Re: 単語から文化・習慣の違いをひもとくエッセーなど読みたいのですが、御薦めはありませんか?

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/12/27(14:50)]

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14080. Re: 単語から文化・習慣の違いをひもとくエッセーなど読みたいのですが、御薦めはありませんか?

お名前: わんわん和音
投稿日: 2004/10/7(02:17)

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初めまして、バナナさん

私の英語力では、まだ難しくて、あまり読めていない本なので、紹介するのはちょっと無責任かなぁ〜
とも思ったのですが、参考になればと思い、書くことにしました。

『 nihongo note 1 - speaking and living in japan 』
著者 osamu mizutani & nobuko mizutani
[URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4789000680/sss-22/]

この本を書かれたのは日本の人なのですが、外国人が日本に住んだときに、戸惑うことや、
間違えてしまうことをエッセイ風に英語で書かれてあります。
外出する時、近所の人が「どちらへ?」と聞くのに、気を悪くした話とか、
家に来た日本人の知り合いが帰るときに、Please come back soon.の意味で「すぐ、かえってください」
と言ってしまった話や、しゅじん(主人)としゅうじん(囚人)を聞き間違えた話等等...
日本語の語句を中心に、文化や風習の違いなども書かれてあります。
書かれたのは1976〜1977年と、かなり古いのですが、今でも通用する話も結構有ると思います。
私は1しか持っていませんが、シリーズで3まであるようです。

『日本人の英語』
著者 マーク・ピーターセン
[URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004300185/sss-22/]

文法っぽい本ですが、日本人とネイティブとの感覚の違いが書いてあるようです。
説明は日本語で書かれているのですが、難しくて、30ページ位しか読んでないです。
でも、冠詞の使い方の説明は、本当に目からウロコ。
これだけで十分価値があったと思えた本です。

『日本語』上・下巻
著者 金田一 春彦
[URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004300029/sss-22/]
[url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004300037/sss-22/]

バナナさんが探しておられる本とは、大きくずれてるかも知れません。
日本語とはどんな言語なのか、他の言語と比較することで、その長所や短所などが書かれてます。
言葉が、その国の人々の精神構造や思考回路を作り出すのに、いかに大きな力を持っているか、
なんて事まで、ちょっと考えてしまったりした本です。
私が読んだのは、旧版の方なので、新版ではどのように書き直されているのか、読んでみたいです。
(と言っても、読んだのは随分昔なので、何処まで違いがわかるか疑問ですが。)

素敵な本とたくさん会えると良いですね。
ではでは


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14083. 今年一番の本!名づけて「ぶっとび本」

お名前: バナナ
投稿日: 2004/10/7(21:52)

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"わんわん和音"さんは[url:kb:14080]で書きました:
〉初めまして、バナナさん

わんわん和音さん、はじめまして。

〉私の英語力では、まだ難しくて、あまり読めていない本なので、紹介するのはちょっと無責任かなぁ〜
〉とも思ったのですが、参考になればと思い、書くことにしました。

今日↓の本を買いました。

〉『日本語』上・下巻
〉著者 金田一 春彦
〉[URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004300029/sss-22/]
[url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004300037/sss-22/]

〉バナナさんが探しておられる本とは、大きくずれてるかも知れません。
〉日本語とはどんな言語なのか、他の言語と比較することで、その長所や短所などが書かれてます。
〉言葉が、その国の人々の精神構造や思考回路を作り出すのに、いかに大きな力を持っているか、
〉なんて事まで、ちょっと考えてしまったりした本です。
〉私が読んだのは、旧版の方なので、新版ではどのように書き直されているのか、読んでみたいです。
〉(と言っても、読んだのは随分昔なので、何処まで違いがわかるか疑問ですが。)

いや、この本にはぶっとびました。
まだ36ページしか読んでないのですが、
1ページに一つは、ぶっとび話が載っています。
あるいは1ページに一つは、「ウンウン」と力強くうなずく
話が。

いやいやおどろいた。
今年読んだ、和書洋書合わせてのベスト本です。

いくつか引用しましょう。

・一国一言語は、主要なものは日本・韓国・北朝鮮程度で
 多くはバチカン、モナコ等の小国

・パプア・ニューギニアは666言語が使用されている
 インドネシア=567言語
 ナイジェリア=412言語
 100以上あうのが16か国

・タンザニアでは、最多の使用者をもつ言語は、ニャムウェジ・スクマ語だが
 それは全体の17%に過ぎない

・日本では町を歩いていて、たばこを買いたいと思ったとき、
 「あそこのタバコ屋では、はたして日本語が通じるだろうか?」と
 心配することはないが....

・フランスの小説家が日本語のことをうらやましがるという。

 (ダイヤモンドを見て)
 「うむ、ダイヤモンドだ」
 「まあ、ダイヤモンドよ」

 こんな会話文でも日本語なら、だれが男でだれが女で、あるいは年恰好まで
 想像つくが、フランス語ではこうはいかない

 (ダイヤモンドを見て)
 「うむ、ダイヤモンドだ」と紳士が言った
 「まあ、ダイヤモンドよ」と妙齢の女性が言った

 とか書かないとだめ。

・デンマーク語を心得ていれば、スェーデン語もノルェー語も聞いて分かる
 そうだ。

とかとか。

ひとつひとつの真偽は確かめようがないですが、
まあ、ぶっとび話ばかりです。

〉素敵な本とたくさん会えると良いですね。
〉ではでは

本当にすごい本紹介していただきました。

いやすごいです。

読んだことのない人はおすすめです。

本当に「だまされて」買ってみてください。

ぶっとびます。

では


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