[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2025/1/12(09:46)]
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1850. Re: つもりつもって、400万語、おめでとうございま〜す!
お名前: Kian
投稿日: 2003/6/10(02:31)
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こんにちは、ポロンさん。Kianです。
〉6月6日、400万語を通過しました。
わあ〜〜!やっぱり早い〜!
きっとそろそろだろうとは思ってましたが、ポロンさんって、
期待を裏切りませんねえ。
〉まずは、印象的だった本の感想です。
〉感想を語ると長ーーいです。(笑)
〉ご興味のあるところだけ、つまみ読みしてください。
そんなこと、できますかいな。
でも、感想はつまみ書きで失礼しま〜す。
〉●The Magician's Nephew / C. S. Lewis (Lv7)
〉 ナルニアも6冊目になりました。
〉 これは、巻の数字では第1巻になりますが、私はルイスの執筆順に読んでいます。
〉 で、これからナルニアを読まれる方には、まず第2巻のThe Lion, the Witch, and the Wardrobe
〉 から読むことをおすすめします。
〉 というのも、The Magician's Nephewを最初に読んでも、「ナルニアってどこが
〉 おもしろいの?」と思ってしまう可能性大だからです。
〉 Lion・・・を読んでこそ、The Magician's Nephewのほんとうのおもしろさがわかります。
〉 ナルニア、どの巻もおもしろいですよ!導入部分のつかみがいいので
〉 まだの方は是非読んでみてください!
ナルニア、6冊目ですか〜。すごいな〜。
憧れなんだけど、まだ手が出ないなあ。児童書ほとんど読んでないし。
〉●The Hobbit or There and Back Again / J.R.R. Tolkien (Lv9)
〉 読み出したとたん、「大好き♪」と目がハートになってしまいました。
〉 Tolkienの文体、私好みです。お話もすごく楽しい!
〉 子どもの頃にかえったように夢中で読みました。
〉 ホビットのBBCラジオドラマのCDがやっと届いたので、これから
〉 じっくり聴いていくつもりです。
〉 そして、「こんなにおもしろいなんて、指輪物語も読まいでかっ!」
〉 と、はじめて「指輪」を読みたいと本気で思いました。
〉 でも、10日で届くはずのボックスセットがまだ届きません。(笑)
うお〜!読みたい〜!
(今回は鼻息荒くするのやめようと思ってたんだけど、無理だった)
〉●The Sword and the Circle / Rosemary Sutcliff (Lv9)
〉●The Light Beyond the Forest
〉●The Road to Camlann
〉 サトクリフの「アーサー王」三部作です。よかったです!
〉 これを注文したのは、150万語通過した頃でした。
〉 届いたときは、予想を上回る難しさにむむっ!当分読めそうにないと思いました。
〉 でも、ついに読むことができました。
〉 サトクリフの英語は、骨太です。物語の時代設定からくるものだと思いますが、
〉 いかめしく古めかしい英語です。でも、美しい!
〉 語彙はそれほど難しくないので、数十ページ読んで慣れればあとは読みやすくなります。
〉 アーサー王伝説は、今までの日本語による断片的な知識だと、円卓の騎士たちの
〉 ひとりひとりの区別があまりつかず、アーサー王といえば石にささった剣を
〉 抜いて王座についた人ね、程度の認識しかありませんでした。(^^;
〉 でも、サトクリフは構成力が抜群です!
〉 アーサー王と騎士のひとりひとりを個性豊かに描き、その王国の
〉 栄光と滅亡のドラマの中で、人の勇気・高潔・理想、苦脳・葛藤・邪念など、
〉 人間の根源的なテーマをくっきりと浮かび上がらせています。
〉 アーサー王はもちろん、ランスロット卿とグウィネヴィア王妃、ガウェイン卿の最期は
〉 抗いがたい運命の哀しみがどどっとおそってくるようで体がふるえました。
〉 「指輪物語」の前にアーサー王伝説は読んでおきたかったので、
〉 読めて感動できてうれしいです。
ポロンさんの書き込みって漢字が多いですね〜。
私のひらがな攻撃とは大違いだ。
いや、そんなことは置いといて、うわ〜〜ん、サトクリフ!
もううらやましいの一言です〜。読めるようになりたいよ〜。
〉●The Black Echo / Michael Connelly (Lv8)
〉 ロス市警の刑事、ハリー・ボッシュが主人公のハードボイルド。
〉 シリーズの第1作です。
〉 私、孤独を背負ったオトコの背中に弱いんです。
〉 このシリーズ、めっちゃくちゃいいです。しびれます!
〉 児玉清さんの「寝ても覚めても本の虫」には、
〉 「マーロウからボッシュへ、ロスのハードボイルドの血は確実に受け継がれた。」
〉 とあります。そう、コナリーはチャンドラーの後を継ぐ、とまで言われているらしいです。
〉 このシリーズは、絶対全巻読みます!いいんです、コンダラでもなんでも。
〉 愛が私を呼ぶんです。(ほんまか)
愛に呼ばれたら読まなきゃいけません。
〉●The Dead Zone / Stephen King (Lv9)
〉 しおさんの書評で、キングの中でもこの本が読みたくなりました。
〉 初キングをこの本にしてよかったです!
〉 事故による昏睡状態から覚めた青年が、超能力をもつにいたるのですが、
〉 超現実的な話の設定の中でキングが描きたかったのは、ふつうの人間が
〉 苛酷な運命に翻弄されたときの孤独、苦悩、そして何よりもその運命をいかに
〉 生きるのか、ということなんだと思います。
〉 せつなく哀しいですが、感情を揺さぶられました。
キングは私の中では「最も難しい本」の筆頭なんですよね。
でも、しおさんといい、ポロンさんといい、どうしてこう薦め上手?
〉●Gift from the Sea / Anne Morrow Lindbergh (Lv8)
〉 邦題「海からの贈りもの」です。
〉 飛行家リンドバーグ大佐の妻、5人の子の母として多忙な毎日を送る
〉 作者が、ひとりきりの休暇を静かな島の海辺で過ごしたときの随筆。
〉 エッセイというより、思索集というにふさわしいです。
〉 ひとりの女性としての自らを振り返り、人生のさまざまなフェーズを
〉 海辺の貝にたとえながら、哲学を静かに語ってくれます。
〉 波に身をまかせたときのように心洗われます。
〉 これからも、人生の節目、節目に何度も読み返したい本です。
この本。。。。。本を見るだけで(翻訳ですが)、作者の人生を考えて
涙が出てくるんです。。。。いつか冷静になって読みたい。。。。
〉 一般書としてはやさしめの英語ながら、キーワードとなる抽象名詞が
〉 児童書に出てくる単語よりイメージにとぼしく、頭が空白になったあと
〉 日本語がポップアップすることも。
〉 娯楽小説は読めても、まだまだネィティブの中学生レベルには遠いなぁと思いました。
私は、絵本を見るだけで、「まだまだじゃのう」って思います。
〉■この100万語の感想
〉 300万語過ぎて、「積み重ねれば読める」という実感はさらに強くなりました。
〉 振り返ってみれば、300万語という節目がやはり大きなターニング・
〉 ポイントになっていたと思います。
〉 ナルニアは、140万語でPrince Caspianを読んだときより、はるかに
〉 はるかに読みやすくなっています。
〉 ホビットも読みやすかったし、サトクリフも読め、キングには涙しました。
〉 この私が、キングを読んで泣いてしまうなんて!
〉 とうていSSS以前では考えられませんでした。
いや〜、すごいラインナップでしたね〜。
「積み重ねれば読める」いいですね〜。
よ〜し、私も読むぞ!
〉 今は、それぞれの作家がどんな文体なのか、そんなことを
〉 考えながら読むのが楽しいです。
〉 はじめての作家を読むときは、わくわくドキドキ♪
おお、そりゃThomas Harrisを読まなくては!
〉 一概にどんな文体が好みか、というのは言えなくて、簡潔な文体も
〉 テンポがあっていいし、長くて描写が細かいものも好きです。
早く読んで感想聞かせてくださいね〜。簡潔な文体ですよ〜。
〉 たまに、読んだ本の文庫を本屋で見つけると手にとってみるのですが、
〉 邦訳を見るともういけません。(笑)
〉 違和感を感じることが多いし、大人向けエンタメ系のものは
〉 学校英語の英文和訳そのままになってる部分もあって、ぞぞっと鳥肌が!(笑)
〉 すぐに棚へお帰りいただきます。
〉 こうなると、もう翻訳では読めません。(エッヘン!)
〉 しょせん、英語と日本語とは違う文化を担った全く異なる言語なのですね。
〉 言葉を他の言語に置き換えたり、語順を変えてしまうことは、
〉 よほどの名翻訳家でない限り、その文章や作家の描く小説世界の
〉 ニュアンス、味わいといったものを伝えきれないのでしょう。
確かに、昔の石井桃子さんが翻訳された本なんかは
違和感感じないんですよね。
今は翻訳家が増えすぎちゃったんでしょうね。
それと、みんな英語がまだ体得できてないうちから
翻訳の勉強してるんじゃないかな。だから、翻訳のテクニックだけで
(マニュアルだけで)やってる。
心を伝えてるかは気にしてないんじゃないですかね〜、と思います。
言いすぎかなあ。でも、私も、「翻訳を読む」という選択はなくなりました。
〉 わーい、原書で読めるんだっ!うれしい〜〜!
ねっ!うれしいですよね!
〉 難しいものはどうするかは、聞かないでください。(笑)
聞きません、聞きません。(笑)
〉 これから読んでみたいのは、ゲド戦記。
〉 サトクリフやキングの他の作品も読んでみたいです。
〉 ハリー・ボッシュは100万語に1冊は読むつもり。
ため息が出るラインナップですねえ。
〉 そうだ、多読工作でひっかかったRed Dragon も入れとかないと!
よっしゃー!!よく言った!(何様?)
ふふふ、sumisumiさんも面白いっておっしゃってるでしょ?
しおさんも読まれたんですよ〜。ふふ、もうポロンさん、逃げられませんね。
〉 でも、この100万語で読んだレベル2〜3の本が、しんしんと
〉 心に染み入るように入ってきたので、このレベルでみなさんおすすめの
〉 本もどんどん読んでいきたいです。
〉 ということで、次の100万語もレベルにとらわれずに読んで、
〉 本からいっぱい感動をもらおうと思います。
私はポロンさんの書き込みから感動をもらってます。
〉 当面、読みたいものがまだまだたくさんあるので、1周年を迎えるまでは
〉 多読の1年としてこのままいこうと思います。
〉 2年目は、リスニングの1年にするつもりですが、リスニングはまだまだ
〉 完璧主義から抜けられません。どうしてもわからないところが
〉 気になってしまって。
〉 リスニングに関しては、完璧主義からの脱退をめざします。
そうか、まだ1周年迎えてないんですよね〜。
今のぺースだと1年で600万語くらいですよね。
いや〜、ポロンさんが神様に思えてきた。。。。
リスニングはとりあえず「ながらずぼら多聴」をやったらどうでしょうか?
そのうち慣れてくると思いますよ。多読と同じですよ、きっと。(えらそう)
〉 長い報告を最後まで読んでくださって、どうもありがとうございました!
〉 掲示板は私の多読エネルギーの源です。みなさんの感想を読むのが
〉 楽しいし、素晴らしい名言に毎日が感動の嵐です。
〉 漫才も見られるし、替え歌のカラオケも聞けるし、
〉 とうてい卒業できそうにありません。(^^)
〉 これからも、どうぞよろしくお願いします!
うわ〜、卒業しないでね〜。(懇願)
〉 以下、ご参考までに300万語から400万語で読んだ本のリストをあげておきます。
ありがとうございました!
いっぱいいっぱい元気をいただきました。
随所の生意気発言をお許しくださいませ〜。
〉 Happy Reading!
Happy Reading!
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