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お名前: 柊
投稿日: 2018/8/7(10:26)
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夏だ。青空だ。夏休みだ。と言うわけで、意味もなくテンションが上がったついでに、久々の世界史クラブ、行ってみましょー。
今回は、読みやすさレベルが3以下の歴史物です。
まずOBWから2作。
Mary, Queen of ScotsとHenry VIII and his six wivesです。YLはメアリが2.0,ヘンリーが2.6です。
ヘンリー8世には6人の王妃がいて、結婚したり、離婚したり、処刑したりしました。結果、3人目の子どものエリザベスが即位した時、カトリックの人は彼女は私生児だから即位できないはずだと言いました。カトリックの人たちからすると、スコットランド女王のメアリ(ヘンリーの姉の孫)が正しいイングランド女王だったのですが、メアリは夫殺しと言うことで国を追われ、イングランドに亡命、エリザベスの囚人でした。
というこのややこしい状況を、メアリが侍女に語り(メアリの主観のみなので、よくわからないところが多い)、ヘンリーの6人目の王妃も侍女に語るという2作です。
次に、Who was...シリーズ、YLは大体2ぐらいです。作品数がかなりあります。
私が読んだものだけでも、エリザベス1世、アン・ブーリン、ヘンリー8世(親子そろっちゃった)、Sacagaewa、Bloody Baron、バラク・オバマ、チャップリン、モハメド・アリ(ボクシング・チャンピオン)、スティーブ・ジョブズ……。
特徴としては、わりと正統派の伝記物だということです。皮肉とか、妙な豆知識とかはあまりなく、「良い子のための」偉人伝という感じ。たまに、偉人じゃない人もまざってますけど。
これと好対照なのが「悪い子のための悪人伝」A Wicked Historyです。YLは3から4ぐらい。
言わずと知れたアドルフ・ヒトラー、政略のために自分の子どもさえ殺したというCixi(西太后)、数百人を焼き殺した女王Bloody Mary、スペインの異端審問でユダヤ人を殺しまくったTorquemada、南米で国を滅ぼしたスペインからの航海者Pizarro、夫を殺して即位したCatherine the Great、弾圧と言えばこの人ソ連のスターリン。
表紙絵にも「独裁者」「殺人鬼」など血まみれの字が躍る怖い感じの本ですが、結構、世界史の重要なところを勉強してしまうという、良い子になっちゃいそうなシリーズです。蜘蛛の巣のような絵の上に、人物の関係を描いた図が載っていて、意外と親切でもあったり。
それから、You wouldn’t want toシリーズ。これはパピイさんが綺麗にまとめてくれているので、リンクだけ張っておきます。[url:kb:506]
最後に、最近発見した絵本のSix dots。タイトルでわかったら勘がいいです。ルイ・ブライヨの伝記でわかっても、かなり勘がいいです。
ブライヨというのはフランス人で、幼い頃に失明しました。彼の幼い視点から描いた「見えない世界」と、彼が発明して英語ではブライヨと呼ばれる点字の物語。
というところで力尽きたので、全部書評はあるのですが、そちらへのリンクは張らないでおきます。
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