なーる、なーる、です。
〉結論のほうは、専門的に関心のある人が調べればいいと思います。
〉いやぁ〜、とにかく納得。
〉これで、両者をヘタに比較する愚を犯さずにすみました。
〉すごいや、龍とドラゴンかぁ〜 杏樹さん、ありがとう!!
よかったぁ〜、お役に立てて。前から「Dragonと龍って違うよな〜」と思ってたんです。
〉〉さらに龍は吉祥の印の聖獣で、皇帝の象徴。龍が空を飛ぶと皇帝を祝福している証。皇帝の朝服には龍がついています。皇帝の顔のことを「龍顔」とも言います。
〉〉お祭りには龍踊りや龍船が登場します。おめでたいしるしだからです。
〉うわー、横浜中華街の中国の旧正月の雰囲気って、そんな風かしら。
〉漠然としてますが、赤と金と龍というイメージがあります。
よろしかったら来年の旧正月には中華街へどうぞ。私は神戸の南京町の春節祭に行ったことがあります。龍踊りをやってました。赤は中国ではおめでたい色です。中国の結婚衣裳は赤。結婚式の招待状も赤い紙を使います。お年玉袋も赤。
〉〉でもチクワさんの指摘のように、愛嬌のあるDragonもいますね。特に児童書、絵本の中に。でもこれは最近の現象ではないでしょうか?
〉それ、鋭いかも!
〉作品が、いつごろのものかも視野に入れると、文学部学生の研究テーマにできそうですね。多読してる大学生の皆さーん、誰かやりませんかぁ〜
そもそも児童文学の起源がまだそれほど古くないんです。18世紀末〜19世紀ぐらいでしょうか。いわゆる「昔話」などは、今は子どもの読み物と思われていますが、もともとは口承文学で、必ずしも子どものためのものではないんです。グリム「童話」も、グリム兄弟が口承で伝えられてきたお話を再構成したものですから。
マザー・グースも伝承の歌であって、必ずしも子どものために作られたものではありません。
グリム童話もマザー・グースも「怖い」「残酷」な面を持っているのは、伝承文学・口承文学が本来子ども向けに作られた文学ではなく、長い時間をかけて人間の深層心理が「おはなし」「うた」の形を取って形成されたものだからです。
子どもを意識した創作が行われるようになったのは19世紀ぐらいのはずです。(すみません、ウロ覚えで書いてます)。それで、愛嬌のあるドラゴンや被害者ドラゴンなど、悪役イメージを覆すようなものは、そういった創作の児童文学、絵本の産物ではないかと…調べるのが面倒なので憶測で書いてしまいますが。
でも「子ども」というものが独自の存在として意識されるようになったのは確かに19世紀のことなんです。もちろん、西洋文化の中のお話ですが。それまでは子どもは一人前の人間になる前の過程に過ぎず、特に子ども向けの文化が意識されることはありませんでした。子ども向けのお話、子どもの情操教育など、単なる大人になる前の一過程ではなく子どもには子どもの世界があるという意識が生まれたのが19世紀です。ですから児童文学というものもそのころに発生したのだと思います。
あとは、誰か「児童文学」以前の文学でDragonがどのように登場しているか調べるような人がいたらありがたいですねえ。それこそ文学部の研究テーマになりそうです。
ついクドクド語ってしまいましたので、以下略…にします。
それでは…。
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杏樹さん、akoです。
ご丁寧な返答ありがとうございました。
連休が入ってしまって、返答タイミングがズレましてすみません。
〉アメリカでは白人クリスチャン以外のマイノリティーが増えたため、「Mary Christmas」というあいさつの代わりに「Happy Holiday」という言葉が考え出されたそうです。
Wow ! どのくらい普及するか、要経過観察。(これは人間ドック用語(笑)
>日本のクリスマスは「主役のいない誕生日パーティー」をしてるようなものです。
その表現、上手い!
〉いえいえ、akoさんはもっと「へぇ〜」な話題をお持ちだと思います。
それで食えりゃー言うこと無いんですが(苦笑)
〉〉「中国では…」の一文を書いてみてよかった!
〉〉私見でいいんです。きっと杏樹さんが何か説明をくれると思ってたんです。
〉秋男さんみたいですね…「中国」と書くと私が出てくると思われてる…。
出てきて下さってありがとうございます。投稿冥利です。
〉サン・ジョルディ=聖ゲオルギウス?!
〉気がつかなかった!!
〉といいますのは…
〉「ゲオルギウス」はスペイン語では「ホルヘ」なんです。
〉スペイン語→Jorge(ホルヘ)
〉スペイン語だと Jも Gも 「H」の音になりますから。
おお! 「ホルヘ」になるのですか〜
そうすると、Shinjukuは「しんふく」 「あしたのホー(Jo/Joe)?」 スペイン語もおもしろそう〜
あと間違い記述がありました。
ドイツ語 Georgは、ゲオル「G」ではなく、ゲオル「K」でした。
さり気ない訂正ありがとうございます。
〉ああ、でもサン・ジョルディの日に本を贈るのはカタルーニャでしたね。カタルーニャだからJは「ジュ」でいいんですね。「ディ」のナゾは残りますが、カタルーニャ語ではそれでいいのかも…。
カタルーニャ語について、ちょっとネットで探してみたんですが調べ切れませんでした。
自分のネット利用力不足、さらに精進します〜
〉よろしかったら来年の旧正月には中華街へどうぞ。私は神戸の南京町の春節祭に行ったことがあります。龍踊りをやってました。赤は中国ではおめでたい色です。中国の結婚衣裳は赤。結婚式の招待状も赤い紙を使います。お年玉袋も赤。
お年玉袋まで赤とは、徹底してますね。
赤いものに囲まれて、元気が出そうな、疲れそうな。
(やはり中国の皆様はパワフルですね…かないません。「頑張れ」が「油を加える」と言うだけのことはある…加油)←漢字のフンイキで言ってます。
〉そもそも児童文学の起源がまだそれほど古くないんです。18世紀末〜19世紀ぐらいでしょうか。いわゆる「昔話」などは、今は子どもの読み物と思われていますが、もともとは口承文学で、必ずしも子どものためのものではないんです。グリム「童話」も、グリム兄弟が口承で伝えられてきたお話を再構成したものですから。
〉マザー・グースも伝承の歌であって、必ずしも子どものために作られたものではありません。
〉グリム童話もマザー・グースも「怖い」「残酷」な面を持っているのは、伝承文学・口承文学が本来子ども向けに作られた文学ではなく、長い時間をかけて人間の深層心理が「おはなし」「うた」の形を取って形成されたものだからです。
歴史と心理と文学と英語の接点到来! ワクワクしました。
〉子どもを意識した創作が行われるようになったのは19世紀ぐらいのはずです。(すみません、ウロ覚えで書いてます)。それで、愛嬌のあるドラゴンや被害者ドラゴンなど、悪役イメージを覆すようなものは、そういった創作の児童文学、絵本の産物ではないかと…調べるのが面倒なので憶測で書いてしまいますが。
〉「子ども」というものが独自の存在として意識されるようになったのは確かに19世紀のことなんです。もちろん、西洋文化の中のお話ですが。
以前にも、世界史クラブで話に出たことがあります。
フィリップ・アリエス「子どもの誕生」だと思います。(原著フランス語)
[url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4622018322/qid=1115052144/sr=1-3/ref=sr_1_10_3/250-8785637-5369039]
> それまでは子どもは一人前の人間になる前の過程に過ぎず、特に子ども向けの文化が意識されることはありませんでした。
子ども向けのお話、子どもの情操教育など、単なる大人になる前の一過程ではなく子どもには子どもの世界があるという意識が生まれたのが19世紀です。
ですから児童文学というものもそのころに発生したのだと思います。
幼児教育等の分野も同様のようですね。
コドモ好きを自認するakoとしましては、この世には子供観そのものが違う世界がある、ということを初めて知った時、
人の価値観の違いというものは、ここまで違うことが可能なのかと、感心したものです。
〉ついクドクド語ってしまいましたので、以下略…にします。
杏樹さんの語りは、いろいろな示唆がありますし、
私にとってはどれも、多読意欲につながります。
多読による英語との付き合い方は、道徳的にも宗教的にも、他いろいろな○○的にも、欧米文化に深層の部分で触れるように思いますし、
背景知識があると英語も読みやすくなる、ということがSSS学習法にも書いてありました。
英語圏の児童書には、かなり政治的な部分についても、その深層や基盤に触れるものが多々あるように思います。
コドモ時代にあーいう価値観で育つと、あーいう思想になるのかもしれない、といった想像が働くようになり、国際問題の見方が、とても複眼的になれるのではないか、とワクワク期待してます。(政治、宗教の話題はご法度ですから、内容には触れられませんが)
そんなワケで、世界史フリークはますます多読の沼にハマル一方です。
ただ児童書は、主人公になりきって本の中の世界に浸りきって読めばいい、というのが第一ですよね!
杏樹さんが、愛で「指輪」を読みきったように…
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410. Re: 世界史クラブ的「サン・ジョルディの日」--横レス
お名前: まりあ@SSS http://www.buhimaman.jp/
投稿日: 2005/4/26(09:03)
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akoさん、世界史クラブのみなさん、おはようございます。 まりあです。
〉「聖だれだれ」というからには、キリスト教、その中でもカトリックのエライ人、ということになります。
〉「聖人」になれるかどうかは、バチカンのローマ法王庁が認定します。けっこう厳密です。
そうですね。
マザー・テレサが聖人になれるとしてもあと25年は審査が続く
くらい大変です。
まず、奇跡を行ったことが証言されなければなりません。
スキャンダルが見つかってもいけません。
思いやりのないことをしたことがある
誰かを嫌って対立したことがある
怠けたことがある....
んなことがどこかから報告されないことが確認されなくてはいけない
最後が現代人には信じがたいことですが、亡骸が腐ってはいけない!
マザーテレサの葬儀ご覧になりましたか?
棺は覆われていず、静に眠っているようなお姿が見えたでしょう?
あの暑いインドで不思議だと思われませんでした?
ティマチ神父様という方が、列聖を待っておられますが、
調布教会に生前の資料と共に大理石の棺の中に、亡骸も展示されて
います。湿度の高い日本で何年も....ミイラとは違いますよ。
昨夜亡くなったようなお姿です。
死亡時刻鑑定なんていう現代科学を越えないと、聖人には
なれないんです。香油を塗り込んだりとか、なにか教会にだけ
伝わる秘密の保存方法を施しているのかもしれませんが、
「うむむぅ、さすが聖人は我々凡俗とは違うわい」と思わされて
しまいますよ。
というわけで、サンタクロースも、バレンタインも、サン・ジョルディ
も、とってもありがたいお方なのです。
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〉akoさん、世界史クラブのみなさん、おはようございます。 まりあです。
早起きまりあさん、夜更かしakoからこんばんわ〜
〉〉「聖人」になれるかどうかは、バチカンのローマ法王庁が認定します。けっこう厳密です。
〉 そうですね。
〉 マザー・テレサが聖人になれるとしてもあと25年は審査が続く
〉 くらい大変です。
そんなに長期に見積もられてるんですか〜。
マザー・テレサほどの人にもそんなに審査がいるのかい〜と思いますが、
いやぁ〜 バチカンはさすがに厳しいですね〜
〉 まず、奇跡を行ったことが証言されなければなりません。
〉 スキャンダルが見つかってもいけません。
〉 思いやりのないことをしたことがある
〉 誰かを嫌って対立したことがある
〉 怠けたことがある....
〉 んなことがどこかから報告されないことが確認されなくてはいけない
奇跡だけで十分なような気もしますが…だめなのかー。
〉 最後が現代人には信じがたいことですが、亡骸が腐ってはいけない!
〉 マザーテレサの葬儀ご覧になりましたか?
〉 棺は覆われていず、静に眠っているようなお姿が見えたでしょう?
〉 あの暑いインドで不思議だと思われませんでした?
葬儀自体は見てないんです。
ご遺体の様子は何かでちょっと見たことありますけど、今も…なんですか?
すごいことですね。
〉 ティマチ神父様という方が、列聖を待っておられますが、
〉 調布教会に生前の資料と共に大理石の棺の中に、亡骸も展示されて
〉 います。湿度の高い日本で何年も....ミイラとは違いますよ。
〉 昨夜亡くなったようなお姿です。
おお、日本にもそのような神父様が…
〉 死亡時刻鑑定なんていう現代科学を越えないと、聖人には
〉 なれないんです。香油を塗り込んだりとか、なにか教会にだけ
〉 伝わる秘密の保存方法を施しているのかもしれませんが、
〉 「うむむぅ、さすが聖人は我々凡俗とは違うわい」と思わされて
〉 しまいますよ。
本当に何かの奇跡なのか、秘儀なのか。
科学でわかっていることなど、まだまだ自然界のほんの一部なのでしょう。
宗教の深遠というのは、無限です…
〉 というわけで、サンタクロースも、バレンタインも、サン・ジョルディ
〉 も、とってもありがたいお方なのです。
どーも商業主義的に扱われてしまう世の中ですよね。
日本はヨハネ・パウロ2世の葬儀に、国家元首が参加しなかった数少ない国だそうです。キリスト教国じゃないからしょうがないのでしょうか。(他は中国とロシアだとのこと)
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お名前: Tiny http://www.geocities.jp/tiny_tadoku_2/
投稿日: 2005/4/27(19:00)
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akoさん、こんばんは
〉ここで児童書をたくさん読まれたSSSの皆さんに質問したいのですが、
〉英語の児童書では、ドラゴンって、悪役が多いですか?
〉中国では、龍・竜は神の使いですよね。
〉同じ生き物の扱いが、文化によって違うってのは、我が世界史クラブの多読重要テーマです。
〉児童書でどう扱われるかが、その言語文化で育つ人の価値観に大きく影響するからです。
My Father's Dragon
Elmer and The Dragon
The Dragons of Blueland
の3部作ではドラゴンは悪役ではありません
1作目と3作目ではドラゴンは被害者です。
え〜っと、世界史クラブに入ったわけじゃありませんので、お間違えなく。
さて、とっとと逃げよ〜。
(なんでバラとか花もらってうれしいんだ?わからん。)
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お名前: 久子
投稿日: 2005/4/27(21:29)
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Tinyさん akoさん、こんばんは 久子です
〉My Father's Dragon
〉Elmer and The Dragon
〉The Dragons of Blueland
〉の3部作ではドラゴンは悪役ではありません
〉1作目と3作目ではドラゴンは被害者です。
この本も、ドラゴンが被害者の児童書
Dragonling, The
4巻以降が絶版で、3巻がすごく続きが気になる終わり方なので
消化不良な気分を味わいたくない人は読んではいけません。
この絵本は、いろいろな国のドラゴンのお話が紹介されていて興味深いです。
イラストも沢山あって、国によってドラゴンってこんなにも違うのねと
思いながら読みました。
ドラゴン伝説—異国の竜の物語 ISBN: 4892387576
たぶん原書はこれ
Dragons
David Passes (著), Wayne Anderson (イラスト)
[url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1844584763/sss-22]
ではでは
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久子さん、しばらくです〜 akoです。
悪役どころか、被害者のものまであるんですね。
おもしろいです、実に面白い。
それと、絶版情報を追記してくださってありがとうございました。
シリーズになっている本にとって、非常〜〜〜に重要な情報ですよね!!
〉この絵本は、いろいろな国のドラゴンのお話が紹介されていて興味深いです。
〉イラストも沢山あって、国によってドラゴンってこんなにも違うのねと
〉思いながら読みました。
「いろいろな国」というのがそそります。
〉ドラゴン伝説—異国の竜の物語 ISBN: 4892387576
リンク付きのご紹介、ありがとうございました。次々と関係する本のページを追いました。英語のレベルを別にしたら、どれも面白そう〜(多読意欲も高まります)
ドラゴン一つでも、テーマとして追うと読書が深まりますね。
ありがとうございました。
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〉え〜っと、世界史クラブに入ったわけじゃありませんので、お間違えなく。
〉さて、とっとと逃げよ〜。
逃がしませんことよ。
ドラゴンの本のご紹介、ありがとうございました。
世界史クラブの研究資料などと思わず、
お話、と思って、楽しんで読む本の候補として銘記させていただきますね〜
〉(なんでバラとか花もらってうれしいんだ?わからん。)
おお、ここにもいた! ジェンダー論の最前線に立っていただきたい人が!
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お名前: レオナ
投稿日: 2005/4/30(01:44)
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akoさん、こんにちは。 先日、『めざせ100万語』のほうで、 akoさんにレスをつけていただきましたレオナです。 興味深い話題だったので、ついこちらにもやってきてしまいました。 しかもすごく乗り遅れてるけど‥‥。 みなさん、ご挨拶が遅れましたがはじめまして、レオナと申します。 こちらの掲示板ははじめてです。 〉4・23はサン・ジョルディの日でしたね。本を贈られた方もおられるでしょうか。 〉これはスペインのカタルーニャ地方の習慣です。 (中略) 〉この時に、使用禁止になった愛する母国語の本を秘密裏に贈りあったことが契機、と言えば、もう説明は不要と思います。 〉カタルーニャ愛国者にとって、フランコと戦う現実を、 〉サンジョルディがドラゴンと戦った故事になぞらえたのですね。 このお話はまったく知らなかったので、 驚くと同時に、ちょっと感動すらしてしまいました。 そんな由来があったんですねー! 『カタロニア賛歌』は邦訳で読んだことがありますが、 とても良質な本だったと思います。 オーウェルはこの体験で、結局は共産主義には失望したんですよね。 私の記憶にまちがいがなければ (まちがってることがわりとよくあるので定かでないのですが‥‥)、 この人はしかも、イギリスでスパイになっていますよね。 そのへんも、カタロニアでの体験から 最終的には共産主義を潰すべきだと思ったのかなあとか、勝手に想像しています。 〉ここで児童書をたくさん読まれたSSSの皆さんに質問したいのですが、 〉英語の児童書では、ドラゴンって、悪役が多いですか? 〉中国では、龍・竜は神の使いですよね。 〉同じ生き物の扱いが、文化によって違うってのは、我が世界史クラブの多読重要テーマです。 〉児童書でどう扱われるかが、その言語文化で育つ人の価値観に大きく影響するからです。 これは興味深いテーマ!と思ってしまいました。 でもたくさん読んでないうえに、私もぱっと思いつくのは エルマーと竜シリーズでした。 一般論としては、英語の児童書でドラゴンが悪役でない扱いのものがけっこうある(比率はわかりません) というのは、英語の文化圏の価値観が多様化しているのかなー、 と、これまた勝手な想像ですが(笑)。 昔は竜といえば西洋ではひたすら悪の象徴だったんだろうと思うのですが、 悪と同時にパワーの象徴→かっこいい→善玉にもなりうる という流れと、もうひとつ、 二元論的に善悪をくっきり分割して考えるという考え方自体が、あるていど緩和された結果じゃないでしょうか。 正直言って、英語・英語圏のものの考え方に 詳しい方々がたくさんいらっしゃるここで こんなことを素人が語るのは恥ずかしく冷や汗ものなですが、 象徴人類学っていう、人間が、またはある文化に属する人々が、 森羅万象をどういうふうにとらえ、理解し、どんな世界観をかたちづくっているか 調べる、 という学問をかじっていたもので、つい書きたくなって書いてしまいました。 追伸:多読のほうは、おかげさまで、 すこし気楽にやることにして、 ちょっと休んでからレベル2、3の本をいま主に読んでいます。 ゆっくりですがすすんでます。 akoさん、その節はありがとうございました! では、いきなりしゃしゃりでてきてしまいましたが、 失礼致します〜。
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424. Re: 【歓迎】 初めまして 世界史クラブへようこそ
お名前: ako
投稿日: 2005/5/6(00:11)
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レオナさん、こんにちは。akoです。
連休がはさまり、ご返答がこんなに遅れてすみませんでした〜〜
〉先日、『めざせ100万語』のほうで、
〉akoさんにレスをつけていただきましたレオナです。
はい、よく覚えていますとも!! このたびは世界史クラブへようこそ!
〉興味深い話題だったので、ついこちらにもやってきてしまいました。
〉しかもすごく乗り遅れてるけど‥‥。
「趣味」掲示板は更新もゆっくりですし、乗り遅れも何もありませんからどうぞいつでもご登場ください。
趣味のあいそうな方が、自由に自分の持っている話題を持ち寄って、
洋書との関わりを豊かにしたいな〜という、楽しい場所なんです。
〉『カタロニア賛歌』は邦訳で読んだことがありますが、
〉とても良質な本だったと思います。
〉オーウェルはこの体験で、結局は共産主義には失望したんですよね。
おお、読まれていましたか。
ファシズムと戦うつもりが、スターリニズムの内情も知ってしまったという経験を、
ヒトラーやスターリンの生きていた同時代に、
ナマミの現場で体験した凄さ(恐さ)に圧倒されますよね。
〉私の記憶にまちがいがなければ
〉(まちがってることがわりとよくあるので定かでないのですが‥‥)、
〉この人はしかも、イギリスでスパイになっていますよね。
いやぁ〜、嬉しい! そうです、その通り! 定かな記憶です!
その時にオーウェルが書いたリストに、
バーナード・ショウ等の名があったことが見つかって波紋になった、という話を聞いています。
いやぁ〜嬉しい、しかも奇遇〜〜。 「趣味」の愉悦に酔いました。
自分自身の多読として、ネイティブ児童向け英語サイトを読むことがよくあるんですが、
実は、レオナさんの投稿をいただく少し前、
ちょうど[CIA Kids]ってのを読んでいたところでした。
[url:http://www.cia.gov/cia/ciakids/index.shtml]
CIAはアメリカですが、そのサイトで、英のスパイ映画の007のことが出てまして、
イギリスのMI6のことを思い出していたばかりだったんです。
オーウェルが問題のリストを出したのは、MI6のはずです。
う〜、ワクワクゾクゾク。
〉そのへんも、カタロニアでの体験から
〉最終的には共産主義を潰すべきだと思ったのかなあとか、勝手に想像しています。
そういうことになるのでしょうね。
もう、今、akoがどういう顔して画面を見ているか、お見せしたい〜
頂いたご返答ワクワクものでして、ワタクシ喜びにウチ震えてます、レオナさん。
オーウェルのその件に関する英語サイト、た〜くさんあるんです。
検索で色々あけて、その存在はわかっているのだけど、
いかんせん、自分の英語力が障害となっていて、
「まだ読めません」(←杏樹さんが、上のほうで書いていたものへのリスペクトです)
政治的な話題は、掲示板上マズイので、英語学習についてのみ言いますが、
何しろ、アリンコのような英文字と、難しい単語ばかりで…(苦笑)
ブラウザーの「表示」→「文字サイズ」→「大」にしてもなかなか…。
そういう英語サイトも、自分で自由に読めるようになれたらなぁ、
という夢(野望)を抱いているんです。
特にオーウェルのような巨匠については、
Tribute(←日本語でどう言うの??)以外は見つかりづらいですよね、
そういった立場の違う意見も知るためには、インターネットを使って、
書籍にもなっていないような欧米人のライブのナマの意見交換の最前線が読めるようになりたーい、
と思ってるんです〜〜
うわ〜 嬉しくて調子にのってしゃべりすぎました〜 大風呂敷です〜、汗、汗。。。
〉〉同じ生き物の扱いが、文化によって違うってのは、我が世界史クラブの多読重要テーマです。
〉〉児童書でどう扱われるかが、その言語文化で育つ人の価値観に大きく影響するからです。
〉これは興味深いテーマ!と思ってしまいました。
ノッていただき、ありがとうございます〜
ぜひレオナさんの関心の方向からも深めていただけると嬉しいです。
〉一般論としては、英語の児童書でドラゴンが悪役でない扱いのものがけっこうある(比率はわかりません)
〉というのは、英語の文化圏の価値観が多様化しているのかなー、
〉と、これまた勝手な想像ですが(笑)。
想像だなどと、ご謙遜〜(^^)
英語圏に限らず、欧米全体として、欧米内部からの近代化にまつわる見方を転換するような議論はどんどん深まっていますよね。
(特に911以降さらに事態は複雑化してて、とてもフォローできずにいます…)
〉二元論的に善悪をくっきり分割して考えるという考え方自体が、あるていど緩和された結果じゃないでしょうか。
その通りと思います。
そういった方向性から書かれた本、邦訳でしか読んだことないですが、
西欧・アメリカ内部でも相当な論争はあるようですし、
ますます英語が「読める」ことへの気持ちは強まるばかりです。
〉象徴人類学っていう、人間が、またはある文化に属する人々が、
〉森羅万象をどういうふうにとらえ、理解し、どんな世界観をかたちづくっているか
〉調べる、
〉という学問をかじっていたもので、つい書きたくなって書いてしまいました。
わー!興奮!! とーーーってもとっても関心のある領域です。
しかも、ちょうどいいことにakoにはそちらに関して基礎がない! 「やった〜〜〜!」です。
ぜひぜひ、ご自身の多読推進に沿う範囲でいいですので、
何かわかったらまた「つい書いちゃった」(笑)でお願いします〜
〉追伸:多読のほうは、おかげさまで、
〉すこし気楽にやることにして、
〉ちょっと休んでからレベル2、3の本をいま主に読んでいます。
〉ゆっくりですがすすんでます。
〉akoさん、その節はありがとうございました!
こちらこそです! ご報告ありがとうございました。
いただいたついでで申し訳ないですが、私もちょっと補足しますね。
レオナさんのご自身に関する報告、あちらでも書きましたが、
ご自分の状況を冷静に自己分析されている方だなと感じました。
なので、レオナさんには、どうして英語学習上の矛盾が起きるのかといったことにつき、
ちょっとリクツっぽくなったとしても、私なりに考えていることを、
きちんと率直に申し上げたほうがいいかたなのでは、と感じたんです。
実は、初めてお話する方にそこまでは…と迷ったのですが、
正面からまっすぐに受け止めていただけて、感激しています。
私自身も、自分の英語力の現れ方に様々な矛盾や乖離を自分の中に抱えているんです。
レオナさんが投稿くださったことで色々考える機会をいただけました。
なので、こちらこそ本当にありがとうございました、なんです!!!
〉では、いきなりしゃしゃりでてきてしまいましたが、
〉失礼致します〜。
これからも、趣味の世界史クラブをよろしくお願いしま〜〜す(^^)
みなシロートですから、ご心配なく〜〜〜
実はもう、大感激〜〜〜!
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425. Re: 【歓迎】 初めまして 世界史クラブへようこそ
お名前: レオナ
投稿日: 2005/5/19(01:10)
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〉レオナさん、こんにちは。akoです。
〉「趣味」掲示板は更新もゆっくりですし、乗り遅れも何もありませんからどうぞいつでもご登場ください。
〉趣味のあいそうな方が、自由に自分の持っている話題を持ち寄って、
〉洋書との関わりを豊かにしたいな〜という、楽しい場所なんです。
akoさん、こんにちは。
いつでもご登場くださいとおっしゃっていただいたのをいいことに、
10日以上もたってからまた書いてしまってすみません。
あまりにも時間がたってたので迷っていたのですが、
ちょっとだけ、さらにお返事したかったことを書かせていただきますね。
★『カタロニア讃歌』と、オーウェルがスパイになったことについて。
〉いやぁ〜、嬉しい! そうです、その通り! 定かな記憶です!
〉その時にオーウェルが書いたリストに、
〉バーナード・ショウ等の名があったことが見つかって波紋になった、という話を聞いています。
〉いやぁ〜嬉しい、しかも奇遇〜〜。 「趣味」の愉悦に酔いました。
バーナード・ショウもですか!驚きました。
〉オーウェルのその件に関する英語サイト、た〜くさんあるんです。
〉検索で色々あけて、その存在はわかっているのだけど、
〉いかんせん、自分の英語力が障害となっていて、
〉「まだ読めません」(←杏樹さんが、上のほうで書いていたものへのリスペクトです)
私も、このへんのことについて興味はあるのですが、
なかなかちゃんと調べるというところまではいっていません。
英語でこういった資料が読めるようになれば一番いいんですけどねえ。
私も読めません‥‥。
〉自分自身の多読として、ネイティブ児童向け英語サイトを読むことがよくあるんですが、
〉実は、レオナさんの投稿をいただく少し前、
〉ちょうど[CIA Kids]ってのを読んでいたところでした。
〉[url:http://www.cia.gov/cia/ciakids/index.shtml]
このサイトを見てみたのですが、これは読めました!
ネイティブ児童向けのサイトを読むというのは、いい方法ですね〜。
ところでこのサイトは、本物のCIAのサイトだということに驚きました。
Magic Tree Houseの科学入門書のような番外編を最近読んだのですが、
子供たちに科学や社会の知識を伝える、こういったサイトや本がある
のはいいことだなあと思いました。
日本にもじつはあるのかもしれませんが。
〉そういう英語サイトも、自分で自由に読めるようになれたらなぁ、
〉という夢(野望)を抱いているんです。
〉特にオーウェルのような巨匠については、
〉Tribute(←日本語でどう言うの??)以外は見つかりづらいですよね、
〉そういった立場の違う意見も知るためには、インターネットを使って、
〉書籍にもなっていないような欧米人のライブのナマの意見交換の最前線が読めるようになりたーい、
〉と思ってるんです〜〜
〉うわ〜 嬉しくて調子にのってしゃべりすぎました〜 大風呂敷です〜、汗、汗。。。
大風呂敷なんてそんなことはないと思いますよー!
そういうことができるようになったら本当に素敵だと思いますし、
私もいつかそのレベルまでに到達できればなあと思います。
まだ無理だけど‥‥。
インターネットを利用するというのは、いまの欧米人の意見を知るには
とてもいいと思います。
私は、大きい目標としては、
英語の人文系の学術論文が読めるようになりたいのですが、
そのまえに普通のペーパーバックを普通に読めるようにまずはならないと‥‥!
道のりは長そうです‥‥。
〉〉象徴人類学っていう、人間が、またはある文化に属する人々が、
〉〉森羅万象をどういうふうにとらえ、理解し、どんな世界観をかたちづくっているか
〉〉調べる、
〉〉という学問をかじっていたもので、つい書きたくなって書いてしまいました。
〉わー!興奮!! とーーーってもとっても関心のある領域です。
〉しかも、ちょうどいいことにakoにはそちらに関して基礎がない! 「やった〜〜〜!」です。
〉ぜひぜひ、ご自身の多読推進に沿う範囲でいいですので、
〉何かわかったらまた「つい書いちゃった」(笑)でお願いします〜
はい。よさそうな本を読んだらぜひ書きますね。
人類学、おもしろいですよ。
こちらの書評システムや、掲示板で本を紹介するということには
つねづね感心しています。(それに、いまのところこちらの情報を頼りに
読んだ本でまったくハズレがないのがまたすごいです)
★最後になってしまいましたが、世界史クラブ入部希望です!
とくに興味のある分野はヨーロッパ近現代史です。
もっとも、興味だけはあるんですが‥‥という感じなので、
これから多読の一環として、
いろいろ歴史関係の本も読んでみたいなあと野望に燃えております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!