[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/15(14:16)]
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: みや
投稿日: 2003/4/4(19:59)
------------------------------
思い出したことがあったので書いてみます。 日本語を全然喋れない情熱的なイングランド人のご夫人 (Oxbridge出身で外国人に英語を教える免許を持っていました) に英会話を習っていた時の話。 綱を引っ張っている絵とプールで人が泳いでいる絵を見せられて それぞれ「pull」「pool」とリピート練習をしました。 どうもそのご婦人には私の発音が気に入らなかったらしく私に何度もリピートを 要求しました。しまいには2枚の絵も投げ出して動作を交えて「pull」「pool」の繰り返し。 コツがうまく飲み込めない私はご婦人のする動作を真似しながらリピートしてました。 ご婦人からOKが出るまで気が付くと30分経っていました。 お互い無我夢中だったのでそれはそれで楽しかったんですけどね。 最後に「これであなたもイングランド人に、泳ぎたい時に間違っても荷物を引かされることはないわ」と言っていました。 思えば大英帝国は階級社会で、その人の発音で「お里が知れる」という思いがそのご婦人には強かったのかもしれません。 もしくは私の仕事は「正しい」発音で英語を話せるようにする事だと思っていたのかも。 私の足りない頭で綜合すると『ピグマリオン』や『マイ・フェア・レディー』等の作品が完成したのも、 サッチャー元首相が大学進学前に発音学校に通ったのも合点がいくのです (ひょっとしたらS先生もその洗礼を受けているのでは?)。 大英帝国ではエリート階級の教育は文武両道がモットー。 様々な文学作品を生み出し、様々なスポーツを生み出した大英帝国。 バナナ様のおっしゃるように、本を読むのは文化会系・言葉を発するのは体育会系なのではないでしょうか。
▲返答元
▼返答