[掲示板: 〈過去ログ〉オフ会参加募集・報告 -- 最新メッセージID: 14793 // 時刻: 2024/11/7(04:25)]
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: AMINO
投稿日: 2004/1/16(20:51)
------------------------------
AMINOです。
マリコさんにお尻をたたかれたようですのでつたないレポートです。
1月15日 愛知県豊田高専での酒井先生の講演会に行ってきました。
テーマ「めざせ100万語!多読による新しい英語学習法」
出席者が豊田高専の先生方30名、生徒さん20名、一般の人若干といったところでした。
豊田高専では最近授業に多読を取り入れ始められ新年度に向けて
あらためて酒井先生に多読の効果、多読授業の方法を講演いただいたと
いう印象でした。
酒井先生の講演はいつに無く脱線や迷子がなく、もちろん大変愉快で楽しかったです。
講演会の最後に酒井先生が私と かのんさん sumisumiさんに多読を始めた
動機やその効果などをインタビューされて講演が終わりました。
生徒さんたちはもちろん自主参加で、講演会後に15名ほどが残り
先生と私たちに質問をされるほど熱心でした。
実は先生は講演会前の時間を利用してやはり15名ほどの生徒さんを相手に
多読指導をされました。その間私たちは学校の図書館で多読用に購入された
1700冊程の蔵書を拝見していました。
多読が学校教育の現場に少しずつ(ここでは大きく)広がって行くのはとてもうれしいです。
以上簡単な報告です。
不足間違いにお気づきの方訂正お願いします。
------------------------------
AMINOさんへ
職人です。
レポートありがとうございます。
こうやってタドキストの生の声が伝わるのって素晴らしい機会だと思います。
また、このような学校での取組みを知るのも我々にも刺激になりますもん。
1700冊もの蔵書・・・。すごいですね。
ここの生徒さん達は幸せですね。
多読のすそ野が広がりを感じられて、とても嬉しく思いました。
千葉大も然りです。
古川さんが、多読は大きな傍流になるのではとおっしゃっていましたが、しっかり芽が出てきた気がします。
それではまた。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: かのん
投稿日: 2004/1/17(17:44)
------------------------------
かのんです。
1月15日、豊田高専で行われた酒井先生の講演会に
AMINOさん、sumisumiさんと行ってきました。
すでにAMINOさんが報告をしてくださっていて
重複するところもあるかと思いますが、
ご容赦ください。いつものことですが、長いです。
AMINOさん、お疲れのところを素早い報告UPを
ありがとうございました。
おかげでゆっくり書くことができました(笑)。
------------------------------------------------------------
13:15。名古屋駅で、酒井先生、AMINOさん、sumisumiさんと合流。
慌しく昼食、すぐに移動。名古屋駅から豊田高専までは
1時間余り。その間も楽しい時間でした。
sumisumiさんはその日、丸善のバーゲン初日でたくさんのPBを仕入れて
きていました。移動中に酒井先生がその戦利品をチェック(笑)。
最終的にsumisumiさんのPBは講演会で使われることになりました。
AMINOさん持参のコミック本も。
(わたしも何か持っていけばよかったなー)
------------------------------------------------------------
<当日のプログラム>
■多読授業の見学、酒井先生の多読指導。(15:00-16:10)
■図書室の多読教材の見学(授業の間に社会人タドキストのみ)
■酒井先生の講演会(16:30-18:00)
■酒井先生と豊田高専の先生がたを囲んでの懇親会(19:00-21:00)
------------------------------------------------------------
■多読授業の見学、酒井先生の多読指導。(15:00-16:10)
------------------------------------------------------------
授業は14:40より開始だったそうですが、遅刻してしまいました。
集まった学生さんは1年生から5年生まで(?記憶あいまい)
10名ほど。
ラックに入れられた多読本(ORT、PGR、I Can Read、OBW、など
レベル0〜2を中心)を、1人が数冊づつ持ってきて
読んでいました。
学生さんたちがすでに読む本を選んだあとで
わたしたちは教室に入ったので、
本を選ぶ様子を見られなかったのが残念でした。
(本を選ぶのって、楽しいですし、そのときに交わされる
学生同士のなにげない会話も大切な楽しい瞬間だと
思うので)
■酒井先生の多読指導
教室での酒井先生の多読指導を今回初めて拝見しました。
そして、わかったこと。
酒井先生の指導って、要するにこの掲示板やオフ会での話と
同じなのだなぁ、と。
どんな本を読んでいるのかを尋ねて、その本に対して面白いかとか
面白くないとか、この作家はこういう人で、などと
一見他愛のないようなコミュニケーションをとりながら
学生の顔を見て、うまく学生を誉めて、これが面白いのなら
これも面白いと思うよ、など本を勧めて励ましていく。
逆にいうと、わたしたちって、ほんとに授業料なしで
学校での指導と同じことをやっていただいているわけで…
感謝の言葉もありません。
------------------------------------------------------------
■図書室の多読教材の見学
------------------------------------------------------------
酒井先生の多読指導が始まって少ししてから、
社会人タドキスト3名は、図書室に案内していただきました。
ご一緒してくださったのは、来年度から多読を指導する
予定というI先生。
図書館に入って一番、目につきやすいところに置かれていたのは、
ブラックジャック、ジャングル大帝など、正当な古典的漫画本(和書)。
そのすぐ隣に「多読用教材」のコーナーとして、多読本がずらりと
揃えてありました。レベルは先ほどの多読授業に使われていたのと
同様、レベル0〜2までのORT,GR,I Can ReadなどNative向けGRが中心。
絵本、児童書、レベル3以降はまだ導入されていませんでしたが、
レベル0〜2は、各本が3セットくらいづつ入っているようでした。
これだけあれば、読みたい本がいつもなくて困る、ということも
少なくてすむかな、と思いました。
わたしたちは3人とも自費購入タドキストですから、
レベル0〜2(特にレベル0)を豊富に読んでいるわけではないので、
どの本が特におススメなどという適切なコメントが
なかなかできなかったことを心苦しく思いました。
これだけの本を学校の図書室で借りて読めるなんて、
幸せですね〜♪
(ちょっぴりうらやましいモード)
------------------------------------------------------------
■酒井先生の講演会(16:30-18:00)
------------------------------------------------------------
この講演会はもともと豊田高専の先生が授業の質を高めるために
企画された講演会の一環である、とのこと。
豊田高専の先生がた(英語の先生以外も含む)のためのものですが
今回は学生に加え、我々のような社会人にも開放していただいたので
参加させていただくことができました。
ですので、多読とは、というよりも、酒井先生の多読の授業とは
どういうものなのか、ということを主眼に話をされました。
会場に入る際、いつもSSSの講演会で配っていただく、
多読を紹介した小冊子をいただきました。
多読3原則から始まり、授業の方法、成果と取り組み、と
短い時間ながら、盛りだくさんの内容でした。
細かいデータは記憶していないので省略をさせていただきますが、
酒井先生が授業にあたって実践していらっしゃること。
・教えない
・試験しない(評価は出席で)
・押しつけない(本を読んでいる人の邪魔をしなければ、何をしてもいい)
教師は教えるということをせず、
・学習の環境を整え(本をたくさん揃える)
・学生の心理的障壁(勉強させられている、試験があるから仕方なくやる、と
いう受動的な感覚)を取り除いてやることで、
学生は自ら本を読むようになる。
毎回授業ではひとりひとり必ず話をするようにしている、と
個別指導の重要性を説いていらっしゃったことが、
強く印象に残っています。
40人の学生に対し、90分の授業のうち60〜80分は個別指導の時間にあてて
いる、とのこと。
先生でも多読仲間でもいい、コミュニケーションをとりながら多読をすすめて
いくことの大切さを再認識した気持ちです。
酒井先生のお話に、共感できる人、懐疑的な人、受け止め方は
立場により、人それぞれでしょうが
ひとりでも多く共感してもらえたらいいな、と感じました。
それにしても、この多読という方法は、
学生が自ら読もうとしはじめるまで、環境を整えじっと待つことが教師には
求められるわけで、教師の立場の方には不安でしょうし、
忍耐力が相当必要だろうとあらためて思いました。
……………………………………………………………………………
60分の酒井先生のお話のあと、AMINOさん、かのん、sumisumiさんに
ひとことづつコメントが振られました。
お題は「多読を始める前はどうで、今はどんな状況ですか」
が、上がってしまっていて、自分が何をしゃべったか
覚えていませーん!
英語できなかった自慢をしたよーな記憶はあるのですが…(アセ)。
……………………………………………………………………………
そのコメントコーナーが終わり、校長先生のご挨拶が終わって、
会場撤収のアナウンスがあると、すぐに学生さんがわらわらっと
酒井先生や自分たちのまわりに集まってきて、
こんな読み方をしてるんですけど…、という質問や
雑談を気軽に話しかけてきてくれたことが、大変うれしかったです。
(AMINOさん、学生さんたちに囲まれてましたねー、笑)
質問というよりも、「ああ、この方法でいいんですね!」と
気もちが軽くなって明るい表情で話をしてくれる
学生さんが多くて、それがとてもとてもうれしかったです。
(心の足かせがとれて、自由になったときの目の輝きって、
いいものですね! あの表情を見せてもらえただけで
講演会に参加させてもらえてよかったと、心から思いました)
以下、学生さんたちと交わした会話で、
思い出せるものをいくつかピックアップしてみました。
……………………………………………………………………………
■内容を100%理解できていなくてもいいんですね。
全然OKです。
たとえば、本を1冊読み終えて、初めてタイトルの単語の意味
がわかった、とか、そんなのでもいいんです。
(キリン読みのときには10%の理解とか30%の理解といいつつ
でも面白いと自分が思えればそれでOK、なんて
ことをしゃべったんだったっけ)
■毎日読まなくてはいけないような気がしてしまって、
それがプレッシャーのように思ってしまうんですけれど、
あまり気にしなくていいんですね。
最近忙しいので、わたしものんびりーでぃんぐです。
疲れているときには読めないものだし、無理に読もうとしても
楽しくないから、そんなときにはすっぱり多読のことは忘れましょう(笑)。
■会話を上達したいんですけれど、効果はあるでしょうか
専門分野で議論がしたい、とかであれば、
当然専門用語の語彙を覚える必要はあるでしょうが、
日常的な会話であれば、レベル2くらいまでの、
シンプルな英語で充分です。
そういう本をたくさん読んでください。
■単語を覚えようとしなくてもいいのでしょうか。わからないまま
飛ばしてしまって、ほんとうにわかるようになりますか?
大切な単語、よく使う言い回しなどは、しつこいくらい
何度も何度もでてきます。
そのうちに、この単語はこういう場面で使われるんだと、だんだん
わかってきますから、大丈夫ですよ。
だいたいそんな感じでしたでしょうか。
……………………………………………………………………………
それから、会場の撤収、講演に使った書籍の片付けを学生さんたちが
やってくださいました。
そのときに、教師と学生さんがとても楽しそうに話をして
いらっしゃるのが印象的でした。
(自分が生徒・学生だった頃って、あんなふうに先生と楽しく
話なんてしたっけかなー? うらやましい・笑)
------------------------------------------------------------
■酒井先生と豊田高専の先生がたを囲んでの懇親会(19:00-21:00)
------------------------------------------------------------
そのあとの懇親会は、酒井先生、高専の先生がた3名、
社会人タドキスト3名という顔ぶれでした。
いつものように、2時間があっという間でした。
高専の先生がたも、懇親会のときにはひとりの技術者だったり
父親だったり、タドキストだったり。
教師と社会人タドキストという枠組みを取り払って
自由にいろいろお話ができました。
帰りは、同じ方面のAMINOさん、高専のY先生と半時間の道のりを
ご一緒させていただきました。とても楽しい時間でした。
話に熱中しすぎてあやうく下車駅を過ごすところでした(笑)。
------------------------------------------------------------
最後になりましたが、お世話になった方々にお礼を。
素晴らしい講演会を企画実現してくださった西澤さん、
外部者である社会人にまで門戸を開いてくださって
本当にありがとうございました。
これからの高専での授業が益々充実発展することをお祈りしています。
お世話になったY先生、I先生、F先生にも、
どうぞよろしくお伝えください。
今回、西澤さんと実務レベルでいろいろ連絡をとって
くださったAMINOさん、いろいろお世話になりました。
名駅でAMINOさんと合流しなかったら
自力で豊田高専までたどりついたとしても、
あの広い学内で迷子になっていたかもしれません。
ありがとうございました。またお会いしましょう!
(次っていつだっけ? ペギーさん迎撃かな)
いろいろ陰で支えてくださった古川さんやマリコさん、SSSのみなさん
ありがとうございました。会場入り口に準備された資料の山が
みなさんの応援の笑顔に見えました。感謝しています。
酒井先生、ご多忙なところを本当にありがとうございました。
突然の訃報、心よりお悔やみ申し上げます。
以上、長々と失礼いたしました。
------------------------------------------------------------
と、報告書きをしている間にも、
16日の感想とsumisumiさん掲示板復活作戦が次々と。
sumisumiさん、早く復旧できるといいですね〜。
(役にたたないメッセージしか送れない。すみませぬ(^^;))
千葉大での講演会も手ごたえのあるものだったようで
よかったですね!
古川さん、マリコさん、はにまるさん、たこ焼きさん、
お疲れさまでしたー!
あ、今日は東京じゅんじゅんさんの慰労会だ。
じゅんじゅんさん、みなさん、楽しんでね〜♪
(Flat Stanley になって郵送されたい…)
ジアスさん、札幌のみなさん、雪は大丈夫?
オフ会、楽しんでくださいねー!
名古屋も今日は雪でーす!
こりんごさん、絵本の会報告ありがとうございます。
あいかわらず Hotで充実していますね!
ではでは。
------------------------------
"かのんさん、おはようございます。マリコです。
詳しい報告ありがとうございました。
これで、出席していないわたしにも、会場の進行や内容の様子が手に取るようにわかりました。
とても有意義な1日だったようですね。
〉------------------------------------------------------------
〉■多読授業の見学、酒井先生の多読指導。(15:00-16:10)
〉------------------------------------------------------------
お!メルマガ風タイトル。
〉■酒井先生の多読指導
〉教室での酒井先生の多読指導を今回初めて拝見しました。
〉そして、わかったこと。
〉酒井先生の指導って、要するにこの掲示板やオフ会での話と
〉同じなのだなぁ、と。
〉どんな本を読んでいるのかを尋ねて、その本に対して面白いかとか
〉面白くないとか、この作家はこういう人で、などと
〉一見他愛のないようなコミュニケーションをとりながら
〉学生の顔を見て、うまく学生を誉めて、これが面白いのなら
〉これも面白いと思うよ、など本を勧めて励ましていく。
酒井先生の学生さんへの多読指導は一見の価値がありますよね。
先生が楽しんでいる授業というのは、子供たちが生き生きしていると思います。
〉わたしたちは3人とも自費購入タドキストですから、
ジヒキストですね。
〉40人の学生に対し、90分の授業のうち60〜80分は個別指導の時間にあてて
〉いる、とのこと。
〉先生でも多読仲間でもいい、コミュニケーションをとりながら多読をすすめて
〉いくことの大切さを再認識した気持ちです。
ほんとにそうですね。
いっしょに歩んでいる仲間の重要性を強く感じます。
多読指導の先生というのは、マラソンの伴走車にのってるコーチのような感じですね。
〉そのコメントコーナーが終わり、校長先生のご挨拶が終わって、
〉会場撤収のアナウンスがあると、すぐに学生さんがわらわらっと
〉酒井先生や自分たちのまわりに集まってきて、
〉こんな読み方をしてるんですけど…、という質問や
〉雑談を気軽に話しかけてきてくれたことが、大変うれしかったです。
〉(AMINOさん、学生さんたちに囲まれてましたねー、笑)
積極的ないい学生さんたちですね。
〉質問というよりも、「ああ、この方法でいいんですね!」と
〉気もちが軽くなって明るい表情で話をしてくれる
〉学生さんが多くて、それがとてもとてもうれしかったです。
常識と大きくちがくことは、本で読んだだけではなかなか納得できないですものね。
たくさんの実践者の声を聞くと少しずつ納得できるようになりますね。
〉あ、今日は東京じゅんじゅんさんの慰労会だ。
〉じゅんじゅんさん、みなさん、楽しんでね〜♪
〉(Flat Stanley になって郵送されたい…)
かのんボールになって飛んできてください。
ではでは。
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: sumisumi http://bookshelf.hacca.jp/
投稿日: 2004/1/19(12:17)
------------------------------
AMINOさん、かのんさん、詳しい報告をありがとうございます。
もう、私が付け加えることはほとんどありません...
〉講演会の最後に酒井先生が私と かのんさん sumisumiさんに多読を始めた
〉動機やその効果などをインタビューされて講演が終わりました。
ここです!
私は結局、動機までしか喋らず、肝心の、今どうか、をお話しなかったんですよ...
あほです。
〉生徒さんたちはもちろん自主参加で、講演会後に15名ほどが残り
〉先生と私たちに質問をされるほど熱心でした。
昨年の丸善のときよりも、すでにちょっと読み始めている人が多かったせいか、
質問が具体的でしたね。
図書室では3人で蔵書を前にああでもないこうでもないと、
高専の先生におすすめ本を勝手にどんどん話したりしていました。
図書室の割と入ってすぐのところで、英語の本を借りに学生さんが
ひんぱんに足を運ぶので、図書室としても活性化になって歓迎されているそうです。
翌日のオフ会では近所の図書館の攻略法のアドバイスもいただきました。