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お名前: 秋男
投稿日: 2004/1/28(23:53)
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ひさしぶりに辞書を引きました。
愛用の COBUILD English Dictionary for Advanced Learners を。(ひさしぶりに愛用。)
この辞書は、説明が文になってるのが特徴で、おもしろいです。
で、なんで辞書を引いたかといいますと、映画「パルプ・フィクション」を見てたら、
ユマ・サーマンが、「すぐ行くわ」の「すぐ」みたいな意味で、
「in two shakes of a lamb's tail」とか言ってて、また、映画「ユーガットメール」で、
トム・ハンクスの彼女が、「すぐ来い!」の「すぐ」みたいな意味で、
「in two shakes」とか叫んでて、う〜む、なんでlambなんかなぁ、決まり文句なのか、
それとも「パルプ・フィクション」で勝手に作った言葉なのか、気になりまして、
それで、lambのところを引いてみた次第。
すると、ムム、like lambs to the slaughterなんて言葉があるぞ・・
ダールの短篇に、「Lamb to the Slaughter」というのがあります。
(「Someone Like You」などの短篇集に入ってます。
PGR5「Taste and Other Tales」にも「The Leg of Lamb」の題で所収。)
わたしはてっきり、ダールがオリジナルに作った言葉だと思ってました。
決まり文句だったんだ・・
意味を見てみますと、
If you say that people do something like lambs or like lambs to the slaughter,
you mean that they do what someone wants them to do without complaining or fighting.
例文:・The pair surrendered to him like lambs.
・We follow their every word like lambs to the slaughter.
ついでに、人気の高いロングマンの方も引いてみますと、
used when someone is going to do something dangerous but does not realize it
とあって、ちょっと違うんですが、まあ、このような意味の決まり文句であることがわかりました。
もうね・・・感動いたしました。
ここでそのダールの「Lamb to the Slaughter」の内容を言えないのがなんとももどかしいのですが、
ほんとに、「ああ!なるほどね!」って感じなんです。
なるほど〜、ダールもうまくタイトルつけたなぁ、やるなぁ、って感じ。
もう嬉しくって。
そんなわけで、in two shakes of a lamb's tailの方はどうでもよくなってしまいました。
なんの話か・・・
え〜、心にひっかかった言葉をタマに引くといいこともある、ということでしょうか?
しかし思いは、「羊たちの沈黙」The Silence of the Lambsへと・・・
Kianさ〜ん。(意味なく呼ぶ)
では。
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