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お名前: 杏樹
投稿日: 2020/9/23(01:33)
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wkempffさん、こんにちは。
1700万語通過、おめでとうございます。
〉Catch and Kill: Lies, Spies and a Conspiracy to Protect Predators
〉by Ronan Farrow め度★★★★★ YL9.0
〉本書はドキュメンタリー、著者はピュリッツァー賞受賞です。
〉2017~2018年より、ハリウッドを中心とする芸能界、政財界の大物による性犯罪やセクハラの被害が雪崩を打ったように告発され、#MeToo運動と呼ばれるようになりました。
〉この作品は、その契機にをつくったNew Yorker誌の記事の著者によるドキュメンタリーです。
#MeToo運動のもとになった経過を書いた本なんですね。読むのは確かに大変そうです。登場人物600人…。苦労はあっても読みごたえがある本なんですね。
アメリカでも性犯罪は平然と行われ、それを記事にしようとすると妨害が入るという状況がある…なんともやりきれません。よく#MeToo運動につながったと思います。日本ではこの問題の深刻さが伝わっていないかもしれません。紹介してくださってありがとうございます。
〉しかし、私には、理解できないんですよね。政財界やハリウッドの大物は、若手女優や新人女性をホテルの部屋に呼びつけて暴行する権利を持っているかのように、多くの権力者が性的暴行を続け、立て続けに告発されます。
〉性的衝動はともかく、金と権力があるなら、なぜもっと犯罪的でない道を選ばないのか、不思議ではあります。
「暴行する権利を持っているかのように」…実際そう思っていたのではないでしょうか。告発されても握りつぶせばいい、と軽く見ていたのかもしれません。賠償金と引き換えに守秘義務にサインさせれば終わり。映画プロデューサーならなおのこと、新人女優を自分の意のままに動かすことが自分の力の証だと思っていたのかもしれません。
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