[掲示板: 〈過去ログ〉英語のことなんでも -- 最新メッセージID: 2495 // 時刻: 2024/12/25(15:44)]
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お名前: 柊
投稿日: 2013/7/19(06:59)
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たかぽん、こんにちは。
私は全然考えたことがなかったのですが、歴史小説読みとしては、むしろ、ヨーロッパの窓がいつからガラス窓になったのか気になります。中世には角を薄く切って磨いて並べて貼って、採光していたと日本の本で読みました。とすると、私の大好きな16世紀の窓はどうやって光を入れていたのか、光は入るのか入らないのか? ただの穴だったのか?
ちなみに、私の持っているWebster's new world dictionary( of the American Language)という、英語圏版広辞苑のような辞書がありまして、父から譲り受けたので40年ほど前のものですが、こう書いてありました。
1(a) an opening in a building, vehicle, or container, for letting in light or air or for looking through, usually having a pane or panes of glass, etc. set in a frame of sash that is generally movable so that it can be opened ant shut.
動くことは書いてあるんですが、動き方は書いてないですね。動かない場合や、ガラスがない場合も想定している? 18世紀末のマリー・アントワネットの嫁入り馬車の窓は多分開かないと思うんですが。American Languageということは、たとえば公用語が英語のインドで窓がどう開くかも考えないといけませんね。もう一つ面白かったのが、Macmillan essential dictionaryです。
a hole with a frame in a wall or vehicle that lets in light and air and lets you see outside, or the glass that covers this hole:
意味としてはholeかガラスかということでしょうか。
あと、新しめの辞書(父の辞書以外)では、パソコンのウィンドウも書いてありました。あれって、クリックするもので、上下にも左右にも開けませんよね。
考えたこともないことを考えて、面白かったです。ありがとう、たかぽん。
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お名前: 柊
投稿日: 2013/7/19(07:52)
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どこかで下から押し上げる式の窓を開けたことがあったような気がしてずっと考えていたのですが、あれは学校ではなかったかと思います。なんだ、上下式の窓あったじゃん。
私は北海道に住んでいますが、寒気の侵入を防ぐために、一般的に窓は二重になっています。私の住んでいる家は三重なので、夏場はめんどくさいやと一枚しか閉めずに、残り二枚は開けておいたりします。
ということはOpen the windowじゃなくて、Open the windowsになる? フランス語だと定冠詞も複数形にしないといけないですね。
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お名前: たかぽん http://dandelion3939.blog38.fc2.com/
投稿日: 2013/7/19(22:06)
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柊さん、ふたたびこんばんは。
〉どこかで下から押し上げる式の窓を開けたことがあったような気がしてずっと考えていたのですが、あれは学校ではなかったかと思います。なんだ、上下式の窓あったじゃん。
ありますよー。わが家にもあります。
もっとも、「それは『窓』ではない」と言われてしまうかもですが・・・
〉私は北海道に住んでいますが、寒気の侵入を防ぐために、一般的に窓は二重になっています。私の住んでいる家は三重なので、夏場はめんどくさいやと一枚しか閉めずに、残り二枚は開けておいたりします。
北海道なのに三重県なんですか? (すみません…)
〉ということはOpen the windowじゃなくて、Open the windowsになる? フランス語だと定冠詞も複数形にしないといけないですね。
ここが、面白いところで、window を枠・穴だと考えれば、
ガラスが何重であっても、Open the window! でよいでしょうね。
window を、そのガラス板だと考えれば、Open the windows! か?
夏場、一枚だけ閉めるなら、Close just one window. になる??
まぁ、ガラス板としての window は、pane とか windowpane
と言うのが普通なんでしょうか?
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2409. windowは、穴のことであって、そのカバーの動かし方で、穴がwindowでなくなったりはしない
お名前: たかぽん http://dandelion3939.blog38.fc2.com/
投稿日: 2013/7/20(09:09)
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ということでしょうか。
(カバーのほうもwindowという。後述)
(※元投稿7月19日21:42。
タイトルと前行で、「window(窓)」と書いてたのを、「window」に訂正しました。)
柊さん、こんばんは。たかぽんです。ご意見ありがとうございます。
〉私は全然考えたことがなかったのですが、歴史小説読みとしては、むしろ、ヨーロッパの窓がいつからガラス窓になったのか気になります。中世には角を薄く切って磨いて並べて貼って、採光していたと日本の本で読みました。とすると、私の大好きな16世紀の窓はどうやって光を入れていたのか、光は入るのか入らないのか? ただの穴だったのか?
「窓には板戸、閉めれば真っ暗」というのが
中世の常識だったみたいですね。
風を防ぎつつ外光が欲しい場合は、板戸のまんなかあたりに
菱形やハート形の小さな開口部を作ったけれども、
やはり風が入るので、冬は寒い。
そこで、開口部を大きく取って、油を引いた羊皮紙を
張ったりもしたそうです。うすぼんやりながら光を透す。
羊皮紙もぜいたくだったけれども、それ以上の最高のぜいたくが、
窓ガラスだった。
丸ガラスを並べる方式の窓ガラスが、13世紀ごろから
少しずつ始まったそうで、
15世紀頃には、富裕な商人の家、市参事宴会場、
組合会館などで用いられるようになったが、
庶民には高嶺の花だった。
板ガラスの製法が開発されたのは、18世紀のフランス。
以上、紅山雪夫『ヨーロッパものしり紀行《城と中世都市》編』の
コラム「中世の窓とガラス」をパクらせていただきました。。
〉ちなみに、私の持っているWebster's new world dictionary( of the American Language)という、英語圏版広辞苑のような辞書がありまして、父から譲り受けたので40年ほど前のものですが、こう書いてありました。
〉1(a) an opening in a building, vehicle, or container, for letting in light or air or for looking through, usually having a pane or panes of glass, etc. set in a frame of sash that is generally movable so that it can be opened ant shut.
〉動くことは書いてあるんですが、動き方は書いてないですね。動かない場合や、ガラスがない場合も想定している? 18世紀末のマリー・アントワネットの嫁入り馬車の窓は多分開かないと思うんですが。American Languageということは、たとえば公用語が英語のインドで窓がどう開くかも考えないといけませんね。もう一つ面白かったのが、Macmillan essential dictionaryです。
〉a hole with a frame in a wall or vehicle that lets in light and air and lets you see outside, or the glass that covers this hole:
〉意味としてはholeかガラスかということでしょうか。
今ごろ気がついたのですが、タイトルにも書きましたように、
window って、まずは、壁に開いたその穴のことなんですよね!
なので、そこに設置された、木なりガラスなりのカバーを
どう動かすか、なんてことは、window の本質とは、関係ない。
で、そのカバーのことも window と言ったりするというのが、
Macmillan の説明ですね。
door なんかも同じでしょうね。
〉あと、新しめの辞書(父の辞書以外)では、パソコンのウィンドウも書いてありました。あれって、クリックするもので、上下にも左右にも開けませんよね。
ですよね。開け方はともかく、「開いた穴」かどうかだけが、
window の目安なんでしょうね。
〉考えたこともないことを考えて、面白かったです。ありがとう、たかぽん。
いえ、こちらこそ、大事なことに気づかせてもらいました。
ありがとうございました!!
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お名前: Ry0tasan http://tadoten.blog122.fc2.com
投稿日: 2013/7/21(07:48)
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"柊"さんは[url:kb:2405]で書きました:
柊さん、
おはようございます。
面白そうなコメントなので、
私もここから参加させていただきます。
〉たかぽん、こんにちは。
〉私は全然考えたことがなかったのですが、歴史小説読みとしては、むしろ、ヨーロッパの窓がいつからガラス窓になったのか気になります。中世には角を薄く切って磨いて並べて貼って、採光していたと日本の本で読みました。とすると、私の大好きな16世紀の窓はどうやって光を入れていたのか、光は入るのか入らないのか? ただの穴だったのか?
〉ちなみに、私の持っているWebster's new world dictionary( of the American Language)という、英語圏版広辞苑のような辞書がありまして、父から譲り受けたので40年ほど前のものですが、こう書いてありました。
〉1(a) an opening in a building, vehicle, or container, for letting in light or air or for looking through, usually having a pane or panes of glass, etc. set in a frame of sash that is generally movable so that it can be opened ant shut.
ネイティブむけで、
これぐらいの規模の辞書は、
大学の授業で Shakespeare を読むようなことも想定してあり、
意味や用法も年代順に載っていることが多いです。
このばあいも、
window のもともとの意味だと思います。
〉動くことは書いてあるんですが、動き方は書いてないですね。動かない場合や、ガラスがない場合も想定している? 18世紀末のマリー・アントワネットの嫁入り馬車の窓は多分開かないと思うんですが。American Languageということは、たとえば公用語が英語のインドで窓がどう開くかも考えないといけませんね。もう一つ面白かったのが、Macmillan essential dictionaryです。
〉a hole with a frame in a wall or vehicle that lets in light and air and lets you see outside, or the glass that covers this hole:
〉意味としてはholeかガラスかということでしょうか。
こちらは現代の英語を中心にした辞書だと思います。
定義の後半、
"or the glass that covers this hole" という新しい意味が加わっていることに気がつきましたね。
ガラス自体のことを "window" と呼んだりするわけです。
〉あと、新しめの辞書(父の辞書以外)では、パソコンのウィンドウも書いてありました。あれって、クリックするもので、上下にも左右にも開けませんよね。
あれ、
そうですか。
マウスの操作で広げたりできませんか?
この点はいずれ機会があったらということにしましょう。
では!
〉考えたこともないことを考えて、面白かったです。ありがとう、たかぽん。
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お名前: たかぽん http://dandelion3939.blog38.fc2.com/
投稿日: 2013/7/21(14:07)
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Ry0tasanさん、こんにちは。たかぽんです。
横から失礼いたします・・・
〉"柊"さんは[url:kb:2405]で書きました:
〉〉ちなみに、私の持っているWebster's new world dictionary( of the American Language)という、英語圏版広辞苑のような辞書がありまして、父から譲り受けたので40年ほど前のものですが、こう書いてありました。
〉〉1(a) an opening in a building, vehicle, or container, for letting in light or air or for looking through, usually having a pane or panes of glass, etc. set in a frame of sash that is generally movable so that it can be opened ant shut.
〉ネイティブむけで、
〉これぐらいの規模の辞書は、
〉大学の授業で Shakespeare を読むようなことも想定してあり、
〉意味や用法も年代順に載っていることが多いです。
〉このばあいも、
〉window のもともとの意味だと思います。
Random House Webster's Uabridged Dictionary も確かに非常に詳しくて、
いま The Tempest を読んでいるんですが、あの「brave new world」の
「brave」の意味も載っているので、感心します。
「Archaic.」として、「excellent; fine; admirable.」。
window については、wind + ow(目)で、「風穴」が元の意味だったんですね。
〉〉動くことは書いてあるんですが、動き方は書いてないですね。動かない場合や、ガラスがない場合も想定している? 18世紀末のマリー・アントワネットの嫁入り馬車の窓は多分開かないと思うんですが。American Languageということは、たとえば公用語が英語のインドで窓がどう開くかも考えないといけませんね。もう一つ面白かったのが、Macmillan essential dictionaryです。
〉〉a hole with a frame in a wall or vehicle that lets in light and air and lets you see outside, or the glass that covers this hole:
〉〉意味としてはholeかガラスかということでしょうか。
〉こちらは現代の英語を中心にした辞書だと思います。
〉定義の後半、
〉"or the glass that covers this hole" という新しい意味が加わっていることに気がつきましたね。
〉ガラス自体のことを "window" と呼んだりするわけです。
そうですね。
西洋では、長らく板戸だったようですが、その板戸自体を window とは
呼びにくかったんでしょうかね。閉まっていれば壁と同じですから。
東洋には、紙製の透かし窓が早くからあったので、その遮蔽物も含めて
「まど」と呼ぶ感覚があったのでしょうかね。
〉〉あと、新しめの辞書(父の辞書以外)では、パソコンのウィンドウも書いてありました。あれって、クリックするもので、上下にも左右にも開けませんよね。
〉あれ、
〉そうですか。
〉マウスの操作で広げたりできませんか?
〉この点はいずれ機会があったらということにしましょう。
上下、左右に、ドラッグして広げることはできますね。
柊さんがおっしゃっているのは、パソコンのウィンドウは、
最初に開けるときに、建物などの window とは違って、
クリックで開けますよね、という意味だと思うのですが。
(下から開けなきゃ window じゃない!かのような
某先生のご発言に対応したものかと。)
ではでは。
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お名前: たかぽん http://dandelion3939.blog38.fc2.com/
投稿日: 2013/7/21(20:12)
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すみません。ちょっとだけ。。
柊さん:
〉〉〉あと、新しめの辞書(父の辞書以外)では、パソコンのウィンドウも書いてありました。あれって、クリックするもので、上下にも左右にも開けませんよね。
Ry0tasanさん:
〉〉あれ、
〉〉そうですか。
〉〉マウスの操作で広げたりできませんか?
〉〉この点はいずれ機会があったらということにしましょう。
たかぽん(私):
〉 上下、左右に、ドラッグして広げることはできますね。
〉 柊さんがおっしゃっているのは、パソコンのウィンドウは、
〉 最初に開けるときに、建物などの window とは違って、
〉 クリックで開けますよね、という意味だと思うのですが。
〉 (下から開けなきゃ window じゃない!かのような
〉 某先生のご発言に対応したものかと。)
ウィンドウを広げるのは、窓の枠そのものを広げるような感じですね。
ウィンドウをカバーしているものを開ける、という感じではなくて。
ウィンドウには、開けるガラス戸が、はまっていないような感じですか。
あるいは、「はめ殺し」のガラス戸が、はまってるような感じか。
それだけです。失礼しました・・・
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"Ry0tasan"さんは[url:kb:2413]で書きました:
〉"柊"さんは[url:kb:2405]で書きました:
Ry0tasanさん、こんにちは。
〉柊さん、
〉おはようございます。
〉面白そうなコメントなので、
〉私もここから参加させていただきます。
どうぞどうぞ。
〉〉たかぽん、こんにちは。
〉〉私は全然考えたことがなかったのですが、歴史小説読みとしては、むしろ、ヨーロッパの窓がいつからガラス窓になったのか気になります。中世には角を薄く切って磨いて並べて貼って、採光していたと日本の本で読みました。とすると、私の大好きな16世紀の窓はどうやって光を入れていたのか、光は入るのか入らないのか? ただの穴だったのか?
〉〉ちなみに、私の持っているWebster's new world dictionary( of the American Language)という、英語圏版広辞苑のような辞書がありまして、父から譲り受けたので40年ほど前のものですが、こう書いてありました。
〉〉1(a) an opening in a building, vehicle, or container, for letting in light or air or for looking through, usually having a pane or panes of glass, etc. set in a frame of sash that is generally movable so that it can be opened ant shut.
〉ネイティブむけで、
〉これぐらいの規模の辞書は、
〉大学の授業で Shakespeare を読むようなことも想定してあり、
〉意味や用法も年代順に載っていることが多いです。
〉このばあいも、
〉window のもともとの意味だと思います。
なるほど。本当に広辞苑なんですね。hazardを引いても、今読んでいる19世紀ものに出てくる、賭場でするゲームの一種というところまで載っていました。他の辞典には載ってなかったんですけど。
〉〉動くことは書いてあるんですが、動き方は書いてないですね。動かない場合や、ガラスがない場合も想定している? 18世紀末のマリー・アントワネットの嫁入り馬車の窓は多分開かないと思うんですが。American Languageということは、たとえば公用語が英語のインドで窓がどう開くかも考えないといけませんね。もう一つ面白かったのが、Macmillan essential dictionaryです。
〉〉a hole with a frame in a wall or vehicle that lets in light and air and lets you see outside, or the glass that covers this hole:
〉〉意味としてはholeかガラスかということでしょうか。
〉こちらは現代の英語を中心にした辞書だと思います。
〉定義の後半、
〉"or the glass that covers this hole" という新しい意味が加わっていることに気がつきましたね。
〉ガラス自体のことを "window" と呼んだりするわけです。
〉〉あと、新しめの辞書(父の辞書以外)では、パソコンのウィンドウも書いてありました。あれって、クリックするもので、上下にも左右にも開けませんよね。
〉あれ、
〉そうですか。
〉マウスの操作で広げたりできませんか?
〉この点はいずれ機会があったらということにしましょう。
いや、大丈夫です。私はパソコンにうといですが、それぐらいは何とかわかります。ただ、この話はもともと「窓は左右に開けるけど、windowは上下に開ける」というのが正しいかどうかの話だったので。私もマウスで広げることはできます。
〉では!
では、また。
〉〉考えたこともないことを考えて、面白かったです。ありがとう、たかぽん。