[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2025/1/10(04:04)]
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お名前: たこ焼
投稿日: 2003/10/10(02:25)
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こんばんはー、「停滞」排除派のみなさん。ひねくれ者のたこ焼です。 みなさんがおっしゃるように、確かに「停滞」は、憎たらしい奴です。いやな奴です。 あー、停滞さえなければ今頃は、ウン百万語なのに・・・とか。 つまり一般には、「停滞」は悪玉と考えられています。 しかし、たこ焼はひねくれ者ですので、ここであえて、「停滞」の弁護をしたいと思います。 そもそも「停滞」とは何でしょうか? 本当に悪玉なのでしょうか? たこ焼はそうは思いません。 停滞の予防?・・・いやいや、とんでもない! 「停滞」のほとんどは私たちタドキストの味方なのです。 「停滞」と一言でくくってはいますが、 実は「停滞」にはどうやらいくつも種類があるように思えます。 ちょっとキリンな本を読んだあとの読み疲れ・・・という軽〜い停滞もあれば、 2〜3年は英語を見たくなくなってしまうような重傷の停滞もあります。 弁護人・たこ焼が主張したいのは、(仮説の段階ですが) 少なくとも「重傷の停滞」以外の停滞は、善玉ではないか、ということであります。 1,2ヶ月の停滞なら喜んではまってもいいのではないでしょうか? 飛躍のヒントを与えてくれるのではないでしょうか? たこ焼は、「停滞」の正体を「無意識脳からのありがたいメッセージ」と考えております。 非合理的? う〜ん、そうかもしれません。 英語脳はもちろん無意識脳に含まれます。 ところが、この「無意識脳」というのは非常に扱い方が難しい。 無意識脳は非合理的で、一体何を考えているのか、意識脳にはとんと分かりません。 無意識脳は、喜んでいるのか?疲れているのか?何か悲鳴をあげているのではないか? 意識脳には明らかには分からないこそ、「無」意識脳なんですよね。 でも、無意識脳からは意識脳へメッセージが送られてきます。 例えば「夢」です。非常に非合理的なものでストレートには解釈できないのですが、 フロイトとか、ユングが言っているように、何らかの意味を持っているのです。 実は、「停滞」もそのような無意識脳・英語脳からのメッセージではないか? というのが、たこ焼の仮説です。 タドキストが停滞におちいる時、 実は、無意識脳からの「何とかしてくれ〜!」という悲鳴を聞いているのではないでしょか? だとすると、この悲鳴が「聞こえる」というのは非常にありがたいことでは? 「聞こえる」からこそ、何らかの対処が打てるのですから。 もしも、聞こえなかったら、とんでもないことになるでしょう。 日々の多読によって、英語脳は成長します。 ちょうど、小さい子供がどんどん成長するようにです。 小さい子供はすぐに大きくなるので、服を頻繁に買い換えないと、 「ママー。この服きついよー。この靴、足が入らなくて痛いよー」 と悲鳴をあげます。この悲鳴が停滞なのでは? 私たちは、何らかの枠組みを設定して英語と接しているのですが、 古い枠組みが成長した英語脳には合わなくなって、 英語脳が「痛いよー」と言っているのが停滞だとたこ焼は思うのです。 この「枠組み」というのは、人それぞれです。 がんばろう! GRを中心に読もう。 低いレベルをたくさん読まなくては・・・。 児童書しか読まない。 もっと高いレベルが読めるはず・・・。 一日何語、毎週何万語、ひと月に何十万語・・・いつの間にかノルマらしきものが・・・。 などなど・・・ ところが、英語脳は、 疲れたー。 表現にもっとバリエーションがある本が読みたいー。 もっと高度な表現に接したいー。 大人が読むような内容の本が読みたいー。 もっとやさしく素直な英文を読みたいー。 ノルマなんてキライだー! などなど・・・ と、悲鳴をあげているのかもしれません。 そもそも 停滞しない・・・などという状態を我々普通の人間は期待しないほうがいいのでは? 停滞しない人は確かにいるのだろうけど、 そのような人は、天才的にバランスが取れている人だと思います。 あ、うん、の呼吸で無意識脳の欲求を意識脳が満たしてあげられるような、 常人ではない才能の持ち主ではないでしょうか? ですから、我々普通の人間にとって大事なのは、停滞の予防ではなくて、 各々の停滞の意味の探求と、その個別の対処です。 「枠組み」が人それぞれですから、対処法も人それぞれになってしまいます。 ここが、停滞対処のとても難しいところです。 簡単にはパターン化できない新しい「枠組み」の設定は、とても大変です。 しかし、停滞は飛躍のヒントを与えてくれます。 たこ焼が200万語通過直後に経験した危機的停滞のメッセージの意味は、 「ノルマなんて設定するな!」だったと思っています。 あの頃まで、なんとなく、ノルマらしきものがあったのです。 その停滞から、ノルマをあまり気にしないようにしました。 そして、回復しました。 おかげでその後も多読を楽しく続けられました。 380万語から最近までの2ヶ月におよぶ停滞のメッセージの意味は、 「音を聞け!」ではないかと思っています。 実は、この1年、音を全く聞かなかったのです。 この停滞からの脱出の試行錯誤の中で、リスニングを始めたところ、 これが、まぁ、気持ちがとてもよろしいのです。 最近は毎日、リスニング三昧です。 こうしていると、いつの間にか多読の方も復調してきたようです。 ここ数日、楽しく読んでいます。 枠組みが、きつくて痛くなってきたことを「停滞」は教えてくれるのです。 だからこそ次のステップに進むことができるのです。 以上で、被告人「停滞」の弁護を終わります。
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