BCLって、ご存知ですか?

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1716. BCLって、ご存知ですか?

お名前: ジャーニーみやじ
投稿日: 2005/1/21(13:49)

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はじめまして、ひまぞさん。ジャーニーみやじと申します。
ネット全盛、発展著しい昨今に、短波放送に興味を示されているので、
嬉しくなってしまいました。

BCLって、ご存知ですか?
BroadCasting Listener(Listening)を略してBCL。
世界中の短波放送を受信してみよう、という趣味で、
70年代にとても流行しました。
受信した放送内容を受信報告書として放送局に送ると、
確認のしるしとして、その放送局からカラフルな受信確認書
(ベリカードと呼ばれてました:Verification Card)が送られてくる。
私の場合、流行が下火になった1980年に、
自宅にあったラジカセに短波受信機能があることに気づいて
そのあと5年くらいどっぷりはまっていました。

はじめはBBCや北京放送などの日本語放送を聞いて、
日本語で書いた受信報告書を送っていたのですが、
中学で勉強を始めたところでもあり、
英語でもいろんな局が放送していることに気づき、
英語放送を追いかけ始め、BCLマニュアルを読んで、
英語で受信報告書を書いて、Voice of Americaのベリカードを手にしたのが
中学1年の冬でした。
感動しました!英語の放送を聞いて、(マニュアルの書式の通りに)英語で手紙を書いて、
トリコロールの海外郵便封筒を買ってきて、外国に郵便を出して、
それが相手に届いて、読んでもらえて、返事が返ってきた!!!
これが私の英語学習の動機付けになりました。

もちろん、勉強始めたばかりの中学生に聞き取れた英語といっても、
This is VOA, the Voice of America, Washington D.C. signing on...
とか、
This is London.
とか、
You're listening to Radio Moscow, World service...
といった、局名アナウンスと、その直後に始まるのはたいていニュースでしたから、
The news, read by (アナウンサーの名前)...
と聞こえれば、ああ、ニュースが始まったなあ・・・
Music
と聞こえれば、おお、音楽番組だね・・・
程度のリスニングでした。
でも、局名アナウンスの前後の英語は、BBC,VOA、Radio Moscowなど
同じ放送局を毎日のように聞いていたので、耳が憶えてしまい、
一人で自転車に乗っているときとかに、ぶつぶつ真似をしていました。
アナウンサーと同じように発音できるまで、ぶつぶつぶつぶつ・・・。
シャドーイングといおうか、暗唱といおうか・・・。

すごい雑音の向こうから聞こえてくるアナウンサーの声を必死で追いかけていたことが、
結果的に耳を鍛えてくれたようです。
不便が人を育てます。
中学3年の時には、局名アナウンスのスペイン語バージョンを勉強して、
アルゼンチンの放送局の受信に成功し、
英語で報告書を書いて、カードをゲットしましたから!
Esta es Radio El Mundo...(こちらは、ラジオ・エル・ムンドです・・・。)

ひまぞさんも、BBC World Serviceからはじめて、そこから世界へ羽ばたいてください。
Googleで「BCL」で検索すると、日本人のサイトがいくつかありますから、
のぞいてみてください。
ラジオの機種についても情報が得られますよ。

パソコン使ってe-ラーニングもいいけれど、
やっぱり本でしょ、多読でしょ!?
ネットやテレビも便利はいいけど、
音に集中したければラジオでしょ!
「最新」=「最良」だとは思いません。
基本に新しいも古いもない。

長くなって、申し訳ありませんでした。
失礼します。
Enjoy listening!!


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