Re: 世界史クラブ活動報告 (予定変更で)ORT編(上)ver.1.0  長いです

[掲示板: 〈過去ログ〉英語で趣味を楽しむ -- 最新メッセージID: 1605 // 時刻: 2024/12/27(19:46)]

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196. Re: 世界史クラブ活動報告 (予定変更で)ORT編(上)ver.1.0  長いです

お名前: ガビー
投稿日: 2004/5/29(21:34)

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akoさん、はじめまして。
ガビーと申します。

"ako"さんは[url:kb:159]で書きました:
〉レベルゼロ〜1を中心に読んでいるakoから、ORT編(上)をお送りします。
〉多少未読があるので、読み次第改訂しようと思いヴァージョンナンバーつけてます。

〉尚、ICRからORTへの変更の理由は、
〉私の多読に回せる時間では、まだ新宿ブッククラブにあるICRの半分も読めておらず、
〉ICR編としてまとめるほどの冊数が蓄積していないためです。(チクワさん面目ない!)

〉しかしちょうど時を同じくして読んでいるORTが、実に世界史クラブの視点から見て、
〉素晴らしい要素を持っていることに気づき、
〉その感動を「ORT編(上)」として記録しておきたく、ICR・SIRに先立つことになりました。

〉■ご紹介の主旨■
〉杏樹さんのGR編と同様、「世界史を知ることは、世界を知ること」、そして「異文化理解」です。
〉そこで狭い意味での「歴史」に限定せず、「世界を知る」でまとめてみました。
〉絵が多くの情報を持っている本ですから、英語には現れない部分、
〉地理、自然環境、服飾、背景にある家具や登場人物が使う小道具なども含まれています。

〉■ORT全体を通じて■
〉Biff, Chip, Kipper の家族と共に、一番の隣人として第二の主人公といってもいいのが、
〉Wilf , Wilma の家族ですが、この家族が黒人であることに、ORT制作者の教育的配慮を思います。
〉イギリスも、都市部の黒人人口は多く、現実にEU統合が拡大されるにつれ、
〉今後も、異人種、異民族の共存は、大きなテーマとなっていくでしょう。
〉子どものうちから、人種の違う人々と、隣人として親しむことは素晴らしいことですね。

〉近代〜20世紀にかけての長期に渡る、イギリスとアフリカ大陸との関係を考えると、
〉世界史クラブ的には、つい、いろいろ社会的なことを話したくなってしまいます。

〉でも、ORTの凄さというのは、背景となる知識の有無を問わず、
〉「楽しい物語」と「英語の魅力」の両方を楽しめることが第一と思います。
〉その上で、それぞれの興味に従って細部に目を凝らせば、
〉いくらでも深めていけるというところです。
〉このような広場があることを、ありがたく思っています。

〉また、他の視点からの気づきを持っておられる方のお話もうかがいたいです。
〉360度全方向から、ORTを味わい尽くしましょう!!
ORTのお陰で、
私でも英語が読めるか知れないと、
自信を持たせてくれた大切なシリーズの話なので、
とても興味深く読ませてもらいました。

〉━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〉■ORTステージ2■
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〉読んだシリーズ 全36冊(6冊×6シリーズ)
〉Trunk Stories・More Stories Pack A ・More Stories Pack B
〉Wrens ・ More Wrens ・ First Phonics

〉◆ More Stories Pack A シリーズから◆
〉「The Baby-sitter」 (総語数約60語)

〉パパとママはオシャレして夜のお出かけ。家には学生さん(?)のベビーシッターが来ます。
〉さて、子どもたち、大人しくしていられるのか? とっても楽しい夜のお話です。
〉ところで、日本ではこのようなことは日常的かどうか、akoの生活に子どもはいませんのでよく知りません。
〉今、小学生や幼稚園児のいらっしゃるご家庭の方は、どのように読まれるでしょう。
〉あくまで異文化として、善悪の価値判断は別にして、イギリスの日常の事実として知りました。
このお話、楽しそうですね。
ORTステージ2は持っていないので、
この話は購入したいですね。
〉━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〉■ORTステージ4■
〉━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〉読んだシリーズ 全30冊(6冊×5シリーズ)
〉Trunk Stories
〉More Stories Pack A ・ More Stories Pack B
〉More Spallows ・ Fireflies

〉特定の本ではなく、シリーズごとでまとめます。
〉◆Trunk Stories◆(6冊の総語数924語)
〉学校が舞台のお話に、(たぶん)中国系のクラスメートが登場します。
〉漢字かモンゴル文字か、よくわかりませんが、アジア系文字の本を持っているんです。
〉シリーズ内のどの本かは、読む方のお楽しみ、としますね。

〉◆More Stories Pack B◆(6冊の総語数978語)
〉インド系の隣人が登場します。
〉肌の色や髪の毛などからもアジア系ということはすぐわかります。
〉子どもの名前と、室内の壁の装飾品から、インド系だと思われます。
〉(100%確信がありませんので知ってる方、教えて下さい)
〉またこのシリーズには、学校行事に中国の旧正月が登場します! 
〉生徒とお母さんにも中国系の人がいます。どんなお正月行事をするんでしょうね?!

〉◆More Spallows◆(6冊の総語数403語)
〉全体としてイスラム系の登場人物のお話です。
〉子どもの名前から、すぐに中東系とわかりした。また、モスク、食べ物、家族の服装からもわかります。
〉現在、欧州は明らかにイスラム系、中東系住民が増えていますので、非常に現実的な配慮だと感心してしまいました。
〉さすがにステージ4。多文化の並存した、素晴らしいシリーズです。

〉◆Fireflies◆(6冊の総語数1170語)
〉キッパーたちのお話から離れ、完全に1冊1冊独立した内容で、日本的な科目名で言うと、算数や地理、生物、家庭科です。
〉世界史クラブで紹介するのは、「World Instrument」(140語)・「Grandad and Me」(130語)の2冊。
〉前者は、世界の楽器の紹介と同時に、世界旅行気分。
〉後者は、おじいさんと孫が、それぞれの時代を比べた写真が並びます。
〉車などは一目で時代の違いがわかって、まさに歴史を感じる1冊。
以前から興味がありムスリムの生活や習慣を、
やさしい英語で書かれた本を探していましたので、
この紹介文は本当に参考になりました。
このシリーズ、Amazonへ注文しようと思います。

〉━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〉■ORTステージ5■
〉━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〉読んだシリーズ 全24冊(6冊×4シリーズ)
〉Trunk Stories ・ More Stories Pack A ・ More Stories Pack B ・ Fireflies

〉◆Fireflies シリーズから◆
〉「Houses Then and Now」(300語)
〉写真と、短い説明で、イギリスの住宅の今昔を紹介します。洗濯場や台所、居間には、特に時代を感じました。素敵です!
〉そして19世紀の居間のことを、そういう風に言うなんて〜〜 びっくり。
〉現代日本にもある、とある遊興施設に使われる英語が、
〉実はこーんなのどかな家庭用語だったとは!
〉なるほど、リラックスして、趣味のことなどして過ごす場所という意味では同じことか、と感心した次第。

〉「E-mails Home」(350語)
〉少年がメールで世界中を旅した話、その写真。世界旅行気分です。万里の長城やカラハリ砂漠も出てきました。
〉モンゴル共和国ではなく、中国の中にある「内モンゴル自治区」のことを、
〉英語でこういう風に言うのか〜〜って初めて知りました。

〉「Public Art」(450語)
〉どうして世界史クラブでアートの本かというと、この本にイースター島のモアイが出てくるからだけじゃないんです!
〉街の公共の場所には、その国で歴史上尊敬されている人物の彫刻や銅像があります。
〉それらが、他のさまざまなアート作品と並べて紹介されているこの本のおかげで、
〉歴史とアートの接点を教えてもらえたように思ったからです。
〉編集者の視点によって、通常なされているジャンル分類の線引きは、
〉いくらでも相対化することができるものなのだと、たいへん勉強になりました。

〉「Wonders of the World」(600語)
〉タイトルの通り、世界の素晴らしい場所へといざなってくれるパノラマ写真と解説。
〉それは、マリアナ海溝から大氷河まで、地球上の大自然を満喫しつつ、
〉子どもたちは、世界で一番○○なところを学習することが出来るようになっています。
〉子ども向きの世界地理の教科書として最良と思います。
このノンフィクションシリーズも、
とても興味深いですね。
ORT購入の、手引書になりました。
ありがとうございました。

akoさん、楽しく多読を続けてください。
下編、楽しみにしています。


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