2年たって思うことなど(長文警報発令)

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/1(11:19)]

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14534. 2年たって思うことなど(長文警報発令)

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/11/15(01:13)

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「英語以外」の広場でもチラっと言いましたが、11月2日に多読2周年を迎えました。
そこで最近思っていることなど…。

★従来型の勉強がバカバカしくなった★

とにかく多読を始めると従来型の勉強がほんっとにバカバカしく思えるようになりました。特に英語はあまり勉強をする根性がなく、英検を受けたときも問題集をやりながら、知らないところを覚えようとがんばってみましたがなかなか覚えられず。文法事項とか、○○という意味のときは××という語を使って・・・・・・という文章にすると…なんていう説明、ぜんぜん頭に入りません。いくら読んでも意味がすり抜けていくような感じがしました。でもそのころはそれをがんばって習得するのが語学の勉強だと思っていました。
中国語でも同じです。中国語の場合は勉強をする根性があったため、そういった文法の説明を一生懸命読みましたし、文法の説明についてくる「例文」を暗記しようと努めました。
でも例文を10や20覚えても「使えない」んですよ。試験ではそうして暗記した文法事項を一生懸命思い出しながら回答するんですが、頭で一生懸命覚えているだけでもうひとつ身についた実感が薄いとい上、忘れやすい。

でも多読をしてからは文法の説明を見ても一生懸命覚えようとする気が全くなくなってしまいました。多読をして自然に身に付けたほうがいいと思うようになったからです。だいたい、10の例文を暗記する労力と時間があれば、本を読んだほうがずっといいです。

また、巷にあふれている教材を見ても、こんなのを一生懸命やってどれだけ身につくんだろうと思ってしまいます。例え1冊きちんとやり通したとしても、それなりの満足は得られるでしょうけれど何か役に立つのかな、とか、特に単語本は全部覚えられるわけがないじゃないですか。覚えても詰め込みで覚えたら忘れるのも早いので、常に復習してないといけません。
私は中国語では「役に立つ文例」とか単語本とか一生懸命覚えました。それはそれで覚えてはいます。でもそれはずーっと継続して中国語を勉強してきたからで、キープするのに労力を使っているんです。
でも多読だとキープする労力が要りませんし、「本を読む」という実用を伴っているし、しかも楽しい本だけ読んでいればいいし、今まで語学は苦労して身につけるものと思ってきたのがすっかりバカバカしくなりました。
文法など勉強しなくても本は読めるようになるんですね。

★「辞書は引かない」とは★

以前、英英辞典を買ったときにも言ったことですが、「辞書は引かない」は主に和英辞書のことを指すことにして、英英辞典はもう少し奨励してもいいんじゃないかと思います。少なくとも英英辞典の語句を理解するだけの力がついて、辞書を引くのがそれほど面倒でなければ。
「辞書は引かない」という原則を知っただけで読めるようになる人がいるのは確かです。辞書を引くとそこで読むのが止まるからまずいという意見もあります。でも日本語の本を読んでも辞書を引く、という人が出たこともありますし、実際私は辞書を引くこと自体は苦痛ではありません。そういう場合は英英辞典を引きながら読むのもありだと思います。

しかし和英辞典は厳密に「引いてはいけません」ということにしたほうがいいと思います。訳語が適切でないという理由もありますが、その他に日本語を介在させると「英語のまま理解する」ことの妨げになってしまうのです。
多読をしていると、よくわかるときもあればわからないこともあります。ぼんやり、なんとなくわかるというときもあります。でもそこで100%の理解を求めないでさっさと進んだほうがいい、というのは多読をしている人ならわかると思います。で、たとえば「ぼんやりとしかわからない」部分でわからない単語を英和辞典で調べたとします。そうするとそこの単語だけ日本語として「はっきりわかる」ようになってしまいます。そうすると…はっきりわかる日本語とよくわからない英語のギャップができて、「ぼんやり」としていた英語がより強く「わからない」ことを意識してしまうのです。
また、英語を訳さないで、ぼんやりとでも「英語のまま」理解しながら読み進めていたところへ日本語を介在させると、頭が英語モードから日本語モードへ行ってしまい、だんだん訳さないと意味がわからないような気になってきて、「英語のまま」の理解を妨げてしまいます。

英英辞典を引いても意味がよく飲み込めないときがあります。しかし文章の中でその語を置いてみると「なんとなく…な感じ」というのがつかめることがあります。この「…な感じ」のまま読み進めていっても、「100%の理解は求めない」多読としては充分です。何度か同じ語に出会えばだんだん鮮明になってきます。「何度か出会ううちに意味がつかめてくる」というのは多読をしていればわかるはずです。英和辞典で日本語の訳語で「正解」を見つけるよりも、英英辞典で「なんとなく…な感じ」だけの理解のほうがいいと思います。わからない単語が本当に「わかる」ようになるのは、結局色々な本を読んで同じ語に何度も出会ってからなんですから。

★「やさしい」を「たくさん」★

やさしい本を読んで本当に上達するのか?
…とは、多読を始める前の人に多い疑問です。
やさしい本ばかり読んでどうしてレベルが上がるのか。
それは「わかる」ものをたくさん読むことが大切だからです。
従来型のリーディング勉強では難しい本を辞書を引きながら読むのが常識でした。しかし難しい文章を辞書を引いて訳しながら読んでも身にならないんです。難しい文章は、例えて言えば、水滴が撥水加工のカサを流れるように滑り落ちていくようなものです。いくら読んでもとどまるのはわずかです。難しい本を読むと、時間がかかるので量がこなせないということもありますが、自分のレベルより難しいものは、表面だけ理解しても身にならないような気がします。
しかし、やさしくてよく理解できる本を読むと、それがぜーんぶしみこんで身になります。そうして蓄積を作っておけば、レベルを上げても大丈夫になるのです。
中国語が100万字で一段落したので、再び英語の本を読むことにしました。そして積んでおいた世界史関係の本を手に取ってみました。その本はとてもやさしくて、スラスラ読めました。そうすると、しばらく英語を休んでいたのでちょうどいいリハビリになりました。やさしくてわかりやすい本を読むと、文章全体が身体にしみこんでいくように感じます。英語の一つ一つが身になっていくのを感じます。難しい英語もやさしい英語が土台になっているはずです。やさしい英語の土台を作れば、その上に少しずつ積み重ねていってレベルを上げることが出来るのです。本当にやさしい本をたくさん読むと蓄積が出来て役に立つな〜と実感しました。
だからパンダ読みも大切なんですね。

といったところで、このへんで。


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14539. Re: 2年たって思うことなど→触発されてつれづれなるまま

お名前: カイ
投稿日: 2004/11/15(20:42)

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杏樹さん こんにちは カイです。

2周年おめでとうございます!
杏樹さんの投稿を見て、触発されて思ったことをつれづれと書いてしまいました。
返答レスにいまいちなってないんですが、
私の中では杏樹さんの書き込みと、この書き込みはつながってるんです。
よろしくお願いします。

私は多読と出会うことができて、本当に良かった。
自分はなんてラッキーなんだ!って思っています。

英語嫌いだった私が、英語を好きになって、
いっぱい飛ばしながらも楽しく読書ができて
しかも辞書をひいてない。

これだけでもとても嬉しいのに、
とても素敵な絵本や児童書と出会うことができた。
多読との出会いがなければ絵本を常に20冊も廻りに置いておくような生活は、きっとなかったでしょう。
そして児童書を読むなんて決して思いもしなかったと思います。
こんな素敵な本を読むことができて本当に幸せな私。

大人向けPBにも最近手を出して、原書で読みたくてしょうがなかった本を読む夢もかなえました。
(まだまだいっぱいあるので発展途上な夢なんですけど)

そしてこっそり新しい夢もみつけました。
ひょっとしてひょっとしてこのまま続けたら、私、英語で会話できる???
多読を始める前だったら絶対信じられないことですが、
これだけ信じられないようなことが実際に起こっているわけですから、
ひょっとして???

不安なあなたへ
・やさしい本をいっぱい読むと良いことありますよ
・分からない所は飛ばしちゃうと、思ったより簡単に感じますよ
・本はいっぱい投げましょう。あとで拾ったときに素敵なことがおこるかも
・辞書を引き出すと止まらない〜というあなた。ひかなくても読める本を手にとる喜びを知ってみて
・酒井先生やSSSの皆さんのやり方を信じた私、良いこといっぱいありましたよ

ではでは

 


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14614. Re: 2年たって思うことなど→触発されてつれづれなるまま

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/11/20(01:38)

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カイさん、こんにちは。

お返事が遅くなってスミマセン。
今日こそレスしようと思って、さっきせっかくお返事を入力し終わったのに、パソコンがフリーズして動かなくなってしまって大ショック。回復するのに手間取って、時間は遅くなるし・・・。明日も仕事なのに・・・。

〉2周年おめでとうございます!

ありがとうございます!

〉杏樹さんの投稿を見て、触発されて思ったことをつれづれと書いてしまいました。
〉返答レスにいまいちなってないんですが、
〉私の中では杏樹さんの書き込みと、この書き込みはつながってるんです。
〉よろしくお願いします。

はい。

〉私は多読と出会うことができて、本当に良かった。
〉自分はなんてラッキーなんだ!って思っています。

〉英語嫌いだった私が、英語を好きになって、
〉いっぱい飛ばしながらも楽しく読書ができて
〉しかも辞書をひいてない。

私もよかったです〜。ラッキーです。

〉これだけでもとても嬉しいのに、
〉とても素敵な絵本や児童書と出会うことができた。
〉多読との出会いがなければ絵本を常に20冊も廻りに置いておくような生活は、きっとなかったでしょう。
〉そして児童書を読むなんて決して思いもしなかったと思います。
〉こんな素敵な本を読むことができて本当に幸せな私。

そうです、多読前は想像も出来ませんでした。こんなに児童書にハマるなんて・・・。

〉大人向けPBにも最近手を出して、原書で読みたくてしょうがなかった本を読む夢もかなえました。
〉(まだまだいっぱいあるので発展途上な夢なんですけど)

よかったですね。私はPBでは特に読みたい本がないため、児童書から抜けられません。

〉そしてこっそり新しい夢もみつけました。
〉ひょっとしてひょっとしてこのまま続けたら、私、英語で会話できる???
〉多読を始める前だったら絶対信じられないことですが、
〉これだけ信じられないようなことが実際に起こっているわけですから、
〉ひょっとして???

できるんじゃないでしょうか。
とりあえずチャットの広場でアウトプットの練習をしてみるとか。
自分のいいたいことが英語で出てくるようになったら、会話もできるようになるんじゃないでしょうか。

〉不安なあなたへ
〉・やさしい本をいっぱい読むと良いことありますよ
〉・分からない所は飛ばしちゃうと、思ったより簡単に感じますよ
〉・本はいっぱい投げましょう。あとで拾ったときに素敵なことがおこるかも
〉・辞書を引き出すと止まらない〜というあなた。ひかなくても読める本を手にとる喜びを知ってみて
〉・酒井先生やSSSの皆さんのやり方を信じた私、良いこといっぱいありましたよ

そうです、そうです。
多読を知らずに語学の勉強をしている人は気の毒です。

それでは・・・。


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14546. Re:長文警報発令…ということなのでピンポイントにて…

お名前: ako
投稿日: 2004/11/15(23:45)

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杏樹さん、akoです。

〉11月2日に多読2周年を迎えました。

2周年、おめでとうございまーす! 
(クラッカー、ぱーん★ぱーん★紙テープひらひら〜)

〉★従来型の勉強がバカバカしくなった★
〉とにかく多読を始めると従来型の勉強がほんっとにバカバカしく思えるようになりました。

あぁ〜、気持ちいい〜 このキッパリといさぎいい杏樹さんの一言、
もっと言って〜もっと言って〜

〉いくら読んでも意味がすり抜けていくような感じがしました。

昔を思い出します。大学時代の英語授業や、仕事にて強制的に英文を読まねばならなかった時、単語を1個1個引いていた時代のことを…。
読んでも読んでも、英語が身にならない、と感じていましたが、「意味がすり抜けていた」のね…

〉中国語でも同じです。
〉でも例文を10や20覚えても「使えない」んですよ。

つまりきっとナニ語でも同じ、と言えそうですね。

〉頭で一生懸命覚えているだけでもうひとつ身についた実感が薄い、忘れやすい。

多読と、旧式勉強では、脳内の別の場所が英語に触れているような気がするんです。
旧方式の場合、まさに杏樹さんが後半で「撥水加工のようだ」と形容しておられる通りで、自分の脳の表面が撥水加工されてて、勉強したはずのことが、皆、つるりん、つるりん、と滑り落ちていく…という感じ。

〉私は中国語では「役に立つ文例」とか単語本とか一生懸命覚えました。それはそれで覚えてはいます。でもそれはずーっと継続して中国語を勉強してきたからで、キープするのに労力を使っているんです。

ここを拝見して、「あ!同じ!」と思ったことがあります。
それはakoの自己流シャドウイング体験との共通点です。

以前(10年以上前…)、旧式勉強的に、音声教材を丸暗記しないとイケナイかと思って努力していた時代があります。(シャドウイングではなく)
当時まだ、「次々色々な音声素材をシャドウイングすればいい」ということを知らなかったので、
暗記したものをキープすることにエネルギーを使っていたんです。愚の骨頂でした。
SSSを知った今なら、そんなに暗記しようとする必要などなく、どんどん違う音声素材を使ってシャドウイングすればよかったんだ、と思います。

〉でも多読だとキープする労力が要りませんし、「本を読む」という実用を伴っているし、しかも楽しい本だけ読んでいればいいし、今まで語学は苦労して身につけるものと思ってきたのがすっかりバカバカしくなりました。

そーなんです。キープするなんて無駄なことだったんだー、と、思います。
多読も「多シャドウイング」も、どうやら考え方は同じみたいですね。しみじみ… 秋だから、ってのもありますけど、それ以上に…

〉文法など勉強しなくても本は読めるようになるんですね。

「こういうのがわからなかったんだぁ〜」とずーーっと思ってきたものが、
辞書も使わず、ただ、ただ、お話を読む「だけ」でわかってしまう、という快感が、多読にはありますものね。
その快感があるから、「楽しい」という気持ちのままで長続きすることができそうです。

自分が日本語を身につけてきた過程を考えれば、国文法なんて知らなくても日本語は身についてるんですもんねぇ。
「てにをは」の規則を知らなくても、前後を読んでみると、
ここは「は」じゃなくて「が」だな、ということがわかる、という感覚でしょうか。
まだまだ英語ではそこまではわかりませんが…。

〉★「辞書は引かない」とは★

英英辞典の使い時、と言いますか、使い始めてもいい時期みたいなもの?ですかね、そういうのはあるかもしれないですね。
私は当分、辞書関係は何も使わないで読むつもりですが、
人によっては、英英であれば、使うことがマイナスにならない状況、というのも、
あるのかもしれないですね。

〉「ぼんやりとしかわからない」部分でわからない単語を英和辞典で調べたとします。そうするとそこの単語だけ日本語として「はっきりわかる」ようになってしまいます。そうすると…はっきりわかる日本語とよくわからない英語のギャップができて、「ぼんやり」としていた英語がより強く「わからない」ことを意識してしまうのです。

なるほど。このように考えたことはありませんでした。
やさしい本なら、わかるので、ただ、漠然と、「英和は使う必要がないなぁ」という程度にしか考えてませんでした。

SSS多読の意義の、明確な理由を知りたい、と思う人には、
英和辞典を使うとどういうマイナスがある、と、このように説明すると説得力があるように思います。
杏樹さんが考えていることが、非常にクリアになりました。

〉この「…な感じ」のまま読み進めていっても、「100%の理解は求めない」多読としては充分です。何度か同じ語に出会えばだんだん鮮明になってきます。「何度か出会ううちに意味がつかめてくる」というのは多読をしていればわかるはずです。

これは本当に自分も経験しました。

全く知らない英語に初めて出会っても、とりあえず、イマイチわからないまま通過して読み、
しかも、わからない部分のメモをしないで、忘れたら忘れっぱなしでいい、という姿勢で読み続けることですよね。

この姿勢は、多読を始めたばかりの頃の自分には、「思い切り」とか「勇気」が必要でした。
知らない単語(単語だけでなく、文章ごとわかんない場合もある)が気になるけれど、
「えいやっ!」という感じで、見切り発車してページをめくってました。

しかし、次々読んでいくうち、出会うんですよね、気になった単語や表現に。
なので、知らない英語と出会っても、いちいち思い切らなくても、わからないまま通過することができるようになりました。

たぶん、忘れてしまったのもかなりあるだろうと思います。
でも、忘れてしまったものがあっても、そのことが苦痛にならないほどに、
次に手にとる本から、またアレと出会った、またコレと出会った、という出会いがあるので、
自分が「飛ばし」たまま忘れたものがたくさんあっても不安にならないぐらい、出会う頻度が高いです。
しかも、忘れてしまったものってのは、忘れてもいいものなんだ、と、
自信を持って、思えるようになりました。どんどん忘れるぞーーー

〉わからない単語が本当に「わかる」ようになるのは、結局色々な本を読んで同じ語に何度も出会ってからなんですから。

完全に同意です。SSSを始める前の人がこの投稿を読んでいらしたら、言いたいです。
ほんとなんですよぉぉぉおおおおお

〉★「やさしい」を「たくさん」★
〉難しい文章を辞書を引いて訳しながら読んでも身にならないんです。

非常に非常に同意です。
同意という言葉しか出てこなくて、日本語ボキャ貧な自分が悔しい…
どう言ったら、この「同意」の気持ちを杏樹さんに伝えられるんだろう〜〜、とPCの前で地団駄ふんでます。

とにかく、その通りでした。身にならないんです。
旧式勉強は、身にならない上、さらにマイナスも残ります。
最悪な方法で英語と関わっていた時代の感情は、未だに消えてません。
ちょっとしたことで、「やっぱアタシって英語できないし…」という発想になります。
「感情」の部分に刷り込まれた体験記憶って、簡単にはリセットできないんですねー。要求された水準が高すぎて、英語が嫌いになるばかりでした。

今思うと、英語最悪時代の自分を日本語で置き換えてみると、
小学校2〜3年の子に、大人用の新聞(日本語)の論説記事を与えて、
わからない熟語を1個1個国語辞典引かせて意味調べをさせ、さらに辞典の説明文がわからなくて、説明文を理解するために、またさらに調べるアリ地獄のような調べ地獄…
(うう…何て可哀相な自分。今はそんな状況からは解放されているのに、こんなにリアルに思い出せてしまう…)

もちろん小学生の国語教育で、そんなナンセンスなことはしていないでしょう。
なのに、大学生以上の英語学習界には、そういうことが平然とまかり通っていたのだから驚きです。

〉難しい文章は、例えて言えば、水滴が撥水加工のカサを流れるように滑り落ちていくようなものです。いくら読んでもとどまるのはわずかです。

これです、これ! 杏樹さんの投稿を先に読んでしまってから返答を書いたので、
上のほうに撥水加工って書いてしまいましたが、お見事な例えです!! ざぶと〜んお願い〜!

〉しばらく英語を休んでいたのでちょうどいいリハビリになりました。やさしくてわかりやすい本を読むと、文章全体が身体にしみこんでいくように感じます。英語の一つ一つが身になっていくのを感じます。

杏樹さんとは理由が違いますが、akoも、しばらく英語を読まない日があります。
多読中断ではなく、単に他のことで忙しくて読書時間自体がない場合でして、長くても1週間程度です。
ところが1週間ぶりに、やさしい英語本を読むと(直近ではNate the Great)
英語と自分との距離感とか位置関係そのものが変わったように感じられるんです。これがほんとに気持ちいいんです。(前にも書いたかもしれません…)

基本的にはやさしい本なら何でもいいのですが、リハビリと思って、わざと1週間前と同じ本を読むと、余計にその感触が強まります。
再読だから、ということもあるでしょうけど、1回目に読んだ時より、内容も鮮明にわかるし、読む速度も速いんです。
計測していないのに、かなり早く読めてる感じだなぁ、と、自分でわかる、というヤツです。

〉本当にやさしい本をたくさん読むと蓄積が出来て役に立つな〜と実感しました。

杏樹さんは、中国語でも、従来勉強と多読の両方を体験されて、
その上で、ご自分で両者を比較してのご報告をされていますね。
中国語報告のほうも拝見していますが、この投稿と合わせて読むと、杏樹さんの考えておられることが、多面的にわかったように思います。

もし、自分が中国語を始める気になったら(ちょっと期待薄ですが)、
易しい中国語本での読み聞かせを杏樹さんにしていただきたいと思っていますので〜 …そもそも中国語だと、どうだと易しいのかもわかりませんが…(爆)

〉といったところで、このへんで。

警報発令?なさったほど長かったかなぁ…?(笑)


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[♪] 14547. おお!!

お名前: apple http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/5353/
投稿日: 2004/11/15(23:54)

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akoさん、こんばんは!

〉ところが1週間ぶりに、やさしい英語本を読むと(直近ではNate the Great
〉英語と自分との距離感とか位置関係そのものが変わったように感じられるんです。これがほんとに気持ちいいんです。(前にも書いたかもしれません…)

いつのまにか、すごーく、やさしい英語本のレベルが上がっている!!
「やさしい」を「ものすごーくいっぱい」の効果ですね!!


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14551. Re: 長文警報発令…ということなのでピンポイントにて…ということですが・・・

お名前: チクワ
投稿日: 2004/11/16(01:01)

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akoさん、久しぶり!チクワです。

いっちばん言いたいことは、appleさんがもう書いてくださってしまいました。
だから、にばんめに言いたいことを、書こうかと思って来たんですが・・・

杏樹さんに、言われたいかもー、と思って、やめて帰りますー。

じゃ、またねー。
また、杏樹さんと世界史クラブ、よろしくねー。受付嬢、やるからー。


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14559. Re: 長文警報発令…ということなのでピンポイントにて…ということですが・・・

お名前: apple http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/5353/
投稿日: 2004/11/16(04:42)

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akoさん、チクワさん、杏樹さん、おはようございます。

〉いっちばん言いたいことは、appleさんがもう書いてくださってしまいました。
〉だから、にばんめに言いたいことを、書こうかと思って来たんですが・・・

〉杏樹さんに、言われたいかもー、と思って、やめて帰りますー。

あ、akoさん、ごめんなさい〜。


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14560. Re: にばんめのほうだけですぅ〜。

お名前: チクワ
投稿日: 2004/11/16(08:21)

------------------------------

appleさん、おはようございます。

〉〉いっちばん言いたいことは、appleさんがもう書いてくださってしまいました。
〉〉だから、にばんめに言いたいことを、書こうかと思って来たんですが・・・
〉〉
〉〉杏樹さんに、言われたいかもー、と思って、やめて帰りますー。

〉あ、akoさん、ごめんなさい〜。

appleさん、違うのー。いちばんめのほうはいいんですー。ほめてるんだし。
直接お話している杏樹さんでない人にも気づいてもらえて、言ってもらって、
akoさんも嬉しいと思うー。(チクワが決めてるみたいでごめんなさい。)

杏樹さんにおまかせしてみようと思った「にばんめ」は、ツッコミですもん。
ほんとは外野がいっちゃいけないと思うし。
でも、思いついちゃって、「言おうと思ったけど帰るねー」なんて言ったのは
結局、akoさんにあいさつしたくってー。

appleさん、すみませんでした。

では。


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14583. Re: appleさ〜ん

お名前: ako
投稿日: 2004/11/18(00:07)

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appleさん、こんばんわ!
 (杏樹さん、ご光臨前に失礼します)

app〉いつのまにか、すごーく、やさしい英語本のレベルが上がっている!!
app〉「やさしい」を「ものすごーくいっぱい」の効果ですね!!

おおお、引用の中で「太字」を出すというワザまでいただいてありがとうございます〜
さっそく自分で自分の投稿を読み直してみました。

なんと自分、いつのまに「Nateをやさしい」と書いているではありませんか!
appleさーん、ありがとうございました。自分では気づかないものなんですね〜
まさに掲示板ならでは、です、ありがとうございます〜

実は一つ思い出したことがあります!
むかし(と言っても今年の春か夏)、Nate the Great の本をちらっと眺めたことがあったんです。
その当時は、大きなフォントの(18ポか20ポ位?)絵本を読んでいる頃でした。
Nateを一目見て、「あ、こんなのまだ無理。見るだけ無駄」と思って、
一瞬で投げたんです。=ろくに見もしないで読めないと決め込んでいた、とも言う。

でもですね、聞いていただけますか。
1.当時はNateの本の文字がとても小さく見えたし、
2.絵の無いページがちらほらあるし、
3.絵が白黒だし、
4.紙も、ちょっとペーパーバックっぽいザラザラした紙だし、

…という4点もの恐るべき洋書的特徴に後ずさりしたんです。外見に弱いako…

でもこれで気づかせていただけました。
知らないうちに、何となく、次の段階の本を簡単に感じていた、という経験ができていたんですね!
杏樹さんと英語学習について何気なくお話していただけだったのに〜、
appleさん、感激です〜 ありがとうございました〜

いやぁ〜、ほんと、自分では気づかないものなんですねー
掲示板に多読の経過報告をしておくものですねー
appleさんに、過去の投稿を読んでいていただいていた、とわかって、感激しております!!!

チ〉〉杏樹さんに、言われたいかもー、と思って、やめて帰りますー。

app〉あ、akoさん、ごめんなさい〜。

とんでもない〜 嬉しかったです!
(杏樹さんからのご返答、ますます楽しみですね〜!
 ふふふ…、杏樹さん、今頃何してるかしら〜ん)


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14654. akoさ〜ん

お名前: apple http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/5353/
投稿日: 2004/11/22(07:36)

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akoさん、おはようございます!

Nateの未読も多いので、少し減らすようにしてから、
タドキスト大会に向かうよう・・・努力します(?!)

Nateのお話しができなかったら、多読リハビリに失敗したと、
思ってやってください・・・(;_;)


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14584. Re: チクワさ〜ん

お名前: ako
投稿日: 2004/11/18(00:38)

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〉akoさん、久しぶり!チクワです。

お懐かしゅうございます、チクワノカミ殿、ako之介にござりまする。(いま忠臣蔵モード)

〉いっちばん言いたいことは、appleさんがもう書いてくださってしまいました。

そうなんです、appleさんのお陰で、自分では気づかなかったことが判明したんです。自覚しないうちにレベルが上がっていたという…

〉だから、にばんめに言いたいことを、書こうかと思って来たんですが・・・
〉杏樹さんに、言われたいかもー、と思って、やめて帰りますー。

あう〜〜〜、気になるーー 気になるーー

〉じゃ、またねー。
〉また、杏樹さんと世界史クラブ、よろしくねー。受付嬢、やるからー。

はーい。この頃、開店休業中の世界史クラブですが、復活の折にはぜひぜひ趣味広場専用黒蜥蜴に変身してのご登場をお願いいたしまする〜。
しかし気になる…
akoが杏樹さんに言われたいと思うことを、チクワさんがわかるという…
ako本人がわからないというのに、すごい推理力… 
Chikuwa the Great detective......

で。
ちょっと下からappleさん宛の部分を移動してきました。

チ〉直接お話している杏樹さんでない人にも気づいてもらえて、言ってもらって、
チ〉akoさんも嬉しいと思うー。(チクワが決めてるみたいでごめんなさい。)

チクワさんの仰る通りです。appleさん、嬉しかったですよ〜!!
というか大発見でしたよ〜!!
それとチクワさん、
チクワさんになら、ako、何を決め付けられてもいいの…うふふ
日本上空からakoのことを見守って下さっているように感じられて、し・あ・わ・せ。
(勿論チクワさんがたくさんの人を見守っていることは承知しておりますからー)

チ〉杏樹さんにおまかせしてみようと思った「にばんめ」は、ツッコミですもん。
チ〉ほんとは外野がいっちゃいけないと思うし。
チ〉でも、思いついちゃって、「言おうと思ったけど帰るねー」なんて言ったのは
チ〉結局、akoさんにあいさつしたくってー。

ご挨拶ご光臨ありがとうございます〜 
チクワさんのご投稿は、スミからスミまで(雑談まで)拝見しておりますので〜

しかし何なんだろぉぉぉおお 2ばんめとは!?
I, ako the frog, think and think状態(つまりNate状態)でございます。
ではまた〜


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14615. Re: 長文警報発令…ということなのでピンポイントにて…

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/11/20(02:17)

------------------------------

akoさん、こんにちは。

レスが遅くなってスミマセン。最近忙しくて…。
ぼやぼやしてたらチクワさんやappleさんが遊びにきてるー。

〉〉11月2日に多読2周年を迎えました。

〉2周年、おめでとうございまーす! 
〉(クラッカー、ぱーん★ぱーん★紙テープひらひら〜)

うわー、盛大なお祝いありがとうございます。

〉〉★従来型の勉強がバカバカしくなった★
〉〉とにかく多読を始めると従来型の勉強がほんっとにバカバカしく思えるようになりました。

〉あぁ〜、気持ちいい〜 このキッパリといさぎいい杏樹さんの一言、
〉もっと言って〜もっと言って〜

では
「従来型の勉強はいりませーん!」
(つーか、すでにしたくても出来ない)

〉〉いくら読んでも意味がすり抜けていくような感じがしました。

〉昔を思い出します。大学時代の英語授業や、仕事にて強制的に英文を読まねばならなかった時、単語を1個1個引いていた時代のことを…。
〉読んでも読んでも、英語が身にならない、と感じていましたが、「意味がすり抜けていた」のね…

でしょー?一体何を勉強してるんだと思うぐらい身に付かないんです。

〉〉中国語でも同じです。
〉〉でも例文を10や20覚えても「使えない」んですよ。

〉つまりきっとナニ語でも同じ、と言えそうですね。

語学はみな同じだと思います。

〉〉頭で一生懸命覚えているだけでもうひとつ身についた実感が薄い、忘れやすい。

〉多読と、旧式勉強では、脳内の別の場所が英語に触れているような気がするんです。

かもしれませんね。中国語100万字の慈幻さんのレスで言っていた「言語獲得能力」に関係するかもしれません。

〉〉私は中国語では「役に立つ文例」とか単語本とか一生懸命覚えました。それはそれで覚えてはいます。でもそれはずーっと継続して中国語を勉強してきたからで、キープするのに労力を使っているんです。

〉ここを拝見して、「あ!同じ!」と思ったことがあります。
〉それはakoの自己流シャドウイング体験との共通点です。

〉以前(10年以上前…)、旧式勉強的に、音声教材を丸暗記しないとイケナイかと思って努力していた時代があります。(シャドウイングではなく)
〉当時まだ、「次々色々な音声素材をシャドウイングすればいい」ということを知らなかったので、
〉暗記したものをキープすることにエネルギーを使っていたんです。愚の骨頂でした。
〉SSSを知った今なら、そんなに暗記しようとする必要などなく、どんどん違う音声素材を使ってシャドウイングすればよかったんだ、と思います。

akoさんの過去が明らかになるに連れて、どれだけ大変なことをしていたかというお話がどんどん出てきます。そりゃー、疲れますね。でも従来型の勉強の発想だとそうなるのも無理はないでしょう。

〉〉でも多読だとキープする労力が要りませんし、「本を読む」という実用を伴っているし、しかも楽しい本だけ読んでいればいいし、今まで語学は苦労して身につけるものと思ってきたのがすっかりバカバカしくなりました。

〉そーなんです。キープするなんて無駄なことだったんだー、と、思います。
〉多読も「多シャドウイング」も、どうやら考え方は同じみたいですね。しみじみ… 秋だから、ってのもありますけど、それ以上に…

〉〉文法など勉強しなくても本は読めるようになるんですね。

〉「こういうのがわからなかったんだぁ〜」とずーーっと思ってきたものが、
〉辞書も使わず、ただ、ただ、お話を読む「だけ」でわかってしまう、という快感が、多読にはありますものね。
〉その快感があるから、「楽しい」という気持ちのままで長続きすることができそうです。

〉自分が日本語を身につけてきた過程を考えれば、国文法なんて知らなくても日本語は身についてるんですもんねぇ。
〉「てにをは」の規則を知らなくても、前後を読んでみると、
〉ここは「は」じゃなくて「が」だな、ということがわかる、という感覚でしょうか。
〉まだまだ英語ではそこまではわかりませんが…。

私もわかりません。わかってるのか、わかってないのかもわからないような気がします。でも本は読んでます。

〉〉★「辞書は引かない」とは★

〉英英辞典の使い時、と言いますか、使い始めてもいい時期みたいなもの?ですかね、そういうのはあるかもしれないですね。
〉私は当分、辞書関係は何も使わないで読むつもりですが、
〉人によっては、英英であれば、使うことがマイナスにならない状況、というのも、
〉あるのかもしれないですね。

あまり語数が進まないうちから使うのは良くないと思います。とにかく辞書がなくてもわかるようになる、というのが初心者には納得しにくい部分ですので、それがわかるまでは辞書なしで読める実感を得ることが大切ではないかと。あとは辞書を引くのが面倒でない人。

〉〉「ぼんやりとしかわからない」部分でわからない単語を英和辞典で調べたとします。そうするとそこの単語だけ日本語として「はっきりわかる」ようになってしまいます。そうすると…はっきりわかる日本語とよくわからない英語のギャップができて、「ぼんやり」としていた英語がより強く「わからない」ことを意識してしまうのです。

〉なるほど。このように考えたことはありませんでした。
〉やさしい本なら、わかるので、ただ、漠然と、「英和は使う必要がないなぁ」という程度にしか考えてませんでした。

もちろん、最初は「辞書なしでもわかるやさしい本」を選ぶことは大切ですよ。

〉SSS多読の意義の、明確な理由を知りたい、と思う人には、
〉英和辞典を使うとどういうマイナスがある、と、このように説明すると説得力があるように思います。
〉杏樹さんが考えていることが、非常にクリアになりました。

わかってもらえてよかったです。

〉〉この「…な感じ」のまま読み進めていっても、「100%の理解は求めない」多読としては充分です。何度か同じ語に出会えばだんだん鮮明になってきます。「何度か出会ううちに意味がつかめてくる」というのは多読をしていればわかるはずです。

〉これは本当に自分も経験しました。

〉全く知らない英語に初めて出会っても、とりあえず、イマイチわからないまま通過して読み、
〉しかも、わからない部分のメモをしないで、忘れたら忘れっぱなしでいい、という姿勢で読み続けることですよね。

〉この姿勢は、多読を始めたばかりの頃の自分には、「思い切り」とか「勇気」が必要でした。
〉知らない単語(単語だけでなく、文章ごとわかんない場合もある)が気になるけれど、
〉「えいやっ!」という感じで、見切り発車してページをめくってました。

〉しかし、次々読んでいくうち、出会うんですよね、気になった単語や表現に。
〉なので、知らない英語と出会っても、いちいち思い切らなくても、わからないまま通過することができるようになりました。

〉たぶん、忘れてしまったのもかなりあるだろうと思います。
〉でも、忘れてしまったものがあっても、そのことが苦痛にならないほどに、
〉次に手にとる本から、またアレと出会った、またコレと出会った、という出会いがあるので、
〉自分が「飛ばし」たまま忘れたものがたくさんあっても不安にならないぐらい、出会う頻度が高いです。
〉しかも、忘れてしまったものってのは、忘れてもいいものなんだ、と、
〉自信を持って、思えるようになりました。どんどん忘れるぞーーー

いい調子ですねー。多読を始めてみないと、それがなかなかわからないんですよね。どんどん出会って、どんどん忘れる。それでもそのうちわかってくる。

〉〉わからない単語が本当に「わかる」ようになるのは、結局色々な本を読んで同じ語に何度も出会ってからなんですから。

〉完全に同意です。SSSを始める前の人がこの投稿を読んでいらしたら、言いたいです。
〉ほんとなんですよぉぉぉおおおおお

力強い同意、ありがとうございます。

〉〉★「やさしい」を「たくさん」★
〉〉難しい文章を辞書を引いて訳しながら読んでも身にならないんです。

〉非常に非常に同意です。
〉同意という言葉しか出てこなくて、日本語ボキャ貧な自分が悔しい…
〉どう言ったら、この「同意」の気持ちを杏樹さんに伝えられるんだろう〜〜、とPCの前で地団駄ふんでます。

いえいえ、充分です。

〉とにかく、その通りでした。身にならないんです。
〉旧式勉強は、身にならない上、さらにマイナスも残ります。
〉最悪な方法で英語と関わっていた時代の感情は、未だに消えてません。
〉ちょっとしたことで、「やっぱアタシって英語できないし…」という発想になります。
〉「感情」の部分に刷り込まれた体験記憶って、簡単にはリセットできないんですねー。要求された水準が高すぎて、英語が嫌いになるばかりでした。

〉今思うと、英語最悪時代の自分を日本語で置き換えてみると、
〉小学校2〜3年の子に、大人用の新聞(日本語)の論説記事を与えて、
〉わからない熟語を1個1個国語辞典引かせて意味調べをさせ、さらに辞典の説明文がわからなくて、説明文を理解するために、またさらに調べるアリ地獄のような調べ地獄…
〉(うう…何て可哀相な自分。今はそんな状況からは解放されているのに、こんなにリアルに思い出せてしまう…)

暗い過去はなかなか消えませんねえ。
暗い過去を持つ女、ako。
「この暗い過去がある限り幸せにはなれないのぉぉー」
「大丈夫、大丈夫。絵本というおひさまを浴びましょうねー。そうすれば少しずつ暗い過去は消えていって、Happy Readingの世界で幸せになれますよー。あせらないで少しずつ回復するのを待ちましょうね」

〉もちろん小学生の国語教育で、そんなナンセンスなことはしていないでしょう。
〉なのに、大学生以上の英語学習界には、そういうことが平然とまかり通っていたのだから驚きです。

それがどんなにナンセンスか、まだまだ教育界ではわかってないようですが。

〉〉難しい文章は、例えて言えば、水滴が撥水加工のカサを流れるように滑り落ちていくようなものです。いくら読んでもとどまるのはわずかです。

〉これです、これ! 杏樹さんの投稿を先に読んでしまってから返答を書いたので、
〉上のほうに撥水加工って書いてしまいましたが、お見事な例えです!! ざぶと〜んお願い〜!

かさねがさね、ありがとうございます。

〉〉しばらく英語を休んでいたのでちょうどいいリハビリになりました。やさしくてわかりやすい本を読むと、文章全体が身体にしみこんでいくように感じます。英語の一つ一つが身になっていくのを感じます。

〉杏樹さんとは理由が違いますが、akoも、しばらく英語を読まない日があります。
〉多読中断ではなく、単に他のことで忙しくて読書時間自体がない場合でして、長くても1週間程度です。
〉ところが1週間ぶりに、やさしい英語本を読むと(直近ではNate the Great)
〉英語と自分との距離感とか位置関係そのものが変わったように感じられるんです。これがほんとに気持ちいいんです。(前にも書いたかもしれません…)

私もここで「え?」って思いました。すでにツッコミ済みですが・・・。
文字中心の本は読めない、って言ってたのは誰だっけ?それが「やさしい」だって?
でもこれこそ多読の真髄ですよ。
よく100万語通過しても「変化を感じない」という人がいますが、それはまさしく「気がついてない」んですよね。知らないうちに読めていて、本人も全く自覚がない。akoさんもこのステップに達したんですね。

〉基本的にはやさしい本なら何でもいいのですが、リハビリと思って、わざと1週間前と同じ本を読むと、余計にその感触が強まります。
〉再読だから、ということもあるでしょうけど、1回目に読んだ時より、内容も鮮明にわかるし、読む速度も速いんです。
〉計測していないのに、かなり早く読めてる感じだなぁ、と、自分でわかる、というヤツです。

すご〜い。再読でこんなに効果があるなんて。

〉〉本当にやさしい本をたくさん読むと蓄積が出来て役に立つな〜と実感しました。

〉杏樹さんは、中国語でも、従来勉強と多読の両方を体験されて、
〉その上で、ご自分で両者を比較してのご報告をされていますね。
〉中国語報告のほうも拝見していますが、この投稿と合わせて読むと、杏樹さんの考えておられることが、多面的にわかったように思います。

〉もし、自分が中国語を始める気になったら(ちょっと期待薄ですが)、
〉易しい中国語本での読み聞かせを杏樹さんにしていただきたいと思っていますので〜 …そもそも中国語だと、どうだと易しいのかもわかりませんが…(爆)

akoさんが中国語を始められるのをアテにしないで待ってましょう。

〉〉といったところで、このへんで。

〉警報発令?なさったほど長かったかなぁ…?(笑)

akoさん基準では「さほど」ではないんでしょうけれど…。(笑)
なにしろこれで「ピンポイント」だし…。
画面いっぱい文字がびっしり。開けたとたんに「げ!」と思う人もいるかもしれないと思って。

それでは…。


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14549. Re: 2年たって思うことなど(長文警報発令>早く防空壕へ!)

お名前: チクワ
投稿日: 2004/11/16(00:50)

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あ、まちがえました。私たち、戦時中、でなく戦前タドキストでしたっけね。
単語の連想で「防空壕」なんて出しましたが、べつに避難の必要はありません。
長文にゆったりと身をさらしております。

杏樹さん、こんばんは。チクワです。

〉「英語以外」の広場でもチラっと言いましたが、11月2日に多読2周年を迎えました。

2周年、おめでとうございます!!

〉そこで最近思っていることなど…。

〉★従来型の勉強がバカバカしくなった★

ほんとに。うーん、どうやったら駆逐できるのでしょうね?
多読の波は結構大きな掃討作戦の力になると思うんですけどねー。

〉でも例文を10や20覚えても「使えない」んですよ。試験ではそうして暗記した文法事項を一生懸命思い出しながら回答するんですが、頭で一生懸命覚えているだけでもうひとつ身についた実感が薄いとい上、忘れやすい。

そう、従来型の勉強法って、あくまでも「試験」用。
多読の方はりっぱに言葉を身につける手段であるだけでなく、うまいことやれば試験にも有用でしょうし。

〉でも多読をしてからは文法の説明を見ても一生懸命覚えようとする気が全くなくなってしまいました。多読をして自然に身に付けたほうがいいと思うようになったからです。だいたい、10の例文を暗記する労力と時間があれば、本を読んだほうがずっといいです。

「例文」には、シチュエーションもなく、ひとの気持ちもないですもんね。全然楽しくない。
ウチの生徒のひとりが、ある時問題の英文(短い文)を一読して、
このHeって誰?だから何だっていいたいの、この文は?みたいなことをいっていて・・・
私は「おー、多読効果」と、喜んでいました。
学習者が、こんな当然の気持ちになって、従来型の授業をボイコットとか、せんかなぁ。

〉でも多読だとキープする労力が要りませんし、「本を読む」という実用を伴っているし、しかも楽しい本だけ読んでいればいいし、今まで語学は苦労して身につけるものと思ってきたのがすっかりバカバカしくなりました。

みーんな、そう思ってきたのですが、苦労して・・・身につかないんですもんねー。

〉文法など勉強しなくても本は読めるようになるんですね。

杏樹さんがおっしゃるとおり、「本を読む」っていうのは実用ですから、これで
「英語を使って」いることになりますよね。私は、これだけ(読むだけ)でも、
「英語ができるようになった」とまで、言ってもいいと思うんですが、
ま、そのことについてはまた日を改めて。

〉★「辞書は引かない」とは★

〉で、たとえば「ぼんやりとしかわからない」部分でわからない単語を英和辞典で調べたとします。そうするとそこの単語だけ日本語として「はっきりわかる」ようになってしまいます。そうすると…はっきりわかる日本語とよくわからない英語のギャップができて、「ぼんやり」としていた英語がより強く「わからない」ことを意識してしまうのです。

おおー、この説明、うまい!
私も、英文の中の未知語、は土の上に落ちている何かの異物のイメージでとらえています。
その異物の素性を明らかにしてしまうより、周りの土(すでによくわかる英語の文)を耕して
やわらかーくしていくことで、異物の存在が気にならなくなる方が、いいなって。
異物ったって、おんなじ英語でできているんだから、そのうち土に返るモノにちがいありませんもん。

〉また、英語を訳さないで、ぼんやりとでも「英語のまま」理解しながら読み進めていたところへ日本語を介在させると、頭が英語モードから日本語モードへ行ってしまい、だんだん訳さないと意味がわからないような気になってきて、「英語のまま」の理解を妨げてしまいます。

言えてます。

〉★「やさしい」を「たくさん」★

〉しかし、やさしくてよく理解できる本を読むと、それがぜーんぶしみこんで身になります。そうして蓄積を作っておけば、レベルを上げても大丈夫になるのです。

そうそう、耕せば耕すほど、よい土になるのです。(あ、この話、終わってる?)

〉中国語が100万字で一段落したので、再び英語の本を読むことにしました。そして積んでおいた世界史関係の本を手に取ってみました。その本はとてもやさしくて、スラスラ読めました。そうすると、しばらく英語を休んでいたのでちょうどいいリハビリになりました。やさしくてわかりやすい本を読むと、文章全体が身体にしみこんでいくように感じます。英語の一つ一つが身になっていくのを感じます。難しい英語もやさしい英語が土台になっているはずです。やさしい英語の土台を作れば、その上に少しずつ積み重ねていってレベルを上げることが出来るのです。本当にやさしい本をたくさん読むと蓄積が出来て役に立つな〜と実感しました。

「難しい英語もやさしい英語が土台になっているはず」−名言です!
リハビリになるような、スラスラ読めた、得意分野の本の内容
・・・英語が口をついて出そうになりませんか?

〉だからパンダ読みも大切なんですね。

読みつづける力としても、そしてoutputへの力としても。

本が読めさえすればいい、とおっしゃるタドキストがいます。
それって十分「英語ができる」人だと思います。謙遜の響きを真に受けてはイケマセン。
writingや、speakingにつなげたいタドキストもいます。きっと可能だと思います。
多読の蓄積があれば、従来型の学習法でたどりつくよりもはるかに楽に、「そこ」に行けると思います。
英語以外の広場で、私が書いた「スペースコロニー建設」は、「多読の蓄積」のことなんです。
(いやー、あの時は説明が悪くてすみませんでした。)

さて、ではどうやって「従来型」を・・・。
ま、今日のところはこの辺で。では、ひきつづき、Happy Reading!

あ、カイさんにも (お読みだろーか?)
・・・と思ったけど、「こっそり」って、書いてある部分についてだから、やめとくね。
(でも、煽るだけあおっちゃえ。カイさん、いけいけー!!)
Happy Reading!(2連発!)


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14635. Re: 2年たって思うことなど(長文警報発令>早く防空壕へ!)

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/11/21(01:21)

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チクワさん、こんにちは。

〉あ、まちがえました。私たち、戦時中、でなく戦前タドキストでしたっけね。
〉単語の連想で「防空壕」なんて出しましたが、べつに避難の必要はありません。
〉長文にゆったりと身をさらしております。

なんか、前も戦時中の話で盛り上がったことが…。秋男さんに続いて年齢詐称疑惑なんて言われないかしら。

〉〉「英語以外」の広場でもチラっと言いましたが、11月2日に多読2周年を迎えました。

〉2周年、おめでとうございます!!

ありがとうございます!!

〉〉そこで最近思っていることなど…。

〉〉★従来型の勉強がバカバカしくなった★

〉ほんとに。うーん、どうやったら駆逐できるのでしょうね?
〉多読の波は結構大きな掃討作戦の力になると思うんですけどねー。

そうですね。まだまだこれから発展途上というところでしょうか。

〉〉でも例文を10や20覚えても「使えない」んですよ。試験ではそうして暗記した文法事項を一生懸命思い出しながら回答するんですが、頭で一生懸命覚えているだけでもうひとつ身についた実感が薄いとい上、忘れやすい。

〉そう、従来型の勉強法って、あくまでも「試験」用。
〉多読の方はりっぱに言葉を身につける手段であるだけでなく、うまいことやれば試験にも有用でしょうし。

試験用と言っても、それしか知らないとそれが語学の勉強法だと思ってしまうんですね。

〉「例文」には、シチュエーションもなく、ひとの気持ちもないですもんね。全然楽しくない。
〉ウチの生徒のひとりが、ある時問題の英文(短い文)を一読して、
〉このHeって誰?だから何だっていいたいの、この文は?みたいなことをいっていて・・・
〉私は「おー、多読効果」と、喜んでいました。
〉学習者が、こんな当然の気持ちになって、従来型の授業をボイコットとか、せんかなぁ。

そうそう。「例文」ってこんなにツマンナイものだったなんて、やっとわかりました。生徒さんに効果が現れてきてよかったですねー。

〉〉でも多読だとキープする労力が要りませんし、「本を読む」という実用を伴っているし、しかも楽しい本だけ読んでいればいいし、今まで語学は苦労して身につけるものと思ってきたのがすっかりバカバカしくなりました。

〉みーんな、そう思ってきたのですが、苦労して・・・身につかないんですもんねー。

つかないからもっと苦労する、ますます語学は苦労、と思い込む、の悪循環。

〉〉文法など勉強しなくても本は読めるようになるんですね。

〉杏樹さんがおっしゃるとおり、「本を読む」っていうのは実用ですから、これで
〉「英語を使って」いることになりますよね。私は、これだけ(読むだけ)でも、
〉「英語ができるようになった」とまで、言ってもいいと思うんですが、
〉ま、そのことについてはまた日を改めて。

改めて…ということでしたら、お待ちしていていいんでしょうか。

〉〉★「辞書は引かない」とは★

〉〉で、たとえば「ぼんやりとしかわからない」部分でわからない単語を英和辞典で調べたとします。そうするとそこの単語だけ日本語として「はっきりわかる」ようになってしまいます。そうすると…はっきりわかる日本語とよくわからない英語のギャップができて、「ぼんやり」としていた英語がより強く「わからない」ことを意識してしまうのです。

〉おおー、この説明、うまい!
〉私も、英文の中の未知語、は土の上に落ちている何かの異物のイメージでとらえています。
〉その異物の素性を明らかにしてしまうより、周りの土(すでによくわかる英語の文)を耕して
〉やわらかーくしていくことで、異物の存在が気にならなくなる方が、いいなって。
〉異物ったって、おんなじ英語でできているんだから、そのうち土に返るモノにちがいありませんもん。

おおっ。この例えもすばらしい。もともとあった土を耕せば、異物がだんだん回りの土になじんでいく…確かにそれも言えますね。

〉〉★「やさしい」を「たくさん」★

〉「難しい英語もやさしい英語が土台になっているはず」−名言です!
〉リハビリになるような、スラスラ読めた、得意分野の本の内容
〉・・・英語が口をついて出そうになりませんか?

〉〉だからパンダ読みも大切なんですね。

〉読みつづける力としても、そしてoutputへの力としても。

〉本が読めさえすればいい、とおっしゃるタドキストがいます。
〉それって十分「英語ができる」人だと思います。謙遜の響きを真に受けてはイケマセン。

謙遜というより、「気がついてない」んじゃないかと思います。akoさんみたいに…。確かに一般的なイメージの「英語ペラペラ」状態にはなってないんですけどね。多読前の自分を振り返れば英語の本を読んでるだけでもすごいんですよ。

〉writingや、speakingにつなげたいタドキストもいます。きっと可能だと思います。
〉多読の蓄積があれば、従来型の学習法でたどりつくよりもはるかに楽に、「そこ」に行けると思います。
〉英語以外の広場で、私が書いた「スペースコロニー建設」は、「多読の蓄積」のことなんです。
〉(いやー、あの時は説明が悪くてすみませんでした。)

あー、スペースコロニー。多読の蓄積を増やせば宇宙へ向かうことも出来る(!?)

〉さて、ではどうやって「従来型」を・・・。
〉ま、今日のところはこの辺で。では、ひきつづき、Happy Reading!

とにかく「ひたすら読め〜」ということで。
それではHappy Reading!


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14550. Re: 2年たって思うことなど(長文警報発令)

お名前: ベルーガ
投稿日: 2004/11/16(00:52)

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杏樹さん、こんばんは! ベルーガです。

〉11月2日に多読2周年を迎えました。

おめでとうございました!

〉そこで最近思っていることなど…。

Э<Э<Э<Э<Э< ジョキジョキっ Э<Э<Э<Э<Э<Э<Э<Э<Э<Э<Э<

★「やさしい」を「たくさん」★

〉やさしい本を読んで本当に上達するのか?
〉…とは、多読を始める前の人に多い疑問です。
〉やさしい本ばかり読んでどうしてレベルが上がるのか。
〉それは「わかる」ものをたくさん読むことが大切だからです。
〉従来型のリーディング勉強では難しい本を辞書を引きながら読むのが常識でした。しかし難しい文章を辞書を引いて訳しながら読んでも身にならないんです。難しい文章は、例えて言えば、水滴が撥水加工のカサを流れるように滑り落ちていくようなものです。いくら読んでもとどまるのはわずかです。難しい本を読むと、時間がかかるので量がこなせないということもありますが、自分のレベルより難しいものは、表面だけ理解しても身にならないような気がします。
〉しかし、やさしくてよく理解できる本を読むと、それがぜーんぶしみこんで身になります。そうして蓄積を作っておけば、レベルを上げても大丈夫になるのです。
〉中国語が100万字で一段落したので、再び英語の本を読むことにしました。そして積んでおいた世界史関係の本を手に取ってみました。その本はとてもやさしくて、スラスラ読めました。そうすると、しばらく英語を休んでいたのでちょうどいいリハビリになりました。やさしくてわかりやすい本を読むと、文章全体が身体にしみこんでいくように感じます。英語の一つ一つが身になっていくのを感じます。難しい英語もやさしい英語が土台になっているはずです。やさしい英語の土台を作れば、その上に少しずつ積み重ねていってレベルを上げることが出来るのです。本当にやさしい本をたくさん読むと蓄積が出来て役に立つな〜と実感しました。

まさしく、私はこの「しみこむ、しみこむ」を実感したくてたまりません!
そのため、難しいことは全て止めてこのSSS多読一筋(なんだか演歌調ですね)にして、今、ケロケロかえるシリーズを読みながらGRから絵本&児童書の旅へ出発しました。


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14636. Re: 2年たって思うことなど(長文警報発令)

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/11/21(01:27)

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ベルーガさん、こんにちは。

〉〉11月2日に多読2周年を迎えました。

〉おめでとうございました!

ありがとうございました!

〉〉そこで最近思っていることなど…。

〉Э<Э<Э<Э<Э< ジョキジョキっ Э<Э<Э<Э<Э<Э<Э<Э<Э<Э<Э<

↑これ、おもしろい〜。

〉★「やさしい」を「たくさん」★

〉まさしく、私はこの「しみこむ、しみこむ」を実感したくてたまりません!
〉そのため、難しいことは全て止めてこのSSS多読一筋(なんだか演歌調ですね)にして、今、ケロケロかえるシリーズを読みながらGRから絵本&児童書の旅へ出発しました。

絵本&児童書への旅立ち、おめでとうございます。
そこはもうお宝ザックザクで、あれもこれも、と目移りしてどんどん深みに入り込んで抜け出せなくなるかもしれない世界ですよ〜。
でも「実感しなきゃ」とは思わないで、自分が面白いと思う本を見つけて楽しんでくださいね。

それでは
Happy Reading!


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14608. Re: 2年たって思うことなど(長文警報発令)

お名前: 日向
投稿日: 2004/11/19(10:10)

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杏樹さん、こんにちは! 日向です!

〉「英語以外」の広場でもチラっと言いましたが、11月2日に多読2周年を迎えました。

2周年、おめでとうございます!(何度言っても、良いですやんね〜♪)

〉★従来型の勉強がバカバカしくなった★

ほんとうに…うんうんっ 試験のための、採点されるためだけの例文集を覚えさせられている気がしますね…←私は、覚えられませんでした。なぜなら、Bad Memoryの上にBad Brain、そしてVery Little Brain(笑)

〉だいたい、10の例文を暗記する労力と時間があれば、本を読んだほうがずっといいです。

大賛成です!!

〉また、巷にあふれている教材を見ても、こんなのを一生懸命やってどれだけ身につくんだろうと思ってしまいます。例え1冊きちんとやり通したとしても、それなりの満足は得られるでしょうけれど何か役に立つのかな、とか、特に単語本は全部覚えられるわけがないじゃないですか。覚えても詰め込みで覚えたら忘れるのも早いので、常に復習してないといけません。
〉私は中国語では「役に立つ文例」とか単語本とか一生懸命覚えました。それはそれで覚えてはいます。でもそれはずーっと継続して中国語を勉強してきたからで、キープするのに労力を使っているんです。
〉でも多読だとキープする労力が要りませんし、「本を読む」という実用を伴っているし、しかも楽しい本だけ読んでいればいいし、今まで語学は苦労して身につけるものと思ってきたのがすっかりバカバカしくなりました。
〉文法など勉強しなくても本は読めるようになるんですね。

ちゃちゃっと覚えたモノというのは、脳みそから出て行くのも早いですよね。体験&体感が伴っていないから、体で憶えていないんですね。

関係ないですが、次の日の試験のために一夜漬けしたときは、試験が終わるまで寝てはいけない、と聞きました。寝ることによって忘れるからだそうで…その人だけかな?

〉★「辞書は引かない」とは★

〉以前、英英辞典を買ったときにも言ったことですが、「辞書は引かない」は主に和英辞書のことを指すことにして、英英辞典はもう少し奨励してもいいんじゃないかと思います。少なくとも英英辞典の語句を理解するだけの力がついて、辞書を引くのがそれほど面倒でなければ。
〉「辞書は引かない」という原則を知っただけで読めるようになる人がいるのは確かです。辞書を引くとそこで読むのが止まるからまずいという意見もあります。でも日本語の本を読んでも辞書を引く、という人が出たこともありますし、実際私は辞書を引くこと自体は苦痛ではありません。そういう場合は英英辞典を引きながら読むのもありだと思います。

私は、辞書自体が大好きです。日本語だと、辞書を引いたついでに、よその語句のところまで読んでしまう…楽しいです♪ 早く英英辞典でもそれができないかなぁ〜♪

ただ、多読をするにあたって、英和辞書を引かないというのは、私にとってものすごいメリットがありました。おかげで、まだまだ児童書ですが、ある程度まで読めるようになりました。

〉しかし和英辞典は厳密に「引いてはいけません」ということにしたほうがいいと思います。訳語が適切でないという理由もありますが、その他に日本語を介在させると「英語のまま理解する」ことの妨げになってしまうのです。

「英語のまま理解する」と「英英辞典の語句が理解できる」ということがある程度できるようになれば、英英辞典の活用は良いのではないか、と私も思います。

〉多読をしていると、よくわかるときもあればわからないこともあります。ぼんやり、なんとなくわかるというときもあります。でもそこで100%の理解を求めないでさっさと進んだほうがいい、というのは多読をしている人ならわかると思います。で、たとえば「ぼんやりとしかわからない」部分でわからない単語を英和辞典で調べたとします。そうするとそこの単語だけ日本語として「はっきりわかる」ようになってしまいます。そうすると…はっきりわかる日本語とよくわからない英語のギャップができて、「ぼんやり」としていた英語がより強く「わからない」ことを意識してしまうのです。
〉また、英語を訳さないで、ぼんやりとでも「英語のまま」理解しながら読み進めていたところへ日本語を介在させると、頭が英語モードから日本語モードへ行ってしまい、だんだん訳さないと意味がわからないような気になってきて、「英語のまま」の理解を妨げてしまいます。

その通りですね。
本によっては…というより、多読をするにおいて、はっきり理解するより、ぼんやり理解するほうが楽しいことが殆んどです。たまに、ぼんやり〜がもどかしい時もありますが。

〉英英辞典を引いても意味がよく飲み込めないときがあります。しかし文章の中でその語を置いてみると「なんとなく…な感じ」というのがつかめることがあります。この「…な感じ」のまま読み進めていっても、「100%の理解は求めない」多読としては充分です。何度か同じ語に出会えばだんだん鮮明になってきます。「何度か出会ううちに意味がつかめてくる」というのは多読をしていればわかるはずです。英和辞典で日本語の訳語で「正解」を見つけるよりも、英英辞典で「なんとなく…な感じ」だけの理解のほうがいいと思います。わからない単語が本当に「わかる」ようになるのは、結局色々な本を読んで同じ語に何度も出会ってからなんですから。

日本語の本でも、「本当に全部を100%理解しているか?」となると、ちょっと疑問ですしね。(もちろん、外国語よりはずーっとずーっと理解度は高いですが)
その日本語も、出会いの回数を重ねて覚えたものですからね〜。

〉★「やさしい」を「たくさん」★

〉やさしい本を読んで本当に上達するのか?
〉…とは、多読を始める前の人に多い疑問です。
〉やさしい本ばかり読んでどうしてレベルが上がるのか。
〉それは「わかる」ものをたくさん読むことが大切だからです。

痛感モノです!!
私は初めの30万語くらいを、レベルの高い(そう言っても1とか2とかですが…汗)本で埋め尽くしてしまって、本当にもったいなかったと思います。でも、それが無かったら、今、絵本をたくさん読んで、それによってハリポタなんぞが読めるようにはなっていなかったかな、とも感じます。

〉しかし、やさしくてよく理解できる本を読むと、それがぜーんぶしみこんで身になります。そうして蓄積を作っておけば、レベルを上げても大丈夫になるのです。

たーくさんの絵本は、偉大です!!

〉中国語が100万字で一段落したので、再び英語の本を読むことにしました。そして積んでおいた世界史関係の本を手に取ってみました。その本はとてもやさしくて、スラスラ読めました。そうすると、しばらく英語を休んでいたのでちょうどいいリハビリになりました。やさしくてわかりやすい本を読むと、文章全体が身体にしみこんでいくように感じます。英語の一つ一つが身になっていくのを感じます。難しい英語もやさしい英語が土台になっているはずです。やさしい英語の土台を作れば、その上に少しずつ積み重ねていってレベルを上げることが出来るのです。本当にやさしい本をたくさん読むと蓄積が出来て役に立つな〜と実感しました。
〉だからパンダ読みも大切なんですね。

いろんなレベルを混ぜこぜに読むことは、ずっと多読を続けていても、また、多読休憩後でも有効ですね。(おかげで、家中にいろんな本が散乱…涙)

そしてそして、杏樹さん、英語へお帰りなさ〜い♪
世界史関係の本って、面白いですよねーっ 興味のある項目の拾い読みができるし。(一冊通読しないと分からない…なんてことがないからね〜♪←せっかち…)

このあいだ、丸善のバーゲンで、「Food」という本を見つけました。西洋の食べ物の歴史です。いろいろシリーズが出ているみたいなのですが、ハード本なので、正規では値段が高いし…う〜っ

ではではっ


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14637. Re: 2年たって思うことなど(長文警報発令)

お名前: 杏樹
投稿日: 2004/11/21(01:55)

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日向さん、こんにちは。

〉〉「英語以外」の広場でもチラっと言いましたが、11月2日に多読2周年を迎えました。

〉2周年、おめでとうございます!(何度言っても、良いですやんね〜♪)

ありがとうございます!何度でもうれしいです。

〉〉★従来型の勉強がバカバカしくなった★

〉ほんとうに…うんうんっ 試験のための、採点されるためだけの例文集を覚えさせられている気がしますね…←私は、覚えられませんでした。なぜなら、Bad Memoryの上にBad Brain、そしてVery Little Brain(笑)

私も学校英語はさっぱりでした。
中国語だったらがんばれるので、やはり語学をするにはそれ相応の意欲がないと出来ないんです。brainの問題ではなくやる気の問題ですね。その「やる気」というのは出そうと思って出せるものではないので、結局私には英語はムリだと思ってました。

〉ちゃちゃっと覚えたモノというのは、脳みそから出て行くのも早いですよね。体験&体感が伴っていないから、体で憶えていないんですね。

〉関係ないですが、次の日の試験のために一夜漬けしたときは、試験が終わるまで寝てはいけない、と聞きました。寝ることによって忘れるからだそうで…その人だけかな?

翌日寝不足で困らないかな?
私が聞いたことがあるのは、覚えたらすぐ寝る。他のことをすると忘れるから…という話。

〉〉★「辞書は引かない」とは★

〉私は、辞書自体が大好きです。日本語だと、辞書を引いたついでに、よその語句のところまで読んでしまう…楽しいです♪ 早く英英辞典でもそれができないかなぁ〜♪

やっぱり辞書が楽しいって思う人はいるんですね。だったら英英辞典をめざしましょう。英和辞典みたいに日本語に転換するんじゃなくて、「説明」を読むと「英語でこんな風に言うのか」なんて思って面白かったりします。でも私ももう少し高度な英英辞典を使えるようになりたいんですけど。まあ、多読してたらそのうち使えるようになるでしょう。お互い。

〉ただ、多読をするにあたって、英和辞書を引かないというのは、私にとってものすごいメリットがありました。おかげで、まだまだ児童書ですが、ある程度まで読めるようになりました。

英和辞典はよくないですよ〜。

〉〉しかし和英辞典は厳密に「引いてはいけません」ということにしたほうがいいと思います。訳語が適切でないという理由もありますが、その他に日本語を介在させると「英語のまま理解する」ことの妨げになってしまうのです。

〉「英語のまま理解する」と「英英辞典の語句が理解できる」ということがある程度できるようになれば、英英辞典の活用は良いのではないか、と私も思います。

〉その通りですね。
〉本によっては…というより、多読をするにおいて、はっきり理解するより、ぼんやり理解するほうが楽しいことが殆んどです。たまに、ぼんやり〜がもどかしい時もありますが。

従来型の文法こだわり型英文和訳法だと、全部きっちりわかって解釈できないとダメみたいに思ってしまいますが、「ぼんやり」でも「なんとなく」でもいいんですよね。
今読んでいる本はちょっと難しくて、文章自体何が書いてあるのかつかめないことが多いんです。世界史クラブ用に自力で見つけてきた本なので、予備知識も全くない状態です。なのになぜか…物語の流れはわかるんです。こういうこともあるんですね。

〉日本語の本でも、「本当に全部を100%理解しているか?」となると、ちょっと疑問ですしね。(もちろん、外国語よりはずーっとずーっと理解度は高いですが)
〉その日本語も、出会いの回数を重ねて覚えたものですからね〜。

そうですね。

〉〉★「やさしい」を「たくさん」★

〉〉やさしい本を読んで本当に上達するのか?
〉〉…とは、多読を始める前の人に多い疑問です。
〉〉やさしい本ばかり読んでどうしてレベルが上がるのか。
〉〉それは「わかる」ものをたくさん読むことが大切だからです。

〉痛感モノです!!
〉私は初めの30万語くらいを、レベルの高い(そう言っても1とか2とかですが…汗)本で埋め尽くしてしまって、本当にもったいなかったと思います。でも、それが無かったら、今、絵本をたくさん読んで、それによってハリポタなんぞが読めるようにはなっていなかったかな、とも感じます。

最初のほうは誰でもレベルアップをめざしがちですから。
100万語過ぎてから絵本などやさしい本に走る人も多いようですし。
最初は読めるようになりたいと思ってがんばって、100万語で一区切りがついたらやさしい本の重要性に目覚めることが多いようです。私も似たようなものでした。100万語過ぎてからブッククラブに入ってやさしいGRや絵本を読みました。

〉〉しかし、やさしくてよく理解できる本を読むと、それがぜーんぶしみこんで身になります。そうして蓄積を作っておけば、レベルを上げても大丈夫になるのです。

〉たーくさんの絵本は、偉大です!!

本当に絵本はすごいですねー。

〉いろんなレベルを混ぜこぜに読むことは、ずっと多読を続けていても、また、多読休憩後でも有効ですね。(おかげで、家中にいろんな本が散乱…涙)

未読本の話題もありましたけど…。本をためておくことは必要なので、どうしようもありません。あうう…。

〉そしてそして、杏樹さん、英語へお帰りなさ〜い♪
〉世界史関係の本って、面白いですよねーっ 興味のある項目の拾い読みができるし。(一冊通読しないと分からない…なんてことがないからね〜♪←せっかち…)

ノンフィクションは拾い読みできますからねー。

〉このあいだ、丸善のバーゲンで、「Food」という本を見つけました。西洋の食べ物の歴史です。いろいろシリーズが出ているみたいなのですが、ハード本なので、正規では値段が高いし…う〜っ

おもしろそー。でも値段が高いのは困りますねえ。

〉ではではっ

それでは。


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