Re: ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ

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797. Re: ヒストリカル ロマンス 初心者の方へ

お名前: 久子
投稿日: 2006/10/8(18:53)

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Raquelさん こんにちは

〉すごい、すごい、えらいです!
〉初めてヒストリカルロマンスを読まれる方が疑問に思いそうなところを
〉たくさん解説されてて、とってもためになります。
〉私も思いたったことはあるんですが、挫折しました。

たぶん一気に書こうとすると、挫折したと思います。
一語ずつ 書き溜めたものを まとめたので そんなに大変ではなかったです。
完全を目指すのも ちょっと大変なので、思いついたものだけ 適宜 という
感じです。

〉私が日頃何気なく使っている言葉も、付け加えさせてください〜。
〉以下順不同に、コメントも混ぜつつ。

ありがとうございます。
後で読むと、あれも これも 入ってない〜 だったので Raquel さんの
追加情報嬉しいです。

ちょっと ちょきちょき

〉blue stocking
〉知的で学問を好む女性に貼られるレッテル。どちらかというと悪い意味で揶揄して使われる。
〉ちゃんとした語源があるんですが、フェミニズムに関係のある語だそうです。
〉spinster ヒロインには、blue stocking が多いです。

blue stocking なので、spinster になってしまうのでしょうねぇ。
女性の教育 の中身は、マナーと外国語 あとは 家政 くらいのようですから
お勉強が好きな女性は好まれなかったのでしょうか。

〉〉courtesan
〉〉有名人? としては 椿姫のビオレッタがこれだったはず。
〉〉頻繁には出てきませんが、適当な訳語がないように思います。

〉うーん、「高級娼婦」とか?

〉courtesan > mistress > whore, harlot
〉 高級  →  普通  → 低級

〉とらえ方としては、こんな感じ(爆)?

ランクとしては、そんな感じですね。
まりあさんが書いているように、【娼婦】というと【娼館】にいるイメージが
あったので、courtesan の訳語に娼婦が 入るのは違和感ありでした。

〉〉Mistress

〉有閑マダムや未亡人など、お金に困ってない女性もでしょうね。
〉Courtesanに比べると、日陰の女とか秘密の間柄という印象が強いです。

お金のある女性が相手だと、お手当てや家なんて 要らないかなと思います。
Courtesan と Mistress の契約を結ぶ という本もあったので、
契約関係にある公式の愛人 と 普通の(感情と欲望?での関係)愛人 両方を指すの
かもしれないです。

〉Lover については、あまり気にしたことがありませんでしたが、いわれてみればそうですね。
〉"Lady Sophia's Lover"も Lover だし。
〉あ、beau とは違い、肉体関係が含まれることが必須条件でしょう。

確かに、プラトニックな関係ではないですね。

〉rake、 rogue、 scoundrel
〉これ、辞書で引いても似たような訳語が出てくると思うんですが、
〉簡単に言えば、ワルな男、Bad boy です。

〉 rake < rogue < scoundrel の順に悪いのかな?

〉rake といえば、女癖の悪い男といった印象で、ヒーローに多いんです(笑)

放蕩者 って訳されてますが.... 死語ですよね。 (笑
少々 遊んで世慣れていないと 魅力的なヒーローにはなりにくいのかな?
Reformed rake is best for husband. だったかな?
真面目一本槍では、いつの時代でももてないのね と思いました。

〉ruin

〉学生時代には、「遺跡」と覚えていたこの単語、意外な形での再会でした(笑)

遺跡 という意味があるんですね。 知らなかった....

〉reputation
〉強いて日本語にしたら、「評判」?
〉この時代の女性にとっては、とっても大事なもの。
〉reputation が ruin されてしまうと、お嫁にも行けないし、
〉まともな職にも就けません。

大切なものなんですけど、気の強い blue stocking な spinster が、ヒーローに
My reputation isn't your concern!
なんて言ってたりしますね。 (笑

〉その他、この時代は特に身分社会なので、敬称に伴う呼び方
〉(lord, sir, Mr., lady)など、私もまだ解説できる域に達してないのですが、
〉この辺は読んでいくうちに分かってくると思います。
〉貴族の継承権は長子にしかないので、次男坊以降はどんなに家柄が良くても
〉みんな Mr. です。
〉(heir のいない親戚が爵位を残してくれたりすることもありますが)
〉腐っても貴族、貧乏でぶっさいくでも伯爵と結婚した女性は、
〉ハンサムな金持ちであっても、ただのMr. と結婚した女性を見下していたりします。

〉Duke > Marquis > Earl > Viscount > Baron

〉爵位の高い順です。これだけは頭に入れておくと、読みやすいと思います。
〉訳語は、今でもごっちゃになる私です(爆)

あと、英国以外だと Earl は Count になることを ちらっと覚えておくと
良いと思います。

それぞれの奥さんは
Duchess > Marchioness > Countess > Viscountess > Baroness

Will you be my Duchess ?
などと 求婚してたりしますね。

ふと思い出したのですが、最初のころ be with child と carry child の
意味が良くわからなくて 子供連れてないけど? と悩んでました。(笑
pregnant のことなんですよね。

〉中世やアメリカ西部ものは、また全然語彙が違いますので、機会とご要望があれば
〉解説したいと思います。

こちらは、まだまだ未開拓。語彙が身についていないので、読みにくいです。
是非是非 ご紹介をお願いします。

ロマンスで Happy Reading!


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