[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/16(02:13)]
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338. Re: 酒井先生、シャドーイングで文字を見るのはダメですか?(長文です)
お名前: SSS 酒井邦秀
投稿日: 2003/3/20(00:57)
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ポロンさん、みやさん、こんばんは!
お返事遅くなりました。
さて、こんばんはじっくり書きましょう。
〉今日はうらみつらみ(?)も含めて、シャドーイングの障壁をなくすために
〉こんな方法はだめかなぁ?と思うことを書かせてください。
はーい。しっかり読みますよー!
〉まず、一般論として
〉 ★ 文字を見ながらのシャドーイングはいけないのか?
〉 ★ 音読から入ってはいけないか?
〉英語の音を聞いてまねるって、口を鍛えないまま来た私たちにとっては
〉とても難しいことです。
〉幼児が言葉を覚えていく過程と同じように、シャドーイングで聞こえたままに
〉音をまねる、というのは実にそのとおりだと思うのですが、この難しさに
〉めげてしまってシャドーイングしないくらいなら、テキストを見ながら
〉シャドーイングしたり、口を鍛えるために、音読から入ってもいいんじゃ
〉ないでしょうか?
いいんじゃないでしょうか?
「幼児のように」っていうのはぼくもあこがれる「境地」(?)ですが、
どうも簡単じゃないですね。その難しさのせいでシャドーイングに
最初からめげてしまうくらいなら、なにか便法を考え出して、
「テキストを見ながら」、「音読から入る」もどちらも
いいと思います。
いつも書くことなんですが、まだシャドーイングをどうやったらいいか、
ぼくには分かっていないのです。だから、みなさんがいろいろ試して
くださって、その様子を知らせてくださると、すこしずつ道が整備されて
くると思います。( For that matter,多読だってわかっていないこと
ばかりで、みなさんが書いてくださることの中に何かヒントはないかと、
いつも鵜の目鷹の目で読んでいます。)
〉それとも、やっぱり音のunlearnのためには、文字は見ちゃダメなのかなぁ?
〉最初に音だけを何度も聞いておけば、あとから文字を見てもある程度の
〉unlearnになると思うのですけれど、どうでしょう?
そういえば、昔は「最初に何度もシャドーイングして、それから
文字を見て、どういう文字の組み合わせのときにうまくついていけないか
検討してみるといいです」と言ってましたね。
このごろではよく分からなくなってきて、シャドーイングの前に
見てもいいかなとも思っています。どっちなんだろ?両方いいのか?
どうなんだ? Make up your mind!と自分に言いたいところですが、
なにしろまだ判断材料が少ないですね。
〉次に、個人的な悩みを書きます。長くなりますけど、まぁ聞いてやってください。
はーい。
〉(以下でシャドーイングというのは、口ぱくシャドーイングや
小声シャドーイングをのぞく、はっきりと発声するシャドーイングのみを
指しています。)
〉私みたいな主婦は、英語を話す機会もあまりないし、そもそも
〉英語の音を磨く、ということに対して強い動機がないもので、
〉音をよくする努力をするのは「苦行」に感じていました。
〉酒井先生の今までのお話からすると、母音や子音がどうだとか、
〉意味のわかる素材だとカタカナに変換してしまうから、意味がわかってきたら
〉次の素材に変えた方がいいとか、かなり「音」に対して厳しいことを
〉おっしゃっていたので、それだけでびびってしまいました。
そうかぁ・・・
はんせー、はんせー、だいはんせー!
いつも言っているのは、カタカナ変換できないくらい速いものと、
音を磨くためのゆっくりのと両方シャドーイングするといいですよ、と
言っているんですが、これも「あてずっぽう」の域を出ませんね。
〉意味もわからないものを音だけまねて繰り返すなんて、
そんなぁ幼児じゃあるまいし、
〉いい大人はそんなことできないよ〜〜、とSSS式シャドーイングには
〉消極的だったのです。(素直じゃないんです。すみませーーん。m(__)m)
「幼児じゃあるまいし」もその通りですね。
そもそも素直じゃないのが大人なんで・・・
〉そんな自己流シャドーイング歴が邪魔してか、文字を全く見なくてもついて
〉いけるゆっくりの素材は、英語本来のリズムがないためか、やっていて
〉おもしろくありません。
〉Frog and Toadも、朗読テープとしてたまに聞くにはいいのですが、
シャドーイングしてるとかったるく感じます。
〉(朗読テープが性に合わないせいもあります。)
〉音を磨くにはゆっくりの素材で、発音を意識しながらやることが
必要だとわかってはいるのですが、あまりおもしろくはありません。
どんなに評判のいい素材でも、自分におもしろくなければ続きませんよね。
〉早い素材なら、抑揚やリムズをたたきこみにはいいだろうと、NHKラジオ
講座の「ビジネス英会話」のCD(分速170語くらい)を使ってシャドーイングを
始めました。
〉やり方は、
〉 1、まず、会話の部分だけを何度も繰り返し聞く。
〉 もうこれ以上は聞き取れない、というところまで、細かい音に注意して
聞く。
〉 2、テキストを見て、音と文字をつなげる。
〉 3、テキストを見ながら、テープの音について、音やイントネーションを
〉 まねしながらシャドーイング(音読)する。ついていけるようになるまで、
〉 20〜30回ぐらい繰り返す。
〉 ついていけないところは、部分的に練習する。
〉 4、テキストを見ながらついていけるようになったら、テキストなしで
〉 シャドーイングする。
〉 (3〜4の合計で50回くらい。)
〉自分ではこの方法が性に合うので(やっていて楽しいです)、このやり方で
〉進もうかと思っていたのですが、多読座談会でのシャドーイングに関する
〉お話を拝見しているうちに、やはりこのやり方はまずいのか?
〉という疑問が大きく湧き上がってきてしまいました。
性に合っている→楽しい→続く→効果が出る!!!
ちっともかまわないのではないかな?
疑問は小さく縮めちゃってください。
〉つまり、文字を見ずにシャドーイングして、もっと「音を磨く」ことに
重点をおいた方がいいのか?
〉この素材の場合、私がシャドーイングするにはかなりスピードが速いのと、
〉英文が長いので、ついていこうとするあまり音がくずれてしまっているんじゃ
〉ないか?という疑問です。
〉悩んでいるうちに、シャドーイング自体がぴたっとストップしてしまいました。(涙)
せっかく楽しんでいるのに、ぼくがじゃましてしまった!
音がくずれているかどうかはまあほっときましょうよ。
(ほんとにくずれているかどうかはチェックしないとわからないと
思うし・・・)
多読と同じですべては量が解決します。
量←長続き←楽しい←性に合っている
とまあ、さっきの逆をたどって、結局性に合っている素材を
楽しいやり方で続ければいい!と・・・
〉英語もやさしく、スピードも150語くらいと少しゆっくりめなので
〉ついていける部分もけっこうあります。
〉それに、内容が大人向けでおもしろい、という点がいちばん大きいです♪
〉やはり、毎日何度も繰り返すものは、大人の知的好奇心を満たしてくれる
〉ものでないと!!(な〜んて。(^^ゞ)
その通りですよ。興味も関心もないものではねえ。
〉そこで、今迷っているのが一切文字を見てはいけないのか?という点です。
〉何度も繰り返せば、ついていける部分も増えてはくるのですが、多読と違って
〉シャドーイングの場合は、私はいい加減ができません。
〉「あわわ」を「あわわ」のままにしていると、シャドーイングした気がしない、
〉達成感もない。
〉100%とは言いませんが、できれば95%くらいはついていきたい。
〉そうしないと、リズムもおちてくる感じがしないのです。
〉 ★ そのために、文字の助けを借りるのはいけないでしょうか?
〉 「あわわ」になってしまう部分は、テキストを見ながら
部分練習したいのですが、
〉 文字を見ることは厳禁でしょうか?
〉 もちろん、最後の仕上げは文字なしで純正シャドーイングするつもりです。
いいんじゃないでしょうか・・・
(なんとなく頼りない・・・)
〉もし、「文字は一切見ないでやった方がいい」ということでしたら、
文字なしでやってみようという気持ちはあります。この素材なら、
文字なしでもかなりできそうなので。でも、できれば完璧に近いところを
目指したいので、テキストを見ながらシャドーイングしてもいいのであれば、
よりやりやすいです。
〉私のやり方が「お勉強」みたい、と思われるかもしれませんが、私にはこの方法が
〉いちばんやりやすいのです。1分程度で情報がぎっしりつまったもの
〉(つまり朗読テープでないもの)を、何十回と繰り返しシャドーイングして、
〉できる部分が増えてくるというやり方なら、毎日つづけられそうです。
それなら何も迷うことはありまっせん!!
〉はぁ〜〜、洗いざらい書いてしまいました。(≧∇≦)
〉実は、このことはず〜っと伺いたかったことなのです。
〉でも、酒井先生はきっとダメだっておっしゃるだろうと思ったら、
〉とても怖くて言い出せなかった。(笑)
〉でも、交流の広場でのぷぷさんの書き込みを拝見して、私も思うところを
〉書いてみよう、という気持ちになりました。(^^)
どうして「ダメだ」っておっしゃると思われたのだろう?
シャドーイングについてはいろいろ不明なところがあります。
何度も書きますが・・・
ですから、絶対ダメだ!なんていうことは何もないと思ってください。
多読はもうすこしはっきりしていて、「日本語に訳しながら読んでは
絶対ダメ」ですね。(でもぼくはどこかに書いたように、映画のせりふとか
本の中の決まり文句はなんとかその場にぴったりの「訳」を考えながら
読んだりしてるんですけど・・・)
あ、これは絶対ダメっていうのがあった「文法的に分析すること」かな?
〉(このままでは多読にも身が入らない今日この頃です。^^;)
ごめんなさいね、お返事が遅れて・・・
なんとかこれですっきりしましたか?
してない?
だろーなー・・・
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