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お名前: 湘南のおねえさん
投稿日: 2004/7/2(21:05)
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日本語の本ですが、おもしろかったので紹介します。
新多昭二著 秘話 陸軍登戸研究所の青春 講談社文庫
著者は1927年生まれの理科大好き少年。理科好きを認められて戦時科学研究養成期間で特訓を受け、陸軍登戸研究所に派遣されます。そこで、殺人光線などの研究をすることになりました。
登戸研究所に派遣されるまで、研究所での半年、戦後、が、描かれています。戦争中の青春を描いたものは、たくさんあるのですが、この本が他と違うのは、理系の視点から書かれていることです。著者と同僚たちは大本営発表や、特高警察の矛盾を理系の立場から感じ取っているのです。
理科系の方はもちろん、悲惨さを強調した戦争文学にちょっと食傷気味の方、夏休みの読書感想文のネタにお困りの方、ぜひどうぞ。
ちなみに、私は 洋書は購入派、和書は図書館派、なんですが、この本は、図書館で借りて読んだあと、高校生の息子たちに読ませたくて買いました。
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はじめまして。
来月は、広島・長崎原爆忌 そして 終戦記念日。
太平洋戦争については色々な考えがありますが、外国語を勉強するうえで 自国の歴史を知るのは大切だとおもいます。
「陸軍登戸研究所の青春」を読んでみます。
昭和20年8月15日の一日の軍・政府を動きを描いたノンフェクション「日本の一番長い日」には英訳本があります。
映画化、ビデオ化もされています。
合わせて読まれたら如何ですか?