世界史クラブ : Tudors 2

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1453. 世界史クラブ : Tudors 2

お名前: 柊
投稿日: 2010/8/9(21:15)

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 なんだかんだで16世紀イングランド、テューダー王朝ものが貯まったので、まとめて紹介します。

Her Mother’s Daughter by Julianne Lee [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000017253 ]
 現代の子どもたちが集まって怪談話をしています。一人がブラッディ・メアリというとってもとっても怖い人を話題にします。
 そのブラッディ・メアリ、イングランドのメアリ1世という人が、自分で自分の人生を語り始めます。
 このタイトルはとてもよくメアリ1世のことを表していますね。イングランドでは嫌われたメアリ1世ですが、そっくりなことをしたスペインのイサベル1世は評判が良かったんです。そのイサベル1世の娘が、メアリ1世の母親です。
 ちなみに何をやったかというと、キリスト教徒じゃない人や正統派カトリックじゃない人を集めちゃあ燃やしていました。本当に生きたまま燃やすんです。普通に燃やそうとすると先に煙で死んでしまうので、生きたまま燃えるように色々工夫するように、後の方ではなってきますね。
 あ、別に人を燃やすシーンは出てこないので大丈夫です。

The Queen’s Governess by Karen Harper [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000017826 ]
 エリザベス1世は自分が子どもの頃から仕えてくれたキャット・アシュレイを生涯慕っていました。そのキャットのお話がこちら。Governessというのは家庭教師とか翻訳されますが、この時代の王子・王女のGovernessは結構身分の高い人で、親から独立した小さな宮廷を持っている王子・王女の家庭内一切を取り仕切ります。ってことは、執事かなあ。
 キャットの目から見た処女王の生涯です。
 この著者はエリザベス1世の伯母メアリ・ブーリンが主人公のThe Last Boleynも書いていますが、そっちはいまいちだったなあ。
 エリザベス1世時代の推理小説も結構沢山書いていますが、そっちは読んでないのでわかりません。

Queen of this Realm by Jean Plaidy [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000010781 ]
 エリザベス1世が自分で自分の人生を語る話がこちら。もっと長くてもいいのになーと思いますがまあまあ長い。
 結構けちだったり、嫉妬深かったり、人に八つ当たりしたりする辺りを隠さず描いているので、人間味あふれるエリザベスになっています。

My Enemy the Queen by Victoria Holt [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000016853 ]
 絶版になっていて古本でしか手に入りませんが、Queen of this Realmと対になっている感じの本なので、気に入った人は是非読んで欲しい。Victoria HoltはJean Plaidyの別名義です。
 エリザベス1世の母方のいとこで、エリザベスの愛したロビンと結婚し、エリザベスの愛したエセックスを産んだレティス・ノリスが、自分で自分の人生を語る本。
 Queen of this Realmとあわせて読むと、いや、エリザベスはそういうつもりじゃなかったんだよとか、そうか、この時レティスはこう思っていたのかとか、とても楽しめる本。

A Faivorite of the Queen by Jean Plaidy [url:http://www.amazon.co.jp/Favorite-Queen-Robert-Dudley-Elizabeth/dp/0307346234/ref=sr_1_6?ie=UTF8&s=english-books&qid=1281356063&sr=1-6 ]
 何で一々改題して出版するかなあ。間違えて買ったらどうするんだろう。Gay Lord Robert、Lord Robertとしても出版された本です。
 ダドリー一族三代の歴史をたどったもの。三代目でエリザベス1世に愛されたロビンの部分が多いです。


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