[掲示板: 〈過去ログ〉オフ会参加募集・報告 -- 最新メッセージID: 14793 // 時刻: 2024/12/29(14:50)]
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お名前: かのん
投稿日: 2004/2/22(09:47)
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かのんです。とても2月とは思えない暖かい日でしたね。
そんな中、酒井先生と古川さんの講演会、行ってきました。
以下、簡単に報告します。
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前回8月と同じ会場。参加者人数は約70名?
人数は前回より少なめですが、すでに多読を始めている、
掲示板を見ている、という人が多く、聴衆者の質は前回より
うんと上がっている、という印象を受けました。
■古川さんによる、SSSの多読の概要
プロジェクターを使った概要説明が約20分ありました。
具体的に本の中身を見せて、絵との対比で文章の意味がわかることや、
よく使われる表現(※1)が複数の本に出てくることを示して、
それぞれの状況からその表現のニュアンスをつかんでゆくことができる
ことを説明。あのように具体的に英文を見て説明していただけると、
なるほどー、納得!です。
※1 例文としてあげられたのは「What are you waiting for?」
■酒井先生の講演
酒井先生素晴らしいです。脱線しそうになっても、時間が長くなり
そうでも、ちゃんと自力で軌道修正していましたね〜!
講演内容は書ききれないので、わたしの印象に残った部分のみ
簡単に説明します。
SSSの多読でレベル0から本を読んでいき、目覚しい成果を挙げた中学生の
例を複数挙げ、当初の予想を上回る効果があった、と報告。
ただ、いずれももともと日本語による読書量が比較的多い子どもたち
であり、個人の第一言語の発達度との相関関係はありそう、という点が
興味深いところでした。
また、ORTの文字のない本(※2)に対して、小学生がつけたという
文章を紹介。ORTでよく使われるごくシンプルな表現を使って自分で
文章をくみたてていく過程がよくわかりました。間違いもまた微笑ましい。
※2 ORT Stage1 「The Lost Teddy」
多読のペースはさまざま。
早い人で2ヶ月、1年以上かけて100万語という人もいる。
教える側の3原則を紹介。■教えない ■押しつけない ■試験しない
シャドーイングを紹介。日本語シャドーイングを聴衆者にしてもらう
ことで、シャドーイングのやりかたを紹介しました。
そして、英語のシャドーイングをする上での注意点として、
子音は省略または欠落するという日本語の音声とは違う点を指摘。
英訳漫画の活用事例を紹介。
漫画の英文はレベルが高い。初見でいきなり読むのは難しいことが多い。
日本語で馴染んだ漫画であれば、大量に読むことも比較的楽にできるし、
わからない単語もそのうちにわかってくるよう。
ただしスラングも多いのでその点は注意。
■質疑応答
すみません、もっといろいろあったはずですが、
覚えていらっしゃるかた、ぜひ紹介してください。
Q.多読をしていて初めて出てきた単語は発音のしかたがわからない。
どうしたらよいか?
A.適当に読んでおきましょう。また別の機会に音を整える機会はある
でしょうから。
Q.シャドーイングの素材として「Frog and Toad」のほかにも
適切なものを紹介してほしい。
A.好みは個人によって異なる。誰にでも合う素材を紹介することは
できない。自分が気に入った本であれば楽しいはず。
ぜひ、自分の好きな本の朗読テープやCDを探してください。
掲示板で尋ねてみると、より多くの人が良い素材を紹介して
くれるでしょう。
Q.読み聞かせをしたいが、発音に自信がない。このまま読み聞かせを
してよいか?
A.発音に不安があってもいいから、ぜひ読み聞かせをやりましょう。
できれば、読み聞かせる大人はシャドーイングなどを平行して、
発音の質の向上を行うことが望ましい。
Q.学校の長期休暇中の課題として各自で好きなPGR2を1冊選んで
読んでもらった。生徒同士で本を交換しあってたくさん読むことを
期待したがそういう現象が起こらなかった。何がいけなかったのか。
A.レベルが難しすぎたのでは? 教師が想定するレベルと
生徒が楽しく読めるレベルにはギャップがあることが多い。
そのギャップを認識し、薦める本のレベルを調整することが大切。
■読書相談会
複数の地元タドキストが聴衆者の間をまわり個別に話をきく、と
いうスタイルの読書相談会でした。
具体的な質問が多かったです。すでに多読をはじめていて、
10万語を超えました!なんていう報告もあったりして、
楽しい機会でした。
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昨年8月の講演会に比べると、講演する側も聞く側も変わってきて
いるなぁ、という印象をうけました。大きなうねりがこの地にも確実に
伝わっていることを実感しました。
酒井先生、古川さん、影で支えてくださったSSSのみなさん、
講演会を企画実行してくださった丸善名古屋栄店の洋書担当のみなさん
ほんとうにありがとうございました。充実した2時間半でした。
補足訂正などあるはずなので(笑)、
みなさん、よかったらフォローよろしく〜♪
あ、もちろんオフ会も楽しかったです。
(書き始めると長くなるので、また別にします)
今日は京都講演ですね〜。楽しみにしています。
ではでは。
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お名前: sumisumi http://bookshelf.hacca.jp/
投稿日: 2004/2/22(10:32)
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かのんさん、当日お手伝い、オフ会幹事、そして報告、
おつかれ様でした。
sumisumiです。
しっかりした報告があるので
雑然とした感想を…
古川さんがひとりでPC画面を切り替えているのがいそがしそうで、
若干画面に体がかぶってしまったりしたので、
事前にちょっと打ち合わせして合図でも決めていたら
ボタン押すくらいはできたかな、などと思いました。
今回は、「多読をはじめたい、すでにはじめている」という、
関心の高い人が多かったようで、前回よりも活発な質疑応答でした。
読書相談でも前回より具体的な質問が多く、「もう行かないと…」
という時間まで話は続いていました。
私は食事できずにでかけたのであまりお手伝いできなくてごめんね。
yksiさんに素敵な「大どろぼうホッツェンプロッツ」の原書を
みせていただきました。ドイツ語はケーキの名前しかわからない私には
それこそ、一切、何が書いてあるかわかりませんでした。
あと、普通の読書はしなくて、
マンガで多読している中学生の話を聞かせてもらったときに
本当に、人により、状況により、入り口は色々だなあと
思いました。ちょっと私が多読をはじめる直前みたいだなあと
改めて感激。(わかるところのほうが少なかったのに、読んでいるうちに
わかるところのほうが増えていたというところ…)
学校でスラングをテストで回答してしまってただの×だったとか。
ここで、先生が「もっとていねいな言葉で☆」とか、
答えてくれたらいいのにね〜〜って、本当に、これ、
同じバツでも、全然違いますよね!
親でも先生でもない人から引き込まれた(?)ところが
いいんだろうなー
もっとお話したかったです〜〜
はじめてオフ会欠席して、三越でケーキをお土産に買って帰りました。
家に帰ったら何故かモノポリーが用意されていてひきずりこまれました。
何だったんだろう…?
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tutomuohです。酒井先生と古川さんの講演会に出席しました。 以下、簡単に報告します。 講演会開始前に、酒井先生の指示に従い、出席者の方と多読の話をしました。 最初の方は、多読経験ゼロで興味を持って参加されていました。 二番目の方は、PGR0-4を読書済みで、レベルを上げる時の問題、本を 読む速さを測定していないとの話を受けて、OBW,CER,MGR等の他のGRを 説明している途中で講演が始まりました。 講演の中でTOEICの高得点者がみえたり、英語教師がみえたり、酒井先生が話題にされた本の題名を出席者が良く知ってみえたり、 掲示板を見てみえたり、いろいろ驚かされました。 講演後に、受けた相談は、「スペイン語等の言葉が耳に残り英語を 聞き取り難いし、理解に手間取る。多読で効果がありますか。」 と質問を受けました。 多国語対応英語とか英語以外で多読を楽しむ広場の説明をした後、 多読で語順通り読み始め、固まり読みができ、自分なりの英文法の整理で、 英語が聞こえるようになり始めたと説明しました。 以 上
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お名前: yksi
投稿日: 2004/2/22(16:39)
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yksiです 講演会の報告は、かのんさんが、詳しくまとめられていますので、感想を述べ させていただきます。いずれも、個人的な感想&意見ですので、賛否両論あろ うかと思います。 (その1)「読める」に関する二つの認識のギャップ 会場からの質問に「高校生に PGR2を読ませてみたけれど . . .」とありましよう に、SSSで主張する「読める」と、学校英語で(または、「日本人は、英語は 読めるけれども話せない。」と語られるときの)「読める」とのズレについ て、もう少し詳しく説明する必要があるかと思いました。 SSSで「読める」と言ったときには、理解度は20%だろうが80%だろうが(日 本語を介さずに、英文と絵から直接)理解することを指していますが、一般に は、英文和訳して日本語に直す(ので)分かる、ことを示しています(と、私 は思います)。 従って、「高校生が長期休みにいきなりPGR2を読むことは後者に属し、SSSの 多読とは異なるアプローチである」のですが、ここを理解していただくのには 時間がかかるのではないか?との印象を持ちました。 (その2)小学生以下の子供達には、日本語の多読が良いのでは? 酒井先生の講演では、多読の効果の例として、英語を学び始めて間もない中学 生諸君の進歩の早さが紹介されますが、彼らの例に刺激されて、小学生以下の 子供達であれば、さらに進歩が早いのでないかと考えられる方がいらっしゃる と思いますが、私は、この考え方には賛成できないところがあります。 まず、彼らスーパー中学生諸君の多くは、(日本語で書かれた本を多く読んで いる)読書家のようです。 既に、多少分からないところがあっても、読み取った情報をつなぎ合せて、物 語りを頭の中で再構築しイメージを描く能力を、日本語の多読によって身に付 けています。イメージを描く能力をまだ身に付けていない小学生が、英語の多 読を始めても、スーパー中学生諸君のようには伸びないのではないのでしょう か。まずは、日本語(母語)の絵本を読み聞かせ、日本語の絵本をたくさん読 んでもらって、読書を楽しんでもらう(文字から直接イメージを描くことがで きると楽しいですよね)ことをお薦めしてはどうでしょう?例えば、ハリーポ ター(日本語版)なら、小学生3、4年生でも十分楽んで読めますよね? それから、英語の絵本の読み聞かせに入ってはどうかと思います。
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yksiさん こんばんは 初めまして 久子です。
〉(その1)「読める」に関する二つの認識のギャップ
多読を始める前のことですが、英文を読んでおおよその内容は理解できたが
一文ずつをかっちり日本語に出来ないと 言うと
「じゃあ 本当は読めていないね」
と言われました。「読める」=「読んだことを正しく日本語に訳せる」という
認識が強いように思います。
同様に、「聞いて分かる」も「聴いたことを正しく日本語に訳せる」と同じことを
指している人が多いように思います。
「英語を日本語にする」ことが「英語ができる」こと と考える人が多数
なのではないでしょうか。読んだり、聴いたりした英語を日本語を介さずに
理解できることと、それを日本語に訳すことは切り離す必要があると思います。
〉(その2)小学生以下の子供達には、日本語の多読が良いのでは?
賛成です。私自身日本語での読書経験に依存して英文を読んでいると感じます。
小学生時代は、むさぼるように大量の本を読みました。
日本語の文章を大量に読むことが苦痛な人が、英文なら大量に読めるとは
考えにくいですし、文章を読みなれていない人は読み飛ばした部分を補完する
能力が高くないのではないかと思います。いずれも例外があるとは思います。
まず、本好きな子供になることが先ですね。日本語の読書力も小学生時代に
大きく伸びるので、これを助けることが大切だと思います。
現在の私は、あまり子供(6歳)の英語には熱心でありません。たまに
英語の本はこんな風に読むんだよ として読み聞かせをするくらいです。
子供に「今の自分には英語は必要ない(それはそうだ)大きくなってからね」
と言われて、中学生になってからでもいいかなと思い始めました。
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お名前: MOMA親爺
投稿日: 2004/2/23(00:38)
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初めまして、MOMA親爺といいます。高専の英語に興味があり最近良く投稿を
拝見させて頂いています。
子供達には日本語が大事であるというご意見には賛成します。ただ小学生以下
の子供達という限定には、若干の疑問があります。読書の好きな子供達という
のは昔も今も少なからずいます。昔は多かった、今は少ないというのは、これ
はよくわかりません。一般的なイメージでは、今は本を読む子が少なくなって
きているとされていますので、子供達にもっと本を読んでもらうためにはどう
すればいいか考える必要はあるかもしれませんが、ここでは別の問題です。
>イメージを描く能力をまだ身に付けていない小学生が、英語の多読を始めて
>も、スーパー中学生諸君のようには伸びないのではないのでしょうか。
これは実は小学生に限ったことではないと思います。中学生でもそうかもし
れません。逆に小学生でもその年齢以上に読書体験が多い子供さんであれば、
多読を始めても構わないと思うのです。この掲示板で体験を語られる多くの方
は実は英語のみならず日本語の読書にも相当熱心です。最近はORTをはじめと
して英語の本には精神年齢相応の本が用意されています。日本語の読書がしっ
かり出来ているお子さんなら、このような本でスタートさせても全く構わない
のではないかと思うのです。多読を知る前は私自身考えもしなかったことです
が、そのようにして多読で英語を知ったお子さんの多くは、おそらく日本語を
間に介在させていません。英語を英語としてダイレクトにとらえているのでは
ないかと思われてなりません。何人かのお子さんを見ていると、そんな気がし
ます。それは私の理想の英語の姿なのですが、これは幻想でしょうか?
小学校3年生くらいになると本が好きな子は相当な読書量をこなしていると思
います。そういうお子さんなら、相応の英語本を始めても違和感なくついてい
けるのではないかと思います。もちろん親をはじめとして相当の努力がいると
は思いますが。(この努力のうち最もエネルギーがいるのは、せっかく子供が
身につけた読書習慣を失わせないことかもしれません)
もちろん余りに英語に偏った読書生活を続けていけば、いずれ日本語が覚束な
くなるかもしれませんが、しかし読書が好きであるなら日本語も読み続けるで
あろうし、バランスさえ保たれていれば余り心配することはないのではないか
と思うのです。
スーパー中学生諸君のお話が出ていました。素晴らしいことだと思いました。
これがごく一部の特殊な例に終わるのか、数年もしないうちにそんなに珍しい
ことではなくなるのかわかりませんが、私は後者を期待しています。
もちろんyksiさんが「彼らの例に刺激されて、小学生以下の子供達であれば、
さらに進歩が早いのでないかと考えられる方がいらっしゃる」かもしれないと
懸念をお持ちのことは充分理解できます。一方で充分な理解を持った親なら、
子供にこの素晴らしい英語多読のヒントを与えることも可能ではないかと思う
のです。そのような子供さんの将来がどうなるか楽しみです。
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MOMA親爺さん。お話しできて光栄です。yksiです。 また、私の言い足りなかった点を的確にご指摘くださりありがとうございます。 〉子供達には日本語が大事であるというご意見には賛成します。ただ小学生以下 〉の子供達という限定には、若干の疑問があります。 「小学生以下」という言葉を不用意に使った点は、反省します。 ここで、「小学生低学年以下の子には、英語の多読をやらせるべきでない」 とか、「日本語の読書ができるようになってから英語をやらせるべき」等の 主張をしたかったわけではありません。英語の多読がきっかけとなって、読 書の面白さに気づいてくれれば、それでよいので、必ずしも、日本語->英語 の順を強調したかったわけではありません。 私が心配していたのは、名古屋の会場にたくさんお見えになっていたお母さ ん方(のうち一部の方)が、子供がそれほど興味を持っていないのに、英語 の絵本を、新たに積み上げている場面を想像してしまったのです。 私の感覚:「小学生は勉強しすぎ、中、高と進むにつれて、弁こうしなくな り、大学生(最近はかなりの比率の高校生も?)は遊びすぎ」から、新たに 小学生の子供達を遊びから引き離す活動は(何であれ)避けたいとの考えか ら出た言葉とご理解ください。 「小学生はもっと遊ばせましょう。」「大学生・高専生はもっと勉強しなさ い」です。多読とは無関係の発言で、申し訳ありません。 〉>イメージを描く能力をまだ身に付けていない小学生が、英語の多読を始めて 〉>も、スーパー中学生諸君のようには伸びないのではないのでしょうか。 〉これは実は小学生に限ったことではないと思います。中学生でもそうかもし 〉れません。逆に小学生でもその年齢以上に読書体験が多い子供さんであれば、 〉多読を始めても構わないと思うのです。この掲示板で体験を語られる多くの方 〉は実は英語のみならず日本語の読書にも相当熱心です。最近はORTをはじめと 〉して英語の本には精神年齢相応の本が用意されています。日本語の読書がしっ 〉かり出来ているお子さんなら、このような本でスタートさせても全く構わない 〉のではないかと思うのです。多読を知る前は私自身考えもしなかったことです 〉が、そのようにして多読で英語を知ったお子さんの多くは、おそらく日本語を 〉間に介在させていません。英語を英語としてダイレクトにとらえているのでは 〉ないかと思われてなりません。何人かのお子さんを見ていると、そんな気がし 〉ます。それは私の理想の英語の姿なのですが、これは幻想でしょうか? 従って、英語教育としては問題ないと思います(でも、私は、小学生にはも っと自然と社会の中で遊んでほしい。) 〉小学校3年生くらいになると本が好きな子は相当な読書量をこなしていると思 〉います。そういうお子さんなら、相応の英語本を始めても違和感なくついてい 〉けるのではないかと思います。もちろん親をはじめとして相当の努力がいると 〉は思いますが。(この努力のうち最もエネルギーがいるのは、せっかく子供が 〉身につけた読書習慣を失わせないことかもしれません) 〉もちろん余りに英語に偏った読書生活を続けていけば、いずれ日本語が覚束な 〉くなるかもしれませんが、しかし読書が好きであるなら日本語も読み続けるで 〉あろうし、バランスさえ保たれていれば余り心配することはないのではないか 〉と思うのです。 従って、ここも反論の余地はありません(ただ、英語は中学から始めても、 教育方法さえ間違っていなければ、全く遅くないと思います。現在は、学校 教育の方法が不適切なので、問題なのですが) 〉スーパー中学生諸君のお話が出ていました。素晴らしいことだと思いました。 〉これがごく一部の特殊な例に終わるのか、数年もしないうちにそんなに珍しい 〉ことではなくなるのかわかりませんが、私は後者を期待しています。 〉もちろんyksiさんが「彼らの例に刺激されて、小学生以下の子供達であれば、 〉さらに進歩が早いのでないかと考えられる方がいらっしゃる」かもしれないと 〉懸念をお持ちのことは充分理解できます。一方で充分な理解を持った親なら、 〉子供にこの素晴らしい英語多読のヒントを与えることも可能ではないかと思う 〉のです。そのような子供さんの将来がどうなるか楽しみです。 今後、スーパー中学生や、スーパー小学生がたくさん出てくることは、多読 の効果を考えれば、十分予想できます(が、私は、それでも、小学生には、 もっと外で遊んでほしい。)。無理して英語の多読をするより、楽しんで日 本語の多読をしてほしい(もちろん、楽しめれば英語の多読でもよいけれ ど、大人が介在すると、ついつい、無理してしまうのでは?)。
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抹茶アイスです。
〉(その2)小学生以下の子供達には、日本語の多読が良いのでは?
〉まずは、日本語(母語)の絵本を読み聞かせ、日本語の絵本をたくさん読
〉んでもらって、読書を楽しんでもらう(文字から直接イメージを描くことがで
〉きると楽しいですよね)ことをお薦めしてはどうでしょう?
この点に関して、賛成です。
やはりまず日本語だと思います。
ところが私は、毎日のように、子供に英語の本を読み聞かせしています。
何故か?
実は、子供から要求してくるので、読み聞かせを「させられている」のです。
どうしてそうなったか?
掲示板でORTが話題になった時、とても興味を持ち、読んでみたいと思いました。
しかしながら、その価格が高く、購入にあたって躊躇しました。
で、いずれ子供も読むかもしれないから・・とかなんとか理由をくっつけて
自分を納得させてやっと買いました。
届いた本をうれしそうに読んでいたら、子供が興味をしめし、「何これ?
読んで読んでー!」それが始まりです。それ以来、毎日のように何度も
繰り返し読んでくれといってきます。
そうやって読み聞かせをさせられているうちに、自分自身も変わってきま
した。結果的に何度も英語のやさしい文章を繰り返し音読することに
なりました。これが、とてもいいんです。
また、子供が短い文章など、覚えてしまって、私の発音とそっくりに
真似てくるようになってきました。これはまずいなと感じはじめたので、
シャドウイングをするようになりました。
子供にとって、日本語だとか英語だとかはあまり関係がないようです。
絵やストーリーが面白いか、面白くないか、それだけのようです。
私は、子供が「本って、楽しいな!」と思ってくれればそれでいいと
思っています。なので、子供が読んでといってきたものは、何でも読んで
やっています。
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名古屋のみなさん、いつもいつも、ありがとー!
(土曜日から日曜、月曜(優香さんの迎撃オフ会!)と続けて
飲み続けて、まだ回復しておりません・・・)
かのんさんが見事にまとめてくださって、感謝です。
ここではMOMA親爺さんからはじまって、yksiさん、抹茶アイスさんと
つながった話題について・・・
スーパー中学生のことは気になっているのでつい長く話して
しまいましたが、京都ではぼくも「うちの子も同じようにしたい!」
などと張り切らないでくださいとお願いしました。ぼくの興味は
いままでは考えられなかったことが起きているので、それに多読が
どう関係しているか知りたいだけで、スーパー中学生たちを
たくさん作る?ことに主な関心があるわけではないのです。
二点。
その一。スーパー中学生たちが日本語の読書量もすごいようだと
いうのはいまのところ確定してはいませんが、一部の子はたしかに
そのようです。
で、ぼくは日本語ではじめても、英語からはじめても、あるいは
両方並行してもいいのではないか? と思っております。
確信はありません。いずれにせよ、「語り」を聞いて自分の
頭の中に世界を作れるようになることが大事なのではないかと
いまは、い ま は、考えています。
なお、日本語にせよ、英語にせよ、読み聞かせは
寝る直前または夜がいいと思うので、昼間はたっぷり
遊ばせてやりましょう。(ちなみに、うちの子どもたちは
塾とか習い事は一切やらせませんでした。こどもは学校から
帰ってくると遊び相手がいなくてかわいそうでしたが、
いまは学校の先生が「え、おたくは塾にかよわせていない
のですか?」とびっくりするのですねえ・・・ こっちが
びっくりしました。)
その二。 抹茶アイスさんの「シャドーイングをはじめようか」と
いうお考えに賛成です。京都でも言いましたが、自分一人で
やっているときはどんな音でもかまわないと思いますが、
他人(自分の子どもで、生徒でも)関係してくるときは
とりあえず英語として認識される音を獲得する必要があると
思います。
では
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こんばんわ、ひとやと申します。
遅ればせながら、名古屋講演会の感想です。
多読初心者なのですが、せっかく名古屋に酒井先生がいらっしゃるなら、
と、誠にミーハ-な動機で参加しました。
とっても面白かったです。
そして、酒井先生を囲んで色々な方が、和気藹々と、講演会そしてその後の
読書相談会を進めていらっしゃったのが、印象的でした。
皆さん、多読が好きでそれを一緒に楽しんでいる仲間が好きで、
という感じで、見ていてもとても気持ちがよかったです。
酒井先生の講演で、特に印象に残ったのが、
あっという間にペーパーバックが読めるようになったスーパー中学生が、
いずれも日本語の読書量も多いということでした。
なるほど、本を読む・本を楽しむという行為では、日本語でろうと英語であろうと多分共通の技術(というと何か余りよく聞こえませんが)が重要で、書かれた言語は関係なくなるのですね。
また、こんな機会があったら是非お聞きしたいと思います。
勇気が無くて酒井先生に質問することができませんでした。(T.T)
うー、これだけは心残りです。