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お名前: アトム http://www1.tmtv.ne.jp/~soh/
投稿日: 2004/11/9(13:44)
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メリークリスマス! (気が急く私)
去年はトールキンさんのお手紙集がブレイクしましたが、今年はなんだろうな、楽しみだな。
私はねー、アレとコレとソレに各1票。
※そういうしくみではありません
何から行きましょうか。えーっとまず去年を振り返りましょう。
■Father Christmas Letters J. R. R. Tolkien レベル5 総語数3000語 ★★★★★
(邦題:)
『絵本報告その11(クリスマス特集)』でブレイクしたThe Father Christmas Lettersミニチュア版。
私が去年読んだのはその中の“緑本”という少し省略されたもの。
ブレイクしたのは“青本”というすべてが盛り込まれているもの。
で、今年読んだのは形も中身もコンパクトなもの。まさに手のひらサイズ。
内容については、報告11ツリーをご覧ください。
みなさんの熱い思いも語られています。
次は同じ内容の本3冊行ってみよー。
■Yes, Verginia There is a Santa Claus Thomas Nast レベル5 総語数850語 ★★★★ ISBN:038530854x
■Is there a Santa Claus? August Kaiser レベル5 総語数850語 ★★★★ ISBN:1883211239
■Yes, Verginia There is a Santa Claus Joel Spector レベル5 総語数850語 ★★★★★ ISBN:0762411201
みんな同じで紛らわしいので、ISBNを記載しました。
これは、Francis Churchというニューヨーク・サンの記者が「サンタクロースって本当にいるの?」という8歳の女の子の質問に社説で答えたものです。
邦訳では『サンタクロースっているんでしょうか?』というのがありますね。あれです。
社説だけあって英語が難しいです。
でも、相手が子供だからといってバカにしないで、大真面目に答えているという様子が伝わってきます。
バージニアも大人扱いされて嬉しかったのではないでしょうか。
1冊目のものは絵本というには絵が少ないです。絵本じゃないのかも。
とても書き込まれたモノクロの絵です。(表紙の絵だけ色がついています)
2冊目のものは表紙の絵と中の絵の雰囲気が全然違いますが、私はどちらも好きです。
アマゾンで注文すると、ちゃんと半透明の封筒に入ってくるんですって。
3冊目は絵が素晴らしい!とても暖かい絵です。まさにクリスマス、という感じ。
大判だから字も大きくて読みやすくて、すらすら読めるんじゃないかと錯覚したけれど、やっぱり英語は難しかった。
じゃ、あとは易しい順に。(怪しいけど)
■Is That You, Santa? Margaret A. Hartelius レベル0 総語数100語 ★★★★
(邦題:)
All Aboard Readingシリーズ。巻末にフラッシュカード付き。
単語がところどころ絵に置き換わっていて、読みやすいんだか読みにくいんだか、という本です(笑)。
書評にレビューしていました。お時間があったらご覧ください。
サンタが来るのが待ち遠しい男の子のお話です。
物音がするとサンタクロースなんじゃないかと気になって、なかなか寝られません。
■Morris's Disappearing Bag Rosemary Wells レベル0 総語数370語 ★★★
(邦題:モリスのまほうのふくろ)
クリスマスにMorrisはクマのぬいぐるみをもらいます。
大きいお兄ちゃんとお姉ちゃんたちは、それぞれのプレゼントを交換して遊んでいますが、
Morrisは小さいからと貸してもらえないし、みんなはMorrisのプレゼントで遊ぼうとしてくれません。
Morrisはむくれますが…。
■The Clown of God Tomie dePaola レベル2 総語数1,300語 ★★★★★
(邦題:神の道化師)
フランスの古い言い伝えです。
親のいないGiovanni。でもジャグリングが得意でみんなを笑わせ幸せにしていました。
けれども彼も年を取り・・・。長く語り伝えられてきただけあって、いいお話です。
■Froggy's Best Christmas Frank Remkiewicz レベル2 総語数670語 ★★★
(邦題:)
Jonathan London作。
カエルのFroggyはいつも冬眠していてクリスマスを祝えなかったけれど、
今年はビーバーのMaxが起こしてくれたので初めてクリスマスを祝えます!
これはシリーズなんですね。
■The 12 Days of Christmas Robert Sabuda レベル2 総語数410語 ★★★★★
有名な(ってことは去年知った)クリスマスライムです。
ポップアップ絵本なのですが、もう素晴らしいっ。
今年のクリスマスプレゼントはこれです(お友達に贈るんです)。
ページを開くと細工が飛び出してくるのですが、1ページごと、玉手箱を開いているようです。
ページが宝箱のふたのようです。私は「うわあ♪」と言いながら開いていました。ほんとに楽しい。(ISBN:0689808658)
この方はたくさんポップアップ絵本をつくっていますよね。その中の1冊は自分にプレゼント。
やっぱり、なんというか、レベル3くらいからお話も感動を増してくるような気がします。
■The Beautiful Christmas Tree Yan Nascimbene レベル3 総語数1,400語 ★★★★
(邦題:しあわせなモミの木)
Charlotte Zolotow作。とても静かで暖かいお話です。
静かにいろいろと考えたくなるような素敵なお話。
■B is for Bethlehem Elisa Kleven レベル3 総語数400語 ★★★★
(邦題:)
Isabel Wilner作。クリスマスのアルファベット絵本。
一瞬ワイルドスミスさんが描いたのかと思ったけれど、やっぱり違った(笑)。
救世主が生まれたという、クリスマスの楽しい感じが伝わってきます。
レベル3にしたけれど、もうちょっと難しいかな?
■Christmas Day in the Morning Mark Buehner レベル3 総語数1,100語 ★★★★★
(邦題:)
Pearl S. Buck作。いや、もう、「目が潤みました」どころじゃないです。しっかり泣きました。
大草原のローラの世界や、クーニーさんの世界が好きな方に必需。
ここにでてくるお父さんがねえ、そこらへんの八百屋さんみたいな顔をしているんだけど、
そこがまたいいんだな。(魚屋でも可)
今年のクリスマスの自分へのプレゼントに買っちゃった。
■Santa Calls William Joyce レベル4 総語数2000語 ★★★★★
(邦題:)
Artと、親友のSpaulding、それから自分の妹のEstherは、クリスマスイブにサンタクロースの国、Toylandに招待されます。
どうして招待されたんだろう?と不思議がるArtですが、サンタは答えてくれません。どうしてだと思います?
最後の最後にわかります。へえ、と思ってもう一回読み直しました。絵も好きでした。
■Seven Candles for Kwanzaa Brian Pinkney レベル4 総語数930語 ★★★★
(邦題:)
Andrea Davis Pinkney作。アフリカ系アメリカ人の年末年始の行事について。
クリスマスとも少し違うみたいです。12月26日から1月1日までの7日間で、その一日一日に意味があるんです。
ろうそくを1本ずつ灯していきますが、赤、黒、緑と色があってちゃんと意味があるんです。
年末年始は家族がみんな協力するという意味で、
日本だってちょっと前までは、ほとんどのお家でみんなで協力して年を越していたよね、と思いました。
■Santa's Twin Phil Parks レベル4 総語数4,200語 ★★★★★
(邦題:)
Dean Koontz作。クーンツさんって、あの、私には読めないような話を書くクーンツさん・・・?
ライムになっていました。だからリズムよく読める一方、単語が少し難しかったです。
でも奇想天外なお話で面白かったです。最後のほうで、プレゼントを配りまくっている様子のすごく絵がよくて、笑ってしまいました。じっくり見ちゃった。
でもね、笑うのはそれだけじゃないんです。最後まで読んでください・・・・。
「そこかい?!」
この突っ込みは、読まないとわからないよん。
以上で、今年のクリスマス特集はおしまいです。ありがとうございました。
はらぺこあおむしさんから大々的に協力をいただきました。ありがとうございました!
本当はクリスマスという聖なる気分にちなんで、聖書関係のお話も紹介しようと思いましたが、
クリスマス本だけでこんなにたくさんになってしまったので、イースターのときにします。
(来年こそ忘れないぞ)
ではでは、みなさん良いお年を。 (早すぎるってば。)
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