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お名前: かのん
投稿日: 2003/6/28(01:25)
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Tomokoさん、再びかのんです。 成雄さんもコメントされていますが、マイペースで、って むずかしいですよね。 Tomokoさんがご自身のジタバタ経験をお話してくださいましたが 自分にも思い当たることがあります。 今のTomokoさんには、きっともう必要のないことだと 思いますが、わたしの経験も参考までに聞いていただけますか。 わたしがジタバタしたのは、やっぱり50万語くらいの頃と、 それから80万語の頃でした。 50万語のジタバタの原因は、日本語での読書とのバランスが 原因でした。 その頃は英語本で快適に読める本のレベルが低くて、本の選択 肢が狭く、自分が本当に読書として面白いと思える本にそうそ う出会えるわけではない。 だから自分が読みたい本が読めない!というフラストレーショ ンがたまってしまったんです。 英語本をたくさん読むことが楽に読めるようになることにつな がるのだと、頭ではわかっているから、英語を読むペースを 落としたくない、でも、フラストレーションはたまる。 で、どうしたかというと、思い切って英語を読むペースをそれ までの半分くらいに落として、日本語読書を平行させました。 日本語読書はおもいっきり読みたいものを読めますから、 そっちで満足することにして、英語は少々好みにあわなくても 読むと。ペースを落とすのは正直言っていやでしたけれど それよりも楽しくないことのほうがもっといやだったので 自然とそうなりました。 今でもやっぱり日本語の本で無性に読みたくなるときがありま す。そんなときには、素直に日本語の本を読んでしまいます。 だって日本語の本なら英語本にくらべればあっという間に読め るんですもの。で、あー面白かった、じゃ、今度は英語にしよ、 って感じです。 なんだかこのコメント、すごく長くなる予感がしてきました。 よろしければもう少しおつきあいください。 で、次のジタバタは80万語の頃。100万語を意識する気持ちが だんだん強くなってきてしまったことが原因です。 早く100万語に到達したい!と思うけれど、そう思う気持ちほ どには語数はすすまない。あのときも苦しかったな〜。 それで思いついたのが、日数と読んだ語数をグラフ化すること でした。 ちょっと文章だとわかりにくいかもしれませんが、ごめんな さいね。 Tomokoさんもきっと読書記録はつけていらっしゃいますよね。 わたしもつけています。 わたしの読書記録ノートはたまたまA5サイズの方眼ノートでした。 5mmの方眼用紙。 まず、見開き1ページにグラフを1つ描きます。縦方向が語数。 2メモリ(1センチ)1万語で、10万語まで。 横方向は日付で、1日1メモリ(5mm)。 わたしの場合、実績として10万語を読むのに、順調にいって 7〜15日かかります。 なので、グラフは、その2倍の4〜5週間分にします。 (2倍、というのがミソです) そしてグラフの左下から右上まで、直線をひいてしまいます。 これが自分の数値目標です。いつまでに、どのくらいのペースで 読めば、次の10万語に到達するかを、視覚化してしまうわけです。 本を読んだら、グラフに書き込んでいきます。 1冊5000語とか1万語くらいだったら、1冊読んだらグラフにします。 でも、Tomokoさんは最近は1冊10万語クラスという大書にとりくん でいらっしゃいますから、そうすると、1章ごととか30ページごととか、 てきとうに単位をきめて、グラフにしていく、と思ってください。 1万語で1センチなので、3000語くらい読んでも充分視覚化できますから。 で、ここでミソなのが、この数値目標は自分の本来のスピードの半分だ ということ。つまり、2〜3日まったく読めない日があったとしても、 1〜2日いつものペース、もしくは1日ちょっとがんばれば、数値目標 を楽に追いつき、追い越すことができます。 目標よりも越している、というのは、けっこう満足度が高いんですよ。 おー、がんばったやん、自分、って自分をほめてあげられるんです。 順調に読み進めば、数値目標の2倍のスピードのグラフができて いきます。これはもう快感になってしまうんです。 すごーい、がんばってるやん、自分!になるんです。 この方法をやりはじめてから、2つのことが楽になりました。 ひとつは、ほかの人のペースを気にすることが減りました。 まったく気にならないといえばウソになります。やっぱり気になります。 でも、安心感があるんです。常に自分の数値目標が見えているからです。 もうひとつは、10万語の単位が一定の基準になることの安心感です。 さっきのわたしの80万語のジタバタを例にしましょうか。 100万語目前の20万語、というと、がんばればあとちょっとのような気が しますよね。 でも、グラフにすると、やっぱりグラフ2つ分なんですよ。 そうすると、あと少しだと思ったけれど、やっぱりまだもう少し時間が かかりそうだな、と自分で気がつくことができます。 つまり、意識としてはあと20万語をめざしているんだけど、 グラフ的には常に次の10万語を目指している。 そうすると、安心して読めるんですよ。 100万語を通過したら、次の目標は200万語。 でも、とりあえずは次の10万語を確実にこなすことを目標にできる んです。 このグラフのもうひとつ、いいところ。 この目標は自分できめたのだから、目標を変えるのも自分なのですよ。 目標よりもペースが遅くなりだしたら、数値目標そのものを下げちゃいます。 たとえば、2週間まったく読めなかったら、さすがになかなか目標値を 越せません。これはむずかしいな、と思ったら、あっさりグラフを書き 換えてしまいます。 つまり、今を基準にもう一度グラフを書き直すのです。 場合によっては、4週間で読めるところを6週間に伸ばしてもいいと 思います。とにかく、よっぽどでない限り、これくらいはキープできる だろう、と思える数値に目標を変えてしまうんです。 で、また読み始める。 そうすれば、読めなかった、という事実は見えなくなります。目標より 下回っていたことは忘れて、今からがんばればいい、と思えるようにな ります。 読む語数さえ確実に増やしていれば、読む力は勝手についてくること は、もうご経験済みですよね。 だから、安心して読んでいればいい、と思っています。 もしも、今後、しんどいなー、すすまないなー、と思ったときに こんな話もあったなと思い出していただいて、 効かなくてもともと、と、気楽に試してみていただけたらいいなと 思って、書かせていただきました。 大変長くなってしまいました。 ここまで読んでくださってありがとうございました。 それでは、Happy Reading!
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