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お名前: 遠子
投稿日: 2004/1/3(01:07)
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みなさん、あけましておめでとうございます。 遠子です。 とても久しぶりの報告です。1年ぶりぐらいかな? まず、このきっかけを作ってくれたアトムさんに感謝です。 アトムさんの言葉がなかったら書いていなかったかもしれません。 さて、肝心の報告の方は2003年10月から12月に読んだ本について です。 深い意味はないのですが、今回は期間で区切ってみました。 * 再読は除く。基本的には読んだ順ですが、報告の便宜上、多少 ずれているものもあります。 “The Wind Dancer” by Iris Johansen(L8) ヒストリカルロマンス。Wind Dancer 3部作の1作目。ルネサンス 時代のイタリア半島が舞台で、スリをして家族を養っている奴隷 のSanchiaとWind Dancer像を取り戻すために彼女を買うLion。 単語は見たことがないものが多いのですが、英文はLinda Howard やNora Robertsより読みやすいです。会話文が多いからでしょう か。話の展開もドラマチックで、ぐいぐい引っ張ってくれます。 “The Mystery of the Haunted Caves” by Penny Warner (L4) 黄金埋蔵伝説のある洞窟にガールスカウトのキャンプでやって 来た少女達の冒険ミステリー。ガールスカウトって大変なんです ね。Nancy Drew Mysteriesをもう少し読みやすくした感じ。続編 もありますが、以前調べたときは品切れでした。 “Mates, Dates and Inflatable Bras” “Mates, Dates and Cosmic Kisses” by Cathy Hopkins (L5) ヤングアダルト。Mate, Datesシリーズの1、2作目。学校生活、 友情、親との関係、恋愛に悩む14歳の3人の少女達。1作目の 主人公はLucy、2作目の主人公はIzzieです。Princess Diaries よりもずっと読みやすい印象。みんなかわいいです。両方とも 好みの話でした。このシリーズは読み続けようと思っています。 “The Wrong Man” (PGR1) 読み残してあったGRを久しぶりに読みました。 “Grasshopper on the Road” by Arnold Lobel (L1) すごくマイペースなGrasshopperですね。でも、やっぱりOwlや Elephantの方が好きです。ちなみに、この本は虫が苦手なわたし でも大丈夫でした。 “Mother Goose” by Brian Wildsmith (L2?) Mother Gooseはリズムがいいですね〜。意味はよくわからない ものが多いですが。Wildsmithの色使いは大胆だけれど、不思議と すっと入ってきます。他の作品もぜひ読んでみたいです。 “Both Sides of Time” / “Out of Time” / “Prisoner of Time” “All for Time” by Caroline B. Cooney (L6-7) Time Travel Quartet シリーズ。4部作。ヤングアダルト向け タイムトラベルファンタジー。現代の少女Annieは突然19世紀 アメリカ東部へ行ってしまい、そこでStratという少年と出会い ます。果たして2人の恋は「時間」という壁を越えて成就するのか? 3作目は番外編に近いのですが、4作目のネタになっている エピソードがあるので読んだ方がいいと思います。最終作は多くの エピソードが同時進行していき、それが後半でまとまっていくのが 見事でした。多少疑問に思うところもあった(それともわたしの 読みが足りなかったのか?)けれど、おもしろかったです。特に 1から3作目は19世紀の女性達の状況について描かれていて、 興味を持ちました。 “Sarah, Plain and Tall” by Patricia MacLachlan (L3) 西部開拓時代が舞台。淡々としていますが、それぞれの寂しさが 伝わってきました。 “The Bike Tour Mystery” by Carolyn Keene (L4) Nancy Drew Mysteries #168。アイルランドでの自転車ツアーの話。 このシリーズは作品ごとに舞台・テーマが異なり、基本的に1冊で 完結しているので、面白そうな巻のみ読んでもいいかも。 “Evening Class” (PGR4) イタリア語のクラスを通して見るそれぞれの人生とその交錯。 Binchyの “The Glass Lake”(←買ってある)などもいずれ 読みたいです。 “The Private Life of Georgia Brown” by Brian Keaney (L4) 父親と2人暮らしのGeorgiaを様々な困難が襲います。一難去って また一難で、はらはらどきどきしているうちにあっという間に 読み終わってしまいました。Georgiaの父親や写真クラブ仲間の Lukeなど脇役がいい感じです。 “Marvin Redpost: Kidnapped at Birth” / “Marvin Redpost: Why Pick on Me?” / “Marvin Redpost: Is He a Girl?” “Marvin Redpost: Alone in His Teacher's House” “Marvin Redpost: Class President” / “Marvin Redpost: A Flying Birthday Cake” / “Marvin Redpost: Super Fast, Out of Control!” / “Marvin Redpost: A Magic Crystal?” by Louis Sachar (L2) Marvin Redpostシリーズ。小学生の頃、似たようなことがあった よなあ、と思わせるエピソードがたくさん。大切なことが押し付け がましくなく、でもきちんと描かれていていました。イラストで 避けずに読んでよかったです。全体的に親の対応が慌てず、騒がず 落ち着いていたのが印象的。 “Please Save My Earth” by Saki Hiwatari (L6) コミックス「ぼくの地球を守って」の英語版の第1巻。ずっと前に 日本語で読んでストーリーをなんとなーく覚えている状態で 読みました。効果音も全部英語でした(←当たり前?)。最初、 恐竜のエピソードが出てきてちょっととっつきにくいですが、 そこを超えると読みやすくなります。今後のストーリー展開が けっこう複雑なので(たしか)、少し高めにレベル付けしましたが、 この巻だけならばもう少し読みやすいと思います。 “Lawless” by Nora Roberts (L6) ヒストリカルロマンス。19世紀アリゾナ準州が舞台。父親と 暮らすことを楽しみに東部からやって来たSarahとガンマンJake。 荒っぽいシーンもあるにはありますが、読後感はそういう印象は なく、ほっとあたたかくなる感じ。以前読んだ”Daring to Dream” に比べると、ずっと読みやすかったです。西部開拓時代が舞台の 作品を読みなれている方は特に入りやすいと思います。 欲を言えばキャラクターにもうひとひねり欲しかった。 “The Storm” by Cynthia Rylant (L3) The Lighthouse Familyシリーズ1作目。灯台守をしている猫 Pandoraと彼女に命を救われ灯台に住み始めた船乗りの犬Seabold。 そして嵐がやって来た・・・。ほんわりと心温まる話でした。 イラストもきれい。The Cobble Street Cousinsシリーズよりも 万人向けかな。 “Shades of Twilight” by Linda Howard (L8) サスペンス風味のロマンス。両親が事故で死亡し7歳のRoannaは、 同じ事故で母を失ったいとこのJessieと共に名家を切り盛りする 祖母に引き取られた。そこには同じくいとこのWebbがおり、彼に だけ懐いていた。10年後、Jessieと結婚し跡継ぎとなったWebbに かなわぬ思いを寄せていたRoannaだったが、Jessieが何者かに 殺され、犯人だと疑われ家族に裏切られたWebbは家を出る。 さらに10年後、ついに再会した2人だったが・・・。 一途な主人公にほろり。全体的に薄暗さ漂う話ですが、しっとりと していておすすめです。 “New York Café” (OBW0) これまた残してあった本。ラスト、予想はつきましたが怖かった です。 他に、最近冊子版の”Time for Kids”を読み始めました。 「意見」を持つことを重視しているんだなあという作りですね。 英語は思ったよりも読みやすく、1冊のページ数が少ないし、 小さい記事もあるのでちょっとした時間に読むのにもちょうど いいです。 余談 参考図書として和書ですが、2冊。 「アメリカ西部の女性史」(明石書店) 西部開拓時代の女性に関心がある方に。当時の女性にとって 主だった4つの職業‐農夫、教師、医者、娼婦について解説。 東部のことや妊娠等についての記述もあります。 アメリカの歴史ものを読んで、この頃の女性の生活に興味を 持ったので読んでみました。 『「入門」児童文学』(中教出版) 学生時代に授業で使った本。 大掃除で発見。発行が平成5年のためハリーポッター等は 載っていませんが、日本・外国両方ともさらっと流れや ジャンルを押さえるにはいいと思います。 読みたい本がたくさんあるので、全然飽きません。次に何を 読もうか迷うのもまた楽し、です。 では、2004年もHappy Reading!!
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