[掲示板: 〈過去ログ〉英語で趣味を楽しむ -- 最新メッセージID: 1605 // 時刻: 2024/12/28(11:25)]
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: 杏樹
投稿日: 2004/5/25(01:46)
------------------------------
fiddleさん、akoさん、こんにちは。チクワさんもこんにちは。
本人を差し置いてレスしてしまいますが…。
〉そもそも、(屋根の上の)fiddle さんというHNからして、ヨーロッパ史に関心がおありの方なのでは?と思っておりますが、いかがでしょう。
fiddleさんはバイオリンを弾くからですよね。本物のfiddlerです。屋根の上で弾くのは危ないのでやめたほうがいいでしょう。
〉〉〉◆Trunk Stories◆(6冊の総語数1841語)
〉〉〉なおイギリスで海賊が一番活躍したのは、エリザベス1世(16世紀。シェイクスピアの)時代。
〉〉〉彼らの海賊行為は、「民間人の非合法戦闘行為」ではなく、女王公認だったんですよぉ〜。
〉〉フランシス・ドレークですね。(「七つの黄金郷」より)
〉山本鈴美香ですね? それ読んでないんです〜〜 大変!
完結してないので読まないほうがいいです。「続きは〜〜〜〜?!」と思い続けて幾年月…。そろそろ待っても無駄らしいとあきらめかけている今日この頃。
〉〉〉◆More Stories Pack A シリーズから◆
〉〉〉「Underground Adventure」(292語)
〉〉〉地底の洞窟に住む小人たちが出てきます。
〉〉この巻、実は気になっていました。小人たちのことを"elves"といっていますが、金を掘っているといえば、dwarfなんじゃないかなと。
〉〉elfとdwarfとどう違うんでしょう。
〉〉私的には、elfは高等遊民、dwarfは肉体労働者という感じですが、
〉〉辞書を見てみると、確かにelf=small usu. male fairyとなっていました。
〉先日Julieさんが翁家さんへのアドバイスで(「めざせ広場」です)
〉どうしても辞書を引きたくなった時は、Googleのイメージ検索をするといいと書かれていたので、さっそく見てみました。
〉両者かなり違いました。相当、面白いです。
〉(ここ読んでないと思うけど、Julieさん、的確なアドバイスに感謝!)
〉なおドイツ語のelfは、eleven 。どうして「11」が妖精なのか、気になったままなんです。いずれはドイツ語も多読したい(かなり将来…)
英語では複数になるとelvesです。ドイツ語に近づきますね。ドイツ語ってenがつくのは複数形だったような気が…。
〉〉これからの多読の過程でイメージの違いが分かってくるでしょうか。
〉すばらしい気づきをいただき、ありがとうございます!
〉ほんとにその通りですね!!
〉妖精や小人の登場する作品を多読しよう、と考えるとワクワクしてきました。
〉大作のリトールドであっても、英語圏の作家が、子ども向きにどういう英語を選ぶのかという点は、非常に関心がもてます。
ICR2に「Two Silly Trolls」という本があります。Trollって巨人だと思ってたんですが、この絵本のTrollは小人だとか…???ますますイメージが混乱したりして。
〉〉小人というと、私は、よい小人の話も読んでいるはずなのに、
〉〉悪い小人のイメージが湧いてきます。これはいったいどこからくるのかなと、
〉〉しばし考えたのですが、どうやらワーグナーの楽劇「ニーベルンゲンの指輪」から来ているようです。
〉〉ここに登場する小人のアルベリヒは、ラインの川の乙女達に相手にしてもらえず、怒ってラインの黄金を奪い、その黄金から世界を支配する指輪を作ります。
〉〉そして、神々の長ヴォ−タンたちに黄金と指輪を奪われるときに、
〉〉その指輪を手にした者は死ぬと、呪いをかけたのです。
〉〉(簡単すぎるあらすじですみません)
〉とんでもない! 興奮して読みました!!!
〉要点を短くまとめると、焦点に鋭く切り込む場合がありますね。
〉まとめていただいた部分を読んで、指輪の呪いの「もと」は、
〉女性に無視された男性の復讐の心理?とも読めて、
〉小説や物語が誕生する原始的な動機の一つを見たような思いです。
〉ちょっと視点を変えて、読み直してみようという気になりました。
fiddleさんはさすがにクラシックに話が向くようですね。私も詳しくはないんですが、ワーグナーの音楽は壮大でなんだかわかりませんが惹かれるものがあります。
akoさん、ちょっと補足しますと、北欧神話では「神々の黄昏(ラグナロク)」が訪れて、神々も世界も滅びに向かいます。「ニーベルングの指輪」も最後が「神々の黄昏」というタイトルで終末を迎えます。指輪の呪いが世界を破滅に導くという壮大な物語になっています。
〉〉ここに登場する神々もそうとう自分勝手なひどいやつらばかりなので、
〉〉小人だけが「悪」ではないのですが、
〉〉ここで小人=悪いというイメージが私に植え付けられたようです。
〉なるほど、そういう出会いもあるのですね。
〉ギリシア神話もそうですが、多神教の場合は、人に災いをもたらす神もいますものね。もちろんこれは、誘惑に弱い人間への懲罰の意味もあるのかしら。
〉〉ワーグナーはいろいろな神話や伝承から話を借りてきているので、
〉〉悪い小人が出てくる話もあるんじゃないかな、と思います。
〉〉これもこれからの多読の課題。
〉そうですね!
〉SSSの世界史クラブですから、ここでの話題が、
〉今後の多読への意欲の源泉となるのが、何よりです。
〉ところで、トールキンは、ニーベルンゲンを下敷きにしていると思うのですがいかがでしょう。何か思い当たることがありましたら教えて下さい。
〉北欧やゲルマンの神話は、ギリシア神話ほどは知られていませんが、
〉心ひかれます。
指輪物語に話が及ぶと黙ってられません。トールキンは北欧やケルト・ゲルマンの神話・伝説をかなり研究したはずです。指輪物語に出てくるルーン文字は北欧の文字ですし。「ニーベルンゲンの歌」はドイツの国民的叙事詩でゲルマンの神話にもつながっていますから、関連もあるでしょう。
でもトールキンはもともと言語学者で、自分で「エルフ語」という言葉を作ってしまい、それを使う世界として作り出したのが指輪物語の世界だということです。文字と言語を作り出してしまうなんて信じられないんですが、その世界がまた詳しい歴史や系図があって、とても一人の人間の頭から出てきたものとは思えません。だからこそハマるとずぶずぶいってしまうんです。
で、ここからはチクワさんへ。
トムテって聞いたことがあるな〜と思いましたが…
「北欧」というパン屋さんでした。大阪ローカルなのか、全国展開してるのか知りませんが…。ここの紙袋に北欧にトムテという小人がいる、という話が書いてあったんです。「文字があると無意識に読んでしまう」クセのある私は「北欧」でパンを買って食べながら無意識に紙袋の文字を読んでいたのでした。パンをおいしくしてくれる「いい小人」だという話だったような…うろ覚えですみません。
リンドグレンの絵本があるなら読んでみたいです。
それではこのへんで。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
175. Re: fiddle さん、akoさん、チクワさん
お名前: fiddle
投稿日: 2004/5/25(12:18)
------------------------------
akoさん、杏樹さん、チクワさん、こんにちは、fiddleです。
〉〉そもそも、(屋根の上の)fiddle さんというHNからして、ヨーロッパ史に関心がおありの方なのでは?と思っておりますが、いかがでしょう。
〉fiddleさんはバイオリンを弾くからですよね。本物のfiddlerです。屋根の上で弾くのは危ないのでやめたほうがいいでしょう。
この歳になって高い所に登ると○○と言われそうですしね。
世界史全般好きですが(高2のときの世界史の先生が好きだったもので)、みなさんの博覧強記ぶりに、
ただひたすら「へぇ」を連発しているといったところでしょうか。興味だけはあちこちあるのですが。
"Fiddler on the Roof"は、舞台も映画も観たことはないのですが、多読を始めてすぐのころに
行きつけの古本屋でシナリオ(もちろん英語)を見つけ、fiddleを名乗るからには読まずばなるまいと
買ったはいいものの、まだ熟成中です。
〉〉〉〉◆Trunk Stories◆(6冊の総語数1841語)
〉〉〉〉なおイギリスで海賊が一番活躍したのは、エリザベス1世(16世紀。シェイクスピアの)時代。
〉〉〉〉彼らの海賊行為は、「民間人の非合法戦闘行為」ではなく、女王公認だったんですよぉ〜。
〉〉〉フランシス・ドレークですね。(「七つの黄金郷」より)
〉〉山本鈴美香ですね? それ読んでないんです〜〜 大変!
〉完結してないので読まないほうがいいです。「続きは〜〜〜〜?!」と思い続けて幾年月…。そろそろ待っても無駄らしいとあきらめかけている今日この頃。
エリザベス1世とメアリー女王、フェリペ2世にバチカン、海賊、ジプシー、新大陸の黄金と、話が何処まで大きくなるのか
わくわくしながら読んでいましたが、途中で止まってしまい残念至極です。
去年、未発表の第4部冒頭30ページ分の鉛筆書きのネーム、というのが出ましたが、また欲求不満になりそうなので
まだ読んでいません。
〉〉〉〉◆More Stories Pack A シリーズから◆
〉〉〉〉「Underground Adventure」(292語)
〉〉〉〉地底の洞窟に住む小人たちが出てきます。
〉〉〉elfとdwarfとどう違うんでしょう。
〉ICR2に「Two Silly Trolls」という本があります。Trollって巨人だと思ってたんですが、この絵本のTrollは小人だとか…???ますますイメージが混乱したりして。
そういえば、gnomeというのも地中に住む小人ですよね。ますます混乱。
〉〉〉小人というと、私は、よい小人の話も読んでいるはずなのに、
〉〉〉悪い小人のイメージが湧いてきます。これはいったいどこからくるのかなと、
〉〉〉しばし考えたのですが、どうやらワーグナーの楽劇「ニーベルンゲンの指輪」から来ているようです。
〉〉〉ここに登場する小人のアルベリヒは、ラインの川の乙女達に相手にしてもらえず、怒ってラインの黄金を奪い、その黄金から世界を支配する指輪を作ります。
〉〉〉そして、神々の長ヴォ−タンたちに黄金と指輪を奪われるときに、
〉〉〉その指輪を手にした者は死ぬと、呪いをかけたのです。
〉〉〉(簡単すぎるあらすじですみません)
〉〉とんでもない! 興奮して読みました!!!
〉〉要点を短くまとめると、焦点に鋭く切り込む場合がありますね。
〉〉まとめていただいた部分を読んで、指輪の呪いの「もと」は、
〉〉女性に無視された男性の復讐の心理?とも読めて、
〉〉小説や物語が誕生する原始的な動機の一つを見たような思いです。
〉〉ちょっと視点を変えて、読み直してみようという気になりました。
〉fiddleさんはさすがにクラシックに話が向くようですね。私も詳しくはないんですが、ワーグナーの音楽は壮大でなんだかわかりませんが惹かれるものがあります。
〉akoさん、ちょっと補足しますと、北欧神話では「神々の黄昏(ラグナロク)」が訪れて、神々も世界も滅びに向かいます。「ニーベルングの指輪」も最後が「神々の黄昏」というタイトルで終末を迎えます。指輪の呪いが世界を破滅に導くという壮大な物語になっています。
杏樹さん、補足ありがとうございます。
前の投稿で私が「あらすじ」と書いたのは大きな間違いです。あれは楽劇全体の冒頭部にあたるところで、
そのあと「ワルキューレ」やら「恐れを知らぬ英雄」やらが出てきて最後は愛に依る自己犠牲によって
指輪の呪いが浄化され、神々が没落していくという話になっております(ああ、また簡単にまとめてしまった…)。
最初に出てくるラインの黄金は、愛を捨てた者だけがそこから指輪を作ることができるといわれていて、
権力と富の象徴です。
小人のアルベリヒは、はじめは愛を求めるけれども、ラインの乙女達に袖にされ権力を選ぶわけです。
愛と権力(富)が対立して物語を動かしていくというところは、akoさんのご指摘のように、
物語の原始的な動機の一つですね。
〉〉〉ここに登場する神々もそうとう自分勝手なひどいやつらばかりなので、
〉〉〉小人だけが「悪」ではないのですが、
〉〉〉ここで小人=悪いというイメージが私に植え付けられたようです。
〉〉なるほど、そういう出会いもあるのですね。
〉〉ギリシア神話もそうですが、多神教の場合は、人に災いをもたらす神もいますものね。もちろんこれは、誘惑に弱い人間への懲罰の意味もあるのかしら。
多神教の神と一神教の神では、同じ神という言葉でもまったく別のものと考えたほうがよさそうです。
面白いですね。
〉〉ところで、トールキンは、ニーベルンゲンを下敷きにしていると思うのですがいかがでしょう。何か思い当たることがありましたら教えて下さい。
〉〉北欧やゲルマンの神話は、ギリシア神話ほどは知られていませんが、
〉〉心ひかれます。
〉指輪物語に話が及ぶと黙ってられません。トールキンは北欧やケルト・ゲルマンの神話・伝説をかなり研究したはずです。指輪物語に出てくるルーン文字は北欧の文字ですし。「ニーベルンゲンの歌」はドイツの国民的叙事詩でゲルマンの神話にもつながっていますから、関連もあるでしょう。
〉でもトールキンはもともと言語学者で、自分で「エルフ語」という言葉を作ってしまい、それを使う世界として作り出したのが指輪物語の世界だということです。文字と言語を作り出してしまうなんて信じられないんですが、その世界がまた詳しい歴史や系図があって、とても一人の人間の頭から出てきたものとは思えません。だからこそハマるとずぶずぶいってしまうんです。
そうなんですよね。学者としての緻密さと、作家、詩人としてのいきいきとした想像力と、
両方併せ持ってこそ、指輪物語の世界を構築できたんですね。
学者としてのトールキンは「ベーオウルフ」の研究で知られているらしいので、ニーベルンゲンをはじめ、
それの由来する北欧系ゲルマン神話についてはお手の物だったのではないでしょうか。
オクスフォードの教壇で、トールキンが中世の吟遊詩人のように「ベーオウルフ」を吟じていたという話を読んだことがあります。
〉で、ここからはチクワさんへ。
〉トムテって聞いたことがあるな〜と思いましたが…
〉「北欧」というパン屋さんでした。大阪ローカルなのか、全国展開してるのか知りませんが…。ここの紙袋に北欧にトムテという小人がいる、という話が書いてあったんです。「文字があると無意識に読んでしまう」クセのある私は「北欧」でパンを買って食べながら無意識に紙袋の文字を読んでいたのでした。パンをおいしくしてくれる「いい小人」だという話だったような…うろ覚えですみません。
〉リンドグレンの絵本があるなら読んでみたいです。
トムテって、私は聞いたことありませんでしたが、「北欧」というと、首都圏でもチェーン展開している
あのパン屋さんでしょうか。新宿駅にも店が出ています。今度ブッククラブに行ったときに偵察してきますね。
それでは。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: 杏樹
投稿日: 2004/5/25(22:43)
------------------------------
fiddleさん、こんにちは。
〉世界史全般好きですが(高2のときの世界史の先生が好きだったもので)、みなさんの博覧強記ぶりに、
〉ただひたすら「へぇ」を連発しているといったところでしょうか。興味だけはあちこちあるのですが。
興味がある、という人がいてうれしいです。どんどん割り込んだり突っ込んだりしてくださいね。
〉"Fiddler on the Roof"は、舞台も映画も観たことはないのですが、多読を始めてすぐのころに
〉行きつけの古本屋でシナリオ(もちろん英語)を見つけ、fiddleを名乗るからには読まずばなるまいと
〉買ったはいいものの、まだ熟成中です。
これはミュージカルですから、シナリオを読むより舞台を見なくては。特に歌やダンスはシナリオではわかりませんから。「屋根の上のバイオリン弾き」はよく上演されますから、見る機会はありますよ。最近は市村正親がテヴィエをやるようになりました。もちろん、映画もオッケーです。舞台でもテヴィエを演じたトポルの主演です。
〉エリザベス1世とメアリー女王、フェリペ2世にバチカン、海賊、ジプシー、新大陸の黄金と、話が何処まで大きくなるのか
〉わくわくしながら読んでいましたが、途中で止まってしまい残念至極です。
〉去年、未発表の第4部冒頭30ページ分の鉛筆書きのネーム、というのが出ましたが、また欲求不満になりそうなので
〉まだ読んでいません。
そんなのが出たんですか。ということは、完成品を見るのはほとんど絶望的…。たった30ページだなんて、きっと欲求不満になります!
〉そういえば、gnomeというのも地中に住む小人ですよね。ますます混乱。
います、います。ノームとか、グノームとか言われる小人。
〉杏樹さん、補足ありがとうございます。
〉前の投稿で私が「あらすじ」と書いたのは大きな間違いです。あれは楽劇全体の冒頭部にあたるところで、
〉そのあと「ワルキューレ」やら「恐れを知らぬ英雄」やらが出てきて最後は愛に依る自己犠牲によって
〉指輪の呪いが浄化され、神々が没落していくという話になっております(ああ、また簡単にまとめてしまった…)。
「神々の黄昏」は抽象的なところがあって、結末がわかりにくいような気がします。私がビデオに録ったバージョンが悪いのかも?
〉最初に出てくるラインの黄金は、愛を捨てた者だけがそこから指輪を作ることができるといわれていて、
〉権力と富の象徴です。
〉小人のアルベリヒは、はじめは愛を求めるけれども、ラインの乙女達に袖にされ権力を選ぶわけです。
〉愛と権力(富)が対立して物語を動かしていくというところは、akoさんのご指摘のように、
〉物語の原始的な動機の一つですね。
〉〉〉〉ここに登場する神々もそうとう自分勝手なひどいやつらばかりなので、
〉〉〉〉小人だけが「悪」ではないのですが、
〉〉〉〉ここで小人=悪いというイメージが私に植え付けられたようです。
〉〉〉なるほど、そういう出会いもあるのですね。
〉〉〉ギリシア神話もそうですが、多神教の場合は、人に災いをもたらす神もいますものね。もちろんこれは、誘惑に弱い人間への懲罰の意味もあるのかしら。
〉多神教の神と一神教の神では、同じ神という言葉でもまったく別のものと考えたほうがよさそうです。
〉面白いですね。
そうです。「神」という言葉の概念がまったく違うと思います。きっとユダヤ教徒とキリスト教徒とイスラム教徒の「神」も違うと思います。
〉学者としてのトールキンは「ベーオウルフ」の研究で知られているらしいので、ニーベルンゲンをはじめ、
〉それの由来する北欧系ゲルマン神話についてはお手の物だったのではないでしょうか。
〉オクスフォードの教壇で、トールキンが中世の吟遊詩人のように「ベーオウルフ」を吟じていたという話を読んだことがあります。
トールキンが「ベーオウルフ」を!!ををを〜〜!!!それはすばらしい。「吟遊詩人のように」…すごい、すごい。
〉〉で、ここからはチクワさんへ。
〉〉トムテって聞いたことがあるな〜と思いましたが…
〉〉「北欧」というパン屋さんでした。大阪ローカルなのか、全国展開してるのか知りませんが…。ここの紙袋に北欧にトムテという小人がいる、という話が書いてあったんです。「文字があると無意識に読んでしまう」クセのある私は「北欧」でパンを買って食べながら無意識に紙袋の文字を読んでいたのでした。パンをおいしくしてくれる「いい小人」だという話だったような…うろ覚えですみません。
〉〉リンドグレンの絵本があるなら読んでみたいです。
〉トムテって、私は聞いたことありませんでしたが、「北欧」というと、首都圏でもチェーン展開している
〉あのパン屋さんでしょうか。新宿駅にも店が出ています。今度ブッククラブに行ったときに偵察してきますね。
全国チェーンでしたか。
最近のポリ袋には見かけなくなったんです…。紙袋の時だったんで。
それでは…。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: fiddle
投稿日: 2004/5/27(11:10)
------------------------------
杏樹さん、こんにちは、fiddleです。
〉興味がある、という人がいてうれしいです。どんどん割り込んだり突っ込んだりしてくださいね。
ありがとうございます。自分の興味のある分野だったら、英語の本を読む面白さも倍増ですから、
少しでもクラブ活動に参加していけたらなぁと思います。
〉〉"Fiddler on the Roof"は、舞台も映画も観たことはないのですが、多読を始めてすぐのころに
〉〉行きつけの古本屋でシナリオ(もちろん英語)を見つけ、fiddleを名乗るからには読まずばなるまいと
〉〉買ったはいいものの、まだ熟成中です。
〉これはミュージカルですから、シナリオを読むより舞台を見なくては。特に歌やダンスはシナリオではわかりませんから。「屋根の上のバイオリン弾き」はよく上演されますから、見る機会はありますよ。最近は市村正親がテヴィエをやるようになりました。もちろん、映画もオッケーです。舞台でもテヴィエを演じたトポルの主演です。
杏樹さんは、ミュージカルもお詳しいんでしたね。演劇方面は、興味があるものの時間とお金の関係でなかなか
手が出せません。まずはビデオで観てみますね。
〉〉去年、未発表の第4部冒頭30ページ分の鉛筆書きのネーム、というのが出ましたが、また欲求不満になりそうなので
〉〉まだ読んでいません。
〉そんなのが出たんですか。ということは、完成品を見るのはほとんど絶望的…。たった30ページだなんて、きっと欲求不満になります!
そうですよね。でも、少しでも読みたい気持ちも捨て難く…amazonのカートにずっと入ったままになっています。
〉〉杏樹さん、補足ありがとうございます。
〉〉前の投稿で私が「あらすじ」と書いたのは大きな間違いです。あれは楽劇全体の冒頭部にあたるところで、
〉〉そのあと「ワルキューレ」やら「恐れを知らぬ英雄」やらが出てきて最後は愛に依る自己犠牲によって
〉〉指輪の呪いが浄化され、神々が没落していくという話になっております(ああ、また簡単にまとめてしまった…)。
〉「神々の黄昏」は抽象的なところがあって、結末がわかりにくいような気がします。私がビデオに録ったバージョンが悪いのかも?
「ワルキューレ」が一番とっつきやすい、わかりやすい、といわれていますが、
「神々の黄昏」は確かにちょっとわかりにくいですね。
「ニーベルングの指輪」は、もともと抽象的な部分があって、演出によっていろいろな「読み」がされているので、
それによっても分かりやすさが異なるかもしれません。
〉〉多神教の神と一神教の神では、同じ神という言葉でもまったく別のものと考えたほうがよさそうです。
〉〉面白いですね。
〉そうです。「神」という言葉の概念がまったく違うと思います。きっとユダヤ教徒とキリスト教徒とイスラム教徒の「神」も違うと思います。
同じ経典の民なのに不思議ですよね。
〉〉学者としてのトールキンは「ベーオウルフ」の研究で知られているらしいので、ニーベルンゲンをはじめ、
〉〉それの由来する北欧系ゲルマン神話についてはお手の物だったのではないでしょうか。
〉〉オクスフォードの教壇で、トールキンが中世の吟遊詩人のように「ベーオウルフ」を吟じていたという話を読んだことがあります。
〉トールキンが「ベーオウルフ」を!!ををを〜〜!!!それはすばらしい。「吟遊詩人のように」…すごい、すごい。
研究のための文献ではなく、演じられるべき詩として「ベーオウルフ」を認識していたということらしいのです。
こういう授業に触れた学生はどんな思いをするだろうと、わくわくしますね。
〉〉トムテって、私は聞いたことありませんでしたが、「北欧」というと、首都圏でもチェーン展開している
〉〉あのパン屋さんでしょうか。新宿駅にも店が出ています。今度ブッククラブに行ったときに偵察してきますね。
〉全国チェーンでしたか。
〉最近のポリ袋には見かけなくなったんです…。紙袋の時だったんで。
あ、ポリ袋にはないんですか…残念。
それでは。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: ako
投稿日: 2004/5/29(09:49)
------------------------------
杏樹さん、fiddleさん、こんばんわ。akoです。
屋根の上のバイオリン弾き、akoは映画と本で知りました。
ユダヤ人のことを知る機会として目を開かれた作品でした。
〉〉そうです。「神」という言葉の概念がまったく違うと思います。きっとユダヤ教徒とキリスト教徒とイスラム教徒の「神」も違うと思います。
〉同じ経典の民なのに不思議ですよね。
この話、とても関心あるんですが、掲示板では恐ろしくてできそうにありません。
〉〉〉学者としてのトールキンは「ベーオウルフ」の研究で知られているらしいので、ニーベルンゲンをはじめ、
〉〉〉それの由来する北欧系ゲルマン神話についてはお手の物だったのではないでしょうか。
〉〉〉オクスフォードの教壇で、トールキンが中世の吟遊詩人のように「ベーオウルフ」を吟じていたという話を読んだことがあります。
トールキンは学者だったんですか!!
納得!!!!!!!!! もう「!!!」しか無いです。
しかも吟遊詩人でもあったとは素晴らしい!
〉〉トールキンが「ベーオウルフ」を!!ををを〜〜!!!それはすばらしい。「吟遊詩人のように」…すごい、すごい。
↑ 杏樹さんの興奮わかるわかる…
〉研究のための文献ではなく、演じられるべき詩として「ベーオウルフ」を認識していたということらしいのです。
〉こういう授業に触れた学生はどんな思いをするだろうと、わくわくしますね。
学者であり詩人であり教師であり、しかも物語作家であり…
何という素晴らしい…
〉〉〉あのパン屋さんでしょうか。新宿駅にも店が出ています。今度ブッククラブに行ったときに偵察してきますね。
「北欧」のパン、よく買います。白地に青いラインのスウェーデン国旗の色で気に入ってまーす。
それからfiddle さん、別の広場で、ご投稿拝見しました。
言葉は音楽っていう。
私は、ドイツ語をしばらくやった頃に(会話音声をかなり聞きました)、ドイツ語学習とは関係なく、たまたま長年聞き馴染んでいたブランデンブルク協奏曲第5番を久しぶりに聞いた時、「おぉ〜〜、この曲ってドイツ語〜〜!!」
と感じてカミナリマーク発令状態になったことがあったんです。(主として同テンポの4拍子で、強・弱・弱・弱、の繰り返し)
ドイツ語って、しゃべりはじめの1拍目をとっても強く言う傾向があるように聞こえます。イタリア語が後ろの方を強く、イッタリ「ア」〜〜ノ〜〜とかいうように伸ばして言うのとは対照的ですよね。隣同士の国なのに不思議〜
ドイツ音楽なんだから当たり前でしょ、と言われればそれまでなんでしょうが、自分はそういう聞き方をしたことがなかったし、人に言われて聞いたわけでもなく、たまたま懐かしい曲を聞きたいな〜と思って聞いた時に感じたことなので、相当な衝撃でした。友達に手紙書いたほどです。
それ以後、いろいろなクラシック曲を聞くたびに、このことを思い出しては、わくわくしてます。
演奏家であられる fiddle さんの投稿を読み、音楽にはシロートの自分がそう感じたことはピントはずれじゃなかったんだと知り、すごく嬉しかったです。
------------------------------
akoさん、こんにちは、fiddleです。
〉屋根の上のバイオリン弾き、akoは映画と本で知りました。
〉ユダヤ人のことを知る機会として目を開かれた作品でした。
そうでしたか。ますます、はやくビデオを借りてきて観なければという気持ちになります。
(近所にレンタルビデオ屋さんがないのが悲しすぎる…)
ユダヤ人の歴史というのは、追いかけるとヨーロッパ全部にかかわってくるのでしょうね。
とても興味深いです。
〉〉〉そうです。「神」という言葉の概念がまったく違うと思います。きっとユダヤ教徒とキリスト教徒とイスラム教徒の「神」も違うと思います。
〉〉同じ経典の民なのに不思議ですよね。
〉この話、とても関心あるんですが、掲示板では恐ろしくてできそうにありません。
うんうん、深すぎるかも。
〉〉研究のための文献ではなく、演じられるべき詩として「ベーオウルフ」を認識していたということらしいのです。
〉〉こういう授業に触れた学生はどんな思いをするだろうと、わくわくしますね。
〉学者であり詩人であり教師であり、しかも物語作家であり…
〉何という素晴らしい…
しかもイラストレーターでもあります。
去年の秋頃だったか、掲示板でも話題になった"Letters From Father Christmas"をはじめ、
素晴らしいイラストがたくさんありますよ♪
〉それからfiddle さん、別の広場で、ご投稿拝見しました。
〉言葉は音楽っていう。
あちらも読んでくださってありがとうございます。
〉私は、ドイツ語をしばらくやった頃に(会話音声をかなり聞きました)、ドイツ語学習とは関係なく、たまたま長年聞き馴染んでいたブランデンブルク協奏曲第5番を久しぶりに聞いた時、「おぉ〜〜、この曲ってドイツ語〜〜!!」
〉と感じてカミナリマーク発令状態になったことがあったんです。(主として同テンポの4拍子で、強・弱・弱・弱、の繰り返し)
なるほど、akoさんは拍節感から音楽と言葉が結びついたんですね。
ドイツ音楽の4拍子は、「大強・弱・小強・弱」というように習いましたが、
話されているドイツ語を聞くと、確かにそういう拍節感がありますよね。
私が感じたのは、もっと短いところで、言葉の発声の勢い、といったものです。
日本人のしろーとがヴァイオリンという楽器を弾くとどうも音の立ち上がりが遅いといいますか、
鈍くさいのはなぜかということを考えたとき、
発音のスピード(弦楽器の場合は弓の初速に負うところが大きい)の問題ではないかと感じたのです。
ドイツ語でichと言うとき、最初のiの音は、日本語の「い」よりも、吐く息のスピードが速いですよね。
私は、ドイツ語もABCのほかは数語しか知りませんし、概して言葉に敏感なほうではないのですが、
それぞれの言語には固有の発声のスピードがあるんじゃないかな、そして、
それが国によって音楽が異なる一つの要素かも、と思うようになりました。
〉ドイツ語って、しゃべりはじめの1拍目をとっても強く言う傾向があるように聞こえます。イタリア語が後ろの方を強く、イッタリ「ア」〜〜ノ〜〜とかいうように伸ばして言うのとは対照的ですよね。隣同士の国なのに不思議〜
ほんとですね。どちらも統一が遅かった国なのに。
〉ドイツ音楽なんだから当たり前でしょ、と言われればそれまでなんでしょうが、
そうなんですよ。私は小さいときから楽器を弾いていたので、音楽というのは旋律とリズムであって、
言葉とは無関係に存在していたんですね。
だから、歌を聴いても言葉には関心がいかず、ドレミでシャドーイングしてしまいます。
これからはもっと言葉を聴いてみなければ、と思っています。
〉演奏家であられる fiddle さんの投稿を読み、音楽にはシロートの自分がそう感じたことはピントはずれじゃなかったんだと知り、すごく嬉しかったです。
演奏家なんて言われるとハズカシイ。馬齢を重ねているだけのしろーとであります…
またakoさんの発見、聞かせてくださいね。
ではでは。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: 杏樹
投稿日: 2004/7/10(20:52)
------------------------------
fiddleさん、こんにちは。チクワさんもこんにちは。
…今ごろレスつけて気がついてくれるでしょうか。
〉〉〉トムテって、私は聞いたことありませんでしたが、「北欧」というと、首都圏でもチェーン展開している
〉〉〉あのパン屋さんでしょうか。新宿駅にも店が出ています。今度ブッククラブに行ったときに偵察してきますね。
〉〉全国チェーンでしたか。
〉〉最近のポリ袋には見かけなくなったんです…。紙袋の時だったんで。
〉あ、ポリ袋にはないんですか…残念。
久しぶりに北欧のパンを買ったら…ありました!
紙袋の時は日本語だったのですぐわかったんですが、今のポリ袋の青い帯のところに小さい細かい文字で英語が書いてあるんです。でも私、英語なんて読めないから無視してたんですねー。でも今日その英語に目を留めて読んでみました。おおー!読める!わかる!トムテのパン作りの秘法で作ったんですって。
ということでご報告まで。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: チクワ
投稿日: 2004/7/11(18:56)
------------------------------
杏樹さん、fiddleさん、
トムテファンのみなさん (いるよね。>無理やり) こんにちは〜。チクワですー。
杏樹さん、ご報告ありがとうございました!
〉久しぶりに北欧のパンを買ったら…ありました!
〉紙袋の時は日本語だったのですぐわかったんですが、今のポリ袋の青い帯のところに小さい細かい文字で英語が書いてあるんです。
んもー。小さい細かい文字、なんてー。
日本人は読むわけないと思っているんじゃないかしら〜。
タドキストが増えているんだから。読む人も増えますよね!
今後包装などに英語を使おうというお店や企業は
日本人の多読ブームをかんがみて、読みやすい文字、ドラマティックな表現を
心がけてもらいたいものです。うんうん。
・・・ちょっと話がそれた?
〉でも私、英語なんて読めないから無視してたんですねー。でも今日その英語に目を留めて読んでみました。おおー!読める!わかる!トムテのパン作りの秘法で作ったんですって。
読みたい〜。トムテの秘法で作られたパン、食べたい〜。
うーん、名古屋あたりにお店がないのだろーか・・・
名古屋周辺のみなさん、「北欧」という名のパン屋さんを
もし、もしご存知でしたら〜、どうか教えてくださいましー。
〉ということでご報告まで。
杏樹さん、ありがとうございました。
では〜。
------------------------------
杏樹さん、チクワさん、こんにちは、fiddleです。
杏樹さん、「北欧」のご報告ありがとうございました。
〉久しぶりに北欧のパンを買ったら…ありました!
〉紙袋の時は日本語だったのですぐわかったんですが、今のポリ袋の青い帯のところに小さい細かい文字で英語が書いてあるんです。でも私、英語なんて読めないから無視してたんですねー。でも今日その英語に目を留めて読んでみました。おおー!読める!わかる!トムテのパン作りの秘法で作ったんですって。
おお、そんな細かいところにさりげなく多読的に潜んでいたんですね。
私もあの後ブッククラブに行く途中で新宿駅の「北欧」に入って、
立ち食いでメロンパンにかぶりつきながらこっそりといや、
あからさまにトムテの痕跡がないかどうかきょろきょろとしていたのですが、
ポリ袋のところにあったとはうかつでしたー。
今度新宿に行ったら、ちゃんとポリ袋を入手して調べてみます。
P.S『七つの黄金郷』の第4部ネーム30ページ分読みました。
これだけでは何が何やら…やはり欲求不満が募るばかりでした。
だれでもいいから続きを描いてくれ〜!!という心境です。