[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/16(06:15)]
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お名前: 酒井@イギリス滞在中
投稿日: 2003/6/13(03:11)
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tribirdさん、おひさしぶりです。
140万語の報告ありがとうございました!
〉酒井先生に以前掲示板に書き込むように言われたのですが、
感覚として分かったように思っていただけで書き込めませんでした。
最近少し言葉にできそうなので書いてみたいと思います。
〉(カタカナで英語を書くと余計分かりづらいですが。)
ありがとうございました。とてもありがたい報告です。
〉真っ当な言い方では無いが子音は音、母音は声と捉えると
分かりやすいのではないかと。
〉日本語は全部母音が付くので会話は声として言葉を話すが
英語は音と声で言葉ができていると。
はい、そういう表現でいいと思います。
〉じゃぁ、声とは何か?咽を使うということか?たとえば
大声コンテストで大声を出す時
〉その大きな声は最後は必ず母音がついていると思う。
人間が口から発する音(子音)ではあまり大きな音を出せないのではないかと。
子音は瞬間的な音で、普通は長くはひっぱれませんね。
s、sh、f、vなんかは別ですが。
>僕はついこの間までtrain/ トレインはt/トとra/レの間に
〉子音がないからそこはtとraの間を詰めて速くtraと発音していた。
はい、そうでした。だからもとの英語よりも音節数が多くなって、
シャドーイングが忙しそうでしたね。
〉tが音でraで初めて咽を使う声なになるのだとすればたとえゆっくりでも
速く発音してもtrainの発音に変わりはない、たぶん。
これもその通りだと思います。tribirdさん特有の自己分析で、
とてもすごい観察をしていると思います。
すこしくわしく言うと、ぼくら、普通は train と言うときに、
t の段階からのどを使って、有声音にしているんですね。
s なんかもそうです。無声音として出てくるのはほんの一瞬で、
すぐのどをつかいはじめるので、sの続いてる時間が短くなって、
母音(tribirdさんのいう「声」に含まれる)がはいって、
(子音が日本語より強い)英語ではちゃんとsの音と認識されない
ことになってしまう。
study なんて言うときも、最初のsを時間をかけて、
声帯を震わせないようにしばらく雑音(tribirdさんのいう「音」)
として出して、それからおもむろにtudyに移らないと、最初の
sが意味なくなってしまう。うー、このへんは文字だけではなかなか
伝えにくい・・・各地のオフ会で実演しましょう。
(日本語の癖と、英語の癖、両方を演じられるのは日本人の英語の
先生が英語を母語とする先生になんとか対抗できる分野ですから)
〉Pteranodon/ プテラノドンの「テ」から始まるかのような、
「プ」はちょっとおざなりというわけではないが、控え目な音である
ように思う。これが何となく「子音の後に母音がないということ」だと。
put, puteだったら「プ」がもっとえばってくるだろう。
いや、おざなりでしょう。pとtがつながることは英語には
ないので、実際の所tしか音になっていない可能性があります。
くわしく聞いたことはないのだけれど。
〉そしてこれがスペル間だったらまだまぁそれなりにできたり
するのだが単語間となると大変なことになる。各々の単語が
母音から始まるのか子音から始まるのかまた終わるのか。
伝達する単語の重要度によって強弱があるし、ボーイズンガールズの
andのような省略もあるし、単語間の変化の仕方は様々である。
また単語の固まりの変化(going to)もあるし。いちいちこんな事を考えて
シャドウイングしていませんが。曖昧だし間違っているかも知れませんが、
こんな感覚を持っています。
はい、これもその通りで、実際の音の変化は前後にどんな文字が来るか、
どのくらい強めるか、そのほかさまざまなことで決まってきます。
しかも無段階に変化する。したがって、個々の音の練習をいくらしても
文としてつながると、あまり意味がなくなってしまう・・・と
思っていますが、このへんはまだよくわからない・・・個々の音の
練習に意味があるという人もいるのです。
たとえば th なんて、(あさって、ロンドンに見に行こうと
思ってるんですが!)My Fair Lady の中で、 on the plain が
完全に on a plain になっています。(有名な「スペインの雨は
平原に降る」ですね)
舌をしっかり上下の前歯のあいだにはさむthから、上の例のように
n になってしまう場合から、ほとんど音にならない出し方まで、
無段階に変化するんですよ。
あー、、なんの話だっけ?
〉※g/グは音か声か?g/グと言ってみる。そのあと「ウ」と声を出して
みるとさらに咽の奥?g/グは咽の手前までか?日本語のgu/グだと「ウ」と
同じところまで意識を感じる?
おもしろいですねえ、tribirdさんの分析。
これはたまたまぼくがいまなんとか自然に言えるようにと無理してる
音なので、よけいおもしろい!
これも長くなるからきょうはここまで。
また書きます。
〉それにしてもシャドウイングは人気ないなぁ。
ですねえ・・・
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