[掲示板: 〈過去ログ〉多読と英語学習・試験に関する掲示板 -- 最新メッセージID: 1756 // 時刻: 2024/12/25(16:05)]
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1655. Re: たかぽん、ありがぽん そしてやっぱり長文ご免
お名前: 柊
投稿日: 2015/12/25(09:06)
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"たかぽん"さんは[url:kb:1654]で書きました:
〉柊さん、こんばんは。たかぽんです。
たかぽん、こんにちは。柊ぽんです。
リーディング・ハイからライティング・ハイに移行し、そこに忙しすぎて冬至にカボチャとお汁粉が食べられなかった疲れが加わり(我が家ではこれは、クリスマスのケーキより重要度が上)、なんだかよくわからないハイテンションになってしまったのに、反応していただき、I don't know what to say(Qiu Xiaolongのチェン警部が上司の上海警察トップにお礼を言う時に使う言葉。いかにも訳がわからなくてお気に入り)。
〉 なるほど。うーん、確かに、ある文法事項がわかることで、英文の読める(わかる)範囲がどっと広がった経験は何度かあります。具体例は、忘れてしまいましたが・・・
ある文法事項というか、全体に整理されたんですね。個々の方は、まだまだわからないことが多いですが、時制の一致とか、少しわかるようになりました。
〉〉逆に、このレベルがわかっていなくても、一般の小説が読めるという、多読の凄さを表すのかもしれません。
〉 多読の凄さというか、柊さんの凄さというか・・・
多読の凄さです。
〉〉英語はアルクで簡易テストを受けてみたのですが、基本の3000語が身についていないという結果が出ました。ところが、以前にやった海外の語彙テストでは1万語越えという結果が出ているのですね。
〉〉不思議だなーと思いつつ、コリンズ・コウビルドの学習者用辞典をめくって確かめてみました。10ページ見て意味のわかる単語を数え、ページ数から語彙数を割り出すという方法です。8000語あるという結果になりましたが、それより重要なことには、理由がわかりました。
〉〉星印のついている超重要単語がわからないことがある一方で、もっと難しい単語(特にフランス語由来とか)がわかったりするのです。つまり、難しい単語がどれぐらいわかっているかに着目すると語彙数が多く出て、基本単語を確認すると語彙数が少なく出るわけです。
〉 面白いですね(笑)。あんまりいないと思います、そういう人。
多言語をやっているのと、歴史で色々変なフレーズを覚えたせいだと思います。His Most Christian Majestyだとフランス国王の尊称で、スペイン国王だとHis August Majestyだとか。色々と現代英語では出てこないけれど、歴史小説ではこれを知らないと話がわからない、というフレーズは多いですから。
〉〉これだけ基本単語がズタボロで、なぜ大人用の推理小説が半日で読めたのか不思議ですが、多読に必要な重要単語と一般の基本単語が違う、正確には私の多読に必要な重要単語と、ということかもしれません。
〉 なるほど。何をもって「基本単語」としているかですね。現代の読み物の語彙に偏ってるんでしょうね。
ビジネス英語、私全然わかりませんからね。TOEIC模試で、賃上げがわからないということがわかりました。
〉〉ということは、語彙増強とかやってみたら、今までもやがかかったようになっていた現代小説のもやが取れるのかしらん、と思ったり(歴史小説はもやがないんですが)。
〉 もやが取れるかもしれませんね^^
〉 私が、これだったらできるかな?と思いつつ、やっていない語彙増強法は、Longman Handy Learner's Dictionary みたいな小さな辞書をつぶすことです。(物理的につぶしてはいけません) 2万語ぐらいの「基本語」が身につく計算です。
ああ、いいかもしれないなと思いますが、私にはできなさそうですね。以前そういう、ちっちゃい辞書を持っていたので、大体想像はつきますが、結構根気がいりそう。
〉 難しいところですね。私も、「多読じゃない方法」は、ことごとく続きません。。
この年末年始が1つ山ですね。ここを越えても続いたら、続きそうですが、大集合で色々と不自由な中、果たして多読じゃない方法を続けられるか、あるいは年明けに復活させられるか。
〉〉私だけかもしれませんが、海外サイトに英語で書き込んで「お前の英語は下手だから言ってることが信用できん」と書き返されても、「じゃあ、日本語勉強してみろ。こっちは勉強してやってるんだぞ」と、とっても偉そーにしていられるのは、多分、多読のおかげです。いや、大体話題は、日本のマンガの翻訳が、日英読み比べた結果、誤訳になっているという話なのですが。
〉 へえー。そんな議論してるんですか。面白そうですね。
マンガ好きな上に、多言語で読み比べているので、どうしても、「あ、英語では表現不能だと思って論理を変えたな」とか「まるっきり変えてあるじゃん」とか、気づきます。
〉〉もうちょっと文法的に正しい英語を書いて、そういう言われ方をされなくなりたいと思いつつ、「通じてるから怒ってるんだろ」と高をくくってはいます。
〉 Thanks for understanding me. と言ってやれ。
う〜ん、まずそのフレーズがわからない……。
〉 そうですね。英語やフランス語も日本語と一緒だ、正しくないこともあれば重要でないこともあるし、読むに値しないものもある、という感覚になれたのは、多読のおかげですかね。
〉 あー、そうか。最初から分析的に読もうとすると、その文章がそうやってまで読むに値するんだということを、暗黙の前提にしているわけですね。学校や予備校では、教科書に載ってる文章や受験で出てくる文章を、「英文解釈」して、何度も何度も読んだりしますが、自分の好き嫌いの感性は無視で、とにかく学習する。一方で自分の好きな小説でも読んでれば良いのですが、そうする人は少ない。効率のため、教科書や試験問題の文章ばっかり読むことになる。そうすると、いつしか、自分の好き嫌いの感覚が麻痺してきて、これを読みたいのか読みたくないのか、また、読んでみて好きか嫌いかが、わからなくなってくる。英文はすべて読むに値することが書いてあって分析的に取り組むものだというふうに思えてくる。まさに一浪を経たころの私ですわ(笑)。その結果、何も読めなくなった。大学受験という動機が無いので、わざわざ苦労して英文なんか読まない。興味ある文章があっても、一行目からちゃんと理解して読まないと、と思っているから、何ページも読めない。そんなこんなで10年ぐらい、ろくに英文を読まなかったなぁ。
〉 ・・・つい思い出話になってしまいました。失礼。
いえいえ、たかぽんの思い出話は面白いです。そうか、大学受験というのがあるから、色々苦労したりするんですね。私は高校生だからまだわからなかったです(おい)。
〉〉自分なりのバランスで、多読しつつ勉強していくのが、今のところ私には合っているようです。以上、長文を読んでいただき、ありがとうございました。
〉 こちらこそ、考える素材を、ありがとうございました。
〉 私も、つい昨日ですか、アウトプットのための文法を・・・というのは表向きで、ただ単にまた文法に興味がわいたので、David Crystal先生のRediscover Grammarという本を再読し始めました。何年か前に読んだときよりも意味がわかるようになってて嬉しいです。まぁ、楽しいことで勉強もできるといいですよね。
そうですね。楽しくてついでに勉強になれば、一番良いですね。
うちの母が駄洒落ばっかり言うのでずっとひそかに馬鹿にしていたのですが、ある時、英語で駄洒落が何一つ言えない自分に気づいて、これは案外レベルが高いぞと思うようになりました。スペイン語ならいくらでも、しょーもない洒落が言えるんですが。Nieto(男の孫)の作ったうどんが煮えとる、とか、Nieta(孫娘)が作ったうどんが煮えた、とかのレベルですが。
英語だと何も言えないです。David Handlerのホーギーみたいな"You watch MTV over there?" "No, I have goldfish."というような会話に憧れるんですが。ただ、ホーギーは英語圏の人にもしょっちゅう聞き返されるような、ひねりの利いたことを言います。真似すると、聞き返される危険性大。まあ、私も普段からよく、家族に聞き返されます。単語の数が足りてないらしいです。えーと、目的語がないとか、主語がないとか(オチなし)。
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