[掲示板: 〈過去ログ〉Visitor(訪問者)の掲示板 -- 最新メッセージID: 592 // 時刻: 2024/12/26(03:05)]
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初めてレスします。
これまでの議論を興味深く読ませていただいています。
私は1年ほど前にこのサイトを知ってから多読に挑戦し、図書館のやさしい本をあさってようやく200万語を通過したところです。もともと読書は好きでしたので多読が自分にあっていたのだと思いますが、最近は英語での読書そのものが楽しく、未読の本が無いとちょっと落ち着かない気分になります。英語多読の楽しさを教えてくれたこのサイトには本当に感謝しています。
多読にどっぷりはまりつつある私ではありますが、SSS式の多読が、英語をマスターする為の最短で効率の良い方法かと言えば、ちょっと疑問を持っています。もし、自分に英語を勉強するために限られた時間しかなければ(たとえば半年後の海外赴任が急に決まった 等)、多読の時間を泣く泣く削って別の勉強法を検討すると思います。また、自分の息子が将来受験勉強を始めたとき、文法や単語の個別の学習を嫌って英語の絵本を眺めてばかりであれば、ちょっと心配になってしまうかもしれません。
ちりも積もれば山となるといいますから、黙って多読を続ければいつかは英語をマスターできるかと思います。急いで上達しなくても時間はあるし楽しければいいという私のような人間はそれで良いのですが、多くの学習者にとっては英語学習にかけることのできる時間は有限であり、そこに効率を求める層がいるのは当然です。そういった意味では、中学文法の復習すらすまない初学者が最初から多読に突入するのは、効率が悪く、どこかで壁にぶつかるのではないかと危惧しています。
とりあえず100万語というのは、とても分かりやすく、もともと英語が苦手な多くの人を強くひきつけます。ただ、100万語はあくまでもきっかけであって、英語初学者が100万や200万読んだからといって自由に新聞やペーパーブックが読めるわけもないことは、多読に取り組んでいる本人たちはみんな分かっていると思います。読めるようになったとすれば、もともと学校英語等で基礎ができている方か、本当に才能のある一部の方だけなのではないでしょうか。
大事なのは、急いで英語が上手になることなどではなく、happy reading!!だと信じています。
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