Re: 2年たって思うことなど(長文警報発令>早く防空壕へ!)

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS タドキストの広場 -- 最新メッセージID: 14976 // 時刻: 2024/12/26(15:02)]

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14549. Re: 2年たって思うことなど(長文警報発令>早く防空壕へ!)

お名前: チクワ
投稿日: 2004/11/16(00:50)

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あ、まちがえました。私たち、戦時中、でなく戦前タドキストでしたっけね。
単語の連想で「防空壕」なんて出しましたが、べつに避難の必要はありません。
長文にゆったりと身をさらしております。

杏樹さん、こんばんは。チクワです。

〉「英語以外」の広場でもチラっと言いましたが、11月2日に多読2周年を迎えました。

2周年、おめでとうございます!!

〉そこで最近思っていることなど…。

〉★従来型の勉強がバカバカしくなった★

ほんとに。うーん、どうやったら駆逐できるのでしょうね?
多読の波は結構大きな掃討作戦の力になると思うんですけどねー。

〉でも例文を10や20覚えても「使えない」んですよ。試験ではそうして暗記した文法事項を一生懸命思い出しながら回答するんですが、頭で一生懸命覚えているだけでもうひとつ身についた実感が薄いとい上、忘れやすい。

そう、従来型の勉強法って、あくまでも「試験」用。
多読の方はりっぱに言葉を身につける手段であるだけでなく、うまいことやれば試験にも有用でしょうし。

〉でも多読をしてからは文法の説明を見ても一生懸命覚えようとする気が全くなくなってしまいました。多読をして自然に身に付けたほうがいいと思うようになったからです。だいたい、10の例文を暗記する労力と時間があれば、本を読んだほうがずっといいです。

「例文」には、シチュエーションもなく、ひとの気持ちもないですもんね。全然楽しくない。
ウチの生徒のひとりが、ある時問題の英文(短い文)を一読して、
このHeって誰?だから何だっていいたいの、この文は?みたいなことをいっていて・・・
私は「おー、多読効果」と、喜んでいました。
学習者が、こんな当然の気持ちになって、従来型の授業をボイコットとか、せんかなぁ。

〉でも多読だとキープする労力が要りませんし、「本を読む」という実用を伴っているし、しかも楽しい本だけ読んでいればいいし、今まで語学は苦労して身につけるものと思ってきたのがすっかりバカバカしくなりました。

みーんな、そう思ってきたのですが、苦労して・・・身につかないんですもんねー。

〉文法など勉強しなくても本は読めるようになるんですね。

杏樹さんがおっしゃるとおり、「本を読む」っていうのは実用ですから、これで
「英語を使って」いることになりますよね。私は、これだけ(読むだけ)でも、
「英語ができるようになった」とまで、言ってもいいと思うんですが、
ま、そのことについてはまた日を改めて。

〉★「辞書は引かない」とは★

〉で、たとえば「ぼんやりとしかわからない」部分でわからない単語を英和辞典で調べたとします。そうするとそこの単語だけ日本語として「はっきりわかる」ようになってしまいます。そうすると…はっきりわかる日本語とよくわからない英語のギャップができて、「ぼんやり」としていた英語がより強く「わからない」ことを意識してしまうのです。

おおー、この説明、うまい!
私も、英文の中の未知語、は土の上に落ちている何かの異物のイメージでとらえています。
その異物の素性を明らかにしてしまうより、周りの土(すでによくわかる英語の文)を耕して
やわらかーくしていくことで、異物の存在が気にならなくなる方が、いいなって。
異物ったって、おんなじ英語でできているんだから、そのうち土に返るモノにちがいありませんもん。

〉また、英語を訳さないで、ぼんやりとでも「英語のまま」理解しながら読み進めていたところへ日本語を介在させると、頭が英語モードから日本語モードへ行ってしまい、だんだん訳さないと意味がわからないような気になってきて、「英語のまま」の理解を妨げてしまいます。

言えてます。

〉★「やさしい」を「たくさん」★

〉しかし、やさしくてよく理解できる本を読むと、それがぜーんぶしみこんで身になります。そうして蓄積を作っておけば、レベルを上げても大丈夫になるのです。

そうそう、耕せば耕すほど、よい土になるのです。(あ、この話、終わってる?)

〉中国語が100万字で一段落したので、再び英語の本を読むことにしました。そして積んでおいた世界史関係の本を手に取ってみました。その本はとてもやさしくて、スラスラ読めました。そうすると、しばらく英語を休んでいたのでちょうどいいリハビリになりました。やさしくてわかりやすい本を読むと、文章全体が身体にしみこんでいくように感じます。英語の一つ一つが身になっていくのを感じます。難しい英語もやさしい英語が土台になっているはずです。やさしい英語の土台を作れば、その上に少しずつ積み重ねていってレベルを上げることが出来るのです。本当にやさしい本をたくさん読むと蓄積が出来て役に立つな〜と実感しました。

「難しい英語もやさしい英語が土台になっているはず」−名言です!
リハビリになるような、スラスラ読めた、得意分野の本の内容
・・・英語が口をついて出そうになりませんか?

〉だからパンダ読みも大切なんですね。

読みつづける力としても、そしてoutputへの力としても。

本が読めさえすればいい、とおっしゃるタドキストがいます。
それって十分「英語ができる」人だと思います。謙遜の響きを真に受けてはイケマセン。
writingや、speakingにつなげたいタドキストもいます。きっと可能だと思います。
多読の蓄積があれば、従来型の学習法でたどりつくよりもはるかに楽に、「そこ」に行けると思います。
英語以外の広場で、私が書いた「スペースコロニー建設」は、「多読の蓄積」のことなんです。
(いやー、あの時は説明が悪くてすみませんでした。)

さて、ではどうやって「従来型」を・・・。
ま、今日のところはこの辺で。では、ひきつづき、Happy Reading!

あ、カイさんにも (お読みだろーか?)
・・・と思ったけど、「こっそり」って、書いてある部分についてだから、やめとくね。
(でも、煽るだけあおっちゃえ。カイさん、いけいけー!!)
Happy Reading!(2連発!)


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