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お名前: 柊
投稿日: 2008/11/1(06:53)
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みなさま、こんにちは。せっせと世界史クラブをやっています。この週末は割とすぐにお返事できる柊です。
歴史物をせっせと読んでいてわかってきたのですが、私はどうやら自分の意志で敢然と運命や周囲の人に立ち向かっていく強い女性が好きらしい。なので、マリー・アントワネットやメアリ・ステュアート(のほとんどの小説)が好きではないらしい。
今回紹介するエレアノール・オブ・アキテーヌ(Eleanor of Aquitaine)は、何しろ自分の意志以外のものではてこでも動かないときていますから、惚れるしかないですね。まあ、こういう人に惚れると人生大変そうですが、それもまた楽し。
時代は中世、場所はフランス。12世紀です。フランス国王よりも領地が大きいけれど、フランス国王の臣下という、アキテーヌ公爵の総領娘がエレアノールなわけです。フランス王妃になった後、離婚して、結婚した相手がのちのイングランドのヘンリー2世なので、イングランド王妃にもなった人ですが、アキテーヌ公爵はそのどちらよりも偉そうな気がします。
好きな割に、紹介できる本がJean Plaidyしかありません。やっぱりTudors並みの量をそろえるには、あと2年ぐらいかかりますね。
Courts of Love [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000013147 ]
Queens of Englandシリーズなので、一人称です。後半はともかく、前半は次に紹介するものよりもこっちで読んだ方が面白い。ただ、いかんせん20万語です。息切れします。それでいて、もっと詳しく読みたいと思うんですね。
The Plantagenet Prelude [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000014600 ]
Plantagenetsという、14冊ばかりあるシリーズの1冊目です。まあ、この辺りは上ので読んだ方が面白いです。フランス王妃になった後、イングランド王妃時代の最初の辺りまでですね。
The Revolt of the Eaglets [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000014601 ]
ヘンリー2世に刃向かい始める息子たち。ヘンリーはそれをエレアノールが自分への憎しみを子どもたちに植え付けたのだと非難しますが、言動を見る限り、ヘンリーの自業自得の気が。
エレアノールはイングランド史上最悪の王妃と呼ばれていますが、この辺りの家族の不和が国際的な戦争に発展した辺りの元凶といわれているのでしょうか。領地が大きい人と結婚して、その分配方法でもめたからってエレアノールのせいにされてもと思いますけどね。
The Heart of the Lion [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000014602 ]
エレアノールの深く愛するリチャード獅子心王がついに即位ですが、問題は山積み。それを解決しようと東奔西走するエレアノール。すごいパワーです。この人、当時の標準としては死んだら大往生な年だと思うんですが。
Plantagenetsはこの後、次の時代へいってしまって、エレアノールの部分は終わってしまいます。当時の普通の人の倍ぐらい生きて、とにかく波瀾万丈な人生だった人ですね。
彼女も行った十字軍に関してはYou wouldn’tに一冊ありますね。Horrible HistoriesのMeasly Middle Agesも興味があるなあ。
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