頭の中の音読から抜け出るには?

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/11/1(21:14)]

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[質問] 10946. 頭の中の音読から抜け出るには?

お名前: のり
投稿日: 2004/3/14(08:34)

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 のりと言います。今190万語読んだところですが、読書のスピードが
全然あがっていないことに気がつきました。

 これまで、スピードはあまり気にしていなかったのですが、たまたま今朝 
MAGIC TREE HOUSE の一冊を読み始めたのが7時丁度でしたので、何気なく
読み終わったときに時計をみると7時45分でした。ですから読み終えるのに
45分かかったことになりますが、これは分速に換算すると120語/分程度に
なります。

 実は多読を始める前も大体この程度のスピードでしたので、全然スピードが
あがっていないことになります。その原因を考えたのですが、今もってどうも
頭の中で音読しているようなのです。

 皆さんは、初めから頭の中での音読はされていなかったのでしょうか。
もし以前はされていて、現在はされていないのでしたら、どのようにして
脱却されたのでしょうか。いい方法があれば教えていただけないでしょうか。

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10955. Re: 頭の中の音読から抜け出るには?

お名前: ぷぷ
投稿日: 2004/3/14(11:23)

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のりさん、こんにちは。

脳内音読、しててもいいんじゃないかなー。
朗読テープの早いのは200w/分くらいあるみたいだし。
だから実際に声に出して音読しても、そのくらいのスピードで
読めるはずですよね。
脳内音読なら、もっとスピードがでるでしょう。

実は私、日本語の読書でもたいてい脳内音読してます。でもスピードには
困りません。文庫一冊一日で読めるから。

だからスピードは・・・えーとどうしよう?
どなたかきっと、もっと実りのあるレスをつけてくれるでしょう。
すみませーん・・
でもそのうちあがるんじゃないかなあ??


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10958. Re: 頭の中の音読から抜け出るには?

お名前: sakigoro
投稿日: 2004/3/14(11:47)

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のりさん、はじめまして。 sakigoro@脳内音読派であります。

のりさんがお悩みの問題は、過去にも何度かこの掲示板で提起され、意見交換が行われたことがあり、私よりもどなたからか、もっと的確なアドバイスが期待できると思うのですが、とりあえず、
自分の思うことを書いてみますね。

私は、実際に口やノドを震わしたりしているのでない限り、脳内音読は読書スピードの妨げになるものではなく、
逆に脳内で音が響くことで、リスニング能力のアップやなんかにも効果が期待できるので、
むしろ積極的にやるべしと思ってます。

第一、登場人物の声やなんかが脳内に響いたほうが、読んでても楽しい。

おそらく、脳内音読を排除しなければならなくなるのは、500w.p.m.以上のスピードで行う、本当の「速読」を目指す場合だけじゃないかと思ってます。
英語ネイティブのために、速読の仕方をネット上で説明したのを読んだことがありますが、
明確に脳内音読はやめましょうと書いてありました。
だけど、このサイトの説明では、200w.p.m.のスピードでは、Poor Readerであり、目指すスピードは最低限、500w.p.m.だったのです。

仕事やなんかのために、短時間で必要な情報を効率よく取得するためなら、速読法を身に付けるのもいいでしょうが、楽しむための読書で「速読」は必要ないでしょう。

私自身についていえば、長年多読を続けており、今はだいたい300w.p.m.のスピードで読んでますが、脳内音読をやっています。

だけど多読を始めたころの読書スピードは、もちろんそんなに速くはなかった。
たぶん、のりさんと同じくらいの120w.p.m.くらいじゃなかったかと思います。

それが、面白くて夢中になる本に何度もめぐり合い、先が読みたくて、ページをくる手ももどかしいといった経験を繰り返すうちに、だんだん読むのが速くなってきました。

訳読や分析読みになっておらず、自分にとって快適なスピードであれば、あまり気にすることなく、たくさん読み続けることで、自然にスピードは上がってくると思います。 量が解決するというやつです。

後は、オーディオテープ等で朗読を聞きながら読む、L&Rは、私自身はやったことがないのですが、効果があるのではないかと思います。 第一、楽しそう。
実は、250w.p.m.で読書スピードが頭打ちになってきたなと感じ始めたときに、多聴を始めたのですが、
生の英語をある程度聞いて理解できるようになった時、脳内にひびく音に
今までにないリズムやイントネーションが生まれ、音の流れがスムーズになり、
読書スピードがポンと50w.p.m.くらい速くなった経験があるのです。
だから、L&Rは、脳内音読派にとっても、心強い味方になるはずと睨んでます。

参考になれば幸いです。

でもでも、一番大事なのは、Happy Reading!


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10963. ぷぷさん、sakigoroさんご回答ありがとうございます

お名前: のり
投稿日: 2004/3/14(12:24)

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 ぷぷさん、sakigoroさんご回答ありがとうございます。
ぷぷさんもsakigoroさんも脳内音読派だとお伺いして少しホッとしています。

 この話題は以前にここに出たことがあったんですね。最近こちらのほうを
拝見させてもらい出したところで過去の書き込みも一応チェックしたんですが
みつかりませんでしたので質問させていただきました。

 読書スピードと脳内音読が気になりだしたのは、酒井先生の本にも
『頭のなかで音読するにせよ、一語一語読むことになり、「かたまり読み」が
できません。また、声に出して読む速度を大きくこえることもできません。』
と書かれており、自分に振り返ってみるとまさにその通りだという気がしています。
また、会話の場合、相手が言ったことを頭の中で繰り返さなくてもきちんと
理解できているわけですから、耳からと目からの違いはあっても脳内音読しなくても
理解できるのではと思いだしたからです。

 それに最近、読書スピードは脳内での理解のスピードと同じではないか、ところが
速い会話は200w.p.m.のスピードぐらいだと言われていますので、読書スピードが
遅いことはとりもなおさず会話が理解できないことと結びつくのではないかと
思っているところがあるからです。

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10960. Re: 頭の中の音読から抜け出るには?

お名前: チビママ
投稿日: 2004/3/14(12:02)

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 のりさん こんにちは チビママと言います。
 わたしもだいたい脳内音読するほうです。
 日本語だと、音読しているときと、そうじゃないときがあるように思えます。
 
 わたしは今現在、多読をはじめて一年4ヶ月くらいで430万語読みました。
 350万語くらい読んだときから、長くても簡単な文章は脳内音読していない
 ことに気づきました。
 これは、平均的なのか、遅いのか早いのかはわかりませんが、いつか脳内音読
 しなくても読めるときがくるのでは、と思います。

 酒井先生がよく書かれていることですが、「量が解決する」ということだと
 思います。
 あと、オフ会で話が出たのですが、「時間も必要だよねー」ということです。
 大人は生活がそれぞれですので、多読に時間をたくさんさける方とそうでないかたも
 いると思います。
 仕事が忙しかったりしてたくさん読めなくても、一年は一年でしっかり頭の中で
 熟成されてくるのではないでしょうか。

 答えになってないかもしれませんが、わたしはそう思いました。

 ではー。
 


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10966. チビママさんご回答ありがとうございます

お名前: のり
投稿日: 2004/3/14(13:15)

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 チビママさんご回答ありがとうございます。

 量と時間が解決するということですよね。

 それに皆さん、多読を始めてから数100万語ぐらいまでは
脳内音読していらっしゃる方が多いみたいですね。自分だけが
取り残されているのではないかと不安に思っていましたが
安心しました。

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[汗] 11008. Re: 頭の中の音読から抜け出るには?

お名前: 酒井@SSS
投稿日: 2004/3/15(01:33)

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のりさん、はじめまして!
SSSの酒井です。
ぷぷさん、sakigoroさん、チビママさん、こんばんは!

sakigoroさんの「脳内音読が300wpm」といのにも
おどろきましたが・・・

〉 わたしは今現在、多読をはじめて一年4ヶ月くらいで430万語
読みました。
〉 350万語くらい読んだときから、長くても簡単な文章は
脳内音読していないことに気づきました。
〉 これは、平均的なのか、遅いのか早いのかはわかりませんが、
いつか脳内音読しなくても読めるときがくるのでは、と思います。

〉 酒井先生がよく書かれていることですが、「量が解決する」という
ことだと思います。

「量がすべてを解決する」と言い出したのはたしかにぼくですが、
ぼくは数千万語読んで、まだ脳内音読してるんですよ!
なんで350万語で脳内音読が消えるのだ?

札幌オフ会にチビママさんが来たら、そこのところをしっかり
問いつめなくては・・・

〉 仕事が忙しかったりしてたくさん読めなくても、一年は一年で
しっかり頭の中で熟成されてくるのではないでしょうか。

〉 答えになってないかもしれませんが、わたしはそう思いました。

答えになってますよー!
ぼくはゆっくり時間をかけた「熟成」って、どうもありそうだと
感じてます、このごろ。大門さんの100万語報告以来なんですが。

ま、とにかく楽しい読書を、すべてはそのあとからついてくる!


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11203. 実は福岡でお会いしています

お名前: のり
投稿日: 2004/3/22(19:32)

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〉のりさん、はじめまして!
〉SSSの酒井です。
〉ぷぷさん、sakigoroさん、チビママさん、こんばんは!

 酒井先生ご回答ありがとうございます。年度末で仕事が忙しく、
こちらにご無沙汰していましたので、お礼を言うのが遅れて
しまいました。ごめんなさい。
実は2月14日に福岡で行われた先生の講演のミニ懇親会で
お会いしています。

〉ぼくは数千万語読んで、まだ脳内音読してるんですよ!
〉なんで350万語で脳内音読が消えるのだ?

 先生の本で、脳内音読はいくつかの点で問題があるように書かれて
いたので、早く脳内音読から抜け出さなくてはと思っていたのですが
当の先生がまだ脳内音読されているということなので、ある意味ホッと
しました。だけど一方で先生でもそうなら、私なんか抜け出せない
かもしれないと思い始めました。
今200万語ちょっとですので、チビママさんがおっしゃっている
350万語まで相当ありますので、もうちょっと頑張ってみます。


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