[掲示板: 〈過去ログ〉音のこと何でも -- 最新メッセージID: 3373 // 時刻: 2024/11/20(21:17)]
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1976. Re: おすすめ:「桃色(ピンク)の店」(THE SHOP AROUND THE CORNER)
お名前: 杏樹
投稿日: 2005/5/29(23:47)
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秋男さん、こんにちは。
〉 杏○さん、こんばんは。
あらら、またもや伏字。
〉〉〉 1940年と古い映画なのですが、「桃色の店」、おもしろかったです!!
〉〉〉 (○樹さん、ありがとう!!)
〉〉喜んでもらえてよかった〜。
〉〉でも伏字にするとなんか、あやしい…。
〉 いや、あんまりお呼び立てするのも、どうかと思って…。
一応気遣いはしてくれた、と。
〉〉私は「ユー・ガット・メール」は見てないのでなんとも…。
〉〉でも「桃色の店」はあの時代だからこそ、のもどかしい奥ゆかしい恋愛模様だと思いました。
〉 なるほどね。そうですね。
〉 プラハが舞台で、ヨーッロパ〜な感じもいいですね。
違いますぅ〜〜〜。ブダペストです。ハンガリーの。ハンガリーが好きだから興味をひかれたというのもあって見たんです。もともとこれはハンガリーの作家、ラースロー・ミクローシュの書いた戯曲なんです。それをハリウッドで映画化したわけで、まあ当時のことですからロケなどしてなくてセットでしょうけれど。
〉〉俳優と監督のいもづる式展開。そうやって関係をたどっていうと面白いですね。
〉〉フランク・キャプラ監督では「我が家の楽園」が良かったです。コメディで、変人だらけでとってもおかしくて、でも最後はほのぼのじんわり感動します。
〉 おー! 「変人だらけ」、「最後はほのぼのじんわり」、に激しく反応です!
〉 (ン? なんか、テレビでチラッと見たことがあるかもしれない。留置場のシーンがあるやつかな。)
ふっふっふ。見るべき映画がまた増えましたねえ。私はBSでやったときに見ました。
〉 私は、フランク・キャプラ監督では、「素晴らしき哉・・」と「或る夜の出来事」を見ました。
〉 「或る夜の出来事」は、スクリューボールコメディー(って何なのか…)の元祖といわれ、
〉 クラーク・ゲーブルを一躍スターダムにのし上げ、アカデミー賞の主要部門を独占した作品ですね。
〉 感想を言いたいのですが、だいぶ前に見たので、細かいところを忘れてしまった…。(なんだいそりゃ)
スクリューボールコメディーは、30年代によく作られたジャンルで、次々とギャグが繰り広げられるテンポのいいコメディ…といっても「或る夜の出来事」を今見るとそこまでギャグ連発か?と思うかもしれませんが…。他愛のないラブコメディが多いようです。マルクス兄弟みたいなシュールでぶっ飛んだのは「スクリューボールコメディ」とは言わないようです。
でもクラーク・ゲーブルがコメディ映画からスターになったというのはおもしろいです。
〉 クラーク・ゲーブルといえば、これまたアカデミー作品賞(1935年)を取った
〉 「戦艦バウンティ号の叛乱」(MUTINY ON THE BOUNTY)のDVDが出てたので買いました。
〉 (このお話、OBWにあります。リメイク版のメル・ギブソンの写真が表紙。)
〉 こないだ言ってた、ビリー・ワイルダーの「情婦」に出てた弁護士役の名優チャールズ・ロートンが、
〉 叛乱されてしまう船長の役を、異常に明るく、憎たらしく演じてるそうなので、見るのがとても楽しみ♪
私は俳優や監督をあまり気にしないで見てすぐ忘れてしまいます。いろいろつながりを調べていったらおもしろいですね。OBWのバウンティ号の反乱は読みました。クラーク・ゲーブルで映画化されてたんですね。
〉〉当時の映画のセリフは聞きやすいですね。
〉 ほんとにそうですねー。
〉 それと、ジェームズ・スチュアートの英語は、個人的に最近、ヒッチコック映画とかでもよく聴いてるので、
〉 聴きやすく感じるのかもしれません。
〉 そういった意味で、トム・ハンクスとかベン・スティラーの英語も、聴くことが多いためか、
〉 私には聞きやすいです。
慣れもあるかもしれませんね。でも「なーさん?」みたいな縮め方をしたりスラングが多いとわかりにくいです。昔の映画だとそういうのがないから。
〉〉〉 (なお、「ユー・ガット・メール」と全く同じセリフがあったりするので、
〉〉〉 「ユー・ガット・メール」を先に見ておくと、英語的(?)に、かなり楽しめます。)
〉〉おお〜、そんな隠し技(?)が!
〉〉「桃色の店」が先で、「ユー・ガット・メール」が後でもいいのでは。
〉 そ、それでもいいと思います。 (弱い…)
なんでそんなに弱気なんですか?
〉〉「ニノチカ」を見たら「絹の靴下」もどうぞ。
〉〉ルビッチ監督ってほかに何があったっけ…。
〉 「極楽特急」、「生活の設計」などがあるようです。全部見たい!
うーん、見てません。見たら教えてね。
〉 古い映画は聞こえやすい、とはいっても、やっぱり「大人の英語」ですもんねー。
〉 でも、このごろよく映画を見てるためか(私はしっかり音を聴きたいのでイヤホンをしてますが)、
〉 楽しんでるだけなのに、なんだか英語が聞こえやすくなってる感じがします。
〉 やっぱり「量」ですかねー。
〉 (そして「量」をこなすためには「楽しむ」ことが大事、と。)
おお、多読精神。楽しく大量インプットの効果が出ているようですね。
〉〉「トップハット」もそのうち見て欲しいです。見所はもちろんアステア&ロジャースのダンスですが、それ以外に映画の後半のベネチアのセットが見もの。なにしろ、おとぎ話のような夢夢しいセットを組み立て、水路を作って遊園地のようなゴンドラを浮かべて、それで「ベネチア」だという設定だということをみんな納得して見ていたとはのどかな時代です。このおとぎ話のようなセットで行われる群舞も見事です。
〉 おー! なんだかすごいですねー!
〉 もう見ます! 見るぞー、「トップハット」!
そうです、見てください〜。
〉
〉 そうそう。「踊らん哉」って、Shall we dance?、だったんですね。ついこないだ気がつきました…。
〉 アステア&ロジャースがブリナー&カーに、そして役所&草刈(または役所&渡辺?)とつながって
〉 ギア&ロペスとなったわけですねー。
この邦題、時代を感じさせますねー。
でも「王様と私」はもともとブロードウェイ・ミュージカルで、最初のキャストは王様のユル・ブリンナーはそのままで、アンナはガートルード・ローレンスなんです。
ついでに、「踊らん哉」のミュージカル・ナンバーを作曲をしたのはガーシュインです。
〉 そうそう。ミュージカル映画といえば、久しぶりに映画館に行って、「五線譜のラブレター」
〉 (De Lovely)を見てきました。
〉 「作曲家コール・ポーターと妻リンダの不滅の愛と音楽を描いた感動のミュージカル・ドラマ」。
…と、思って見たら、けっこう複雑な夫婦関係だったんですよね。
〉 ケビン・クラインとアシュレイ・ジャッドが主演です。
〉 だいたいが、愛しのアシュレイ・ジャッド様を見たくて見に行ったのですが、映画も良かったです。
〉 音楽がすごく良かった。
〉 コール・ポーターの曲っていいですね〜♪ 素晴らしいわ。
〉 「Anything Goes」って、インディー・ジョーンズがコッペパンみたいな石を取りに行く映画の
〉 冒頭で女の人が歌ってる歌ですが、コール・ポーターの曲だったんですねー。楽しいわ♪
「コッペパンみたいな石」…。ま、確かにその映画の冒頭の豪華レビューシーンにその歌を使って時代の雰囲気を出してるわけですね。アメリカ人だったらわかるんでしょう。この歌は同名の「エニシング・ゴーズ」というミュージカルの歌です。「五線譜のラブレター」のラストのエンディングタイトルの間に流れてた「You are the Top」も同じミュージカルの歌です。
〉 「Night and Day」も、思わずゾクゾクーってくる名曲だし。
それならアステア&ロジャースの「コンチネンタル」を見ましょう。この歌が使われていて、歌って踊ってます。「コンチネンタル」はもともとコール・ポーターが作曲したブロードウェイ・ミュージカル「Gay Divorce」という作品で、アステア最後のブロードウェイの舞台出演だそうです。「Gay Divorcee」というタイトルで映画化され、アステアはそのままで、ロジャースとのコンビの作品になりました。邦題の「コンチネンタル」は映画の中のナンバーの一つで、これまた素晴らしい群舞の場面です。
〉 Let's fall in love〜♪って歌ってるあの歌も、これでもかっていう、しつこさがいいわ〜♪
コール・ポーターの歌はいいですね。映画を見た後、ポーターのCDを探して買いました。昔の歌手が歌っているのを集めたものです。でも歌詞カードがないので楽譜も探しました。そうしたら安いのがアマゾンで見つかったので買いました。安いけど分厚くてたくさん歌が入っています。当時のポスターや写真もたくさん載ってます。
〉 コール・ポーターといえば、「ザッツ・エンタテインメント」で、フレッド・アステアと
〉 エレノア・パウエルが「Begin the Beguine」に合わせて踊ってるシーンは、素っ晴らしいですね。
〉 毎日1回は見てしまう。
〉 そもそも、アステアも素敵だけれど、この、エレノア・パウエルというお姉さんは何でしょう。
〉 この方の「ロザリー」が「ザッツ・エンタテインメント」に入ってますけれど、
〉 このシーンも毎日見てしまいます。目が釘づけになる。
エレノア・パウエルはすごいですよー。どの映画でも、もうガンガン踊りまくってます。
〉
〉 あ〜、半世紀以上も前の映像に、心うばわれてますわ〜。
やっぱりいいものは何年たってもいいんです。
さすがにサイレント映画を見てうっとりしてると「私って物好きかなー」と思います。でもサイレント時代でもいいものはいい!…確かに「名作」というのにふさわしい作品があることは確かですが、そういうのに関係なくあのザラついた画面を見るだけで時代を感じてうっとりしてるというのがまあ、ちょっと、何ですが…。この間は1920年のヒット曲の復刻CDを見つけたのですが、すっかりハマって毎日のように聞いてます。
そういえば先日本屋さんへ行ったら500円DVDを売ってるコーナーがありました。「踊る大紐育」「オズの魔法使い」「雲流るる果てに」なんぞがあって「うわ〜〜〜!」でした。「雲流るる果てに」はジュディ・ガーランド主演のMGMミュージカルです。あまり有名でない作品だと思うのに500円DVDになっているとは。
〉〉〉 ではではまた〜。
〉〉それでは〜。
〉 ありがとうございました〜。
〉 また濃い〜話をしてください。
ずぶずぶ深みにはまり込んでいくようで…。
それでは…。
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