Re: ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ

[掲示板: 〈過去ログ〉PBの掲示板(ネタバレ可) -- 最新メッセージID: 1182 // 時刻: 2024/12/26(16:21)]

管理用 HELP LOGIN    :    :


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

799. Re: ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ

お名前: 久子
投稿日: 2006/10/8(19:33)

------------------------------

まりあさん こんばんは

〉  久子さん、小辞典ありがとうございます。
〉  素晴らしい第1歩に拍手〜

ありがとうございます。
内心ビクビクしながらの 書き込みでしたので みなさんの暖かい声が
とても嬉しいです。

〉  Raquelさんの追加にも感謝!

本当に 感謝です。足りないところをバッチり補完していただきました。 (^-^)

〉  これってヒストリカルやロマンス小説を読む人だけでなく
〉  もっと大勢に役立つと思いますよ。

そうだと 嬉しいです。

〉〉Regency
〉〉リージェンシー。摂政期。
〉〉1810年頃〜20年ころ、ジョージ4世が摂政を務めた時代。
〉〉ヒストリカルで人気のある時代。

〉  Hannah Swensen Mysteryの主人公Hannaの母親が、Regency
〉  時代の本を読んだり、その時代の料理を作ったりするらしい
〉  クラブに入って、お上品に振る舞っていることは、毎巻
〉  話題として出てきます。

そんなクラブがあるのですね。
お上品に振舞って 有閑マダム 気分を味わうのでしょうか?

〉〉〉courtesan
〉〉〉有名人? としては 椿姫のビオレッタがこれだったはず。
〉〉〉頻繁には出てきませんが、適当な訳語がないように思います。

〉  時代によって意味が変わって定義がしにくいようですね。
〉  そもそもは、宮廷のパーティーにも出られる公認の愛人を
〉  指したと思います。愛人はMistressですが、これは独身の
〉  場合。ルイ王朝時代には、夫がいながら王の寵妃となった
〉  モンテスパン夫人やホンバドゥール夫人・デュ・バリー夫人
〉  とかをcourtesanといいました。

〉  ベル・エポック時代、ヨーロッパのすべての王のMistress、
〉  最後のcourtesanといわれたのがベル・オテロ。彼女の名前は
〉  超高級時計店ブシュロンの型番としても残り、マキシムでは
〉  今もベル・オテロの名を冠したメニューを出しています。

〉  その頃、椿姫のように1軒構え、社交界に出てお相手を捜す
〉  娼婦のことも、気取ってcourtesanと呼んだりするようになった
〉  ようです。実在したのは歌姫メルバ。ピーチメルバにその名を
〉  残しています。

〉  ははは、ぶたさんイヤに詳しいと思ったでしょ?
〉  最後は食い物に落ち着く話なのだ(笑)

〉  現在では、モナコグランプリやカンヌ映画祭のパーティーに
〉  現れる"プロ"の女性をcourtesanといっています。アメリカ人は
〉  あまり使わない言葉のように思いますが、いかがでしょう?
〉  かつて大統領第4夫人だったあの方とか○姉妹のことを、上品な
〉  英ネイティブの方がcourtesanとけなしておられましたね。

〉〉うーん、「高級娼婦」とか?

〉  娼婦というのは、本来的には娼館に暮らしているもので、
〉  花魁なんかそうですね。太夫ともなれば相当な教養もあり、
〉  お客は殿様だったりして、莫大なお金がかかりますが、
〉  自分の家を構えないのでcourtesanの定義からはずれるでしょう。

〉〉courtesan > mistress > whore, harlot
〉〉 高級  →  普通  → 低級

〉  whoreとなると売春婦のイメージですね。

詳しい説明ありがとうございます。イメージが整理されました。

whore's son なんて罵るときに使っていたりしますが、日本語でも悪口で相手の
母親を貶める言い方をするので同じですね。

〉  LadyというのはLord夫人のこと、だからladies and gentlemen
〉 なのですね。Ladyの方が身分が高いからで、レディーファースト
〉  (これって和製英語じゃない?)なわけではない。boys and girls
〉 と男が先が普通。

そうですよね。
Lordというのを何処まで使うのかが、良く分かってませんが まあ読む上では
特に不便はないです。公爵の次男以下も Lordと呼ばれてます。
準男爵Baronetと一代限りのナイトKnight の夫人も Lady と呼ばれているよう
ですが、本人は Sir と呼ばれているました。(正式な場ではなく、仲間内の会話でです。)
また、普通に上流階級の女性を指すときは lady と書いているようでした。

〉  タイトルがある人にはMrといわず、必ずタイトルで。
〉  アメリカ人はDr.をタイトル扱いですから、学位を持っている人
〉  には必ず手紙の宛名も呼びかけもDr.です。
〉  マリコさんをMs. Kawate などとしない、必ずDr. Kawate ですよ。  

そうなんですね。
アメリカの小説では Dr. ってのがよく出てくるわけだ。

〉〉Duke > Marquis > Earl > Viscount > Baron

〉〉爵位の高い順です。これだけは頭に入れておくと、読みやすいと思います。
〉〉訳語は、今でもごっちゃになる私です(爆)

〉  公侯伯子男(こうこうはくしだん)と覚えさせられたものです。
〉  公爵はきみこうしゃく、侯爵をそろそろこうしゃくと。
〉  侯爵の侯は、候と違うんですがね←目を凝らして見てね

まず使わないので 用が無い 言葉ではありますね。
和書では、明治から戦前の小説でもないと出てきませんし

〉  英国ではこの下に世襲の準男爵Baronetと一代限りのナイトKnight。
〉  Knightの叙勲を受けるとSirをつけて呼ぶのは俗称。ベッカム様の
〉  正式表記は David Robert Joseph Beckham OBE ざんす。

たくさんの解説ありがとうございます!


▲返答元

▼返答


Maintenance: SSS 事務局
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.