Audibleにはびこる海賊版に怒る

悲しみと怒りでいっぱいの柊です。

今日、久々にaudibleに本を探しに行きました。 大好きなアレクサンドル・デュマ父とコナン・ドイルの辺りをうろうろしていたら、Libri Voxのパブリック・ドメインのはずの録音がごろごろ。

ざっとひろってみましょう（今日メールで通報しておいたので、しばらくしたら消えていると思いますが）。読み手の名前でいくと、

David Clarke（素晴らしいの一言しかない、声の使い分けが見事な人。デュマのモンテ・クリスト伯と、ホームズの著作権切れを全部読んでいる）

John Van Stein（なぜか大学教授で、しかも専門はForest。デュマのジョゼフ・バルサモ・シリーズを次々読んでいる最中。現在、最後の赤い館の騎士が途中）

Phil Chenevert（読む本の趣味は合うのだけれど、声の相性が悪くてほとんど聞いていない人）

Mark F. Smith（同じく）

Cate Barratt（ルパンとか読んでる人。できたらルパンの魅力についてお話ししてみたいものです）

Elizabeth Klett（現在本職の読み手をやっているらしく、著作権の切れていないものも読んでいる。が、パブリック・ドメインに同じタイトルがあるのはまずい）

Karen Savage（同じく）

といった辺りでしょうか。それに、Dramatic Recordingとあるのもなんとなく予感がして読み手の名前で検索すると、Libri Voxに同じメンバーのものがあったりしました。

いや～、David Clarkeの朗読は見事なので、モンテ・クリスト伯を50ドルで買わないかと言われたら、すかさず買いますよ。第一、50時間越えで50ドルというのは、audibleの相場ではおかしくないし、ここ数年、時間があれば聞いてる朗読だから、すでに千時間ぐらい聞いてると思うし。でも、本人じゃない（と思う）人が、他人が50時間ものの朗読をしたのを持ってきて、勝手に売ったらいけないでしょう。そういうのを野放しにするのもいけないと思う。

一年ほど前か、audibleに通報した結果、一度David Clarkeなどは消えていましたが、今回また戻っていました。前回消される前に買った人、本当はもっと沢山読んでいる人で、無料ダウンロードできることも知らないままだろうなと思ったら、それも気の毒です。英語圏の高校か何かの国語の先生だったらしく、授業用にデュマのモンテ・クリスト伯と三銃士のセット（両方とも海賊版のはず。合わせて100時間ぐらいで50ドル）を買っていた。（二つ一緒にしてあるので）章番号とトラック番号が合わなくて面倒だと書いていた。Libri Voxで本物を落としたら、トラックごとに章番号と章タイトルがちゃんと入っているのにと教えてあげたかった。

audibleを使っている人は掲示板にも多いと思うので、Libri Voxにないものか、買う前にチェックして、もしあったら通報してあげてください。というお願いでした。