[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/20(21:44)]
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1979. Re: おすすめ:「桃色(ピンク)の店」(THE SHOP AROUND THE CORNER)
お名前: 杏樹
投稿日: 2005/6/2(01:24)
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秋男さん、こんにちは。
〉 杏樹○ん、こんばんは。
どうしても伏字を使いたいようで…。
〉 うおー、濃いですねー!(笑)
ホント、どこまで行くんでしょうね。
〉 ハンガリー好きなんですか。 おなかすいてるとか? Are you ハンガリー?
…………
〉 …それはともかく、ハンガリーに関する知識って、かなりマイナーだと思うんですけど、
〉 あいかわらずよくご存じですねー。
〉 (ん? でも、オーストリア=ハンガリー帝国とか聞いたことがあるから、昔はすごかったんでしょうか、ハンガリー。)
〉 (↑ほんとに世界史知らずで・・・)
高校の教科書に載ってます、「オーストリア・ハンガリー二重帝国」。なんて不思議な国名…と強く印象に残りました。いつかハンガリーへ行きたいと思って、実際に行ってみたらすっかりハマってしまいました。「ハンガリー」は英語名で、現地語では「マジャロルサーク」といいます。マジャール・オルサーク、つまり「マジャール人の国」という意味です。本当はハンガリー語の多読もしたいんですが、素材が手に入りにくい上、これ以上手を広げる余裕がなくて…。
〉〉ふっふっふ。見るべき映画がまた増えましたねえ。私はBSでやったときに見ました。
〉 おー! ぬかったー!
〉 これは意地でも見ないと!
ふふふふふふ…勝った!
〉 テレビでやってる映画は要チェックですねー。特に、古い映画は。意外とチャンスが無いから。
〉 だいぶ前ですけど、プレストン・スタージェス監督の映画をWOWOWでやってたんですが、
〉 その時は何とも思ってなかったので、見そこなってしまったんですよねー。あ〜、痛恨。
時々古い映画をさりげなく放送しているので要チェックです。一時期、番組誌で年代をチェックして30年代の映画をこまめに見ていたことがあります。
〉〉スクリューボールコメディーは、30年代によく作られたジャンルで、次々とギャグが繰り広げられるテンポのいいコメディ…といっても「或る夜の出来事」を今見るとそこまでギャグ連発か?と思うかもしれませんが…。他愛のないラブコメディが多いようです。マルクス兄弟みたいなシュールでぶっ飛んだのは「スクリューボールコメディ」とは言わないようです。
〉 なるほどー。(ほんとに何でも答えが返ってくる御人だ・・・)
〉 マルクス兄弟の「我輩はカモである」を見てみたいんですよねー。
〉 AFI(American Film Institute)が選ぶ映画100の中にも入ってたし。
「ザッツ・エンタテイメント」にもホテルに人がギュウギュウ詰めになる場面が入ってますね。私は似たようなことを実体験したことが…。こんな狭い部屋にこんなたくさんの人が…とあきれて笑ってしまったというようなことが…。
〉〉〉〉〉 (なお、「ユー・ガット・メール」と全く同じセリフがあったりするので、
〉〉〉〉〉 「ユー・ガット・メール」を先に見ておくと、英語的(?)に、かなり楽しめます。)
〉〉〉〉おお〜、そんな隠し技(?)が!
〉〉〉〉「桃色の店」が先で、「ユー・ガット・メール」が後でもいいのでは。
〉〉〉 そ、それでもいいと思います。 (弱い…)
〉〉なんでそんなに弱気なんですか?
〉 サンセット大通りの邸に迷い込んだ脚本家のような心境に…
私がノーマのようだとでも…。
〉〉おお、多読精神。楽しく大量インプットの効果が出ているようですね。
〉 そういう気がするだけかもしれないけれど・・・
自分が楽しかったらそれでいいんです。気のせいでその気になるならそれでオッケー!
〉〉〉 そうそう。「踊らん哉」って、Shall we dance?、だったんですね。ついこないだ気がつきました…。
〉〉〉 アステア&ロジャースがブリナー&カーに、そして役所&草刈(または役所&渡辺?)とつながって
〉〉〉 ギア&ロペスとなったわけですねー。
〉〉この邦題、時代を感じさせますねー。
〉〉でも「王様と私」はもともとブロードウェイ・ミュージカルで、最初のキャストは王様のユル・ブリンナーはそのままで、アンナはガートルード・ローレンスなんです。
〉〉ついでに、「踊らん哉」のミュージカル・ナンバーを作曲をしたのはガーシュインです。
〉 おー! さすが杏樹さん、ミュージカル王!
〉
〉 ガーシュインは、有名ですけど、「ラプソディー・イン・ブルー」が、たまらん好きですねー。
〉 タタタ、タララン、タタ っていう、不安定な、都会のメランコリックな遊興の感じがいい。
「巴里のアメリカ人」もガーシュインですよ。ジーン・ケリーのMGMミュージカル。
〉〉「コッペパンみたいな石」…。ま、確かにその映画の冒頭の豪華レビューシーンにその歌を使って時代の雰囲気を出してるわけですね。アメリカ人だったらわかるんでしょう。この歌は同名の「エニシング・ゴーズ」というミュージカルの歌です。「五線譜のラブレター」のラストのエンディングタイトルの間に流れてた「You are the Top」も同じミュージカルの歌です。
〉 おー、そうなのかー。
〉 アメリカ人にとっては、古賀メロディーぐらいにスタンダード・ナンバーなのかなぁ。
〉 (たぶんちがうなぁ。)
時代を感じるという点では違うこともないかも。コール・ポーターの歌はそれこそ日本人にとっての古賀メロディーなみに親しまれてきたのではないかと思います。
〉〉〉 「Night and Day」も、思わずゾクゾクーってくる名曲だし。
〉〉それならアステア&ロジャースの「コンチネンタル」を見ましょう。この歌が使われていて、歌って踊ってます。「コンチネンタル」はもともとコール・ポーターが作曲したブロードウェイ・ミュージカル「Gay Divorce」という作品で、アステア最後のブロードウェイの舞台出演だそうです。「Gay Divorcee」というタイトルで映画化され、アステアはそのままで、ロジャースとのコンビの作品になりました。邦題の「コンチネンタル」は映画の中のナンバーの一つで、これまた素晴らしい群舞の場面です。
〉 「Gay Divorce」とは、なんとも意味深なタイトルですねー・・・。
〉 でもほんと、昔の映画は群舞が凄いですよね。カラーよりも豪華な感じがする。
〉 「コンチネンタル」も是非見てみます!
タイトルの意味は映画を見ればわかります。アステア&ロジャースの映画はみなコメディですので、意味深というのではないですね。
〉〉〉 Let's fall in love〜♪って歌ってるあの歌も、これでもかっていう、しつこさがいいわ〜♪
〉〉コール・ポーターの歌はいいですね。映画を見た後、ポーターのCDを探して買いました。昔の歌手が歌っているのを集めたものです。でも歌詞カードがないので楽譜も探しました。そうしたら安いのがアマゾンで見つかったので買いました。安いけど分厚くてたくさん歌が入っています。当時のポスターや写真もたくさん載ってます。
〉 あの映画を見ると、なんか買いたくなりますよね。
〉 コステロとかが歌ってたので、「五線譜のラブレター」のサントラを買ってみよかなーとか思ってますが、
〉 DVDが出たら、それでもいいのか・・・。
まあ、どちらでも…。私はどうしても古い音源で欲しかったので。
〉〉エレノア・パウエルはすごいですよー。どの映画でも、もうガンガン踊りまくってます。
〉 そうですかー。ほんとに、すごいですよねー。
〉 すらっと長い脚に、あの美貌で、かっこよくパワフルなダンス。
〉 「ロザリー」でも、頭が飛んでってしまわんかっちゅうぐらい回りまくってますね。
このころのミュージカル映画ではロングでずーっと踊ってる場面を映し続けてます。ヘンにカット割りするよりダンスのすごさが伝わってきます。アステアは練習に時間をかけ、本番は一回で収録する主義でした。ロングでワンカットです。
アマゾンで検索したらアステアの本がいくつかヒットしました。自伝もありました。日本語訳の伝記は一冊持ってますが、多読をしてるからには英語で読んでみたいです。自伝などおもしろそう。
〉〉〉 あ〜、半世紀以上も前の映像に、心うばわれてますわ〜。
〉 すごいですね。 かなわんなあ・・・。
〉 でもほんま、サイレント映画もいっぱい見ておきたいと思いますー。
〉 映画は、トーキーになってから発展したのだとばかり思っていましたが、
〉 サイレント映画の時代というのが30年間ぐらいあり、その間に映画産業は
〉 ひとつの頂点を迎えていた(むしろ1940年代以降は下り坂)そうですね。
〉 「サイレントなんて、未熟な表現形式」という認識を改めねばなーと思っています。
〉 (英語の学習からは、どんどん遠ざかっていきますが・・・)
サイレント映画は字幕がありますので、英語字幕のみで見たら英語学習になると思います。日本には弁士がいて説明するのが普通でしたが、外国に弁士はいなくて、演奏だけつけて上映しました。ですからセリフの字幕だけで内容がわかるように作られています。
サイレント時代は映画は音がないのが「当たり前」だったので、その状態で映画表現を極めたのです。私もサイレント映画を見始めたら、すごい作品がいっぱいあってビックリしました。
〉〉ずぶずぶ深みにはまり込んでいくようで…。
〉〉それでは…。
〉 楽しいです♪
サイレント映画の話題なんか振ったら、もっともっと掘り下げて語ってしまいますので、この辺にしておきます。
〉 それでは…。
それでは…。
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