Re: バスティーユも多読も、劇的に!?

[掲示板: 〈過去ログ〉英語で趣味を楽しむ -- 最新メッセージID: 1605 // 時刻: 2024/12/27(02:28)]

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260. Re: バスティーユも多読も、劇的に!?

お名前: ako
投稿日: 2004/8/17(15:00)

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杏樹さん、チクワトカゲに負けたakoです。

〉相変わらず熱いですねえ。

「世界史」という3文字を見ただけで、腸が蠕動運動を起こしトイレに行きたくなるくらいです。これは、実はある本好きの世界で「青木まりこ現象」言われているものと同様の現象です。
(※青木まりこ現象とは、男女問わず、書店に入るだけでトイレ(しかもpoop関係 ←最近知った幼児英語)に行きたくなるという心と体が強〜く結びついた現象。SSSマリコさんとは無関係)

〉ピラミッドは「お墓ではない」という説まである!
〉フランス革命でもバスティーユ攻撃は後世に語り継がれるような輝かしいものではなかったという話もあります。

「ドラマチックであって欲しい」と思うのは、後世の人間の勝手な願望ですね。
それと、「バスティーユは劇的に陥落したことになってもらおう…ふっふっふ」…と、
ソファーに座った後姿の怪しい男がコインをはじいて歴史を捏造する…、なんて可能性もありますからね。(そっちが主だったり)
過去の出来事をあとから都合よく解釈して、何かの主張の根拠に利用するといったことが、延々と続いてきたわけで、要はパンとサーカスでっせ、旦那。

〉歴史が苦手、という人はたいてい学校の勉強でいやになってるみたいですよ。それこそ英語の勉強のように。なんでも学校でよくできなかった教科はトラウマになってしまうんですね。

英語といい、歴史といい、学校時代を通過すると嫌いになるという話が実に多いですね〜。
それはなぜなんだろう、と理由を考えていると、世界史クラブ員としては、また歴史への動機が生じます…

〉バイアスを警戒しなくてはならないのは、どこの国の本でも同じでしょう。

鋭い指摘! 
グローバリズムという言葉が流行りだして以降、WASPに対する警戒心ばかりが強まってしまう今日この頃(…ていうかだいぶ前から?)ですが、実際は杏樹さんの言う通り、英米だけじゃないですわ。
フランスも中国も、イスラムもインドも、世界中どこもかしこも自己主張が強くて、大陸の皆さんは、たいしたもんです。
何しろ、ICRのレベルゼロから、「Mine is Best !!」 の世界観ですから。
 (世界史クラブICR編に入れるつもり)
ああいうのを、5歳の頃から読むわけですから、その心理的な刷り込み効果は相当なものだと思います。
私のような外国人成人は、「子どもちゃんの幼い自己主張がカワイイ!」なんて思って、サザエさん程度のつもりでほのぼの読むんですが、甘く見ていると足元すくわれそうです。

〉神話関係を学習中なのですか?経過をお聞きしたいです。

アーサー王物語が欧州で長く生き残ってきたことと同様、例えば日本なら、なぜ忠臣蔵や桃太郎が長年残ってきたのか、といったことへの関心です。(フィクションも、実在の人物が基盤にあるものも、両方とも関心の対象です)
ここでは歴史は下敷きとなり、洋の東西を問わず、神話、伝説、有名な物語の構造を比較するんです。すごく面白い。
(ううう、実は英語のままで読みたい原書は山のよう・・・とても無理。多読最終ステージとして夢は大きく遠大に・・・です)

〉私は児童書報告を終えてやっと中国語多読を復活してます。その中で「山海経」の子供向けリトールドを読み終わりました。

名古屋オフにて聞かせていただいた杏樹さんの中国語音読のリズム。
「中国語ちゃんちゃか」だった…、なんて評したら失礼かな。見事でした。
音読もしているんですか。他の言語を学習してる人のナマの体験を聞くのは格別です。
中国関係はあまり知らないので、ぜひ続きを「英語以外の多読広場」にて、そのご経験、継続的にお知らせ下さい。
言語や国を超えた、共通の魅力を味わわせていただきたいと思っています。(反応はとてもできそうにありませんが)

〉〉杏樹さんのように、自分の関心領域がハッキリしている、というのは、大きな強みですね。
〉こういうことでほめられるとは…。つまり「偏っている」ということなんですけどねえ。

「自分は偏っている」と喝破できるところもカッコいい。
akoには、杏樹さんの、善人ぶらないところが魅力です。

〉カノッサの屈辱、というのもあったような…。

「!!」 忘れもしない、アレは1990年。。。み、見てました・・・たくさん録画しました・・・歴史は繰り返した・・・

〉で、akoさんは「キング・アーサー」はごらんになりましたか。「映画の広場」で「アーサー王伝説じゃない!」って騒いできたんですが、歴史としてみれば興味深いものがあります。ブリテン島でローマ人とサクソン人とケルト人が入り乱れ…。

ああ、これ以上、理性を失いそうなことを・・・じ、実はそちらの広場も全部拝見しています。(映画は未見)
カノッサの屈辱もアーサー王関係も、いったん書き出したらどこまで逸脱するか、
ここがSSS英語多読のサイトであることを忘れてしまいそうで自分が恐ろしくなり、投稿に参加できませんでした。

え〜、ですから、はい、ここはですね(必死に理性を保とうとしている)、
SSSに出会う前に翻訳等で知り得たことは、記憶の奥底に一時保管しておき、
ネイティブの子どもが読むものを多読して、
英米人の子どもがどのようにアーサー王なり、リップ・ヴァン・ウィンクルなり、ピップエレキバンなり、その他の欧州神話や伝説を知っていくのか、たどっていこうと思います。
これぞ、世界史で100万語・幼児編!

現在、擬似英国幼児ako(この設定自体に無理があることは承知の上)は、ORTの主要登場人物である活発な少女ビフが、ステージ5あたりで騎士の時代にトリップしたお話ぐらいしか、アーサー王のことは知りません、、、、
円卓が円卓になったのは、このアタシ(ビフ)がアドバイスしたからなんですよぉぉ、、、、
だって杏樹さん、聞いて聞いて、アーサー王の騎士さん達ったらね、四角いテーブルだと、誰がどういう順序で座ったらいいかを決められなくて、ケンカしてるんだもの……
アタシが皆に「円卓にしたら?って言ってアゲタの!」

〉〉〉★「If You Were There in 1942」Barbara Brenner著★
〉akoさんってものすごく効率のいい身の付け方をしてませんか。10万語でここまで英語のニュアンスを感じ取れるなんて。特にGRでは文法事項に制限がかかってますから、制限のない絵本をじゃんじゃん読んでるとこれだけ英語が理解できるようになる、という見本のようなものですね。そういえばこの「If…」ってかなり高度な表現ではないでしょうか? 

うるうる… はらはら…(落涙の音) SSS英語苦節半年(「苦節」に半年はないだろう)、そのように言ってもらえて、
感動をどのようにお伝えしたらいいか。言葉に詰まっております。

実は、上記の書名を見た瞬間に思い出したのは、例のビギナーブックスのこれだったんです。
「I wish that I had duck feet」
Beginner Books  (Random House 900語) 今、手元になくて ISBN ?
少年が、自分の足が duck feet だったらなぁ、アレもコレもできるのになぁ、と色々夢想して冒険する話。

でもこっちは、 If じゃないですね。自分で書いてて今きづきました。
どうしてコレが先に思い浮かんだのか。
多分、「If you were」も「I wish ...」も、意味の共通イメージが「こうだったらなぁ」という点で、全体的な印象が同じだからかな、と思っていますが、記憶とイメージのことについては、正確なところは不明です。
自分の脳のことなので知りたいんだけど。

とにかく If のついた英文は、レベルゼロでも1でも、これまでに随分たくさん見ましたし、
小さい子が夢想する場面とか、明日雨だったらどうすんのよーみたいな場面ばかりでしたから、さすがにわかります、感覚で。
これがきっと、辞書抜きで絵本を読んでいくことの楽しさ(のうちの一つ)なんだろう〜、ということは実感しています。
(お、こういうことは「めざせ広場」で書くべきだったか)

〉〉みなさま〜 ご一緒に歴史を楽しみましょう〜〜〜
〉少しずつ興味を持って、本まで見つけてくれる人が現れてきています。

日向さん、ここ見てるかどうかわかりませんが、よろしくお願いします!!
酒井先生、歴史で100万語企画すごいですね! ますます多読の楽しみが倍増します。

〉〉杏樹さんにはいつも書いているような気もしますが、今回も凄く触発されました。
〉akoさんという仲間がいればこそ、がんばることができるんですよ。一人で本を探してても寂しいですから。akoさんにはまだ難しくて読めないかもしれませんが、それでも「こんな本があるよ〜」といえば面白がって反応してくれるので、そういう人がいるのが励みになります。akoさんがいなければ、こんなに未知の本を探そうという意欲は出ないところでした。

おおお、仲間! ガンバの冒険! 
近頃、「仲間」という言葉、気恥ずかしくてあまり使わない言葉だったので、非常に新鮮。ありがとうございます。
akoが面白がるだけでいいならお安いご用です。
何たってヒトの話を面白がるのは、得意ですから〜。

「今は読めない」ってコトも(今のところ)気になりません。
(そのうち停滞して落ち込むのかなぁ)
こうした話の交歓自体が楽しいし、わずか半年程度の多読経験でも、それなりの上達感を感じているので、いずれ読める、と思えますから!

では世界史クラブ児童書編 パート2へ向けて、ますます杏樹さんの多読が進展しますように!!


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