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お名前: 杏樹
投稿日: 2008/5/24(23:53)
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※投稿を、Newsからこちらへ移動しました※
ジアスさんが(多読通信で)脳内映像のことを書いているので、
私の場合をお伝えします。
私は子どものときから本を読むときは頭に映像が浮かんでました。読んでいたら勝手に頭の中に映像が展開していきます。何語の本を読んでも同じです。それが自分にとって普通だったので、映像無しに本を読む人がいるのを知ったときは驚きました。私には映像なしに本を読むことが想像できません。
映像の質は本の内容に大きく左右されます。マンガっぽい表現になることもあれば、実写に近いこともあります。なんとなく立体的で色もついてます。これも本によって鮮やかだったりパステルカラーだったりしますが、勝手に映像が浮かぶので自分でコントロールするわけではありません。
音も声も出ます。声はイメージで「こんな感じ」といった程度ですが、怒ったり泣いたり笑ったりなど、感情によって口調が変化します。
情景や人物の描写があるとそのとおりに映像が組みたてられていきます。想像するのが難しいようなものは、組み立てるのに時間がかかります。描写のとおりに想像しますので、必ずしも「美男美女」にはなりません。
ドラマチックな場面や特に面白い場面になるほど迫真の映像になっていきます。
書かれていないことや想像しにくいものについては、勝手に映像が出てきたり、ぼんやりしたまま進みます。
多読をして意外だったのは、アメリカやイギリスの「普通の家」の様子がよくわからないことです。「フルハウス」は絵もないし、ドラマも見たことがありません。ジャクリーン・ウィルソンの「Sleepover」や「Cat Mummy」も家の中の場面が多いです。勝手に出てくる映像では日本の家の洋間みたいになるので、アメリカの映画などを思い出して意識的に想像して家の中の映像を組み立てることになりました。それがけっこう細部まで想像がいきわたらないので苦労しました。
ヒストリカル・ロマンスの貴族のお屋敷の方が想像しやすいです。
また、「Darren Shan」でのCirque de Freakの人たちも想像するのに少々手間がかかりました。
だもんで、好きな本が映画になると絶対「イメージが違う」になってしまいます。自分の脳内映像のとおりにならないのは当然ですので、それはある程度覚悟して見るか、見ないでおくかどちらかです。見たことでかえって映像が鮮明になって補助してくれる場合もあります。
また、映画や写真や絵で見たことの蓄積が、本を読むときの脳内映像の助けになっています。
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