[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/2(04:28)]
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14065. 単語から文化・習慣の違いをひもとくエッセーなど読みたいのですが、御薦めはありませんか?
お名前: バナナ
投稿日: 2004/10/5(23:47)
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バナナです。
最近どこかで秋男さんの「辞書を読んでる」という投稿を読み、
またちくま文庫『どうして英語が使えない』を購入して読んで、
eveningと夜の違い
など、とても面白く読みました。
で、なんだかこの手の話を大量に読みたくなりました。
この手の話=単語から文化・習慣の違いをひもとくエッセーのような話
なにか他に御薦めの本はないでしょうか?和書洋書なんでもいいんです。
書店でぶらぶら探して見ました
・日本語で書かれた、英語の単語にまつわるエッセイー集
・英語圏で日本語学習者を対象にした、英語−日本語の単語比較の話
・あるいは、英英辞書
『どうして英語はxx』ではコウドビルの辞書が、「例がいい」と御薦め
でしたが、書店で立ち読みした限りでは、うーん、こういう読み方をするには
私の見識とか知識の量では無理なようで。
別に本にかぎらず、インターネットでも、TVの英語講座でも
かまわないのですが。
「KitchenTableTalk」や「AmericanPie」など、その線に近いかな、
ああいう本がもっと読みたいなと、思っています。
何かご存知のものはないでしょうか?
あれば教えていただければ大変うれしいのですが。
宜しくお願いいたします。
ではでは
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14071. Re: 単語から文化・習慣の違いをひもとくエッセーなど読みたいのですが、御薦めはありませんか?
お名前: Julie
投稿日: 2004/10/6(10:18)
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バナナさん、こんにちはー。Julie@OSJに入りそびれて残念です。
マーク・ピーターセン『英語の壁』文春新書 326
文藝春秋 (2003/07/19)
[url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166603264/sss-22/]
自分も日本語学習者で日本語の壁に悩む筆者なのですが、
英語の教師として、日本人の英語の壁にも困惑するエッセイ。
こういう英文はネイティブが読むとすごーく変っていう例が
たくさんあって面白かった。
山岡洋一『英単語のあぶない常識—翻訳名人は訳語をこう決める』
ちくま新書355 筑摩書房 (2002/07)
[url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480059555/sss-22/]
「Event は「イベント」か—同時多発テロのことも events と表現」
など、辞書の訳語を疑う例が33章あります。
ただし、せっかく多読をしているのに、
受験のときのような訳語を learn する危険があること、
英文の例のレベルが高く読み飛ばせないことから、
立ち読み程度にしておくほうがいいかも。
私は山岡さんの本を読んで、
どの単語にもこういうズレがあるんじゃないか、
そんなことまで暗記できないと思っていたときに
SSSに出合ったのでラッキーでしたー。
ではではー
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14072. Japanese word for clean - "kirei" - also means beautiful.
お名前: バナナ
投稿日: 2004/10/6(12:29)
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"Julie"さんは[url:kb:14071]で書きました:
〉バナナさん、こんにちはー。Julie@OSJに入りそびれて残念です。
バナナです。次回はぜひ参加くださいね。
〉マーク・ピーターセン『英語の壁』文春新書 326
〉文藝春秋 (2003/07/19)
〉山岡洋一『英単語のあぶない常識—翻訳名人は訳語をこう決める』
紹介いただいた2冊、本屋でちょっとのぞいて見ます。
〉「Event は「イベント」か—同時多発テロのことも events と表現」
〉など、辞書の訳語を疑う例が33章あります。
アマゾンの解説覗いてみました。
おもしろそうですね。
〉ただし、せっかく多読をしているのに、
〉受験のときのような訳語を learn する危険があること、
うん、ある、かも。
〉英文の例のレベルが高く読み飛ばせないことから、
〉立ち読み程度にしておくほうがいいかも。
文例がアメリカ政府の公式文書とかなんですってね。
それは、ちょっとね。
〉私は山岡さんの本を読んで、
〉どの単語にもこういうズレがあるんじゃないか、
〉そんなことまで暗記できないと思っていたときに
〉SSSに出合ったのでラッキーでしたー。
じつは、この「ズレ」っていうのを感じるのって、けっこう
楽しいもんだなと思って。
Kitchen Table Talk では、「おっぱい」という日本の単語の
話が挙げられていました。
「おっぱい」っていうと、あかんぼを育てるとか慈しむとか
そういうイメージがあるけど、英語で「xx」(バストだったけな?
わすれちゃったけど、それに相当する単語)ってそういう意味は
とても薄い。性的なイメージの方が強い。作者のKateさんも
「日本語の『おっぱい』っていう言葉、いいなー」とおっしゃってました。
これを読んで、「おっぱい」をめぐる言語・文化の相違みたいなのが
感じられて、それをきっかけに、いろいろなことを考えてしまうのですね。
今日のJapanTimesにTOTOのトイレの記事があったのですが、その中に
Japanese word for clean - "kirei" - also means beautiful.
って書いてあったんですね。
この文を読んだときも、うーむと、いろいろなことを感じました。
(うまく文章にはできないのですがね)
〉ではではー
「ズレ」体験とでも申しましょうか。
日本語の世界をEnglishで見たり、Englishの世界を日本語で見たりすると
実は今までぜんぜん気が付いてなかったのですが、いたるところに
「ズレ」があるというか、世界の別な見方があることに、改めて気が
付いたんです。で、毒を食らわばということで、徹底的に「ズレ」体験
したいんですね。
とにもかくにも、2冊の本、ご紹介ありがとう。
さっそく見てみます。
ではでは
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お名前: ただ
投稿日: 2004/10/6(22:46)
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バナナさん、こんにちは。ただです。
〉バナナです。
〉最近どこかで秋男さんの「辞書を読んでる」という投稿を読み、
〉またちくま文庫『どうして英語が使えない』を購入して読んで、
〉 eveningと夜の違い
〉など、とても面白く読みました。
〉で、なんだかこの手の話を大量に読みたくなりました。
おお、僕も『どうして英語が使えない』を読んで目からウロコが落ちました。
図書館で借りて読んで、その後BOOK・OFFで見つけて買いました。
また読み直したいなー。
〉 この手の話=単語から文化・習慣の違いをひもとくエッセーのような話
〉なにか他に御薦めの本はないでしょうか?和書洋書なんでもいいんです。
〉書店でぶらぶら探して見ました
〉・日本語で書かれた、英語の単語にまつわるエッセイー集
〉・英語圏で日本語学習者を対象にした、英語−日本語の単語比較の話
〉・あるいは、英英辞書
バナナさんの投稿で思い出したのが、
『日本人英語へのちょっとしたアドヴァイス』です。
これも図書館で借りて読んだのですが読みきれず、結局取り寄せました。
ネイティブが書いたものに日本人の意見が反映されているのも嬉しいです。
(訳者が著者の大学の教え子で、内容を徹底的に討議したとのこと。イラストは奥さん)
ピーター・シュナイダー著 ジェーン・シュナイダー絵 大田豊承訳
[url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4469243906/sss-22]
例:日本と違ってアメリカには"brother"と呼ばれる女性はいない。
【日本語では「きょうだい」と言えば姉妹の意味も含んで使われることが
多いが"brother"には"sister"(姉妹)の意味は含まれない】
兄弟=brother(s). きょうだい=brother(s) and sister(s), or siblings
例:いただきます&ごちそうさま have no translation.
(「いただきます」と「ごちそうさま」は英語に訳せない)
It is too bad that English doesn't have words like いただきます and
ごちそうさま. In my family we use them as if they were English.
「いただきます」や「ごちそうさま」に相当する英語がないのは本当に
残念なことだ。私の家ではこれらを英語扱いして使っている。
・・・
当時、英会話の先生(ネイティブ)に見せたら、良い本だと言ってました。
〉「KitchenTableTalk」や「AmericanPie」など、その線に近いかな、
〉ああいう本がもっと読みたいなと、思っています。
つい昨日、出張の移動中に「Kitchen Table Talk」を読み始めました。
サクサク読めて、1日で半分以上も読めて嬉しかったです。面白いし。
では〜
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14078. 「いただきます」と「ごちそうさま」がない世界って、ちょっと想像できない
お名前: バナナ
投稿日: 2004/10/7(01:06)
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"ただ"さんは[url:kb:14074]で書きました:
〉バナナさん、こんにちは。ただです。
たださん、こんばんは、バナナです。
〉おお、僕も『どうして英語が使えない』を読んで目からウロコが落ちました。
〉図書館で借りて読んで、その後BOOK・OFFで見つけて買いました。
〉また読み直したいなー。
〉バナナさんの投稿で思い出したのが、
〉『日本人英語へのちょっとしたアドヴァイス』です。
〉これも図書館で借りて読んだのですが読みきれず、結局取り寄せました。
〉ネイティブが書いたものに日本人の意見が反映されているのも嬉しいです。
〉(訳者が著者の大学の教え子で、内容を徹底的に討議したとのこと。イラストは奥さん)
〉ピーター・シュナイダー著 ジェーン・シュナイダー絵 大田豊承訳
〉[url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4469243906/sss-22]
〉例:日本と違ってアメリカには"brother"と呼ばれる女性はいない。
〉【日本語では「きょうだい」と言えば姉妹の意味も含んで使われることが
〉多いが"brother"には"sister"(姉妹)の意味は含まれない】
〉兄弟=brother(s). きょうだい=brother(s) and sister(s), or siblings
〉例:いただきます&ごちそうさま have no translation.
〉(「いただきます」と「ごちそうさま」は英語に訳せない)
〉It is too bad that English doesn't have words like いただきます and
〉 ごちそうさま. In my family we use them as if they were English.
〉「いただきます」や「ごちそうさま」に相当する英語がないのは本当に
〉残念なことだ。私の家ではこれらを英語扱いして使っている。
〉・・・
これはすごい話ですね。
「いただきます」と「ごちそうさま」がない食卓って想像できない。
この二つの言葉、「Sukiyaki」「Karaoke」みたいに英語になると
いいのにねー。
その分だけ生活が豊かになると思う、きっと。
〉当時、英会話の先生(ネイティブ)に見せたら、良い本だと言ってました。
〉〉「KitchenTableTalk」や「AmericanPie」など、その線に近いかな、
〉〉ああいう本がもっと読みたいなと、思っています。
〉つい昨日、出張の移動中に「Kitchen Table Talk」を読み始めました。
〉サクサク読めて、1日で半分以上も読めて嬉しかったです。面白いし。
〉では〜
いやいや、いい本を紹介いただきました。
これ、絶対読むぞー。
ではでは
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お名前: NATSU
投稿日: 2004/10/6(23:21)
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バナナさん、はじめまして。バナナさんのお探しのものとすこーしずれているかもしれないのですが、ちょっと書いてみます。
「最新日本語読本」新潮社編集部編
という本です。タイトルは最新とうたってますがもう10年くらい前に出た本で
全然最新ではありません。
たぶん今はもう絶版になってしまってると思います。
ですが図書館にはたぶんあると思いますのでもしお近くの図書館で幸いにも遭遇できましたら一度お手にとってみてくださいね。
私も今手元にはないので(実家においてあるんです)内容も全部覚えているわけではないのですが、とてもおもしろかったですよ。
たとえば
谷崎潤一郎の細雪をどこか北欧の国(どこだっけ?)で翻訳して出版したときのお話なんですが、
さすが北欧だけあって雪に関する言葉というのはものすごくたくさんの種類の言葉があるそうなんです。
もちろん「細雪」にあたる単語も存在するそうです。
ところが北欧といえば国民皆クロスカントリースキーヤーというようなお国柄。
その「細雪」に相当する言葉からその国の人がイメージする女性というのは
どうしたって「健康的にクロカンスキーを楽しむはつらつとしたスポーツウーマン」という感じになってしまうとか。
そういう翻訳の時のこぼれ話のようなものが載っていました。
日本語にポイントをおいている本なのでバナナさんのお探しのものと少しずれているかもしれないのですが、
日本語に関する話もなかなかおもしろかったですよ。
もし図書館で見つかったら読んでみてくださいね。
私も久しぶりに読み返してみたくなったので近所の図書館でかりてきますーーー。
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"NATSU"さんは[url:kb:14077]で書きました:
〉バナナさん、はじめまして。バナナさんのお探しのものとすこーしずれているかもしれないのですが、ちょっと書いてみます。
こんばんは、Natsuさん、バナナです。
〉たとえば
〉谷崎潤一郎の細雪をどこか北欧の国(どこだっけ?)で翻訳して出版したときのお話なんですが、
〉さすが北欧だけあって雪に関する言葉というのはものすごくたくさんの種類の言葉があるそうなんです。
おおー、読んで見たい。
で今度飲み会でウンチクをたれるのだ。
そうして、自分の株を上げたいなー。
〉もちろん「細雪」にあたる単語も存在するそうです。
〉ところが北欧といえば国民皆クロスカントリースキーヤーというようなお国柄。
〉その「細雪」に相当する言葉からその国の人がイメージする女性というのは
〉どうしたって「健康的にクロカンスキーを楽しむはつらつとしたスポーツウーマン」という感じになってしまうとか。
ぐふふふふ。なるほどねー。
〉そういう翻訳の時のこぼれ話のようなものが載っていました。
〉日本語にポイントをおいている本なのでバナナさんのお探しのものと少しずれているかもしれないのですが、
〉日本語に関する話もなかなかおもしろかったですよ。
いやいや、どんぴしゃです。
〉もし図書館で見つかったら読んでみてくださいね。
〉私も久しぶりに読み返してみたくなったので近所の図書館でかりてきますーーー。
読みます。
いい本紹介いただきありがとうございます。
ではでは
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14080. Re: 単語から文化・習慣の違いをひもとくエッセーなど読みたいのですが、御薦めはありませんか?
お名前: わんわん和音
投稿日: 2004/10/7(02:17)
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初めまして、バナナさん
私の英語力では、まだ難しくて、あまり読めていない本なので、紹介するのはちょっと無責任かなぁ〜
とも思ったのですが、参考になればと思い、書くことにしました。
『 nihongo note 1 - speaking and living in japan 』
著者 osamu mizutani & nobuko mizutani
[URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4789000680/sss-22/]
この本を書かれたのは日本の人なのですが、外国人が日本に住んだときに、戸惑うことや、
間違えてしまうことをエッセイ風に英語で書かれてあります。
外出する時、近所の人が「どちらへ?」と聞くのに、気を悪くした話とか、
家に来た日本人の知り合いが帰るときに、Please come back soon.の意味で「すぐ、かえってください」
と言ってしまった話や、しゅじん(主人)としゅうじん(囚人)を聞き間違えた話等等...
日本語の語句を中心に、文化や風習の違いなども書かれてあります。
書かれたのは1976〜1977年と、かなり古いのですが、今でも通用する話も結構有ると思います。
私は1しか持っていませんが、シリーズで3まであるようです。
『日本人の英語』
著者 マーク・ピーターセン
[URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004300185/sss-22/]
文法っぽい本ですが、日本人とネイティブとの感覚の違いが書いてあるようです。
説明は日本語で書かれているのですが、難しくて、30ページ位しか読んでないです。
でも、冠詞の使い方の説明は、本当に目からウロコ。
これだけで十分価値があったと思えた本です。
『日本語』上・下巻
著者 金田一 春彦
[URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004300029/sss-22/]
[url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004300037/sss-22/]
バナナさんが探しておられる本とは、大きくずれてるかも知れません。
日本語とはどんな言語なのか、他の言語と比較することで、その長所や短所などが書かれてます。
言葉が、その国の人々の精神構造や思考回路を作り出すのに、いかに大きな力を持っているか、
なんて事まで、ちょっと考えてしまったりした本です。
私が読んだのは、旧版の方なので、新版ではどのように書き直されているのか、読んでみたいです。
(と言っても、読んだのは随分昔なので、何処まで違いがわかるか疑問ですが。)
素敵な本とたくさん会えると良いですね。
ではでは
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"わんわん和音"さんは[url:kb:14080]で書きました:
〉初めまして、バナナさん
わんわん和音さん、はじめまして。
〉私の英語力では、まだ難しくて、あまり読めていない本なので、紹介するのはちょっと無責任かなぁ〜
〉とも思ったのですが、参考になればと思い、書くことにしました。
今日↓の本を買いました。
〉『日本語』上・下巻
〉著者 金田一 春彦
〉[URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004300029/sss-22/]
〉 [url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4004300037/sss-22/]
〉
〉バナナさんが探しておられる本とは、大きくずれてるかも知れません。
〉日本語とはどんな言語なのか、他の言語と比較することで、その長所や短所などが書かれてます。
〉言葉が、その国の人々の精神構造や思考回路を作り出すのに、いかに大きな力を持っているか、
〉なんて事まで、ちょっと考えてしまったりした本です。
〉私が読んだのは、旧版の方なので、新版ではどのように書き直されているのか、読んでみたいです。
〉(と言っても、読んだのは随分昔なので、何処まで違いがわかるか疑問ですが。)
いや、この本にはぶっとびました。
まだ36ページしか読んでないのですが、
1ページに一つは、ぶっとび話が載っています。
あるいは1ページに一つは、「ウンウン」と力強くうなずく
話が。
いやいやおどろいた。
今年読んだ、和書洋書合わせてのベスト本です。
いくつか引用しましょう。
・一国一言語は、主要なものは日本・韓国・北朝鮮程度で
多くはバチカン、モナコ等の小国
・パプア・ニューギニアは666言語が使用されている
インドネシア=567言語
ナイジェリア=412言語
100以上あうのが16か国
・タンザニアでは、最多の使用者をもつ言語は、ニャムウェジ・スクマ語だが
それは全体の17%に過ぎない
・日本では町を歩いていて、たばこを買いたいと思ったとき、
「あそこのタバコ屋では、はたして日本語が通じるだろうか?」と
心配することはないが....
・フランスの小説家が日本語のことをうらやましがるという。
(ダイヤモンドを見て)
「うむ、ダイヤモンドだ」
「まあ、ダイヤモンドよ」
こんな会話文でも日本語なら、だれが男でだれが女で、あるいは年恰好まで
想像つくが、フランス語ではこうはいかない
(ダイヤモンドを見て)
「うむ、ダイヤモンドだ」と紳士が言った
「まあ、ダイヤモンドよ」と妙齢の女性が言った
とか書かないとだめ。
・デンマーク語を心得ていれば、スェーデン語もノルェー語も聞いて分かる
そうだ。
とかとか。
ひとつひとつの真偽は確かめようがないですが、
まあ、ぶっとび話ばかりです。
〉素敵な本とたくさん会えると良いですね。
〉ではでは
本当にすごい本紹介していただきました。
いやすごいです。
読んだことのない人はおすすめです。
本当に「だまされて」買ってみてください。
ぶっとびます。
では