[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/12/25(15:22)]
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お名前: かつらぎ
投稿日: 2018/10/8(17:39)
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ミッシェルさん、こんにちは。かつらぎです。
コメントありがとうございます。
〉〉1100万語を通過したので報告に参りました。
〉1000万語・1100万語通過おめでとうございます!
〉(↑せっかくの大台の報告に、反応が間に合わなくてごめんなさい)
お祝いありがとうございます。
私こそ、数年こちらに不義理いたしておりましたので、お気になさらず。
〉私が英語多読を始めたころ、掲示板にかつらぎさんがいらっしゃいました。
〉その頃はお世話になりました。ぺこり。
こちらこそ、またお声をかけていただいて嬉しいです。
〉〉■Silence of Grave(Arnaldur Indridason著)
〉〉 Domestic Violenceを扱っているので、はっきり言って読後感はよろしくないです。
〉タイトルからして恐そうです…。
恐いというより、暗い、そして重いです。
けれど、最後に少し救いがあったかなと思います。
〉〉■Japantown(Barry Lancet著)
〉〉 たとえば、主人公のJim Brodieが家の周囲をうろついていた怪しげな若い男に声をかけたところ、ナイフで切り付けられて負傷し、しばらく足を引きずることになってしまう場面があるんですが、その状態で馴染みの警部に会ったときのやり取りが
〉〉
〉〉 "You cut yourself shaving?"
〉〉 "Ran into punk with a blade."
〉〉
〉〉 なんです。訳すとしたら「ヒゲ剃ってるときに切ったのか?」「刃物持ったパンク野郎が突っ込んできたんだよ」という感じでしょうか。
〉〉 普通に
〉〉
〉〉 "What's wrong?"
〉〉 "Attacked. A knife boy."
〉〉
〉〉 ↑こんな感じじゃだめなのかと思いました。
〉警部が顔見知りで、軽くからかってる印象を出したかったんでしょうかね。(重症には見えないという情報とかもさりげなく織り込みつつ)
どうなんでしょうね。
初対面の日本の大手企業のトップが連れているボディ・ガードのことを「stood the Great Wall of China」と胸中で評し、“Isn't he kind of big for a pet?”と言ってましたし、ちょっと捻った表現が多いなと感じました。
6歳の娘が相手のときはわかりやすい言葉を使いますが(笑)
地の文章でも「Tokyo communication mogul and poster boy for the new Japan.」とか、私が今まで読んできた本にはなかった表現が使われていて、少々戸惑いました。
「mogle」はスキーのモーグルではなく「informal an important or powerful person」のことだそうです。
「poster boy」は英英辞典には「a person or thing that epitomizes or represents a specified quality」とありました。日本語でわかりやすく言えば広告塔……かな。
ちなみに「for the new Japan」の「poster boy」と評されているのは孫のいる年齢の男性です。
〉〉■The Crow Trap(Ann Cleeves著)
〉〉 人の家をいきなり訪ね、仕事とはいえズケズケ聞いて、ビールを飲む、しかも飲んだ後に車を運転して帰るという……Inspectorなのに飲酒運転?! と驚きましたが、イングランドで飲酒運転になるアルコール濃度の基準は日本より緩く、ビール1杯くらいなら違法にならないらしいと後で知りました。ところ変われば品(法律の基準)変わるですね。
〉え!?飲酒運転OK(ある程度)なんですか?
〉それはびっくりです。遺伝的にアルコールに強いのかな。
〉さすがパブの国。
日本人はアルコール摂取時に発生する物質アセトアルデヒドを分解する酵素ALDH2の活性が弱いタイプが多いらしく、それでお酒に弱い人が多いのだそうです。
コーカソイド(ヨーロッパ系)やネグロイド(アフリカ系)はALDH2の働きが弱いタイプはいないそうで、だから少量では酔わないのでしょう。
そのせいか、飲酒運転だと法的に判断される基準が日本より緩いようです。
↓基準値の違い
日本:血中アルコール濃度0.3mg/ml以上(呼気中0.15mg/l以上)
イングランド:血中アルコール濃度0.8mg/ml以上(呼気中0.35mg/l以上)
0.5mgの差があります。
たったの0.5mgですが、この差が一般的な成人男性ならビール1パイント半(英1パイント=約568ml)くらいまでの酒量ならば基準値を超えない猶予をつくっているようです。
一般的に大柄な人のほうが多く飲めると言われていますが、体質(分解酵素の働きなど)にもよるので、一概に「この量なら基準値を超えない」とは言えないようです。
ちなみに英1パイントは約568mlですが、アメリカの1パイントは約473mlだそうで、ややこしいなと思いました。
The Crow TrapのInspector Vera Stanhopeも違法行為はしたくないようで、自宅でワインボトルを空けたときは“I can't tonight, I've had a few glasses of wine. Definitely over the limit.”と、飲み過ぎて車を運転できないので出かけられないと断っています。
〉たくさんの丁寧な本の紹介をありがとうございました!
いえいえ、長い投稿を読んでいただきありがとうございます。
ミッシェルさんへのおすすめするなら「All the Light We Cannot See」だと思っています。
さまざまな人間模様が書かれていますから。
第二次大戦時の話ですが、辛い事柄は抑制した書き方や抽象的な表現を使っているので、グロいのが苦手な人でも読めると思います。
〉〉こうして書いてみると、読んだ本のジャンルがバラバラで一貫性がないなと、我ながら思います。
〉〉でも、読みたい物を読んでいるからいいかと思っています。
〉読みたい本がいろんなジャンルにまたがってるって、英語習得のためにはすごくいいですよね。
〉ミッシェルはホラーや可哀そうな本は得意ではなくて、わりと理論的・科学的な読み物とか、人間模様の児童書とかが多いので、ジャンルが結構偏ります。でもそうするとボキャブラリもちょっと偏るんですよね…。
著者が違えばそんなに偏らないと思いますが、どうでしょう。
著者(もしくは作品の舞台)が英国か米国かの違いでも、使われる単語や言い回しが異なりますね。
英国舞台の警察物だとよく男性が「bloody 〜」と言っています(最多はbloody hell)
女性や子供への呼びかけに「love(もしくはluv)」が使われるのも英国物。イギリスでは(アメリカより)形容詞のlovelyが多く使われると聞いたこともあります。
「sort of 〜」も英国のほうが多いのかな。私はAlex Riderで「sort of 〜」の表現を覚えましたから(笑)
〉ちなみに今は「Crazy Rich Asians」を読んでいます。
〉今年ハリウッドで人気の映画で、今ちょうど日本で公開され始めた(クレイジーリッチ!)ものの原書です。
アマゾンで内容紹介を見て「Crazy Rich Asians」じゃなく、「Crazy Rich Chinese」じゃないかと思ってしまいました(笑)
アジアというとアラビア半島も西アジアとして含むので、産油国の王族と東南アジアの華僑、どちらがCrazy Richなんだろうかと思いました(笑)
〉すごく面白いのですが、読む時間があまり取れず、なかなか進みません。
〉もうシリーズ(全3冊)全部買い揃えてあり、積読状態。
手元に積んであればいつか読む日が来ます。
ということで、Happy Reading!
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