[掲示板: 〈過去ログ〉多読と英語学習・試験に関する掲示板 -- 最新メッセージID: 1756 // 時刻: 2024/12/25(15:06)]
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1654. Re: 英文法学習で、読書速度が急激加速?&語彙数の謎 長文ご免
お名前: たかぽん http://dandelion3939.blog38.fc2.com/
投稿日: 2015/12/25(02:58)
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柊さん、こんばんは。たかぽんです。
〉この1,2ヵ月、英語もフランス語もスペイン語も読めすぎて、自分でもどうしたのか不思議に思っている柊です。そこで、理由を考えてみました。
〉英文法の勉強をしたのですが、大した勉強ではなくて、「名詞を装飾するのが形容詞で、副詞も含めて色々装飾できるのが副詞。順番では冠詞、副詞、形容詞、名詞という順番に並ぶ」という程度のことを勉強しただけですが、多分そのせいで、フランス語とスペイン語の読書速度が一気に上がりました。何しろ、もとが中学校も行っていないもので、日本語でも「副詞ってなーんだ?」と言われたらわからないレベルだったので、この程度の勉強でも一気に加速するという。
なるほど。うーん、確かに、ある文法事項がわかることで、英文の読める(わかる)範囲がどっと広がった経験は何度かあります。具体例は、忘れてしまいましたが・・・
〉逆に、このレベルがわかっていなくても、一般の小説が読めるという、多読の凄さを表すのかもしれません。
多読の凄さというか、柊さんの凄さというか・・・
〉英語はアルクで簡易テストを受けてみたのですが、基本の3000語が身についていないという結果が出ました。ところが、以前にやった海外の語彙テストでは1万語越えという結果が出ているのですね。
〉不思議だなーと思いつつ、コリンズ・コウビルドの学習者用辞典をめくって確かめてみました。10ページ見て意味のわかる単語を数え、ページ数から語彙数を割り出すという方法です。8000語あるという結果になりましたが、それより重要なことには、理由がわかりました。
〉星印のついている超重要単語がわからないことがある一方で、もっと難しい単語(特にフランス語由来とか)がわかったりするのです。つまり、難しい単語がどれぐらいわかっているかに着目すると語彙数が多く出て、基本単語を確認すると語彙数が少なく出るわけです。
面白いですね(笑)。あんまりいないと思います、そういう人。
〉これだけ基本単語がズタボロで、なぜ大人用の推理小説が半日で読めたのか不思議ですが、多読に必要な重要単語と一般の基本単語が違う、正確には私の多読に必要な重要単語と、ということかもしれません。
なるほど。何をもって「基本単語」としているかですね。現代の読み物の語彙に偏ってるんでしょうね。
〉ということは、語彙増強とかやってみたら、今までもやがかかったようになっていた現代小説のもやが取れるのかしらん、と思ったり(歴史小説はもやがないんですが)。
もやが取れるかもしれませんね^^
私が、これだったらできるかな?と思いつつ、やっていない語彙増強法は、Longman Handy Learner's Dictionary みたいな小さな辞書をつぶすことです。(物理的につぶしてはいけません) 2万語ぐらいの「基本語」が身につく計算です。
〉多読で伸びが頭打ちになってきた気がしたので、他の方法を試してみたのですが、続けるのが大変で、続けるという意識もなく続く多読はすごいなーと思いました。あと、多読じゃない方法だと、続けるほどにネイティブとの差を思い知らされて、という人が多いみたいで、お気楽に続けるのがさらに難しいみたいだな、とも思いました。
難しいところですね。私も、「多読じゃない方法」は、ことごとく続きません。。
〉私だけかもしれませんが、海外サイトに英語で書き込んで「お前の英語は下手だから言ってることが信用できん」と書き返されても、「じゃあ、日本語勉強してみろ。こっちは勉強してやってるんだぞ」と、とっても偉そーにしていられるのは、多分、多読のおかげです。いや、大体話題は、日本のマンガの翻訳が、日英読み比べた結果、誤訳になっているという話なのですが。
へえー。そんな議論してるんですか。面白そうですね。
〉もうちょっと文法的に正しい英語を書いて、そういう言われ方をされなくなりたいと思いつつ、「通じてるから怒ってるんだろ」と高をくくってはいます。
Thanks for understanding me. と言ってやれ。
〉文法は大事だけれども、私の場合は最初に多読をやってから文法でないと、続かなかったし、変なコンプレックスが抜けなかっただろうな、と思いました。私より文法がわかるはず(多読はしないけど)の父にNate the Greatのとある巻を読ませたところ、「英語にもくだらない本ってあるんだな」と言っていました。私も、最初の頃は英語の本は正しくて重要なことばかり書いてあるものだと思っていました。
そうですね。英語やフランス語も日本語と一緒だ、正しくないこともあれば重要でないこともあるし、読むに値しないものもある、という感覚になれたのは、多読のおかげですかね。
あー、そうか。最初から分析的に読もうとすると、その文章がそうやってまで読むに値するんだということを、暗黙の前提にしているわけですね。学校や予備校では、教科書に載ってる文章や受験で出てくる文章を、「英文解釈」して、何度も何度も読んだりしますが、自分の好き嫌いの感性は無視で、とにかく学習する。一方で自分の好きな小説でも読んでれば良いのですが、そうする人は少ない。効率のため、教科書や試験問題の文章ばっかり読むことになる。そうすると、いつしか、自分の好き嫌いの感覚が麻痺してきて、これを読みたいのか読みたくないのか、また、読んでみて好きか嫌いかが、わからなくなってくる。英文はすべて読むに値することが書いてあって分析的に取り組むものだというふうに思えてくる。まさに一浪を経たころの私ですわ(笑)。その結果、何も読めなくなった。大学受験という動機が無いので、わざわざ苦労して英文なんか読まない。興味ある文章があっても、一行目からちゃんと理解して読まないと、と思っているから、何ページも読めない。そんなこんなで10年ぐらい、ろくに英文を読まなかったなぁ。
・・・つい思い出話になってしまいました。失礼。
〉自分なりのバランスで、多読しつつ勉強していくのが、今のところ私には合っているようです。以上、長文を読んでいただき、ありがとうございました。
こちらこそ、考える素材を、ありがとうございました。
私も、つい昨日ですか、アウトプットのための文法を・・・というのは表向きで、ただ単にまた文法に興味がわいたので、David Crystal先生のRediscover Grammarという本を再読し始めました。何年か前に読んだときよりも意味がわかるようになってて嬉しいです。まぁ、楽しいことで勉強もできるといいですよね。
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